「名探偵コナン」黒の組織メンバーまとめ
FBIやCIAも、長年追い続けている国際的な犯罪組織。組織の全容はもちろん、正式な名前すらわかっていない。メンバーが、全身黒ずくめの衣服をまとっていることから、コナンは「黒ずくめの男達」「黒ずくめの組織」といった呼び方をしている。
組織のボスで、本作品の黒幕
2014年現在、名前・性別・年齢など正体は一切不明。
到底信じ難い意外な人物かもしれない
老齢のピスコは「『あの方』に長年仕えた」と語っている。
ボスの名前は既に原作のどこかにでている
作者の青山剛昌は、新聞のインタビューで「実はボスの名前は既に原作のどこかにでている。捜してみて下さい」、2005年青山剛昌とコナンファンの集いでの質問コーナーにて「(黒の組織の)正式名称はある。言うとボスの名前がバレちゃうので言えません」と発言している。
ベルモットのことがお気に入り
だが、独断で隠密行動をとることから次第に不信感を抱いている節があり、ジンに内情を調べさせてもいる様子。
赤井を恐れる
自分達の”Silver Bullet”になり得る存在として恐れを抱いている。(シルバー・ブレット:モンスターホラー小説において、狼男を倒すことができる唯一の武器)
メールアドレスは「♯969♯6261」
若干音のズレはあるが、携帯電話のプッシュ音が童謡”七つの子”のメロディになっている。
主要人物
新一にAPTX4869を飲ませた張本人
「あの方」とも直接連絡を取り合える。構成員の実質的な管理も行っている幹部クラスの人物。コナンから警戒されているだけでなく、FBIからも「ジンを押さえれば一気にボスにたどり着ける」と注目されており、赤井秀一からは「恋人」「宿敵」「本命」などと呼ばれている。
とてつもない切れ者
コナンが車内やキールの靴底に仕掛けた盗聴器にもいち早く気づく、ウォッカを追跡した作戦を瞬時に看破し逆にコナンを窮地に追い詰めるなど、鋭い洞察力・観察力を持つ。
徹底主義者
裏切り者や警察に手が回りそうな者、果ては目撃者であれば問答無用で抹殺してしまう。組織から指示された殺人の標的がたとえ仲間であったとしても笑いながら銃弾を放つなど、人命を奪うことに抵抗やためらいを一切見せない。
ジンの右腕
主に潜入捜査を担当している。ジンと共にコナン(新一)がマークしている、組織の最重要人物の1人でもある。拳銃、自動車・バイク・戦闘ヘリなどの操縦、IT、さらには特殊メイクによる変装など多彩な能力を持つ。
ジンとは対照的
機転と注意力に欠けた失敗が多く、それを度々ジンに指摘されている。ただし、記憶力に関してはジンよりも優れており、彼が忘れるようにしている「殺した人物」の情報が必要になった場合は、それを教える等のサポートをしている。
■ ベルモット(シャロン・ヴィンヤード/クリス・ヴィンヤード)
組織の女性幹部
情報収集や暗殺、取引などのサポートを行う。表の顔は、ハリウッドで活躍する自称29歳の人気二世女優。
「千の顔を持つ魔女」
老若男女を問わない変装の達人であり、変声機を使わずに他人の声を模倣することもできる。
「あの方」のお気に入り
組織内での階級はかなり高い地位にあり、「あの方」に特別目をかけられており、直接メールで指示を受けている。同じ幹部格であるジンにも一目置かれている。
秘密主義者
仲間を含めた自分以外の人間を見下した言動が多い。計画の中で仲間の構成員を平然と使い捨ての道具扱いするなど、自己中心的で冷酷な行動をとるため、組織の中では彼女を嫌っているメンバーが多く、次第にあの方からも警戒されるようになっている。笑いながら楽しむように標的を殺そうとする等、残忍な面を持っている。
20年前から肉体の老化が見られない
正確な年齢は不詳で、少なくとも40代を過ぎている。
変装によって一人二役
クリス・ヴィンヤードはシャロンの娘とされているが、シャロンが彼女の正体。
変装によって一人二役
クリス・ヴィンヤードはシャロンの娘とされているが、シャロンが彼女の正体。
組織の中でコナンと灰原の正体およびその所在を知る唯一の人物
東都デパートでの「4台のポルシェ」事件の際に灰原がシェリーの幼児化した姿であることに気づく。また、灰原の両親である宮野夫妻が開発に携わったAPTX4869を用いた研究の全容についても知っている模様。灰原がAPTX4869により幼児化したことを組織に知られることを恐れている節があり、組織にその事実を伏せている。
“Silver Bullet (銀の弾丸)” ”Angel (天使)”
ニューヨークで、偶然訪れていた新一・蘭と出会い、廃屋の手すりから落ちかけたところを救われている過去がある。その際の新一の「人が人を助ける理由に論理的な思考は存在しない」という言葉から2人を組織の活動に巻き込みたくないと思うようになった。それ以降新一(コナン)を”Cool Guy”(クールガイ)、蘭を”Angel”(エンジェル)と呼び、新一の幼少期の顔を知っていたことからコナンの正体に気付きつつも組織には報告せず、コナンを身を投げ出してまで守ったり、コナンや蘭に組織の手がまわらないよう配慮した上で計画を遂行したりなどの行動をとっている。
正規メンバー
短気な性格
待ち伏せ時間の長さに癇癪(かんしゃく)を起こしたり、人目につく形で狙撃体勢を取るなど、スナイパーとしての資質に欠ける面がある。
ベルモットを憎んでいる
「いざとなったら構わず弾丸をぶち込む」、「『あの方』のお気に入りでなければとうの昔に殺ってるところ」と吐き捨てるほど嫌っており、カルバドスを利用して見殺しにしたことで彼女を憎んでいる。
■ コルン
腕利きの男性スナイパー
黒い野球帽をかぶりサングラスをかけているため素顔は見えない。キャンティとコンビを組むことが多い。キャンティとは対照的に口数が少なく、助詞を省いた独特の短い言葉で淡々としゃべる。
ベルモットを憎んでいる
キャンティと同じくカルバドスを利用した件でベルモットを嫌っている。
現在候補者の3人
左右いずれかの眼球が義眼
何らかの事故で目を負傷し、左右いずれかの眼球が義眼である。
3人の候補者
ラムである可能性のある人物として黒田兵衛、若狭留美、脇田兼則の3人が挙げられている。
脱退者
■ シェリー(宮野志保/灰原哀)
体が幼児化
組織にたった1人の家族、姉の明美を殺害された件と、試作段階の薬を勝手に使用された件に反発して薬の研究と開発を中断したことにより、監禁される。その後、自殺のために隠しもっていた「APTX4869」を飲んで新一と同様に身体が幼児化したために、手錠から逃れることができた。
阿笠博士に保護される
工藤新一襲撃直後にはあったはずのタンスの中の子供服が、2度目の調査時にはすべてなくなっていたことに気がついており、また薬の試作段階におけるマウステストで幼児化したマウスが1匹だけ存在していたことから、工藤新一が失踪した理由が幼児化によるものではないかと推測していた。そのため、同じ薬で幼児化した境遇の持ち主であろう新一を頼って工藤家に向かい、その門前で倒れていたところを阿笠博士に保護された。
灰原哀
以後は正体がばれるのを防ぐため、灰原哀と名乗り江戸川コナンと同じく帝丹小学校1年に編入。その一方で、阿笠宅に居候しながら地下の研究室で「APTX4869」の解毒剤を引き続き研究している。
■ 沼淵己一郎
組織では末端中の末端
組織から身軽さを買われて殺し屋としての教育を受けたが、まったく使い物にならなかったためにシェリーが開発した新薬の被験者として回された。その後、実験直前に恐怖から逃亡したが、3人の一般人を組織の追手と勘違いして殺害してしまった。
死刑囚
現在は死刑囚として収監されているが、組織の情報をしゃべっても誰にも信用されないと判断したため、組織は彼を始末することから手を引いている。
スパイ
■ キール(本堂瑛海/水無怜奈)
意識不明の重体で入院
黒の組織が企てた衆議院議員候補・土門康輝の暗殺計画を実行中に、FBIに追い詰められて逃走を図ったが、運転していたオートバイごと転倒、全身を強打して意識不明の重体に陥り、意識が戻らないままFBIの監視下にある病院に入院していた。その後、意識を回復してコナンや赤井らと手を組み、再び組織に潜入した。
赤井秀一を射殺
彼女がFBIから指示を受けている諜報員ではないかと疑惑を抱いていた組織に赤井を殺すよう命じられたため、組織の信用を得るため赤井を射殺したと見せかける偽装工作を行った。その後、偽の遺体ごと彼の車を爆破したため、とりあえず組織の信用を回復できた。
■ イーサン・本堂
CIAの諜報員
本堂瑛海・瑛祐の父親。同じくCIAの娘・瑛海や仲間のバーニィと共に組織に潜入捜査する任務を行っていたが、組織に瑛海の正体が知られるのを防ぐため、瑛海の身を守るために瑛海に握らせた拳銃で自ら命を絶った。潜入中にはボスに直接メールを送ることもあった。
■ ライ(諸星大/赤井秀一)
FBIの捜査官
クールでポーカーフェイスのため、あまり感情を表に出すことはない。家族は妹の世良真純がいるが、ジョディやキャメルにはその存在を明かしていなかった様子。世良の発言が真実であれば、赤井は世良を含めた3人兄妹の長男ということになる。また、世良に截拳道を教えたのも赤井であり、具体的な描写はないものの「世良よりも3倍は強かった」とされている。
とてつもない切れ者
その推理力と捜査手腕はコナンと似通うところがある。
非常に優れたスナイパー
組織のキャンティやコルンを凌ぐ非常に優れたスナイパーであり、700ヤード(約640m)以上離れた場所から、豆粒ほどの大きさをした盗聴器を正確にライフルで、しかも立射で撃ち抜くことができる。
“Silver Bullet” (シルバー・ブレット、銀の弾丸)
あの方は自分達の”Silver Bullet”(シルバー・ブレット:モンスターホラー小説において、狼男を倒すことができる唯一の武器)になり得る存在として恐れを抱いている。
宮野明美と交際
組織のメンバーである宮野明美と接触し、「諸星 大」(もろぼし だい)という偽名を使って交際し始め、彼女や妹の志保を介して組織へ潜入した。しかし、FBIの仲間の1人であるキャメルのミスが原因で正体が発覚し、捜査が失敗したばかりか、赤井を組織内へ連れ込んだ明美が組織に殺されてしまう。最初は捜査目的で交際を始めたものの、明美への想いは非常に強く、その因縁から彼女を直接殺害したジンを中心として組織を追い続けている。
灰原の正体
彼女が幼児化した後(正確には明美の死後)は互いに顔を合わせたことはなく、灰原もかつて姉や自分を通じて組織に潜入した諸星大(ライ)と赤井が同一人物であることに気付いていない。ジョディたちFBIは灰原の正体こそ知らないものの、彼女とベルモットの会話から灰原を「組織でシェリーと呼ばれていた少女」として認識している。
沖矢昴=赤井秀一
「水無怜奈により、銃で撃たれ死亡した」と周囲に認識させることに成功。【モニターで監視していたジン達に、赤井の肺と頭を撃ち抜くところを確認させたうえで、楠田陸道の遺体とすり変わり、証拠隠滅のためにシボレーごと爆破させた。身元がほぼ確認不可能なほどの損傷を受けた遺体が発見され、コナンの携帯についた指紋と焼け残った遺体の右手の指紋が一致したことから、FBIは遺体が赤井であると判断していた。】現在は沖矢昴として工藤家に居候している。沖矢昴としての姿は眼鏡をかけた細目の青年で、声を変えるためチョーカー型変声機を首に巻いており、それを隠すために常に襟の詰まった服装をしている。
■ バーボン(安室透/降谷零)
出典prcm.jp
公安警察官
黒の組織に潜入している公安警察官。組織に与えられたコードネームはバーボン。組織では主に情報収集などを担う探り屋として活動している。表の顔は私立探偵・安室 透(あむろ とおる)で、毛利小五郎に弟子入りする形でコナンたちと接点を持つようになる。
「敵に回したくない男の一人」
情報収集・観察力・洞察力に長(た)けており、キールが危険を冒してまでFBIに警告するほどの切れ者で、赤井秀一からも「敵に回したくない男の一人」と評されている。身体能力も優れており、殴りかけられて即座にかわしたり、犯人を殴って気絶させたりする描写がある。
赤井秀一を憎む
共に公安から組織に潜入していた仲間であるスコッチの死に深く関わった赤井秀一を憎んでおり、彼の前では普段の穏やかな物腰が崩れ、感情を剥き出しにする。このため、公安警察として黒の組織の潜入捜査をするだけでなく、隙あらば組織の立場を利用して、スコッチの敵を討つべく赤井個人への復讐も目論(もくろ)んでいる。しかし、自身が公安警察の降谷零であることを赤井本人に知られてしまったこともあって、赤井への復讐は出来なくなっている。
「零(れい)くん」
生前の宮野厚司、エレーナ、明美とも面識があり、宮野エレーナからは「零(れい)くん」と呼ばれていた。ベルツリー急行でシェリー(正確には怪盗キッドの変装)と対面した際には、「さすがヘル・エンジェル(エレーナ)の娘さんだ…よく似てらっしゃる…」と声をかけていた。特にエレーナとは少年時代から親しかったようであり、回想ではけんかなどで傷を作ってくるたびに手当てをしてもらっていたことが描写されている。少年時代のあだ名は「ゼロ」であった。
ベルモットの秘密
ベルモットの弱みを握っており、「もしも自分の命が絶たれた場合には、その秘密が組織内にリークされることになっている」と語っているが、その秘密がどのようなものかは不明。
■ スコッチ
公安警察官
かつて降谷零(バーボン)と共に潜入していた公安警察官。
拳銃で自殺
何らかの一件で組織にスパイであると発覚し、赤井を追手と誤解したスコッチは、赤井から拳銃を奪い自殺を図るが、自身がFBIの捜査官だと明かした赤井から制止されると同時に逃亡を勧められ思い留まろうとした。しかし、駆け付けた安室の足音を組織の追手だと勘違いし自殺を強行。情報を知られないよう、胸ポケットに入った自身の携帯電話ごと心臓を撃ち抜き自殺した。安室は、現場の状況からスコッチが自殺したことは見抜いているが、経緯を知らないため「赤井は高い能力を持ちながら救えたはずのスコッチを見捨てた」と誤認し赤井を憎んでいる。
故人
■ 宮野明美
シェリー(宮野志保)の姉
志保と同じく日本人の父・厚司とイギリス人の母・エレーナとの間のハーフである。妹とは違い、組織からの監視付きではあっても大学へ通い友人と交遊するなど、普通の生活を送っていた。
赤井秀一と交際
5年前、FBIの捜査目的で組織員となった諸星大に組織の情報を得るため接近される。以後3年間、彼と恋人として交際していたが、アンドレ・キャメルのミスにより諸星がFBI捜査官・赤井秀一であることが発覚する。赤井の逃亡後、明美は組織に「FBIの組織への潜入捜査を手引きし、今後も組織の情報を外に漏らす原因を作る可能性が高い女」と認識される。
ジンに殺害される
それから2年後、自分と志保を組織から抜けさせるという条件で命令された銀行強盗(アニメでは現金輸送車強盗)を成功させたものの、約束を反故(ほご)にされてジンに撃たれてしまう。そして、彼とウォッカが立ち去った直後にやって来たコナンに、自分が黒を象徴とする巨大な犯罪組織に所属する末端の人間であることと、強奪した10億円の隠し場所を告げて息を引き取った。
■ テキーラ
コンピュータのプログラム関係の取引を行っていた構成員
地位はウォッカと同格。身長は2メートルを越す大男で、関西弁で話す。取引で得たカバンの中身が、第三者の手で爆弾にすり替わっていることに気づかないという、鈍感な一面もある。
事件に巻き込まれ死亡
2年前、あるコンピュータのプログラムを作るようプログラマーの板倉卓に強制的に依頼していた。その後、ゲーム制作会社・満天堂との取引中、取引相手を狙った別の事件に巻き込まれて死亡した。
■ 呑口重彦
組織に所属していた政治家
収賄の発覚により逮捕寸前の状態になったため、情報が彼から漏れることを恐れた組織は彼を始末することを決定。
ピスコに殺害される
ピスコに拳銃で頭上のシャンデリアを撃ち落とされ、その下敷きとなり圧死した。享年56。なお、死後に彼の家族が蒸発したことが目暮警部の口から明らかになっている。
■ ピスコ(枡山憲三)
「あの方」に長年仕えていた部下
表の顔は大手自動車メーカーの会長。灰原の両親である宮野夫妻とは親しい仲で、開発中であったAPTX4869について聞かされていたらしく、身体が幼児化したシェリー(宮野志保)を見て「君がここまで進めていたとは」と語っていたことから、その本来の用途に関しても知っていたようである。また、アイリッシュからは父親のように慕われていた。
灰原がシェリー(宮野志保)と同一人物であることに気づく
会場を訪れていた灰原がシェリー(宮野志保)と同一人物であることに気づいたため、彼女をホテル内の酒蔵に監禁し、始末しようとするが、コナンの策略により失敗に終わる。
ジンに射殺される
呑口暗殺の決定的瞬間の写真が翌日の朝刊の1面に掲載されることになり、機密情報が彼から漏れることを恐れた組織の命令により、ジンに射殺された。
■ カルバドス
拳銃で自殺
ベイエリアでの作戦で赤井によって両足を折られ、持っていたライフル、ショットガン、拳銃3丁を回収される。さらにベルモットが1人で逃走したために完全に逃げ道がなくなり、もう1丁隠し持っていた拳銃で自殺したものと思われている。
■ 宮野厚司
組織の科学者
宮野明美・志保姉妹の父。阿笠博士とは過去に発明品の発表会で何度か顔を合わせており、阿笠には「自分の発明品をほめてくれた、気さくでいい感じの人」と評されている。
事故死
数年前に事故死したとされている。
■ 宮野エレーナ
組織の科学者
夫・厚司と共に組織の科学者である。
「ヘル・エンジェル(地獄に堕(お)ちた天使)」
コードネームは不明だが、「ヘル・エンジェル(地獄に堕(お)ちた天使)」と称されていた。物静かな性格で、無口だった様子。しかし、実際は娘との「別れ」を悟り、志保への誕生祝いを録音したカセットテープを用意するなど娘思いであった。
バーボンとの関係
降谷零(バーボン)とは彼が少年だった頃に面識があった。降谷の回想によれば、エレーナは降谷がけんかなどで傷を作ってくるたびに手当てをしていたことや、「遠くへ行かなければならない」として彼に別れを告げていたことが判明している。
事故死
夫と共に事故死したとされている。
■ 楠田陸道
杯戸病院に送り込まれたスパイ
キールが杯戸病院に潜伏している可能性があると考えた組織から、頸椎捻挫(けいついねんざ)の患者として杯戸病院に送り込まれた。最初は順調な働きを見せるも、コナンにスパイの存在、そしてその正体を見抜かれてしまう。
拳銃で自殺
FBIの陽動作戦により捕まりかけるも、機転を利かせ車に乗り込み逃走を図るが、捜査に関わる人物の1人に赤井が含まれていることを知り、その恐怖からか隠し持っていた拳銃で頭部を撃ち自殺した。
赤井の死のトリックに利用
赤井の死を組織に認識させるために遺体を利用された。 モニターで監視していたジンとウォッカに、水無怜奈が赤井の肺と頭を撃ち抜くところを確認させたうえで、楠田陸道の遺体とすり変わり、証拠隠滅のために愛車のシボレーごと爆破させた。身元が確認不可能なほどの損傷を受けた遺体が発見され、コナンの携帯電話についた指紋と焼け残った遺体の右手の指紋が一致したことから、ジョディらFBIは遺体が赤井のものであると判断していた。