アラビア人に「あんた、アホや」と言われたら…?タイ人に「きれい」って言っちゃダメ!?ポルトガル語で「ニンゲン」は…?知らなくても日常生活で何にも困らない、外国語と日本語のちょっと面白い関係。
◆ 第1部:発音と日本語の意味が似ている
シオタラン = ハンガリー語「塩気が足りない」
「あれ、これシオタランくね?」
ヨーロッパのハンガリーでは、塩気がないこと、塩が足りないことを「シオタラン」と言います
sótalan、正確にはショータランらしい。
実際問題として、スパイスの効いた濃い味付けの多いハンガリー料理を前にしてこの言葉にお世話になるケースはあまりない
「シオタラン!」と言いたいがためにハンガリーにまで旅行するのは無駄足に終わるかもしれません。
アンタ = アラビア語「あなた」
「アンタ、アホヤ!」
※意味は後述
友人が仕事で、あるアラブの国へ行ったとき、取引相手から「アンタ、アホヤ アンタ、アホヤ」と言われながら握手を求められた
これは「君は兄弟だ」という親しみを込めた意味なんだそうです。あまり言われて良い気持ちはしないかもしれません。
チャランポラン = ペルシャ語「くだらないことばかり言う」
「チャランポランなことばっか言いやがって…」
日本語だといい加減な言動を意味しますが、ペルシア語は意味もないくだらないことばかり言うことを指す
چرند و پرند (charand-parand)と書きます。なんだか意味が似ていますね。
ババ = ルーマニア語「おばあさん」
「じゃあ高田馬場は”高田のおばあちゃん”って意味なの?」
ルーマニア語と日本語に共通する唯一の言葉
「私の知る限り」と前置きした上で、ルーマニア人留学生は述べています。
タント = イタリア語「たくさん」
「tanto買いすぎじゃないの?」
イタリア語のtantoは、「たくさん」という意味である。日本語の「たんと」も、数量が多いさまを表する
ちなみに「タント」はアイヌ語では「今日」という意味だそうです。
「TANTO TANTO」はイタリア語で「もっとたくさん」という意味
「タント・メシアガーレ」で「たくさん召し上がれ」という意味になります。嘘です。
コレバカリダ = バスク語「ほんのこればかりだ」
「え、俺のごはんコレバカリダ?」
バスク語の「コレバカリダ」は日本語の「こればかりだ」と意味も発音もまったく同じ
スペインとフランスにまたがるピレネー山脈西部のバスク地方に住むバスク人によって話されている言語です。
ちなみに世界で一番難しい言語といわれているのはバスク語だそうです
「コレバカリダ」を覚えておけば、世界一難しい言語を少し知っていると自慢できて、良かったですね。
アッソー = ドイツ語「あ、そう」
「ほんとだよ!信じてくれ!!」「アッソー。」
アッチ = ナバホ語「あっち」