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オリンピックのメダルはどのような素材から出来ているの?

スポーツ

オリンピックのメダル

激戦を戦い抜いた勝者で上位3名 ( 団体戦は上位3団体 ) にメダルが贈られます。
優勝には金メダル、準優勝には銀メダル、3位には銅メダルが授与されます。

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メダルは何から出来ているの?

金メダル ・ 銀メダル ・ 銅メダルはどの様な素材で出来ているのでしょうか。

ポイント

  • 【 オリンピック憲章 】
  • メダルは、少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリでなければならない。
    1位および2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるものでなければならない。
    また、1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り ( またはメッキ ) が施されていなければならない。

  • 【 オリンピック憲章 】 : 70 . 表彰式 ・ メダルと賞状の授与

 

● 金メダル ●

SnapCrab_NoName_2012-8-6_7-56-14_No-00.pngロンドンオリンピックで授与される金メダルの重量は約410グラム。
その内、金が6グラムでメダルの1.34%に過ぎません。
92.5%が銀で、6.16%が銅で出来ています。
スターリングシルバー ( Silver925 銀合金、銀の含有率92.5%に、強度を上げるための金属7.5% 主に銅 ) に金メッキが施されています。

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* オリンピック憲章では、金メダルは “ 銀台金張り ” のメダルと表現されています。

● 銀メダル ●

SnapCrab_NoName_2012-8-6_8-0-19_No-00.png銀が93%で、銅が7%使われています。
スターリングシルバーです。

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● 銅メダル ●

SnapCrab_NoName_2012-8-6_7-57-24_No-00.png銅メダルは97%の銅と2.5%の亜鉛、0.5%の錫 ( スズ ) で出来ています。
一般的には銅メダルと呼ばれますが、青銅、ブロンズ ( 英語 : bronze )  と表現される場合があります。

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何故、金メダルは純金ではないのか

どんな開催国でも、メダルの質の差が出ないようにするためと、その国に経済的な不利がないように。
悪意を持った者の盗難や転売防止、その他の争いを防ぐ。
純金は柔らかいのでキズ付きやすく扱い難い。

金メダルを噛む理由

金の貨幣が流通していた頃に、金に不純物がないかどうか確認するための行為で、不純物の少ない純金は柔らかく、噛めば歯型が付いたそうです。

今の時代の金メダルは、 “ 銀台金張り ” のメダルですので、噛んでも歯形は付きませんし、逆に金張り ( メッキ ) が剥がれてしまう可能性があるそうです。

因みに、純金メダルだったのは、1912年のストックホルム夏季五輪までだったそうです。

オリンピックでメダルを獲得し最初にメダルを噛んだのは、オーストラリアのダンカン・ジョン・アームストロング選手。
1988年ソウルオリンピックで、水泳の男子200メートル自由形で優勝した時のようです。

メダルを噛むという行為は、メダルの純度を確認するというよりも、ただのパフォーマンスに過ぎません。
「 メダルにキス、そして噛んでみて 」 というカメラマンの要求で広まったと言われています。

日本人で最初にメダルを噛んだのは、柔道家の野村 忠宏 さんと言われています。

野村さんは、1996年アトランタオリンピック柔道男子60kg級で優勝した時、金メダルを噛みました。
しかし、野村さんよりも先にメダルを噛んだ日本人選手がいました。

アトランタオリンピック柔道男子71kg級金メダリスト 中村 兼三 さんです。

野村さんは、中村さんの真似をしただけで、メディアでの報道が大きくなってしまい “ 日本人で最初にメダルを噛んだのは柔道の野村選手 ” と思われているようです。

真相は

野村 忠宏 オフィシャルブログ

– 以上 –



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