★読書感想文の書き方 小学生編 【こども電車】を例に | 質問の答えを募集中です! ★読書感想文の書き方 小学生編 【こども電車】を例に | 質問の答えを募集中です!

★読書感想文の書き方 小学生編 【こども電車】を例に

読書感想文

読書感想文の書き方 小学生編 【こども電車】を例に

読書感想文の書き方に関しては、頭痛のタネになっている事と思います。簡単ですが、読書感想文の書き方について説明します。

 

【読書感想文の目的とは?】

読書をして「主人公の行動を自分の体験と重ね、そこから学んだ事や感じた事をこれからの自分に生かそうとする気持ちを持つ事」です。

 

でも…。

 

そんな事、分かっちゃいるけど書けませんよね。

だから、小学生に関しては「本のあらすじを書いた後に感想を書く」でも良いでしょう。

 

しかし…禁句があります。

 

禁句
「すごかった」
「おもしろかった」

 

これらの言葉を使ってしまうと、そこで感想文は終わってしまいます。故に続きが書けなくなってしまうのです。この禁句を使わずに「おもしろかった」「すごかった」事を文章にしてみましょう。

 

【本の選び方】

自分の体験と結び付けやすい主人公が登場する本や、主人公の成長が分かりやすい本が書きやすいのですが、書店でのメッセージカードや本の帯書きを読んでもわからない場合があります。従って、自分が面白そうと思った本や興味を持った本で良いでしょう。但し、いくら面白そうだと思ってもページ数が多いと読むだけで精一杯になってしまい、書くポイントも絞れず気力も失せてしまいます。負担にならない程度のページ数が良いでしょう。

 

【本の読み方】

主人公の気持ちや行動の変化に着目しながら読みましょう。その際、気になった部分には付箋を貼っておきましょう。ただ貼るだけではなく、付箋に具体的に書き込んでおく書く時にその場所をすぐ読み返せるので便利です。

 

 

ポイント

  • 主人公の気持ちや行動の変化とは、その本が読者に対して一番伝えたい事です。

 

【感想文の書き方】

1.本の中で一番心に残った事を書く。

2.心に残った事と同じような自分の体験を書く。

3. 心に残った事と自分の体験を比べて、自分の考えた事を書く。

4.本を読んで思ったことや感じた事、学んだ事、さらにはこれからの自分について考えた事を書く。

 

このように書けると良いのですが…。

…。

かなり難しいと思うので、あらすじに沿って具体的に何が面白かった(すごかった)のかを、「おもしろかった」「すごかった」を書くと良いでしょう。

 

【まとめ】

・小学生は「本のあらすじを書いた後に感想を書く」でも良い。

・「おもしろかった」「すごかった」は書いてはいけない。

・自分が面白そうと思った本や興味を持った本を選ぶ。但し負担にならない程度のページ数にする。

・主人公の気持ちや行動の変化に着目して読む。気になった部分には付箋を貼り、具体的に書き込む。

・あらすじに沿って具体的に何が面白かった(すごかった)のかを、「おもしろかった」「すごかった」を書く。

 

これで「とりあえず」は書けるはずです。「もう少しきちんと書きたい」という方は赤字ではなく黒字の部分を参考にして下さい。

 

【最後に】

実例として、私が書いてみました。

こども電車 (岡田潤作・挿画 , 金の星社 , 238ページ )

 ( あらすじ )

午後9時。こども電車の最終電車が発車する。こども電車はこどもの夢や希望を運ぶ電車。こどもならだれでも乗れるはずなのに、いつしかこども電車に乗れなくなる子がいる。本当の自分をいつわっている子。心に傷を負っている子。こども電車は今日も走り続ける。一人でも多くのこどもを乗せるために。

 

※小学生でも高学年向けの本です。

 

 こども電車

 

※注意!

あくまで参考として下さい。まる写ししたら、先生が「これは大人が書いたか、ネットのサイトを丸写ししたな」とすぐに分かるように書いてあります。

 

( 以下 読書感想文 )

 

「こども電車」という本を読んで、僕は「諦めるな」という言葉が心に残りました。こども電車は夢の中に出てくる、こどもの夢や希望を運ぶ電車です。こどもなら誰でも乗る事ができるはずなのですが、信じていなかったり、心に傷を負っていると乗れなくなってしまいます。

 転校生の遼は同じクラスの彗とすぐに仲良しになりましたが、昔こども列車で一緒に遊んだ仲間でした。彗と幼馴染みの大樹は、彗が自分との約束を忘れて遼と話し込んでいるのを見て、嫉妬してしまいます。遼は大樹にこども電車の事を話しましたが、信じてもらえず「遼がプールで100メートル泳げたら信じる」という条件を出しました。遼は、小さい頃海で溺れてお父さんに助けてもらいましたが、お父さんが死んでしまうという出来事をきっかけに水が怖くなってしまい、全く泳げません。遼はこども電車を信じてもらおうとプールで頑張って泳ぐ練習をしました。約束の日、遼は50メートルまでは順調に泳げましたが、途中で溺れてしまいます。大樹と彗は助けようとしましたが、遼はむまだ諦めていませんでした。遼には父さんの声が聞こえてきたのです。「遼、もう半分まで来た。さあ、あと半分だ。諦めるな、遼」

遼の腕に力が戻り100メートル泳ぐ事ができました。変わりに大樹は遼と彗の3人でこども電車に乗る約束をしました。大樹はなかなか乗る事ができなかったのですが、夏休み最後の日に3人でお菓子の国行きのこども電車に乗る事ができました。

 僕はこの本を読んで、諦めないという事は大切だけど難しい事だと思いました。難しい事だとは思いますが、1人で頑張るよりは友達や家族の応援があると、より頑張れると思いました。僕も遼や大樹みたいに諦めないで、何事にも最後までやり遂げられるように頑張りたいです。



 ⬇人気の記事!⬇

タイトルとURLをコピーしました