不動産投資のメリットとデメリット

不動産投資(ふどうさんとうし)には多くのメリットがある反面、デメリットもあります。
メリットとデメリットを理解(りかい)したうえで、不動産投資(ふどうさんとうし)を行いましょう。

不動産投資(ふどうさんとうし)のメリット

 安定した収入(しゅうにゅう)を得られる

部屋を借りるときは通常(つうじょう)は1年、2年といった年単位で借りることが多いので、長期的に収入(しゅうにゅう)が得られます。
また、賃料(ちんりょう)は大きく下がることは少ないので、賃料収入(ちんりょうしゅうにゅう)は比較的安定(ひかくてきあんてい)した収入(しゅうにゅう)になることが多いです。
本業の収入(しゅうにゅう)とは別に、毎月安定した収入(しゅうにゅう)を確保(かくほ)することができるので、本業の収入減(しゅうにゅうげん)の補(ほ)てんとしての活用法もあります。

年金の代わりになる

定年後には、家賃収入(やちんしゅうにゅう)が私的年金(してきねんきん)の代わりになり、公的年金を補(おぎな)う収入源(しゅうにゅうげん)として期待できます。

保険(ほけん)の代わり

投資不動産(とうしふどうさん)をローンを利用して購入(こうにゅう)する場合、団体信用生命保険(だんたいしんようせいめいほけん)（団信(だんしん)）に加入することが義務付(ぎむづ)けられています。（銀行の

ローンを利用する場合には、保険(ほけん)料は金利に含(ふく)まれていることが多いです。）
これにより、ローン返済中(へんさいちゅう)に死亡(しぼう)したり、高度障害(こうどしょうがい)などになった際(さい)には、ローンの残債(ざんさい)は保険(ほけん)から支払(しはら)われるので、死亡保険(しぼうほけん)の代わりになりま
す。
** 税金(ぜいきん)を減(へ)らすことが出来る
不動産投資(ふどうさんとうし)で得た収入(しゅうにゅう)から、建物の減価償却費(げんかしょうきゃくひ)やローン金利、さらに固定資産税(こていしさんぜい)、都市計画税(としけいかくぜい)などの必要経費(ひつようけいひ)が差し引かれるので、所得税等(しょとくぜいとう)の節
税効果(ぜいこうか)
があります。
また、不動産投資(ふどうさんとうし)での赤字は、他の所得等と損益通算(そんえきつうさん)することにより、所得税(しょとくぜい)・住民税等(じゅうみんぜいとう)の節税(せつぜい)が可能(かのう)になります。

相続税(そうぞくぜい)を低くできる！

相続の際(さい)、預金(よきん)や債券(さいけん)、株式等(かぶしきなど)は時価(じか)で評価(ひょうか)されますが、投資用不動産(とうしようふどうさん)は、路線価(ろせんか)で評価(ひょうか)されます。路線価(ろせんか)はおおよそ実勢価格(じっせいかかく)の70％∼80％で評価(ひょうか)
される
ので、相続税額(そうぞくぜいがく)を低く抑(おさ)えることができます。

物価(ぶっか)が上がると儲(もう)かる

インフレが進むと、物価(ぶっか)も上がりますが、土地の価格(かかく)も上がります。
家賃価格(やちんかかく)を値上(ねあ)げしたり、投資用不動産(とうしようふどうさん)を売却(ばいきゃく)して、キャピタルゲインを得ることもできます。

家族が住める！

投資(とうし)した不動産は自分の資産(しさん)になりますので、賃貸(ちんたい)するだけでなく、将来(しょうらい)、ご家族の住居等(じゅうきょなど)、他の目的にも利用できます。

不動産投資(ふどうさんとうし)のデメリット

 空室リスク

入居者(にゅうきょしゃ)が退室(たいしつ)しても、すぐに次の入居者(にゅうきょしゃ)が見つかる保証(ほしょう)はありません。
当然、入居者(にゅうきょしゃ)がいなければ賃貸収入(ちんたいしゅうにゅう)は入ってきません。

空き室対策(しつたいさく)として、サブリースを利用するという方法もあります。
サブリースとは？
投資用不動産(とうしようふどうさん)を管理会社が借り上げ、空き室の有無にかかわらず、一定の金額(きんがく)がオーナーに支払(しはら)われます。
オーナーに支払(しはら)われる金額(きんがく)は、管理会社の管理費用等がかかるため、通常(つうじょう)の賃料(ちんりょう)より低くなりますが、一定の金額(きんがく)が支払(しはら)われるメリットがありま
す。

建物の老朽化(ろうきゅうか)

経年変化(けいねんへんか)により、建物は老朽化(ろうきゅうか)していきます。老朽化(ろうきゅうか)した建物をそのままにしておくと、次の入居者(にゅうきょしゃ)を見つけにくくなり、空室リスクが高くなり
ます。
対策(たいさく)

普段(ふだん)から修繕(しゅうぜん)とメンテナンスを心がけ、空室が出たら次の入居者(にゅうきょしゃ)を迎(むか)える準備(じゅんび)をしましょう。
また、外壁塗装(がいへきとそう)の塗(ぬ)り替(か)え等の大規模(だいきぼ)な修繕(しゅうぜん)には、長期修繕計画(ちょうきしゅうぜんけいかく)をたてて準備(じゅんび)しましょう。

金利リスク

ローンを利用して不動産投資(ふどうさんとうし)をする場合、変動金利を選択(せんたく)した場合には、金利上昇(きんりじょうしょう)に伴(ともな)う返済額負担増(へんさいがくふたんぞう)のリスクがあります。
対策(たいさく)

ローンの借り入れ期間を短くする、固定金利を選択(せんたく)するなどの対策(たいさく)を検討(けんとう)しましょう。

資金流動化(しきんりゅうどうか)リスク

不動産の場合、売却(ばいきゃく)しようとしてもすぐに売却(ばいきゃく)できるとは限(かぎ)りません。
市場の変化により、投資用不動産(とうしようふどうさん)が将来売却(しょうらいばいきゃく)できないかもしれないというリスクもあります。

資金流動化(しきんりゅうどうか)リスクを避(さ)けるためには、投資用不動産選(とうしようふどうさんえら)びを慎重(しんちょう)に行う必要があります。

不動産価格下落(ふどうさんかかくげらく)リスク

不景気等により、購入(こうにゅう)した投資用不動産(とうしようふどうさん)の価格(かかく)が、将来下落(しょうらいげらく)するリスクがあります。

価格下落(かかくげらく)リスクに強い優良不動産(ゆうりょうふどうさん)を選ぶことが重要となってきます。

※続きは後で書きます