いったいどんな資格なの?電験のまとめ | 質問の答えを募集中です! いったいどんな資格なの?電験のまとめ | 質問の答えを募集中です!

いったいどんな資格なの?電験のまとめ

資格

電気主任技術者ってどんな資格なの。メリットや実情はどうなの。情報をまとめてみました。

事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督をさせるため、設置者が電気事業法上置かねばならない電気保安のための責任者

事業場の規模により、第一種、第二種及び第三種電気主任技術者免状の保有者のうちから選出しなければならない。国家試験が「電気主任技術者試験」と称することから電験(でんけん)、あるいは区分呼称をつけて電験○種と略される

■電気主任技術者になるには

・試験

一般財団法人電気技術者試験センターが電気主任技術者試験を全国で年1回実施する

・認定

工業高校の電気科(三種認定)、高等専門学校・専修学校(専門課程)・短期大学の電気工学科(二種認定)、また大学の工学部電気工学科(一種認定)などの認定校において指定された単位を取得して卒業し、法令に定められた実務経験を積めば、国家試験や講習を受けることなく免状を取得できる認定制度がある。

第一種
電圧5万ボルト以上の電気工作物の工事、維持又は運用の実務経験を必要とし、学歴取得の場合は卒業前の経験年数の2分の1と卒業後の経験年数との和が5年以上、第2種電気主任技術者免状による取得は交付を受けた後5年以上の実務経験
第二種
電圧1万ボルト以上の電気工作物の工事、維持又は運用の実務経験を必要とし、学歴取得の場合は卒業前の経験年数の2分の1と卒業後の経験年数との和が上記1の場合は3年・上記2の場合は5年以上の、第3種電気主任技術者免状による取得は交付を受けた後5年以上実務経験
第三種
電圧500ボルト以上の電気工作物の工事、維持又は運用の実務経験を必要とし、学歴取得の場合は卒業前の経験年数の2分の1と卒業後の経験年数との和が上記1の場合は1年・上記2の場合は2年以上・上記3の場合は3年以上の実務経験

電気主任技術者の仕事をするには国家資格が必要で、資格を持っていると就職・転職活動で有利になったり、給料が上がったりする といったメリットがあります。

電気主任技術者の年収ボリュームゾーンは350万円~500万円

電験三種の場合

電気主任技術者の給与・年収は、電気工事や設備管理等の実務経験があるか・無いかによっても大きく違ってくるでしょう。

未経験者の場合はイチから実務経験を積んでいくことになるので、初めのうちは研修をうけたり、先輩の手伝いをしたりなどの基本を身に付ける事から始まると思います。これまで、未経験でも応募できる求人情報をたくさん見てきましたが、未経験者の給与のスタート金額は大体20万円前後がボリュームゾーンだと考えられます。

電気業界で働くのが初めてだという方は、まずは未経験者を採用している電気工事会社や設備管理会社などに就職して、実務経験を積みましょう。

苦労して資格を取ったけれど、実際は意外と稼げない

電気主任技術者は電気・電力の知識を持った専門家ゆえに、 責任の大きな仕事を任される事が多く、給料の金額と見合っていないと感じている人が多いようでした。

・独立

電気主任技術者として独立するには、資格取得後に所定の実務経験を積んで経済産業大臣の認可を受けなくてはなりません。実務経験年数はだい『第三種電気主任技術者は5年以上』、 『第二種電気主任技術者は4年以上』、『第一種電気主任技術者は3年以上』実務経験が必要です。

無事に認可を受けた後は独立することが可能ですが、独立したからと言ってジャンジャンお金を稼げるわけではありません。 稼いでいくには、技術力だけでなく、人脈や営業力も必要になってきます。古くから付き合いのある取引先や、コネが効く企業が無い限り、年収を劇的に上げる事は難しいでしょう。 そのため、まずは独立後に保安管理業務を取りまとめている電気保安法人に登録することをオススメします。

高圧受電の電気設備には必ず電気主任技術者が必要です。
ですが、有資格者がどの会社にも居るとは限りません。
自社に有資格者が居ない場合は、電気保安協会のようなところに委託することになります。
名義貸しとは違いますが、似たような感じになります。

委託すると、委託料が掛かりますが、小さい設備だと、月に数万円ですので、自社で有資格者を雇用するより、委託した方が安上がりです。

規模が大きくなれば、委託料は当然高くなります。
そうなると、自社に有資格者が居れば、その人を選任した方がいいという話しになるかも知れません。
資格を持っているだけで就職出来るかどうかは、そうした会社の事情によります。

ちなみに、そのようにして、自社の電気設備で、一定の実務経験を積むと、電気保安協会のような受託業務が出来るようになります。

第三種の電気主任技術者としての5年間の実務経験があれば、自営の電気管理事務所を開いて、電気主任技術者不選任事業所から、仕事を受託することができます。

実務経験がなければ、アルバイトやパートといった雇用形態ではむつかしいと思います。

電気主任は基本的に専任するのが本道です。
つまり、その事業所で電気主任を持っている人を雇ってないといけません。
電気主任は防火管理者と同じで、その設備にかなり大きな責任を持つ(感電で人が死んだら電気主任は業務上過失致死で逮捕されることもありえます)

ただ、一番小さい自家用電気設備だったら、低圧受電の火薬庫とかありますので、こんな設備に電気主任を選任していたら大変です。
なので、比較的小さい設備は電気主任を選任せずにいわゆる「通い」の電気主任をおくことが認めらています。
電気主任技術者の不選任承認(外部委託)という制度です。

外部委託する場合は委託先は単なる電験保有者ではだめで、電気保安協会に委託をするか、電気管理技術者の資格を持っている人に委託をする必要があります。
電気管理技術者は、定期検査をする必要がありますので、そんなに多くの委託を受けられるわけではありませんし、確かほかに仕事をしてはいけなかったはず。

独立するときは、家族や会社の先輩など頼れる人に一度相談してみるといいと思います。決して簡単に判断してはいけません。独立してからは、企業に勤めている時よりも孤独に感じることが増えます。取引先がいくつか出来ない限り食べていくのもやっとだし、収入が安定するまでは時間もかかると思います。独立するときは用意周到になりましょう。



 ⬇人気の記事!⬇

タイトルとURLをコピーしました