言われた通りにしかできない「指示待ち人間」を変えさせるには? | 質問の答えを募集中です! 言われた通りにしかできない「指示待ち人間」を変えさせるには? | 質問の答えを募集中です!

言われた通りにしかできない「指示待ち人間」を変えさせるには?

仕事・就職

自分から仕事をどんどん見つけて動いて欲しいのに、なかなか積極的にならない部下。 どんな会社にも必ずいます。ただ今までに日本の企業ではYESマンなど指示待ち人間を望んでいたことは事実で、上司がそのような人を作り出してきた原因がありますので、当の本人だけではなく支持する上司・職場にも改善は必要です。

「なぜ指示がないと動けないのか」について知っておく必要があります。と言うのも指示待ち人間=やる気がない、と認識している人がいるもの事実で、やる気を出させるためにはどうしたらいいのかにフォーカスしてしまいがちですが、多くの場合原因は別のところにあったりします。

動けない原因はやる気が無いからというわけではなく、何をやるべきなのか、自分が何をやりたいのか、が明確になっていないことが多くあります。そうした人間にただやる気を促したところであまり効果はなく、指示を待ってしまう原因をしっかりと考えた上で指導することが大切です。

仕事に対して、元々やる気がないタイプは指示待ち人間によくいます。

その仕事が好きで仕事を少しでも早く覚えたく、色々なことを吸収したいなら、仕事をしたい欲求が高く、進んで仕事を探し「なにかすることはありませんか?」と同僚や上司に訊ねることでしょう。

しかし、仕事に興味がなく、ただお金を稼ぐために働いているとしたら、楽をしたいのが本音です。

当然、余計な仕事を増やしたくありません。

自分から進んで仕事を見つけてやるという発想がないので、指示されていないのに仕事を探してやっているひとのことを理解できません。

いくら周囲が忙しくしていても、自分には関係がないと思ってしまいます。

たとえ手があいていても、他人の仕事は他人がすべき仕事で自分がすることではないと考えるでしょう。

基本的にチームワークという考えがないので、協力するという発想がありません。

チームワークを大事にして一丸となって仕事をしている意識があれば、常に周囲の状況に意識をはらうものです。

集団より個を大事にする考えのひとに指示待ち人間は多いでしょう。

・自分の頭で考えることが苦手

指示されないことをするということは、自分の頭で考えることが必要になってきます。

自分がいまなにをすべきか、なにをすれば役にたてるか、なにを準備しておけば仕事がスムーズにすすむか、と現状の把握と、先を見通す能力がないといけません。

当然、頭の中ですべきことを考えなければいけないのですが、それはすべてのひとにとって簡単なことではありません。

よく「気がきく」といわれる人がいますが、そういひとは自分の頭で考えて行動するのが得意です。

逆に気がきかないひとは周囲で起こっていることがよくわからず、自分がなにをすべきか、と考えることが苦手です。

■指示が無いと動かないのではなく。指示が無いと動けない

動きたくても動けないという仮説が事実ならば、以下の3点が主な原因となります。

自分なりに考えて行動しても、上司に否定される。指示通りにやらないのかと怒られる(周囲の問題)

仕事の本質、何の為の仕事なのかを理解しようとしていない。(本人の問題)

仕事のゴール・目的を伝えず仕事の段取り手段しか伝えていない。(周囲の問題)

指示を待ってしまう原因をしっかりと考えた上で指導することが大切です。

・基礎を教える

仕事が受け身である場合、何をしていいのか、何を求められているのかわからないことが多いものです。仕事が受け身の人を改善させるには、まず「こんなことまで?」と思えるような基本から教えることが大切です。

仕事を教えずに「これやっといて」「早めに終わらせて」「何かあったら教えて」などと指示する上司がいます。その場合には、仕事の流れを説明する必要があります。さらに「時間の目安」「報告のしかた」を伝えることで、より工程の具体性が出て分かりやすいでしょう。イチから教えることではじめて部下が動けるようになるのです。

まずはとにかく丁寧に説明してみるという方法です。指示待ち人間の特徴として「自分が何をするべきか分からない」という心理状態であることが多いようです。例えば複数の業務がある場合、どれを自分がやるべきか分からない、など判断が出来ないことがあります。自らで判断することが出来ないがゆえに行動出来ず、結果として上司の指示を待ってしまうのです。

とにかく丁寧に、こういう時はこうする、このような状況の時はこうする、などあらゆるシーンを想定して説明してあげることで、迷うことなく行動できるようにしてあげることです。

・考えさせる

とにかく丁寧に説明してあげ行動に迷いがないように持っていく方法は、一部のケースにおいて効果があるかもしれませんが、やはりそれでは根本的な解決には繋がりにくいはずです。そこでまずは「考えさせる」ことを意識させるようにします。とにかく自分で一度どうすべきかを考えさせることで、何をすべきかが客観的に見えてくるようになり指示を待たなくとも行動できるようになることもあります。

指示待ち人間から脱却する方法として、人の言動を観察することもおすすめです。

自分以外の人は、どのように仕事をしているのかよく見てみることで、どの程度までなら自分で判断して行動しても良いのか分かるようになります。

また、上司などの指示がなくてもテキパキと動いている方の働き方や動きをマネすることで、自分で判断すべきことと上司の判断を仰ぐべきこととの分別が付くようになる可能性もあります。

・人間関係を充実させる

わからないことがあった時、上司や先輩に質問しにくい為に、顔色を窺ったり様子を見たりしているうちに指示待ち人間になってしまうという方もいらっしゃると思います。
そのような場合は、職場の人間関係を充実させることで、指示待ち人間から脱却することが可能です。

職場の人、特に指示を出す上司や先輩と仲良くなることで、わからないことがあった時に、すぐに質問できるようにするのです。
上司や先輩と仲良くなることで、すぐに質問できるので、指示を待ったり様子を窺ったりする時間を短縮することができ、指示待ち人間から脱却できるかもしれません。

「自分から報告や確認にきてくれない」場合「報・連・相(報告・連絡・相談)」の重要性を理解していないのかもしれません。仕事を進めるうえで欠かせないものであることを説明し、徹底させましょう。そうすれば態度を改善するでしょう。

「報・連・相」すれば、態度を改善するでしょう。それに、報告した時点で上司が間違いを指摘してくれます。例えば1週間、上司に報告せずに間違ったまま仕事を進めていたら、無駄になってしまいます。仕事の効率化の観点から言っても「報・連・相」を徹底させるべきなのです。

・自分の意見を明確に持つ

自分の意見を持つ方法は、生活の中で「批評する」習慣を持つことです。テレビや新聞などの記事について、自分なりに批評してみましょう。最も有効なのは、テレビ番組のコメンテーターの意見に対して「自分はそうは思わない」「この人が言っていることは自分の意見に近い」このような感覚を持つことです。

基本的には良いことを言っているけれど、何か違和感があるな、という感覚を無視してはいけません。違和感が生まれたときこそ、チャンスです。違和感の理由を追及してみましょう。これまで「なんとなく」で済ませていた、自分の考え方が明確になっていきます。

出典指示待ち人間の特徴を知ろう!原因や克服方法は? | ONESCENE(ワン …

・自分の意見を付け加える

事実だけ伝えて報告完了してしまわず、何か1つ自分の感じたことを付け加えましょう。報告は「報連相(ホウレンソウ)」の3つの要素の中の1つに過ぎません。確かに、報告を受けた人は、報告された事実があれば仕事は進めることが出来ます。しかしそれでは組織で働いている意味がありません。

例えばあなたが上司から「82円切手を10枚買ってきて」と頼まれたとします。郵便局で切手を購入し、上司に手渡す時に「切手買って来ました。」とだけ言って去るのではなく、「これから何枚か切手を常備しておきましょうか?先週、Aさんも82円切手を買いに出かけていました。」と提案してみるのも1つです。

・「やることを探す」ように指示する

指示待ち人間を改善させる方法に、その人に対して「やることを探す」ように指示するという方法があります。

指示待ち人間は、人に言われた指示に従って動こうとするので、まずはこちらから指示を出して、自分のやるべきことに目を向けさせるようにしましょう。

指示待ち人間に、急にやることを探してと伝えても、もしかしたら上手に探せなかったりするかもしれません。

そういう時、さりげなくヒントを与えてあげるのがポイントとなります

「悪いけど、今週中にこの課で片付けるべき業務内容の優先順位を付けて」と言い、今現在抱えている仕事の案件を説明してあげるようにしましょう。

そして期日や重要なクライアントなどを伝えて、その上でやるべき内容を判断させるようにします。

そうやって「この課で今週中にやるべきこと」をまとめることで、仕事に対して意識が高まります。

最初は言われないと動けなかったとしても、そうやってやることを把握させることで、段々と自主的に「これは今日中に片づけないと」と考えるようになっていくでしょう。



 ⬇人気の記事!⬇

タイトルとURLをコピーしました