【業界秘話】高級時計を高く売るために気をつけたい6つの事

ロレックスやオメガ・カルティエなどの高級時計は購入する時は高額ですが、売る時も高額で売れる可能性があります。
ここで注意しておきたい事はブランド品であれば何でも高く売れる訳ではないということです。
ポール◯ミスやダニエ◯ウェリン◯ン・ディー◯ルやケイ◯スペー◯などのファッションブランド時計は、良い状態で質屋やブランドショップに持っていっても数千円程度、お店によっては最悪買取不可なんてこともあります。

売る時計の相場は確認しておきましょう。
質屋やブランドショップの中には、お客さんが知らないと思い、安い金額を提示してくるお店もあります。
楽天やアマゾン・ヤフーショッピング、持ち込むお店の販売価格など確認しておきましょう。
同じモデルで傷の程度、付属品の有無など、近しいモデルの価格を知っておけば、明らかに安い金額を言われた時にできる対処が変わってきます。

とは言え、お店側もボランティアでやっている訳ではありません。
人件費やメンテナンス費はもちろん、取れる利益も当然考えて提示してきます。
同じ状態のモデルが100万で売っている店で、買取金額が30万とかであれば明らかに安いとは思いますが、80万くらいであれば割りとリアルな金額といえます。

質屋やブランドショップまたはヤフオク・メルカリで売るにしろ、その時計の箱や保証書等があれば高く売れます。
保証書は一度無くしてしまうと再発行が難しいですが、ロレックスやオメガ・カルティエなどの箱は運が良ければヤフオクやメルカリで入手可能です。
(そのモデルに合った箱である必要があります)

状態や形にもよりますが特殊な仕様でなければ3,000円くらいからあり、中には保証書など一式揃ってるものもあります。
これだけ揃えば時計によっては売値が数万円アップします。

上記の方法で箱を揃えたら、次は時計本体を綺麗にします。
もちろん時計が綺麗な方が高く売れるので、売りに出す前にオーバーホールと外装磨きはしておいた方が良いでしょう。
質屋やブランドショップに持ち込む際に「オーバーホール済みです」と言えば多少買取額がアップするかもしれません。
また、メルカリやヤフオク等で自力で売る時は商品説明欄などに「◯◯年◯月にオーバーホール済みです」と記載しておきましょう。
商品タイトルにも「◯◯年OH済み」など記載しておくとより効果的です。
※「OH」はオーバーホールの略です。

外装磨きとは時計の表面を薄く研磨し、小キズや浅い打痕を消すことを言います。
時計を売る時に小キズが多かったり、大きな打痕があっては売値も下がってしまいます。
また、外装磨きは下手な職人さんが施工するとエッジ(角)が無くなったり、鏡面部分が歪んでしまったりと取り返しのつかない事になってしまいます。

オーバーホールと外装磨きはメーカーに出すと高くなってしまいますので、時計修理店にお願いする方が安く済みます。

高級時計は世界のどこに行っても高級です。
ロレックスのデイトナはどの国でもロレックスのデイトナです。となると影響してくるのが為替の問題です。
日本にも正規品や並行輸入品がある以上、為替による価格の変動は避けられません。
円安になればその分価格が上がり、円高になればその分価格が下がります。
なので、売るタイミングとしては「円安を狙いましょう！」

また、細かい詳細は省きますが、以下のタイミングも売りのタイミングです。
・売りたい時計のブランドが定価を上げた時。
・夏や冬のボーナス前

時事的なタイミングは合わせる事が難しいとは思いますが、上記の一つでもタイミングが合えば、多少の売値UPが狙えるでしょう。

お店に持っていったけど買取価格が安かった。なんて時はメルカリ・ヤフオクに出品してみるのもアリかと思います。
お店を通す場合はそのお店の仕入れ値となりますが、メルカリやヤフオクの場合はそのまま中古販売相場近くで売りに出せます。
ただ、メルカリに関しては数十万〜数百万円の時計を買う購買層かと聞かれると正直微妙なとこではあります。その価格帯であればヤフオクの方が有利かもしれません。

商品撮影や商品説明分など売れるために工夫しなければならない箇所は多いですが、売れた時の達成感は店頭買取よりも高いです。