アンドロイドでKindle版の電子書籍を読めるのか！？

アンドロイド端末(たんまつ)でKindle版の書籍(しょせき)を読むことはできるのか！？

もちろん可能です。

ただ、スマホ・タブレット用のkindleアプリの出来は、お世辞にも良いと
は言えません。android端末(たんまつ)で電子書籍(でんししょせき)を読むおつもりなら、kindleは
避(さ)けて、他所のサイトを選ぶことをお勧(すす)めします。

個人的には、honto、BOOKWALKER、Booklive、eBookJapanの4社
を、この順でお勧(すす)めします。

電子書籍(でんししょせき)は紙の本と違(ちが)って再販制(さいはんせい)がありません。ですから、販売(はんばい)サ
イトが自由に値引きサービスをすることが可能です。

各サイト、色々手(いろいろて)を変え品を変えして割引サービスを競ってますが、
いつでも常に安くしているわけじゃありませんから、うまく時期を選ぶ
必要があります。キャンペーン次第では実質半額ということもよくあり
ます。

また、電子書籍(でんししょせき)は著作権保護の関係で、原則、販売元(はんばいもと)が提供してい
るアプリでしか読めません。つまり、購入元(こうにゅうもと)を選ぶということは、アプ
リを選ぶということでもあります。

各サイトのアプリの使い勝手はかなり違(ちが)います。まずは、各サイトに
登録してアプリを入れ、無料本を読み比べてアプリの使い勝手を
チェックして見てください。アプリによって、小説などのテキスト系が得
意なところと、コミックなどの画像系が得意なところが分かれます。

割引きが豊富で、アプリの優秀(ゆうしゅう)なサイトとしてはhontoをお勧(すす)めしま
す。
テキスト系コンテンツの段組み表示が可能なうえにフォントのデザイ
ンが良く読み易いこと、縦書き・横書きの切り替(か)えがどの本でも可能
なことが他所にないメリットです。
また、コミックなどの画像系でも、メニュー画面で全ページのサムネイ
ルが小さく表示されるため、読みたいページを探しやすいというのも
優れてます。
ここは紙の本やCDなどの通販(つうはん)もやっており、amazon同様送料は価
格に関わらず無料です。ですから、電子本購入(でんしぼんこうにゅう)で手に入れたポイント
で紙の本を買うということも可能です。
品ぞろえと言う点ではイマイチです。マイナーレーベルの電子本が無
かったり、あっても配信が遅(おそ)かったりすることが多いのが欠点です。
青空文庫の配信開始も遅(おそ)かったうえ、これも配信数はかなり少なめ
です。

BOOKWALKERはKADOKAWA直営なので、KADOKAWAの電子本の
キャンペーンが豊富です。また、KADOKAWAの電子本の多くは、ま
ずここでひと月先行して独占配信(どくせんはいしん)されます。
ラノベやコミックの場合、画像やSSなど、ここでしかない特典が付くこ
とも多く、アプリの設定項目(せっていこうもく)も非常に多岐(たき)に渡(わた)るため、細かい設定が
可能です。
インディーズ系を独自に配信しており、インディーズのラノベやコミック
でここでしか配信していないものも多いです。ただ、なぜか小学館の
コミックを配信していません。
フォントのデザインがいまいちなのと、コンテンツの整理方法が独特
で、慣れないとやりづらいのが欠点ですかね。ラノベやコミックの場
合、独自デザインの「本棚(ほんだな)」を配信するなど、慣れれば逆にメリットに
なるんですけど。

Bookliveも以前はかなり割引クーポンをよく出してたんですが、最近
は割引率が低下気味で、その代わりサイトが選んだ本を値引きする
キャンペーンをよくやるようになりました。
テキスト系コンテンツを読む際の背景色はここが一番目に優しく、読
み易いように思えます。また、設定を変えれば、最もページめくりが
やりやすいようにし易いのが、ここと次にあげるeBookJapanです。
passwordで保護ができる「隠(かく)し本棚(ほんだな)」を作れるのもメリットです。これ
は（私が知る限り）こことeBookJapanだけの機能です。
複数端末間(ふくすうたんまつかん)での同期に問題があることと、アプリの起動がやや遅(おそ)い
ことが欠点です。あと、各コンテンツの「未読・既読(きどく)」が表示されないと
いう欠点もあります。

eBookJapanは国内勢の老舗(しにせ)で、古めのコミックの電子本ではここに
しかない作品が多数あります。アプリのコンテンツ整理機能はここが
多分一番でしょう。また、コミックの電子データは他社より高解像度の
ものが提供されることが多く、画質に優れているという長所もありま
す。ただ、その分容量も大きめです。
コミックはとても読み易いけどテキスト系には向きません。Bookliveに
輪をかけてアプリの起動が遅(おそ)いのと、アプリの不具合が出ることが他
社に比べてやや多めなのが欠点です。
割引はあまりやりませんが、ポイントを多数つけるキャンペーンはよく
やってます。

これら4社はアプリの出来もかなり優秀(ゆうしゅう)です。まずはこの4社を試して
みることをお勧(すす)めします。

kindleストアは割引はあまりやらないうえ、スマホ・タブレット用アプリ
の出来が悪いので、避(さ)けることをお勧(すす)めします。
koboは値引きは結構豊富なんですが、アプリの出来がkindleに輪を
かけて悪いので、これも避(さ)けることを推奨(すいしょう)します。

この２社は電子インク使用の専用端末利用(せんようたんまつりよう)が前提ですが、専用端末(せんようたんまつ)
はコミックや写真集には向きません。これらをよく読むなら、どちらも
避(さ)けたほうが良いですね。