高校時代は現ヤンキースの田中将大投手との壮絶な投げ合いを制し、日本一に輝いた日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手。しかし、プロ入り後は目立った活躍を見せられず、1軍と2軍を行ったり来たり。果たして今シーズンこそは復活できるのでしょうか?
日本ハム斎藤佑樹投手(27)が5日、満を持して初投げを披露
6年目を迎える今季は「最低でも昨年より勝てるように。」
ブルペンに入り15球を投げ込むなど、順調な調整ぶりをアピールした
■この発言には野球ファンも呆れ気味
斎藤佑樹、『最低でも去年よりは勝ちたい』。 って、去年1勝だろ。2勝が目標?どこまで甘えてんだよ。初めから要らんかったけど、ほんとに要らん。早く背番号18返納してくれ。
プロ野球のオフシーズンに入ってやたらと日ハムの斎藤佑樹投手の話題が目立ちます。目標は「去年よりも勝つ」じゃ…(^_^;)二桁目標にしたらと思う。去年1勝しかしてないんだから2勝すれば達成するよ
■それもそのハズ、昨シーズンたった1勝しかしていない
12試合に登板して1勝3敗、防御率5.74
開幕当初は先発でスタートしたものの、不振を理由に一時は中継ぎに配置転換される苦い経験も味わった
■しかも、シーズンオフにはこんな発言もしていた
斎藤は10月31日の練習後に「(今季は)数字だけを見ると1勝しかしていない。(結果を)求められるし、勝たなきゃいけない」と発言
まるでたまたま勝てなかったみたいな言い方をしてしまった
この発言には『本来であればもっと勝てた』『味方の援護不足』といったニュアンスも感じられ、まるで責任転嫁をするような内容
■しかし、日ハムの栗山監督は相変わらず斉藤投手に期待を寄せている
日本ハム・栗山英樹監督(54)が30日までに、斎藤佑樹投手(27)が来季開幕投手候補に入っていると明かした
「僕が監督になった時(12年)になんであいつが開幕投手だったか。あいつが一番、分かっている」
斎藤について「信頼はこの4年間、揺らいでいない」とあらためて強い期待を口にした
栗山監督からは今季の開幕投手候補と期待されている
■かつては甲子園で優勝投手となった斉藤投手
2006年の高校時代、夏の甲子園で早稲田実業のエースとして駒大苫小牧の田中将大(現ヤンキース)に決勝戦再試合で投げ勝って一世を風靡(ふうび)した“ハンカチ王子”
高校時代は早実のエースとして夏の甲子園で頂点に登り詰めた
延長15回でも決着がつかず、引き分け再試合となった2006年の決勝の試合はいまや甲子園の伝説の試合となっています
■しかし、プロ入り後は散々な成績に終わっている
右肩痛を発症した一昨年からの3年間は計19試合(72回1/3)でわずか3勝5敗、防御率5・85
未だ1軍で結果を残せないままでいる斎藤佑樹
入団当初は話題性にあふれ、なにかと注目を浴びる選手ではあったが、蓋を開けてみればとんだ「レベルの低い選手」だった
■プロ野球選手として非常に厳しい状況に置かれている
大卒5年目の投手が二軍で結果を出せないようでは、お先真っ暗
他の球団なら今オフに戦力外通告されてもおかしくない
伸びしろがないことから『もうやめたほうがいいのに』とまで言う評論家もいた
現在、Googleの検索窓に「斎藤佑樹」と入力すると「斎藤佑樹 引退」という何とも切ない予測ワードが出てくる
■なぜ斉藤投手は日ハムをクビにならないのか
もともとアイドル的な人気の斎藤ですから、結果のわりに球団やマスコミの待遇がいい
グッズ販売や、斎藤選手が投げる試合のチケットなどは売り上げがいい
「斎藤は、たとえれば最優秀営業マン。彼ほどの営業マンはいない」と関係者が口をそろえた
「(斎藤が持つ)存在感は自分でつくってきたもの。それはプロ野球選手として大きな力」
日ハムの栗山英樹監督は、斎藤が持っているスター性や潜在能力を非常に買っています
栗山監督にとっての斎藤は普通ではない、特別なピッチャーなのだ
どうも彼はあまり動じていない、それどころか今でも自分は特別だと本気で思っているように見えるときがある
打たれてしまったとしても斎藤は『こういう時もある』と恥ずかしがることもなく開き直れるんだから、彼は本当に図太い神経の持ち主と言える