デザイン時に富野監督によるデザインについての要望は特になく、永野氏の好き なように デザインしてほしいとのことであったらしい。
ただし、エゥーゴのMSではなく、敵方(ティターンズ・アクシズ)のMSをデ ザインし てほしいとのオーダーがあったとのこと。
キュベレイ
・「すでにZガンダムから半年くらい離れていたんですけど、当時のプロデューサーである内田さんから「デザインはいくつ も上がっているんだけど、ちょっと困っている。富野さんももう一回やってみないかと言っているので、参加してくれないか」という話が来まして。「とにかく 何をやってもいいから」という話で、とりあえずハンブラビとキュベレイを描いたんです。確かデザインは1日とか2日とかで上げているんじゃないかな。デザ イン、本当にヒドイですよ。」 [Zガンダムエース]
永野版シャーは顎がとがってるな。
エマさんがファティマっぽい。
永野デザインのハマーン様に萌え要素を全く感じない。なんかミラージュナイトっぽい格好をしたおばさんにしか見えない。
永野氏の中ではキュベレーはエルメスの後継機というだけでなく、ザクのイメージも持たせているとの事。
・「キュベレイだって肩とか脚とかのパーツはザクになるように作ってあるし、胴体もなかにザクが入ってる。」 [ModelGraphix2002 年7月号]
・「キュベレイのほうは、装甲をはずすと、実はシルエットはザクそのものなんです。だからこそ、新しくてベーシックとい う評価をしてもらえたのかなぁと思います。」 [ZガンダムメモリアルLD-BOX1封入ブックレット]
・「敵方のモビルスーツをデザインしてほしい」という話以外は、(富野さんからのオーダーは)特に何もなかったです。とにかく好きな形に描いてくれと言われました。ガルバルディβやリック・ディアスは、富野さん の意思も入っていますけど、ハンブラビとキュベレイに関しては全く入っていないですね。完全に注文なし無条件で、デザインを上げたのを使うからと言われて いたので。」 [Zガンダムエース]
・「(旧シリーズ的な雰囲気を持つガルバルディβ・リックディアスをデザインした後に)今でもそうですけど、「『自分のガンダム』をやりたい」って人は多いですからね。しかし、最初からガンダムは富野さん のものだし、富野さんが「これはモビルスーツだ」って言ってオッケーしたら、それでいいじゃん、とは思うんです。で、富野さんも僕もちょっと不満が溜まっ たんで、最後にひとつ思いきったやつを、と思って出したのが、キュベレイとハンブラビだったわけです(苦笑)。」 [Zガンダムヒ ストリカ09]
・「(当時のハンブラビの周囲の反応は)全 然支持されませんでした。ハンブラビは「イカ?」とか言われたし、キュベレイも「何これ?」って反応でしたね。当時は、アンチ永野ファンというのがすごく 多かったので。よく、僕を使ってくれたなとは思いますよ。あれから20年経って、今のファンたちがリック・ディアスやガルバルディβ、百式はもちろん、 キュベレイやハンブラビなんかのデザインを見ても、既成のものとして存在しているから何とも思っていないかもしれないし、当時文句を言った人たちもそんな ことは忘れているんでしょうね。」 [Zガンダムエース]
ナイチンゲール
真ん中がナイチンゲール
左下がハンマ・ハンマ
右下がハチカ
色的に真ん中のMSがハンマ・ハンマに見える。
リックディアス
テレビ版だともっさりしてるけど,永野デザインだとかなりスタイリッシュに感じるのが不思議だ。
プラモの説明書にこんなのが付いてたのか
ガルバルディー
ハンブラビ
羽にレッドミラージュのマークが
ガンダム
これが一番最初の永野ガンダム。百式のベースデザインになっただけでなく、Mk-IIの最初期のデザインとなったほか、永野氏自身はこのデザインからリックディアスのデザインを描きおこしています。また、旧版の小説版Zガンダム2巻の表紙に描かれた百式(通称百式バッシュ)もこの機体を元にしていたとされます。
画像はZガンダムエースVol.1より。かなり鮮明な
こちらは上記のプロトデルタよりも有名なデザイン。設定資料でよく見かけるのはこちらのデザインです。シールドのデザインがネモに転用されています。リックディアスへも直接的にはこの機体がベースになっているのかな?
基本はプロトデルタと同デザインで、主に腕と足、頭部のデザインが変更されています。こちらの機体は可変MSであるということがメモ書きから分かっていますが、どこがどう変形するのかは不明です(苦笑)。おそらくこのデザインの変形パターンがいまいちだったことが、百式の「変形機構を組み込もうとしたが、構造に欠陥が見つかり非変形機として再設計された」という設定に反映されているのだと思います。
これは上記2種のデザインとは全く異なるラインのガンダム。歴代永野デザインの中でも極めてファーストガンダム的というか、大河原的なデザインになっている珍しい機体です。現状、このデザイン画が掲載されているのは「スーパーロボットジェネレーション」と呼ばれる歴代サンライズロボットアニメの設定画集のみです。
ZZガンダム
合体変形が考えられてたんすね
百式(エプシィ・ガンダム)
明灰白色と黄橙色に塗り分けられた百式は、「零式戦闘機」つまりゼロ戦をイメージしたデザインとネーミングとのこと。
頭にZと百の文字が
小説版Zガンダムのカバーイラスト
初期のZガンダムのカバーデザインは永野護だったんですね。
サイコガンダム
エプシィ・ガンダムの流用ですね
その他
名前がオージェ?
完全に没になったんでしょうか
Zのバリュートシステムの原案ですね。地球突入シーンはZの中でも屈指の名場面すよね。
大気圏突入時の身動きが取りにくく,時間制限があるなかでの戦闘に緊張感があり,バリュートがオートで開いて動けなくなるカクリコンさんの絶望的なシーンが忘れられないです。
へんちくりんなのもデザインしてたんすね
ゼゲみたいなのとか,バウみたいなのとかいるな
デザインの流用?