【鬼滅の刃】登場キャラ一覧(随時更新) | 質問の答えを募集中です! 【鬼滅の刃】登場キャラ一覧(随時更新) | 質問の答えを募集中です!

【鬼滅の刃】登場キャラ一覧(随時更新)

鬼滅の刃

【3/6(日):”◆鬼”にキャラを追加しました。】週刊少年ジャンプで絶賛掲載中の鬼滅の刃に登場する個性的なキャラクターたちをまとめました。新キャラが登場次第随時更新していきます。一部ネタバレを含みますのでご留意ください。

時は大正。山中にて炭売りを営む少年・竈門炭治郎は、母や幼い弟妹達を養いつつ、貧しいながらも平穏な暮らしを送っていた。
だがある日、帰宅した炭治郎が見たものは、無残にも殺された母や弟妹達の姿だった。かろうじて息のあった妹・禰豆子を医者に運ぼうとする炭治郎だったが、禰豆子は凶暴な鬼と化して炭治郎に襲い掛かる。
危機を冨岡義勇という男に救われた炭治郎は、家族を皆殺しにし、禰豆子をこのような姿に変えたのは「鬼」の仕業だと知らされる。
わずかながら理性を残す禰豆子を元に戻すために、そして家族の仇を討つために、炭治郎の果てなき旅が始まった。

少年は、修羅の道へ
ただ最愛の妹のために―――

人喰い鬼を狩る力を有した剣士、そしてその剣士を支える者たちが集まった、政府非公式の組織。そのルーツは1000年以上も前に遡り、現在の構成人員は数百名を超える。

鬼殺隊当主。隊員からは「お館様」と呼ばれ、彼は鬼殺隊の剣士たちを「自分の子供たち」と呼ぶ。
代々短命の一族で病に冒され、顔面上部の皮膚が変質している。声質は「1/fゆらぎ」を帯び、聴く相手を心地よく高揚させる。我と個性が強すぎてまとまりがつかない「柱」達も、全員が彼を心酔し敬っている。鬼・禰豆子の存在を知りつつ炭治郎の行動を黙認していたが、柱たちの自主性・使命感からの反対意見を頭ごなしに否定することもなかった。最終的には禰豆子を組織的に認めるに至る。また、柱たちにも秘密裏に珠世の存在をも把握している。
鬼舞辻と遠いところで血筋は繋がっており、自分たちの代で打倒することを使命としている。

輝哉の息子で輝哉が無惨と対峙し死亡した後に当主となった。作中では8歳。炭治郎及び柱達が無限城に取り込まれた際には妹のくいな・かなたと共に戦局を指揮している。

耀哉の妻で輝利哉の母。短命な産屋敷一族は神職の一族より代々妻をもらうことで寿命を延ばしているよう。
無一郎の元へ出向き鬼殺隊へ入るようスカウトしたり、輝利哉が病に伏せてからは柱合会議を取り仕切るなど随所で存在感を示しておりまたそれに見合う能力も持ち合わせている。

耀哉の娘であり輝利哉の姉にあたる。最期まで両親とともにいることを望み、無惨が現れ、耀哉が決死の自爆をした際には耀哉・あまねと共に爆風に飲み込まれた。

輝利哉の妹。炭治郎たちが無限城に飲み込まれた際には輝利哉の補佐を行っている。

各地に散在する「育手」に訓練を受けた後、「鬼達が幽閉されている藤襲山で七日間生き残る」という試験に合格すると入隊が認められる。
隊員には「日輪刀」と隊服が支給され、人語を喋る「鎹鴉(かすがいがらす)」の伝令に従い任務に就く。剣士は十干(甲から癸)の階級が割り当てられており「柱」を除く剣士を一般隊士(剣士)と呼ぶ。

本作の主人公であり、家族思いな少年。額左側の痕と、日輪が描かれた花札風の耳飾りが特徴的。髪と瞳は赤みがかっており、鋼鐵塚曰く火仕事をする家に生まれる「赫灼の子」で縁起がいいらしい。頑固で石頭と二つの意味で頭が固い。真面目な性格ではあるが、生真面目が過ぎてややズレた言動をすることがある。割れた皿にかすかに残った猫の匂いが分かるなど、嗅覚が非常に優れている。
鱗滝 左近次の下で修業し、「水」の呼吸法を身につけた。また幼いころに父親から教わった「ヒノカミ神楽」も戦闘時に使用する。

炭治郎の同期にあたる鬼殺隊剣士。非常に臆病でネガティブ思考の利己的な面が強い少年。元々は黒髪だったが、修業時代、落雷に打たれたことをきっかけに現在は金髪。日輪刀の刀身には稲妻のような刃紋が走っている。
聴覚が非常に優れており、その能力で他人の感情を読み取ることもできる。プレッシャーに弱く、緊張や恐怖が極限まで高まると気絶するように眠ってしまう。しかしそれによって半覚醒状態となり、緊張から開放される事で本来の強さを発揮する。「雷」の呼吸を使用する。

炭治郎の同期にあたる鬼殺隊剣士。奇怪な猪のかぶりものをしているが、素顔は堕姫に美しいと認められるほど非常に女性的で端整な顔立ちをしている。上半身は裸で、隊服はズボンのみ。腰や脛に毛皮を巻いている。日輪刀は刃こぼれした二刀で、「千切り裂くような切れ味」と嘯く。鞘がなく非戦闘時は布を巻きつけている。
我流の呼吸法である「獣(ケダモノ)」の呼吸法で鬼を倒す。触覚が非常に優れており、集中することにより空気のかすかな揺らぎすら感知し、直接触れていないものでも捉えられる。

出典festy.jp

鬼殺隊の女剣士。炭治郎と同期ながらその才覚を認められ、蟲柱・胡蝶しのぶの「継子」となっていた。初期は無表情・無口で炭治郎でさえコミュニケーションがとれていなかった。
すべてにおいて「どうでもいいから何も決められない」という一種の虚無感を抱えており、指示を受けたこと以外の行動はコイントスの結果で決めていた。炭治郎との出会いが、その胸中に一石を投じることとなる。
幼少の頃に親から売られ、人買いが連れ歩いているところを胡蝶カナエ・しのぶ姉妹が保護し引き取った。カナエが「カナヲ」と名付けた。炭治郎と出会ってからは自らの意思で行動することも見られるようになる。

炭治郎の同期にあたる鬼殺隊剣士。風柱・不死川実弥の弟。顔に多数の傷があり、目つきが鋭く、髪をモヒカンにしている。無口で粗暴な性格に見られがちだが、実は結構常識人で変人だらけの周りに引くこともしばしば。
戦闘では刀と銃を使い、呼吸の才能がないが、鬼を喰い、鬼の力を取り込むことでその力を一時的に使える特異体質。
鬼になった母から守ってくれた兄・実弥に「人殺し」と言ってしまった事を謝るため、才能がないながらも様々な手を使って後を追って、鬼殺隊に入隊した。悲鳴嶼行冥の下で活動しながら、兄との再会を望んでいた。

炭治郎達と同様に指令を受け、鬼討伐のため那田蜘蛛山へ入山した先発の鬼殺隊員十名のうちの一人。水の呼吸を使うが薄すぎて水が見えないとのこと。
母鬼の襲撃で錯乱しつつも乱戦を逃れ、身を潜めていたところを発見される。
時後、炭治郎達を気にかけ病床を見舞いに訪れるなど、気のいい先輩隊員である。サラサラツヤツヤの黒髪がトレードマーク。
生存率の低い鬼殺隊の中で長く生き残り、柱稽古の際も最後の悲鳴嶋の稽古まで到達していて、それなりの実力はある模様。

蝶屋敷で治療、及び訓練の指揮をとっている女性隊員。その指導はかなり厳しい。病み上がりの善逸に負けるなど、カナヲほどの実力はない模様。炭治郎達の先輩にあたるが、恐怖心から前線で戦うことが出来なくなっているという。

鬼殺隊事後処理部隊に所属。柱合会議の時に炭治郎を起こした時から登場し、吉原・遊郭編でも戦闘終結後、意識不明の炭治郎達を見つけたり本人はそこそこ縁があると思っている。自分よりも年下で剣士になって命がけで戦う(伊之助を除く)炭治郎達を尊敬していたり、見舞いに炭治郎に高級カステラを贈ったりと気のいい一面を持つ。

鬼殺隊服縫製係。あだ名はゲスメガネ。女性用の隊服は露出度を高く作る趣向がある。甘露寺の隊服がいやらしくなった張本人。しのぶにも露出度が高い隊服を渡したが、目の前で油をかけられ燃やされた。

隠に所属する女性隊士。炭治郎を刀鍛冶の里へ連れていく役を担う。

炭治郎の兄弟子。右頬に大きな傷跡が描かれた狐面をつけた、宍色の髪の少年。大岩斬りの課題が難航している炭治郎の前に現れ、半年間剣の訓練を施した。真菰と同様に手鬼に殺されており、故人。そのため、鱗滝は炭治郎が二人の名前を出した時は驚いていた。手鬼との戦闘では首に斬りかかるも、その固い首を切り裂けず刀が折れてしまい、頭を潰されてしまった。
冨岡義勇とは同い年で、お互い天涯孤独の身であったことも相まって深い親交があった。自分を庇った姉を亡くし「自分が死ねばよかった」と嘆いていた義勇を厳しく叱咤し、彼女が繫いでくれた命をさらに繫げていくことを諭した。

炭治郎の姉弟子。花柄の着物を着た不思議な雰囲気の可憐な少女。錆兎とは血縁関係はない。狐面には右頬に花が描かれている。錆兎と共に炭治郎の前に現れ、体捌きの改善点を指摘したり身体能力を強化する全集中の呼吸を教えた。手鬼曰く素早いが、小さく力はなかったという。
孤児の自分達を育ててくれた鱗滝をとても慕っていたが、手鬼との戦闘で彼が鱗滝からの厄除の面を目印に自分の先輩達を狙って食い殺していた事実に泣いて怒り、動きがガタガタになった所を手足をちぎられ殺されてしまった。

鬼殺隊の核となった始まりの呼吸である「日の呼吸」の使い手たちの一人である耳飾りの剣士鬼殺隊の核となった始まりの呼吸である「日の呼吸」の使い手たちの一人である耳飾りの剣士。
生前は兄の巌勝(黒死牟)をして「この世の理の外側にいる」「神々の寵愛を一身に受けて生きている」と言わしめていた天才剣士で、黒死牟を激しく嫉妬させる程の強さを誇る。

その剣技は最後に出会った80歳を超える老齢の頃でもなお全盛期と変わらず、構えた瞬間に黒死牟が動けなくなる程の威圧的な戦意を見せ、無惨を追い詰め、黒死牟も次の一太刀で絶命すると確信するまでに圧倒的な剣技を持つ。

鎹鴉(かすがいがらす)

主に鬼殺隊本部との連絡に使われる鴉。各隊員に専任の鴉がついているが、善逸だけはなぜか雀である。伝令を人語で復唱するだけでなく、自意識で会話ができるほど知能が高い。外見上では区別できないが、それぞれ性格に若干の違いがある。

出典renote.jp

炭治郎についている鎹烏。優秀だが不遜な性格で口数も多く、任務と関係ないことまで喋りだすことがある。

善逸についている鎹雀(かすがいすずめ)。本名は「うこぎ」で、うこぎご飯が大好物。発声できないが人の言葉は理解している。当然伝令はまるで伝わらないが、匂いを嗅ぐだけで感情を察知できる炭治郎とは意志疎通ができている。機械的な鎹鴉に比べてかなり豊かなキャラクター性が与えられており、善逸を叱咤しつつも鼓舞する場面も多い。
家族を鬼に殺されており、少しでも役に立ちたいという思いから伝令役を志願している。他の鴉からは可愛がられている。

伊之助にも当然伝令役として鎹鴉が与えられたが、相棒であるはずの彼が炭治郎と再会するまでに十八回ほども食べようとしてくるので基本的には姿を隠している。

正確なパートナーはわかっていないが、現場にいた冨岡義勇、胡蝶しのぶ、栗花落カナヲの3人の内2人の鴉である可能性が高い。
竈門兄妹を拘束して本部に連れ帰るようにという重要な伝達をしていた。

とてもオシャレな鴉。
鴉界のファッションリーダー。

珍しい雌の鎹鴉。まつ毛が長い。
パートナーの無一郎を溺愛しており、その溺愛っぷりが半端ではない。
天王寺松衛門とは仲がよくない。

相棒である蜜璃と同じように、もじもじとしている可愛らしい鴉。
頭に三つ葉のようなものがあるのが特徴。

松衛門とは仲がよくない。

出典prcm.jp

結構なおじいちゃんなので伝達を聞き間違えたり戦闘中にトコトコ出てきたりして義勇をハラハラさせる。

無惨が産屋敷邸に襲撃することを見越して珠世に接触する役を担った。
他の鴉とは違い流暢に喋り、威厳すらある。

鬼殺隊剣士の最高位。柱未満の隊員は死亡率が非常に高く、逆説的に鬼と戦っても死なない実力者である柱達は、隊を支える存在として君臨している。
世襲制ではなく、最も強い者がその地位に就く。

「水」の呼吸法を使用する水柱(みずばしら)。禰豆子に襲われている炭治郎の前に現れ、鬼と化した禰豆子を殺そうとするも、兄弟の絆を見たことで剣を引く。炭治郎に鬼殺隊へ入るよう勧誘し鱗滝左近次に紹介状を送った。
現実的で冷めた雰囲気を見せ、感情を表に出すことはほとんどない。同僚の胡蝶しのぶから「ほかの柱から嫌われている」と指摘されるが、自覚がなく強く否定している。
鱗滝と共に、炭治郎と禰豆子を後援し、「禰豆子が人を食ったら、切腹して詫びる」と宣言する。
家族と祝言間近の姉・蔦子を鬼に殺された過去を持つ。生き残ったことで鬼殺隊入隊を志し、錆兎とは親友同士であり同期だった。

蟲の呼吸法を使用する蟲柱(むしばしら)。柱の中で唯一鬼の頚を斬ることができない剣士だが、毒と薬に精通し、鬼を殺せる毒を作り出した。
物腰が柔らかく、落ち着いた性格。
鬼殺隊員でもあった最愛の姉カナエは「鬼と仲よくしたい」という夢を持つ心優しい性格であったが、童磨によって惨殺されている。姉の好きだった笑顔を絶やさず、夢を受け継がなくてはならないと考える一方、保身のために嘘をつき、剥き出しの本能で人を襲う鬼に対し、どうしようもない嫌悪感が心の奥底に蓄積されていく。その相反する想いは、自分と同じような過去を持ちながら、鬼を救う信念が決して揺るがない炭治郎に託される。

「炎」の呼吸法を使用する炎柱(えんばしら)。正論を好んで語る。柱合裁判の際には鬼である禰豆子を認めない発言をしていたが、最期には人間を守るために戦った禰豆子を鬼殺隊の一員として認めていた。
戦闘力は凄まじく、無限列車内では五両間を一瞬で移動、技の威力で横転の衝撃を和らげる程の実力を持っている。またリーダーシップと判断力も優れており、炭治郎達に列車の事態を収拾するための的確な指示を出した。他の柱達からも高評価されている。
猗窩座との死闘の末に致命傷を負い、最期は炭治郎たちへ遺言を残し、家族への想いを胸に抱きつつ笑顔で息絶えた。

「音」の呼吸法を使用する音柱(おとばしら)。「派手」が口癖で、宝石がちりばめられた額当てをはめ、左目の周囲に化粧をしている派手な出で立ちの大柄な剣士。三人の嫁(須磨・まきを・雛鶴)がいる。
得物は鎖でつながれた幅広の二本の日輪刀で、戦闘時以外は刀身に細い布を巻いて背負っている。補助に火薬玉も使用する。
元は忍。大柄な体格に合わずの俊敏さを併せ持つ。気配を消したり、毒への耐性もある。
柱合裁判の際は炭治郎の斬首を主張したが、根は豪快で気のいい性格。嫁達の安否を心から案じ、蝶屋敷の娘を守ろうとする炭治郎達の直訴も、あっさりと聞き入れた。

「恋」の呼吸法を使用する恋柱(こいばしら)。社交的で心優しく、無視されると泣きじゃくるほど繊細な性格。炭治郎が感心する程食欲が旺盛。
容姿端麗でスタイルが良いが、特殊な肉体で筋肉の密度が常人の八倍。
鬼殺隊に入った理由は「添い遂げる殿方を見つけるため」。
柱の中では珍しく禰豆子に好意的で、頭を撫でたり、くすぐって遊んだりしていた。禰豆子も甘露寺に懐いている。戦闘では、鉄地河原が制作したウルミのようにしなる日輪刀を使用する。下手すると自分自身も切り刻みかねない刀であるが、女体ゆえの体の柔らかさ、関節の可動域の広さがその扱いを可能にしている。

「霞」の呼吸法を使用する霞柱(かすみばしら)。常に無表情で掴みどころがなく、その場と無関係なことを考えている場合が多い。日輪刀を握って2ヶ月で柱となる。記憶喪失であり、刀を握る以前の記憶を失くしていた。
日の呼吸の使い手の子孫と言われているが関係性は不明。
10歳のときに両親を亡くしており、11歳では双子の兄有一郎を鬼の襲撃で亡くしている。そのことを家族を失ったとや目の前で腐っていく兄へのショックにより忘れていたが、鬼への煮え滾るような怒りは忘れずにいた。
戦闘では自身の持つ超スピードを駆使して戦う。

「風」の呼吸法を使用する風柱(かぜばしら)。好物はおはぎ。白髪の短髪で身体中に傷跡があり、粗暴な言動が目立つ。前の大きく開いた隊服を着ている。玄弥の兄。禰豆子の存在を最も強く否定、傷を負わせた上で鬼の本性を引き出そうとするが、禰豆子が理性を保ちきったため、逆に「人を襲わない証明」が公式になされることとなった。
家族を鬼になった母に殺され、必死に兄弟達を守った末に母を殺害してしまった過去を持つ。顔の大きな傷は、その時ついたもの。しかし、唯一守り切った弟の玄弥は母が死んだことに混乱し「人殺し」と実弥を罵倒した。その後、何らかの経緯で鬼殺隊に入隊し、柱となる。

「蛇」の呼吸法を使用する蛇柱(へびばしら)。口元を包帯で隠しねちねちとした、しつこい話し方をする。吉原・遊郭編での戦闘終結後、援軍として現れ、引退の意向を示した宇髄に「若手が育たなすぎるから」と反対する。甘露寺に対し、文通していたり靴下をプレゼントしたりと何かと気にかけている模様。

出典festy.jp

「岩」の呼吸法を使用する岩柱(いわばしら)。僧侶を思わせる風体の大男。かつては無実でありながらも殺人犯として投獄され処刑を待つ身であったが、鬼殺隊当主である産屋敷に救われ、恩に報いるべく鬼殺隊に入隊した。
柱に就任して以来、8年間に渡ってその任を務めてきた歴戦の猛者であり、組織の長である産屋敷からの信頼も非常に厚い。
癖者揃いの他の柱達からもその実力から一目置かれており、現在の柱では最年長でもあることから柱達の実質的なリーダーとなっている。
伊之助曰く、「鬼殺隊最強」。

しのぶの姉で元”花柱”。
花の呼吸の使い手。穏やかで心優しい性格。人買いに連れて歩かされている幼いカナヲをしのぶと共に保護し、育てた。「鬼と仲良くする」という鬼殺隊員としては異端な理想論を持っていた。
しのぶはカナエを殺害していた鬼を探していたが後にその鬼が上弦の弐である”童磨”だと判明する。
現在のしのぶの姿には彼女の思想が強く反映されている。

育手

次代の鬼殺隊員候補を育てる役務。主に前線を引退した柱が担っている。

炭治郎の師匠であり、育手として「水の呼吸」を用いた剣術を教えている。炭治郎と同じく、鼻が利くらしい。課題を突破した弟子には、その弟子に合わせた狐の面を「厄除の面」として贈っている。しかしこれが最終試験において、手鬼への目印になってしまっていた。
訪れた炭治郎が課した試練を突破したことで弟子と認め、1年間殺す気さえ感じられるスパルタ訓練を施す。竈門兄妹の仔細を産屋敷に報告する際、禰豆子が人を襲った時には冨岡諸共腹を切る覚悟と、助命を訴えていた。
なお水の呼吸の育手は他にもいる模様。

鱗滝と並ぶ、元鳴柱(雷の呼吸の柱の名称)の「育手」。左目の下に大きな傷跡があり、右足は義足となっている壮年の男性。
善逸の師匠であり、「雷の呼吸」を用いた剣術を教えている。修行が遅々として進まず、またその過酷さから度々逃げ出していた善逸に対して非常に厳しい態度で接し、荒療治とも言える手段にも出ていたが、反面その才能を誰よりも評価しており、彼を決して見捨てず、一つの技を極め抜くことを教え続けた。己を「師範」と呼ぶよう再三言うが、彼から「じいちゃん」と慕われるのも内心満更ではない様で、善逸から好意を示された際には照れた表情を見せるなど、何だかんだ弟子への愛情は深い。

杏寿郎・千寿郎兄弟の父親。鬼殺隊の元柱。
あるきっかけで気力を無くし、最愛の妻・瑠火の病死も相まって酒に溺れた生活を送り、杏寿郎の訃報にもつっけんどんに当たっていたが、炭治郎との出会いを通して手紙で本心を明かす。
異空間・無限城での闘いの際には、宇髄とともにお館様の護衛に当たる。

日輪刀を製造。鬼に居場所を探られないよう隠れ里に暮らす。全員ひょっとこ面を被る。

人の話を聞かず一方的にしゃべる、落着きのない性格。自分の刀に強い愛情を持ち、剣士に刀を折ったり無くしたりされると、激怒して包丁を持って追い掛け回してくる。技能は確かだが、性格難のため、剣士から嫌われて担当から外れることが多かった。
炭治郎が激戦のたびに刀を折ったり紛失したりしてくるので、もう刀を作らないと伝書してくる。炭治郎が直談判するために里を訪れた時は、癇癪を起こして行方不明になっていた。しかし、炭治郎が無一郎に刀鍛冶の大切さを説く聞き、考えを改める。縁壱零式に収納されていた刀を研ぎ直す際には、戦争状態の周囲でさえ意に介さないほど身心を集中させていた。

刀鍛冶の里の長。小柄で言動が軽い好々爺。鋼鐵塚蛍の名付け親。
担当の剣士は甘露寺蜜璃で、彼女用に「鞭のように波打つ」特殊な刀を鍛造した。技術力は随一で、鋼鐵塚にも「折れるような刀は鍛冶師の未熟」と手厳しい。

鬼殺隊の刀鍛冶。気難しい鋼鐡塚の数少ない理解者。
落ち着きのある穏やかな性格だが、刀を傷つけられると言葉遣いが荒くなる。刀鍛冶の里では、炭治郎に鋼鐡塚の心境を代弁する。既婚者で、鉛(えん)という名前の24歳の奥さんがいる。
担当の剣士は嘴平伊之助や時透無一郎。両名ともに、別の刀鍛冶が打った日輪刀を彼が引き継いで整備することになった。破損した伊之助の二刀を修復するも、直後に伊之助に「自分で刃こぼれさせる」という暴挙をされて激怒する。

刀鍛冶の里の子供。戦闘用絡繰人形「縁壱零式」を作った絡繰技師の子孫。
自分の才能の限界を感じ、技師を諦めようとしようとしたが、炭治郎に激励を受け、縁壱零式で特訓をさせる。やると決めたらとことん追い詰めるなど、実は頑固でかなりの毒舌家。

出典renote.jp

剣技訓練用のからくり人形。両耳には日輪の髪飾りがついている。かつて実在した剣士をモデルとしており、その剣士の動きをからくりで再現するため、六腕で六刀を持つという異様な造形をしている。経年劣化が激しく、ボロボロであった。炭治郎の修行で故障するが、機体内には戦国時代の刀が納められていたことがわかり、鋼鐵塚によって研ぎ直され、炭治郎の刀となる。
蝶屋敷

炭治郎の家族

炭治郎の妹。
人間だった頃は家族思いの心優しい性格。炭治郎不在時に鬼舞辻無惨の襲撃を受け鬼化した。鬼の能力の一つとして、身長をある程度拡縮できる。体を小さくして背負い箱に入った状態で炭治郎に運ばれているが、戦闘時となると体を大きくして蹴りをメインに戦うようになる。また下弦の伍との戦闘で血が燃えて爆ぜる血鬼術「爆血」が開花する。
人間の血に対する欲求は強く残るが、自意識で無理やり押さえ込んでいる。しかし上弦並の力に覚醒すると、人間に対する食欲が高まり襲おうとするが炭治郎によって抑えられる。
鬼化の進行が進めば再生速度は「上弦の陸」堕姫すら上回る。

炭治郎の父。
病弱だった描写があり、物語開始時点で故人。
生前、炭治郎にヒノカミ神楽を教えた。心優しい人物ではあるが、炭治郎の記憶では大型の熊相手に斧1つで圧倒しており戦闘力も相当のものだったと思われる。

母親の葵枝、弟の竹雄、茂、六太、妹の花子
物語の冒頭、炭治郎が町へ炭を売りに出ている際に無惨に殺害される。

◆鬼

日光以外では死なない不老不死性と、超人的な身体能力や怪力を持ち、中には妖術のような特異な能力を使える者もいる。
その正体は、千年前に最初に鬼になった鬼の原種である鬼舞辻無惨の血を注ぎ込まれた人間が、その血に適応できた場合に変異して生まれる超越生物。鬼舞辻の支配を受け、より多くの人を喰らい、より強くなることを目的として行動する。

出典https://dic.pixiv.net/a/鬼%28鬼滅の刃%29

鬼舞辻 無惨

千年以上前に生まれた最初の鬼とされる鬼達の絶対的支配者。自分の血を与えることで人間を鬼に変えることができる唯一の存在。
炭治郎の家族を殺し、禰豆子を鬼に変えた仇である。性格は冷酷非情で自らの意志にそぐわない者は、人鬼問わず決して許さない。珠世からは「いつも何かに怯えている臆病者」と皮肉られる。
いくつかの身分を使い分け、渡り歩く。日光の下を出歩くことはできず、病気などと理由をつけて偽装している。
鬼殺隊の殲滅を狙うと共に、完全な不死となる為に太陽を克服する鬼と「青い彼岸花」を探している。

十二鬼月以外の鬼

炭治郎が禰豆子以外で初めて遭遇した人食い鬼。
異形化も進んでいない所謂「雑魚鬼」ではあったが、その異常な生命力を見せつけた。炭治郎がとどめを躊躇う内、夜明けの日光に晒され灰と化した。

鬼殺隊入隊の最終選別で2匹一緒に登場。
お互いに仲が悪くどっちが炭治郎を食べるか争っていたが、炭治郎に頸を斬られ跡形も残らず消滅した。

47年前、江戸時代のころに鱗滝に捕まった鬼。全身にいくつもの腕を纏った、大型の異形の鬼。
最終試練の場に封じられているが、その中でしぶとく生き延び、50人もの人間を喰らった。自分を捕まえた鱗滝を心から憎んでおり、彼の彫った狐面を目印に13人の弟子を殺している。
弱点である首はとりわけ多く腕がまとわりついているせいか非常に硬く、錆兎が切りつけた際は逆に刀が折れてしまったほど。だが炭治郎の力には敵わず、「壱ノ型・水面斬り」で首を刎ねられて敗北。今際の際に人間時代を思い出し、涙を流しながら消滅した。

本角・二本角・三本角の三身一体で行動する鬼。分身・分裂の類であり、お互いを「俺」と呼ぶ。
十六歳になったばかりの娘を好んで食い殺し、殺した娘たちが身に着けていたかんざしや髪飾りを蒐集品として集めている。血鬼術を扱える異能の鬼であり、壁や地面に対し沼地を発生させ沼の中を自在に動き回れる。
炭治郎が最初の仕事で倒した鬼。炭治郎を沼に引きずり込むも、「陸ノ型 ねじれ渦」で二人が倒され、最後の一人も首を刎ねられて全滅した。炭治郎からの尋問に対し、鬼舞辻について答えることを極度に恐れていた。

鬼舞辻直属の配下で、矢琶羽と行動をともにする鬼。十二鬼月を自称するが、鬼舞辻に言いくるめられていただけで、実際には単なる駒にすぎない。
古風な口調と童女のような振る舞いをする。手毬を増やし投擲する攻撃は、家屋の壁を易々と破壊する威力であり、矢琶羽の術と組み合わせることで不規則な軌道を描く。珠世の術にかけられて「あの方」=鬼舞辻の名を口にしてしまったことで『呪い』が発動し、体内に残留していた鬼舞辻の細胞に肉体を破壊され、朝日を浴びて塵になった。

両掌に目玉がついた鬼。鬼舞辻の命令で、朱紗丸とともに炭治郎らを襲う。
神経質で潔癖症な性格で、大雑把な朱紗丸と度々口論になる。
不可視の矢印(ベクトル)を操る血鬼術「紅潔の矢」を用いる。始めは炭治郎を苦しめたが、愈四郎の視力を借りたことで見切られ、術を逆手に取られて敗死した。
首を斬られた際、炭治郎に術を仕掛けて相討ちを図ったが失敗に終わった。

鼓屋敷に潜む3匹の鬼の1匹。
爬虫類の様に這って行動しカメレオンのように舌を伸ばして俊敏に攻撃する。
眠りについた善逸の霹靂一閃により頸を斬られる。

鼓屋敷に潜む3匹の鬼の1匹。
伊之助に瞬殺された。

元・十二鬼月の下弦の陸。両肩や腹、両脚から鼓を生やした鬼。炭治郎と善逸が指令を受け、向かった先の屋敷の主。
身体各部の鼓を打つことで、部屋を回転させたり斬撃を飛ばす空間支配の血鬼術を持つ。人間だった頃は文筆家で、彼の作品を酷評した上に原稿用紙を踏みつけにした知人を惨殺した過去を持つ。
元は十二鬼月まで登り詰めた実力者だったが、人を喰えなくなり力が衰えたのを理由に数字を剥奪されている。故に十二鬼月に復格する為に、「稀血」を持つ清を狙う。
炭治郎の人となりに触れ、その言葉に「自分は認められた」と涙を流しながら消滅していった。

下肢が蛇の女鬼

伊黒の一族を支配していた鬼。盗賊である伊黒の一族は赤ん坊を生贄にする見返りにこの鬼が盗んだ金品を受け取り生計を立てていた。
伊黒は女ばかりが生まれるこの一族で370年ぶりに生まれた男であり、鬼が満足して食べられる大きさになるまで座敷牢に入れられ生活していた。
伊黒が脱走したことにより腹を立て親族50名を殺害、その後伊黒を保護した当時の炎柱によって討たれた。

鬼舞辻無惨が選別した、直属となる“最強”の十二鬼。

同じ下弦の鬼である累が柱にやられたことに腹を立てた鬼舞辻が下弦の鬼を集めて叱責したのだが、その際に心の読める鬼舞辻の前で「そんなこと俺たちに言われても」と考えてしまい鬼舞辻の堪にさわり処分される。

出典game8.jp

那多蜘蛛山に住まう鬼の一家の末子。蜘蛛めいた髪型の小柄な男児。
配下に「母」「父」「兄」「姉」役を演じる鬼がいる。繰り出す糸に血液を乗せることで、鋼に勝る硬度を与える血鬼術を持つ。
人間だった頃は非常に病弱で床から起き上がれず、歩くことさえ苦しい状態であったがある日、鬼舞辻に血を与えられ、鬼となる。竈門兄妹を激闘の末、殺そうとするも、救援に来た冨岡に止めを刺された。
身体が崩れ行く中で、かつて両親の自身に対する命を賭した愛情を断ってしまったことに気付き、死後その魂は両親と再会。謝罪を果たして、共に地獄の業火へと消えていった。

那多蜘蛛山で最初に登場した鬼。妖艶な女性の姿をしている。糸を使って人間を操る血鬼術を持つ。
那多蜘蛛山に入った鬼殺隊を操り同士討ちさせていたが、伊之助に位置を把握されたのち、炭治郎によって首を切られる。その際一切の抵抗をせず、自ら首を差し出す。炭治郎が自分に向けた優しい眼差しから、人間だったころの記憶を思い出し、死に際に十二鬼月がいると注意を促して消滅した。
元は幼女の鬼だったが、累の命令で容姿を変えて大人の女性の姿になっている。そのため、累の要求に応えきれないことが多く、「父」に暴力を振るわれ、恐怖で支配されていた。母とは名ばかりで、家族で一番立場が低い。

屈強な体格を誇る蜘蛛鬼。顔面が蜘蛛そのものに変貌している。累によって知性を奪われ、いいように操られている。川底を殴れば底まで水が吹き飛び、太い丸太をバットのように振り回すなど、桁違いの身体能力・回復力を持つ。脱皮による強化が可能で、身体が一回り大きくなる。
山中で伊之助を叩きのめし殺す一歩手前まで行くが、冨岡に瞬殺されバラバラになる。

蜘蛛の胴体に人間の頭がついている鬼。自身の毒を受けたものを「蜘蛛」に変える血鬼術、および強酸性の毒液を吐き出す血鬼術「斑毒痰(ふどくたん)」を持つ。
山中で善逸と交戦。蜘蛛人間たちを使って善逸に毒を注入する。毒で衰弱しつつも突如雰囲気が変わった善逸に対して、警戒しつつ迎撃を行うも、それすら凌駕する「霹靂一閃 六連」で一瞬で斬首される。

白い着物を着た少女の鬼。掌から溶解性の繭を作りだす血鬼術「溶解の繭」を持つ。
一見おとなしそうに見えるが、実は自分本位な自己中心な性格で嘘を平然と吐く。元々強い鬼ではないため、累に捨てられることを恐れており、彼が禰豆子に興味を示した際は必死に自分が「姉」であることを主張する。
先遣隊の中で生き残っていた村田を、血鬼術の繭で包み溶かそうとしていたところ、胡蝶しのぶと遭遇。実力の差を見せつけられて命乞いをするが、嘘を見破られた挙句、拷問を拒絶して反撃しようとするも、鬼殺しの毒で毒殺される。

柱と出会った際にいつも逃亡しようとしていることを鬼舞辻から問われ、それを否定するもその否定が鬼舞辻の堪にさわり処分される。

同じ下弦の鬼が目の前で処分されるのを見て鬼舞辻から逃げ出すが逃げきれずに処分される。

他の鬼たちが処分されるのを見て、血さえ頂ければ自分はまだ役に立てると主張するも、鬼舞辻に「何故私がお前の指図で血を与えねばならんのだ」と言われ処分される。

「眠り鬼」と呼ばれ、夢に関する血鬼術を使い、術の効力を持ったギミックを作成することも得意とする。閉じ込められた夢から覚めるためには、その中で自刃する胆力が必要となる。
鬼舞辻による下弦の鬼の粛清時に、歪んだ恭順を気に入られて唯一見逃され、配下の人間を使って鬼殺隊の一行を眠らせ、無意識空間の「精神の核」を破壊させようとした。結果として全力を出せずに敗北するという、悪夢のような事実を噛み締めながら消滅した。炭治郎に血液を採取される。

非常に性悪で傲慢な性格。気に食わないことがあると首を傾けて下から睨めつけてくる癖がある。100年近く吉原に潜んで、時代に応じて様々な「姫」という名の付く花魁になりすましていた。現代での仮名は蕨姫花魁。不細工な人間を忌み嫌い、「(不細工は)生きてる価値がない」などの発言を繰り返す。鬼の中でも偏食で、見目麗しい女性を好んで喰らう。炎にトラウマがある。兄の前では口調が幼くなり、泣き虫な素の性格が表れる。
血鬼術は「帯」を用いる。この帯は彼女が力を切り離した分身であり、合体すると、髪色が銀に変わりパワーアップする。

普段は堕姫の体内で眠っている。彼の方が真の「上弦の陸」であり、堕姫よりも桁違いに強い。血でできた鎌のような猛毒の血鬼術を使う。堕姫に左目を貸与することも可能で、彼女を遠隔操作しつつ、自分は右の視覚だけで戦ってなお鬼殺隊を圧倒するほどの実力がある。
炭治郎によって頚を斬られる。
同時に斬られた堕姫と口論するも、堕姫が消滅した時に呼んだ名前によって人間だった頃を思い出す。暗闇の中で、人間の頃の姿に戻った梅と再会し、彼女だけ光がある方に向かわせるため一旦は突き放すものの梅に「ずっと一緒にいる」「何度生まれ変わってもお兄ちゃんの妹になる」と言われ、梅を背負いながら地獄の業火の中へと消えていった。

善逸の兄弟子にあたる元鬼殺隊剣士。善逸と色違いの日輪刀を背負い、勾玉の首飾りをしている。黒死牟に命乞いをして鬼にしてもらい新たな上弦の陸となった。獪岳が鬼になったことにより師・桑島は切腹した。善逸が使えない雷の呼吸の弐から陸の型を使用でき、壱の型しか使えない善逸を見下しているが、自身も全ての型の基本である壱の型が使えないため他の剣士からは大したことないと言われていた。
無限城で、善逸と交戦。雷の呼吸と血鬼術を組み合わせて戦う。しかし、善逸の新たな「漆ノ型」に敗れる。

壺と肉体が繋がった状態であり、十二鬼月で最も人外じみた姿をした異形の鬼 。自己顕示欲も非常に強く、特に己が作品に対して捻じ曲がった執着心を持ち、他者にそれらを侮辱されると激怒する。
戦闘では、壺から壺へと瞬間移動も可能で、移動の媒体となる壺も神出鬼没に出現する為、高い敏捷性があり回避に優れる。脱皮することで本人曰く「完全なる美しき姿」に変容でき、変身後は屈強な半魚人のような上半身に蛇のような下半身を持つ。
最期は痣の発現した無一郎に頸を斬られた。

常に何かを怖れているような様子で、ことあるごとに「ヒィィィィ」と言う。本体は舌に「怯」の文字が刻印される。頸は鍛え上げられた日輪刀をへし折るほど硬い。
自身が追い詰められる程、その時の感情を具現化し、新たな分裂体を生み出す血鬼術を使用する。作中では頚を切られると、舌に「喜怒哀楽」のそれぞれ一字が刻印された4人の天狗の鬼に分裂をし、その後に炭治郎たちに追い詰められたことで新たな2体の分裂体を生成した。戦闘面では喜怒哀楽や分裂体に任せて小さな姿の本体は身を隠すため、複数人の鬼殺隊員の連携が無いと倒せない。
最期は炭治郎に頚を斬られ、人間時代の走馬灯を見ながら消滅する。

「怒」の鬼。雷撃を放つ錫杖を持つ。分裂体の中ではリーダー格。相手との戦闘に愉悦に浸らず的確に仕留めようとする。
分裂後、主に他の3鬼に指示を出したり、敵の追撃を邪魔するなどのサポートを行う。本体部分が見つかると、本体の感情に呼応して他3体を吸収し憎珀天となった。

「楽」の鬼。突風を放つ天狗の団扇を持つ。相手との戦闘の愉悦を優先する性格で、その事で積怒にいつも呆れられている。主に禰豆子と交戦。

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「喜」の鬼。背中に翼を生やし、手足の先が鳥の鉤爪となっている半鳥人。口から超音波を発する。主に炭治郎と交戦。

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「哀」の鬼。十文字槍を振るい、近接戦闘で鬼殺隊と交戦する。主に不死川玄弥と交戦。致命傷を与えたはずが、死亡せず向かってくる玄弥に戸惑う。

「憎」の鬼。怒が喜哀楽を吸収して誕生した、小柄な鬼。喜怒哀楽の血鬼術と、新たに樹木を操る術を用いる。
本体「怯」の半天狗を「小さく弱き者」として扱う反面、敵を「極悪人」と見做し、半天狗を討伐せんとする行為を「鬼畜の所業」として一方的に断罪するなど、半天狗の強烈かつ身勝手な保守性が具現化した性格の持ち主。 攻撃力は高く、痣の発現した甘露寺をも防戦一方に追い込んだ。

長い黒髪で目元を隠した女性の鬼。髪の中は単眼である。十二鬼月とは別枠の側近であったが、半天狗が死んだことで空位となった上弦の肆へと昇格する。
琵琶を奏でることで異空間・無限城の部屋を操ることが出来る。干渉能力は高く、上弦の鬼たちですら気付かれずに呼び寄せる事が出来る。使い魔による遠隔探知ができる。

愚直に強さを求め続ける武術家じみた一面を持ち、敵でも実力者には尊敬の念を持つ一方、自身が弱者と見定めた者は露骨に見下す。その価値観から高い実力を備えた者に対しては敬意を払い、同じ鬼になるように勧誘する。
魘夢が倒された直後現れ、煉獄と交戦。煉獄の強さに鬼になるよう勧誘するも決裂。致命傷を与え煉獄を殺害した。
無限城編では、炭治郎・義勇と二対一で戦う。痣に覚醒した義勇と、柱に準じた実力を持つ炭治郎でさえも実力で上回る。炭治郎の新技「透き通る世界」の闘気を感知することができず、斬首される。それでも死に切らず、鬼の執念と、負けた事実がせめぎ合った状態となるが、最終的には自ら死を選び、崩れ去る。

虹色の瞳を持ち、しのぶの姉・カナエの仇でもある。
飄々としており、常に笑みを絶やさず鬼狩りにも快活に接する陽気な人物。反面、他人の痛みや感情に無頓着で無意識に相手を逆撫でする事が多い。上弦の陸だった時に瀕死の妓夫太郎と堕姫に出逢い、彼らを鬼にした。
人間の頃、両親に神童だとかつぎ上げられたが、自身は極楽も地獄も全く信じておらず、馬鹿で可哀想な民を「救ってやらねば」という信条で教祖をしていた。
鉄扇を武器に、冷気の血鬼術を用いる。
無限城でしのぶと対決し最終的に吸収するも、同時にしのぶの身体に仕込まれた毒も吸収し再生が出来なくなったところをカナヲと伊之助に倒される。

顔面に三対六つの眼を持つ男。中央の一対の左右それぞれに「壱」「上限」と浮かび上がっている。刀を帯びた剣士風の出で立ちをしており、痣が左の額と右首筋から右顎にかけて浮かび上がっている鬼。
人間の時の名は継国巌勝(つぎくに みちかつ)。時透無一郎の先祖で「始まりの呼吸の剣士」でもある。
無限城では、無一郎、不死川、行冥、玄弥と交戦するも圧倒する。

◆鬼殺隊関係者

二百年以上生きている女性の鬼。医者。
鬼舞辻一派と敵対し、「逃れ者」と呼ばれ追われる立場にある。自力で鬼舞辻の呪いを解除しており、人を喰らわず少量の血液を飲むだけで生きることが可能。自分の血液を介して、幻術をかけることができる。鬼であるが暗示をかけられた禰豆子には自分の母親のように見えている。
鬼を人に戻す方法を確立すべく、炭治郎に鬼の血液の採取を依頼する。
禰豆子と十二鬼月の血を研究する内に鬼化された人間の自我を取り戻すことに成功し、禰豆子の短期間の血の変化で近いうちに太陽を克服すると推測する。

出典dramac.jp

瀕死の状態から、珠世により鬼とされることで救われた青年(鬼舞辻由来ではないという例外的な鬼である)。
少年の姿だが、実年齢は35歳。人を喰らわず、珠世よりも少量の血液を飲むだけで生きることが可能。珠世同様、禰豆子には自分の弟のように見えている。珠世に心酔しており、珠世以外には攻撃的な態度をとる。
視界に関わる血鬼術を使用する。札術を応用した目隠しや、また札を対象に留めることで自身の視力を貸与することもできる。
珠世によれば、戦う力はあるが準備が必要だという。

浅草で無惨が炭治郎に発見されたときに目くらましのために鬼化されられた男性。
一度は完全に鬼となるが珠世の預かりとなり、禰豆子の血をもとに治療を受けた結果、自我を取り戻す。
無惨が産屋敷邸を襲撃した際には血鬼術を披露しており、無数の棘を無惨に打ち込むことで体の自由を奪った。その隙に珠世が「鬼化を解除する薬」を無惨に打ち込むが、その状態のまま無限城に連れ去られてしまう。

蝶屋敷で働く少女達。三人共顔はデフォルメされがち。厳密には彼女らは隊員ではなく看護師、もしくは救護要員に近い立場であり、炭治郎達の治療・訓練を補佐している。早々にセクハラ発言が広まった善逸や乱暴な伊之助をよそに、炭治郎にはよく懐いており、「全集中・常中」の会得にも献身的に協力する。

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杏寿郎の弟。穏やかで礼儀正しい性格。本来なら炎柱の継子となる立場であったが、剣才に恵まれなかったことから剣士の道を諦め、自分なりのやり方で人の役に立てる道を探す決意を固めた。兄の最期とその遺言を語った炭治郎に、彼の日輪刀の鍔を贈る。その後も炭治郎と手紙でやり取りをしている模様。

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煉獄槇寿郎の妻で杏寿郎・千寿郎兄弟の母親。故人。聡明かつ芯の強い女性であり、病で床に臥せって死期が近い事を悟りながらも強く生まれた者の責務を杏寿郎に説き、彼の人生観に多大な影響を与えた。

伊之助の母親。
琴葉は頭の鈍い女で、夫や姑による家庭内暴力に晒され続けた末に救いを求めて、まだ赤子の伊之助を連れて新興宗教「万世極楽教」の門を叩いた。
童磨は琴葉を治療し、その後も寿命が尽きるまで手元に置くだけで母子を殺すつもりはなかったが、琴葉に人喰いの現場を見られたことで始末せざるを得なくなり、断崖に追い詰められた琴葉は最後の希望を託して伊之助を崖下に投げ落とし、自分は殺害された。

天元の三人の嫁の一人。気弱で泣き虫のくノ一。遊郭に巣食う鬼を探るため、「ときと屋」に遊女として潜入していたが見つかり、捕まってしまう。天元が来たことで救出される。

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天元の三人の嫁の一人。気が強く姉御肌のくノ一。遊郭に巣食う鬼を探るため、「荻元屋」に遊女として潜入していたが見つかり、捕まってしまう。天元が来たことで救出される。

出典renote.jp

天元の三人の嫁の一人。真面目で優しい性格のくノ一で、嫁三人のまとめ役。遊郭に巣食う鬼を探るため、「京極屋」に遊女として潜入。蕨姫花魁が鬼だと気づくも、向こうからも怪しまれたため身動きが取れずにいた。服毒して病に罹ったふりをして京極屋を出ようとするも、血鬼術の帯を仕込まれる。救出に来た天元から薬をもらって回復し、情報を伝える。妓夫太郎との戦闘では藤の毒を塗ったクナイでサポートを行った。

吉原遊郭の「ときと屋」で働く花魁。
自身の部屋に荷物を運んだ炭治郎にお菓子を渡して労を労う他、彼が男であることを最初から知っていても事情を察して黙認したり、消息を絶った須磨の安否を心から気遣う温和で優しい女性。その人柄から非常に人に好かれ、女の子達を甘やかしすぎて女将から怒られてしまうほど。身請け先が決まった矢先にそれを知った堕姫に襲われ彼女の帯に取り込まれるも、炭治郎に救出された。

音柱である宇随天元の弟。
父親を拒否し去った天元に代わり忍の首領となった。過酷な訓練を受けており感情はほとんどないと思われる。部下は駒、妻は跡継ぎを生むためなら死んでもいい、本人の意思は尊重しないなどひたすら無機質である。

時透無一郎の双子の兄。容姿も瓜二つ。一人称は「俺」であり、現実主義的で辛辣な言動の人物だった。
風邪を拗らせて死んだ母や彼女の為に薬草を採りに行き、崖から落ちて死んだ父を「馬鹿の極み」と酷評していた。そんな態度を咎める無一郎も「無一郎の無は無能の無、無意味の無」と揶揄したり、訪ねてきたあまねにも非常に攻撃的な対応をして追い返していた。兄弟仲は険悪で日常的に喧嘩ばかりしていたが、本来は家族を思いやる優しい少年であり、あまねを邪険に扱っていたのも残された弟を失いたくないという想いからのものだった。鬼の襲撃を受けて致命傷を負った際には自身の本心を無一郎に告げ、最期まで弟の無事を祈りながら息絶えた。

◆鬼関係者

鬼舞辻無惨を鬼とした(結果として)平安時代の善良な医者。
無惨は先天的に虚弱な体質であり、当時の医師(くすし)からは「二十歳になるまでに死ぬ」と言われていたが、そんな彼が少しでも生き永らえるようにと苦心し治療を施した。
医者は無惨の病状が良くなることを願い、まだ試作の段階であった新薬を処方したが、それでも悪化の一途を辿っていったことから腹を立てた無惨に、背後から刃物で頭を割られ殺害されてしまう。
皮肉にも医者が亡くなった後、薬の効果が現れ体調がよくなり強靭な肉体を身に着けるも、日の下に出られなく、人の血肉を欲する体質になるなど中途半端な回復を遂げる。

人間であるときの妓夫太郎に殺害された侍。
客としてきていた遊郭で梅( 堕姫の人間だった頃)に乱暴を働こうとした際に逆に簪で目を突かれ失明する。その後、遊郭側の厄介払い&報復のために妓夫太郎の不在時を狙って梅を生きたまま焼く。焼かれた梅を見つけ慟哭している妓夫太郎を背後から切りつけるが逆に鎌で真っ二つにされ殺害される。

半天狗に対し死刑宣告を行った奉行人。
半天狗は人間だった頃は盲目を偽り盗みを働いていた小悪党で、自身が働いた悪事をに責任転嫁して正当化せんとする卑劣漢だった。それを盲人に咎められた末に殺害し、奉行所に連れ出されて死刑宣告を受けた矢先に無惨によって鬼化され、自身を罰した奉行を殺害した過去を持つ。

猗窩座が人間だった頃。病気の父親のためにスリで薬代を稼いでいたが、狛治が自分のために罪を犯すことに心を痛めた父親は自殺し江戸を追放される。世を恨み喧嘩を繰り返していたところを、素手で戦う武術道場を営む慶蔵に拾われその娘の恋雪と恋仲になり、恋雪を守るため誰よりも強くなることを誓う。しかし隣接する剣術道場の嫌がらせで井戸に毒を入れられ慶蔵と恋雪が死に、剣術道場の67人を虐殺。自暴自棄になっていたところを話を聞きつけた無惨に鬼にされた。人間であった頃の記憶は残っていないが、使う技は人間だった頃の思い出が土台となっている。

猗窩座が人間「狛治」だった頃の恋人。
猗窩座が鬼になる前は「狛治」という名で病気の父親のためにスリで薬代を稼いでいたが、狛治が自分のために罪を犯すことに心を痛めた父親は自殺し江戸を追放される。世の中を恨み喧嘩を繰り返していたところを、素手で戦う武術道場を営む慶蔵に拾われその娘の恋雪と恋仲になり、恋雪を守るため誰よりも強くなることを誓う。しかし隣接する剣術道場の嫌がらせで井戸に毒を入れられ慶蔵と恋雪が殺害される。殺害に関与した剣術道場の67人を虐殺し自暴自棄になっていたところを話を聞きつけた無惨に記憶を消され鬼にされた。

恋雪の父親。
「素流」という素手で戦う武術道場を営む傍ら病気を患う娘の看病をしている。妻もいたが娘の看病に疲れ果てた末に入水自殺している。「狛治」がスリと喧嘩に明け暮れていた時に出会い、道場に招き入れ娘の看病を依頼する。隣接する道場の嫌がらせの延長で井戸に毒を入れられ殺害される。

素流道場の隣の剣術道場の跡取り息子。
非常に乱暴な性格をしており、好きだった恋雪を無理やり外に連れ出し、恋雪が喘息の発作を起こしたのを見て怖くなり放置して逃走。
やがて狛治と恋雪の結婚の話を聞きつけ、門下生にも焚きつけられ、素流道場の井戸に毒を入れることで慶三と恋雪を殺害。その後、狛治に剣術道場の66名と共に殺害される。

東京は浅草、都会に出て来て喧噪に悪酔いしてしまった炭治郎が立ち寄った、屋台のうどん屋さんの店主。職人気質でダシの作り方は誰にも教えない。



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