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武士がよく使う言葉のまとめ・意味 解説57選!

戦国武将 歴史

サムライ語,侍語,忍者,武家用語,時代劇,大河ドラマなどでよく使われそうな言葉のまとめです。御意や,かたじけない,それがし、是非もない、恐悦至極、のようなアレです! 夏休みの自由研究にもどうぞ。

武士がよく使いそうなことば

(一)思し召し・お考え・お心の事。
(二)お指図・仰せ・ご命令の事
(三)目上の人への返事に使う言葉
(四)御意を得る(お目にかかる)
(五)仰せのままに。
用例・御意のままに。
・御意を得たく存じ奉る。
・(殿様の言葉に対して)御意!

いざ


(一)さぁ
(二)人を誘って、または思い立って事をし始めようとする時に使う言
葉。
用例・いざ、鎌倉!
・いざ、討ち入りじゃ!
・いざ、参ろう!

謀事


(一)はかりごと。
(二)計略。謀計。
用例・これは、敵の謀事じゃ!
・敵ながら見事な謀事じゃ!

〜でござる


意味:「ある」「いる」の尊敬語

調略(ちょうりゃく)


(一)策略をめぐらす事。
(二)敵対する城主を説得して味方に寝返らせる事。
(三)城主を説得して、城を明け渡すように仕向ける事。
(四)敵対する城主の家臣を寝返らせて、内側から落城させる事。
(五)敵対する敵の同盟国の城主をたくみに騙して味方に引き入れる
事。
(六)策略・調儀の事。

参上


意味:目上の人の所へ行くこと

虚・空け (うつけ)


(一)まぬけ・愚か(者)
(二)中がうつろになっていること・から・空虚(な人)
(三)気が抜けてぼんやりしていること・またそのような人
用例・どうした?虚けのようになって・・・。
・お前のような空けがさらにボケてしまっては、もうお終いじ
ゃ。
・お前のような虚けにはこれは無理じゃ。

よきにはからえ


意味:良きに計らえ、好きに任せる

兄者(あにじゃ)


兄に対する尊敬語
用例・兄者、どうでござる、刀傷の具合は?
ぬかったわ、待ち伏せされて斬られてしもうた。
・ここは何処?あんたは誰?
忘れたか、わしはお前の兄じゃ。

仕る(つかまつる)


(一)やります、致しますの丁寧語
(二)ツカエマツルの転語
用例・委細承知仕った。
・当方、改めて後日参上仕ります。
武士階級で下のものが、上の武士に対して使う言葉。

猪口才な(ちょこざいな)


(一)小生意気な事
(二)差し出がましい事
用例・なんだこのガキ!ちょこざいな!
・下郎の分際でちょこざいな!
・餓鬼が酒をお猪口(おちょこ)で飲むとは猪口才(ちょこざい)な!

片腹痛い


意味:ちゃんちゃらおかしい、笑止千万

不届き者


意味:道理や法に従わない者

汝・汝等=己・己等(うぬ・うぬら)


相手を卑しめて言う言葉。
用例・これは、うぬらの仕業か?許せぬ!
・うぬとて知らぬとは申せまい!
・うぬ、成敗してくれるわ!
武士が、相手を卑しめて・貶めて、言う言葉

手討ち・手打ち(てうち)


(一)武士が自分の家来や百姓・町人など目下の者を自らの手で斬る
事。
(二)素手で相手を撃ち殺す事。
(三)取引・和解が成立したしるしに、双方が揃って両手を打ち鳴らす
事。
(四)手をしめる事。手打ち式。
(五)うどん・そば・麺を機械にかけずに自ら手で打って麺を作る事。

候(そうろう)


意味:〜であります

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左様


意味:そのとおり、はい(肯定)

御忍(おしのび)


(一)身分の高い人が密かに外出する事。
(二)お忍び歩きの事。
(三)御忍駕籠の略
用例・上様がお忍びで前田藩上屋敷の殿にお会いに参られたようじ
ゃ。
・ふふ、今宵も御忍で参るか・・・、獲物がかかれば新刀の試し斬
りじゃ。

拙者


意味:(自らをへりくだって)わたし

わらわ


意味:(自らをへりくだって)わたし

土左衛門(どざえもん)


(一)溺死人の遺体
(二)江戸時代の享保の頃、江戸の力士で成瀬川土左衛門(なるせがわ どざ
えもん)の身体と顔がすこぶる膨れていたので、人々が水死人(水
死人は腐ると身体の中にガスが溜まってぱんぱんに身体が膨む)
の事を、土左衛門のようだと言ったのが広まり、今日までこの言
葉が伝わっている。

遣わす・使わす(つかわす)


(一)お使いになる・お召になる。
(二)ご派遣になる。お遣りになる。
(三)お与えになる・賜う。
(四)行かせる・他へ遣る。
(五)尊大な気持ちを込めて相手に言う言葉。
用例・この伝家の宝刀をそちに遣わす。
・評定所の使いの者を遣わす。

婆娑羅(ばさら)=跋折羅・時勢粧


(一)派手に見栄をはること。
(二)伊達(だて)。
(三)遠慮なく振舞うこと。
(四)しどけないこと。
(五)狼藉。
(六)室町時代の流行語または風俗。
用例・けっ、また町奴達(まちやっこたち)が婆娑羅を気取って、乱暴狼藉
をやりやがる。
・俺達こそ、婆娑羅よ!俺達の行先には血煙があがるぜぇ!
江戸時代には一般的には使われなくなった言葉のようだが、一部で婆娑羅を気取って乱暴狼藉をした一団もあった。

所存


意味:心に思っていること、考え

是非もなし/是非もない


意味:仕方がない、やむを得ない

辻斬り(つじぎり)


(一)武士が道端で人を斬る事。
(二)刀剣の切れ味を試すために人を斬る事。
(三)剣術の錬磨・向上のために人を斬る事。
(四)金銭を奪うために人を斬る事。強盗殺人。
(五)待ち伏せて暗殺目的に人を斬る事。
(六)辻とは、四辻(道路が四つに交差している所)・道端・道筋・ちま
たの事。

如何様(いかよう)


意味:どのような、どのよう

安堵(あんど)


(一)安心する事。
(二)幕府・領主などが支配下の武家・社寺の領地 (知行)を保証し確認する事。
(三)居場所に安住する事。
用例・この度の、その方の知行は安堵致す。
・戦場(いくさば)での褒賞で、我が領地が安堵されたぞ。
・これを見よ、信長様よりの安堵状じゃ。
・心配しておったが、これで安堵致したぞ。

案ずる(あんずる)


(一)心配する事。
(二)気遣う事。
(三)考える事。
(四)工夫をする事。
用例・案ずるな、あの件は沙汰止み(さたやみ)になった。
・案ずるより産むが易しじゃ。
・案ずれば通ず、答えが出るまで考え抜く事じゃ。

傾奇者(かぶきもの)


派手な身なりや、おかしな行動を取る者

蟄居(ちっきょ)


(一)家に籠って外出せぬ事。
(二)江戸時代に公家・武士に科した刑罰のひとつ。
(三)虫が地中にこもっていること。
用例・堀川殿が閉門蟄居を申し渡されたぞ!
・その方等の罪過は明白じゃ、よって閉門蟄居を申し渡す!

何故(なにゆえ)


(一)どういう理由で?
(二)なぜ?
(三)なんのため?
用例・何故(なにゆえ)このような戯言(ざれごと)を申すか?
・何故(なにゆえ)父は自害なさったのですか?
武士一般に使われる言葉

南無三宝・南無三(なむさんぼう・なむさん)


(一)事の成功を祈って発する言葉
(二)驚いた時や失敗した時。
(三)しまった。さぁ大変だ。なむさん。
(四)仏・法・僧の三宝に帰依する事。
用例・何とか上手くいってくれ、南無三!
・成仏致せよ、南無三宝!

謀る(たばかる)


(一)謀(はか)り欺(あざむ)く事。騙す事。
(二)思案する・思いをめぐらす。
(三)相談する。
用例・おのれっ、目付のやつ謀りおったな!
・謀りおったのは、目付の奴か?

恐悦(きょうえつ)


ひどく喜ぶこと

(一)謹んで喜ぶこと。


(二)他人に喜びを伝える時に言う言葉
用例・殿のご尊顔を拝し、恐悦至極(きょうえつしごく)にございま
す!
目上の位の高い殿様に対して、下の武士が使う言葉

各々方(おのおのがた)


(一)皆様方
(二)各自の皆様
用例・各々方、油断召されるなよ、腕の立つ曲者ですぞ。
・どのようにお考えか、各々方に聞いてみようと存ずる。

数寄者(すきもの)


芸道に執心な人物

手籠め(てごめ)


(一)力づくや暴力で相手の身体の自由を奪う事。
(二)力づくや暴力で女性を犯す事。
(三)ひどい目、痛い目にあわす事。

参考リンク



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