「旧エヴァ」以降乱立したといわれる「ポスト・エヴァ」「セカイ系」作品まとめ | 質問の答えを募集中です! 「旧エヴァ」以降乱立したといわれる「ポスト・エヴァ」「セカイ系」作品まとめ | 質問の答えを募集中です!

「旧エヴァ」以降乱立したといわれる「ポスト・エヴァ」「セカイ系」作品まとめ

エヴァ

「旧エヴァ」以降乱立したといわれる「ポスト・エヴァ」「セカイ系」作品。具体的にどんな作品があるのか見ていきたいと思います。○○も追加してほしいという意見がありましたらお気軽にツイッター等でどうぞ。追記 20万アクセスありおがとうございます。

エヴァ系作品、いわゆる「セカイ系」とは?

「『新世紀エヴァンゲリオン』の影響を受け、1990年代後半からゼロ年代に作られた、巨大ロボットや戦闘美少女、探偵など、おたく文化と親和性の高い要素やジャンルコードを作中に導入したうえで、若者(特に男性)の自意識を描写する作品群」

セカイ系(セカイけい)とは、アニメ・漫画・ゲーム・ライトノベルなど、日本のサブカルチャー諸分野における物語の類型の一つである。
定義が明確に為されないまま、主にインターネットを通じて広がったため、意味するところは諸説あるが社会学、現代文学論、サブカルチャー論などで様々に言及されている。

「世界の危機」とは全世界あるいは宇宙規模の最終戦争や、異星人による地球侵攻などを指し、「具体的な中間項を挟むことなく」とは国家や国際機関、社会やそれに関わる人々がほとんど描写されることなく、主人公たちの行為や危機感がそのまま「世界の危機」にシンクロして描かれることを指す。セカイ系の図式に登場する「きみとぼく/社会領域/世界の危機」という3つの領域は、それぞれ「近景/中景/遠景」(別役実による)や「想像界/象徴界/現実界」(ジャック・ラカンによる)といった用語に対応させて言及されることもある

これらのセカイ系作品においては、世界の命運は主にヒロインの少女に担わされる。「戦闘を宿命化された美少女(戦闘美少女)と、彼女を見守ることしか出来ない無力な少年」というキャラクター配置もセカイ系に共通する構図とされている。世界の危機と平行して、この傷ついた少女(=「きみ」)と無力な少年(=「ぼく」)との恋愛が学園ラブコメディとして描かれることも多く、このため「きみとぼく系」と呼ばれることもあった。さらに、ごく乱暴に「セカイ系とは『学園ラブコメ』と『巨大ロボットSF』の安易(ゆえに強力)な合体であって、つまり『アニメ=ゲーム』の二大人気ジャンルを組み合わせて思い切り純度を上げたようなものである」とも説明されることもあり、こういった極小化された「きみとぼく」の純愛世界と誇大妄想的な「世界の危機」がシンクロして物語が進行する奇妙さがセカイ系の特徴とされていた。

具体的にどんな作品があるのか検証

これらの作品はしばしば「パクリ」「盗作」と批判されますが、冷静に観れば優れた作品もかなり多いです。

ロボット系

ラーゼフォン(2002年)

2013年2月に全世界は消滅し東京だけが奇跡的に生き残った。都内に住む人々はそう教えられ疑わずに暮らしていた。

2015年7月4日の朝、東京の高校生神名綾人(かみな あやと)は地下鉄で模試会場へ向かう途中、脱線事故に遭う。地上に出ると防衛軍と謎の戦闘機部隊(実は東京外部から飛来した地球連合軍)とが激しい戦闘を始めていた。綾人が避難先を探していると、同級生の美嶋玲香(みしま れいか)が現れる。一方東京の政府(MU東京総督府)のエージェントと外部から潜入した女性工作員紫東遥(しとう はるか)は、それぞれ綾人の身柄を確保しようと迫る。綾人は辛うじて両者から逃げきり、玲香の後を追って東京湾地下の世音神殿(ぜふぉんしんでん)にたどり着く。綾人は神殿の巨大な卵型の神体を見たとたん苦しみはじめ倒れてしまう。玲香は歌い始める。綾人は誰かの「目覚めて」という声を聞く。朦朧とした意識の中で綾人がその名とつぶやくと卵は割れ、中から有翼の神像ラーゼフォンが立ち上がった。

「ラーゼフォン」は、不幸な作品である。ハイレベルな作画、魅力的な登場人物、抑制の効いた演出、いずれも一流でありながら、「新世紀エヴァンゲリオン」の亜流としか見なされず、正当な評価を受けているとは言い難い。

蒼穹のファフナー(2004年)

太平洋に浮かぶ孤島・竜宮島。ある夏の日、好奇心に駆られた少年達はラジオから流れ出す未知なる者の声を聞く。「あなたはそこにいますか……」

それから数年後、竜宮島に再びその声がこだまする。それこそ正しく未知の生命体“フェストゥム”による侵攻の合図だった。突如飛来した金色に輝く美しき“敵”は平和な島を一瞬にして地獄へと変える。島の大人たちはフェストゥムに対抗すべく組織された“アルヴィス”の人間だった。彼らにより、島は武装した要塞へと姿を変え、死力を尽くした抵抗が始まる。搭乗予定者・蔵前の死により窮地に立たされたアルヴィス司令・皆城公蔵は最適格者である真壁一騎の実戦投入を決断する。幼馴染みの皆城総士に促されるまま、一騎は人型決戦兵器・“ファフナー”に搭乗する。何の疑いもなく信じていた世界は偽りだった。仰ぎ見ていた美しい空も偽りだった。祖国日本は既になく、人類はフェストゥムの侵略で全滅の危機に瀕していた。

一騎は尋ねる。「俺たちはどこへ行くんだ?」。総士は答える。「楽園だよ」。こうして少年たちは、人類の存亡をかけた激しい戦いの渦に巻き込まれていった。

前半は劣化エヴァそのものでしかなく見るに堪えない話だったが、折り返し地点で冲方にバトンタッチしてから一気に化けた。切り捨てるタイミングの難しさを視聴者に教えてくれた作品。

好きな人には悪いですが、好みが分かれるガンダムSEEDの平井久司氏をキャラクターデザインに起用した事で、「またガンダムSEEDと同じ腐女子向けかよ」「ガンダムSEEDの二番煎じの糞アニメ乙」と絵柄だけで多くの人に避けられてしまったのも事実。
ガンダムSEEDもかなり賛否が分かれる作品だったので・・・

ぼくらの(2007年)

夏休みに自然学校に参加した少年少女15人は、海岸沿いの洞窟でココペリと名乗る謎の男に出会う。子供達は「自分の作ったゲームをしないか」とココペリに誘われる。ゲームの内容は、「子供達が無敵の巨大ロボットを操縦し、地球を襲う巨大な敵を倒して地球を守る」というもの。兄のウシロに止められたカナを除く14人は、ただのコンピュータゲームだと思い、ココペリと契約を結ぶ。その晩、黒い巨大なロボットと敵が出現する。ロボットの中のコックピットに転送された子供達15人の前には、ココペリと、コエムシと名乗る口の悪いマスコットが待っていた。これが黒いロボット・ジアースの最初の戦いであった。戦闘を重ねるにつれ、子供達はゲームの真の意味を目の当たりにすることになる。

戦いを終えたココペリは姿を消し、コエムシをアドバイザーとして子供達の戦いが始まった。1人目のパイロットに選ばれた少年は、戦闘終了直後にウシロの手により海へ転落して、不慮の死を遂げたように思われた。2人目の少年が戦闘直後に突然死した際、コエムシはようやく子供達にゲームのルールを明かす。ジアースの動力源は操縦者の命であり、世界を守って死ぬか、敵に敗北して全人類と共に死ぬかという2つの選択肢しかないのだ。戦闘終了後に選ばれる次の操縦者は、次の敵が現われるまでの間、自分自身の死と向き合う事になった。

この曲の歌詞は、エヴァ含めたほぼすべてのセカイ系アニメに当てはまるのではないしょうか

特にこの部分は「セカイ系」「ポスト・エヴァ」の重要なキーワードが全て含まれていると思います。
「僕の代わりがいないなら 普通に流れてたあの日常を この手で終らせたくなる なにも悪いことじゃない」

「シドニアの騎士」(2009年)

シドニアの騎士(15) (アフタヌーンコミックス)

太陽系が奇居子(ガウナ)と呼ばれる謎の生命体によって破壊されてから、1000年後の遠未来。種の存続を賭けて繁殖と生産を維持しながら宇宙を旅する「播種船(はしゅせん)」を複数建造した人類は、ごく一部がかろうじて地球脱出に成功してガウナからの逃避を続ける一方、植民可能な惑星を探していた。

2人きりで暮らしていた祖父の死からおよそ3年後、谷風長道(たにかぜ ながて)は尽きてしまった食料探しのため、祖父の遺言を破って最下層部から上層部へ向かうが、米泥棒として拘束されてしまう。そこで、この世界が播種船の1つ「シドニア」であること、最下層部で誰にも知られずに生活していた谷風にはシドニア船員としての登録記録(国籍に相当)がないこと、祖父も15年以上前に死亡扱いになっていたことなどを知る。谷風は事情を知るシドニア艦長・小林の庇護の下、人型兵器「衛人(もりと)」の操縦士訓練生として抜擢され、星白閑(ほしじろ しずか)や科戸瀬イザナ(しなとせ いざな)ら同期の仲間と共に、正規操縦士を目指す。

谷風は歴史的な名機「継衛(つぐもり)」に搭乗し、小惑星での氷塊採掘の初任務にあたるが、その最中にガウナが突如出現する。ガウナの襲来を目の当たりにしたシドニア人類は、100年ぶりの恐怖に陥る。谷風はガウナに単独で攻撃を仕掛けるが、ガウナを倒すには外皮である胞衣(エナ)を剥がした後、本体をシドニアに28本しかない槍状の武器「カビザシ」で破壊しなければならない。破壊手段がない今、谷風はシドニアの重質量砲に合わせてその場から一時退避する。

重質量砲で胞衣を剥がされて遠方に飛ばされたガウナは再生しながら、シドニアの間近まで迫って来ていた。シドニアはエースである赤井班を投入してガウナの殲滅を試みるが、彼らは全滅させられてカビザシも漂流してしまう。また、シドニアがガウナの侵入を阻止すべく緊急回避を行ったため、慣性を制御しきれなかった船内は大惨事となる。谷風を含む訓練生で構成された岐神(くなと)班は、カビザシの回収任務を任されて無事帰路に就くが、進路を変えたガウナの攻撃に遭う。

他の機体が操縦不能に陥る中、谷風は継衛でカビザシを手にガウナに迫ると、かつての「撃墜王」のごとく単独で見事にガウナを撃破する。この活躍で一躍英雄と評された谷風は正規操縦士となり、ガウナとの果てしない戦いの幕が開ける。

交響詩篇エウレカセブン(2005年)

舞台は、スカブ・コーラルと呼ばれる珊瑚のような大地が地表を覆い、目に見えない未知の粒子トラパーの波が大気中を漂う、とある惑星。
その辺境の街ベルフォレストに住む14歳の少年レントンにとって、世の中は「最悪」で満ちていた。彼の亡き父アドロックは教科書にも載るほどの世界的英雄。しかし、そんな父や失踪中の姉のことで級友にはからかわれ、空想を廻らせニヤニヤすればクラスの女子に「気持ち悪い」と囁かれる。そして英雄の息子らしからぬ成績の酷さに担任は頭を抱え、一緒に暮らす頑固者の祖父アクセルは家業の機械整備屋を継げと口うるさい。
そんな彼にとって唯一とも言える楽しみは、トラパーの波に乗って滑空する空中サーフィン、リフをすること。憧れの天才リフボーダー、ホランドの得意技カットバックドロップターンが自分にも出来る筈だと信じ、懲りずに日々チャレンジすること。しかし辺境の街にイイ波がくることもなく、練習してもなかなか上手くならない。付近で唯一のリフボード屋も街を去り、挙げ句にお気に入りのリフスポットは軍の演習場となり立ち入り禁止になる。

そんな最悪続きのある日の晩、突然見たこともないLFOが自宅に墜落しレントンの部屋を半壊させる。巨大なリフボードで滑空する人型機動メカ、LFO。その世界最古の機体 、ニルヴァーシュ type ZERO(通称・ニルヴァーシュ)の中から現れた神秘的な少女・エウレカ。整備工場を営むアクセルとレントンは機体の整備を引き受けるが、突如ミサイルが飛来し工場は大破、エウレカは応戦するためニルヴァーシュに乗り出撃してしまう。彼女は軍に反抗するカリスマアウトロー集団、ゲッコーステイトのメンバーだったのだ。
激しい空中戦が繰り広げられる中、祖父から託された拡張パーツ、アミタ・ドライヴをニルヴァーシュに届けるため、レントンはリフボードを握りしめエウレカへの想いとともに空へと飛び出して行く。
アミタ・ドライヴをセットオンすることで真に目覚めたニルヴァーシュはセブンスウェルと呼ばれるとてつもない力を発揮し、戦闘は収束した。

こうしてレントンは、ゲッコーステイトのリーダーであるホランドとエウレカの誘いを受け、旅立ちを決意する。やがて様々な出会いや経験を得て少年は成長し、その少年のひたむきさがエウレカ、ホランド、そして世界の運命を変えてゆく。

創聖のアクエリオン(2005年)

個人的にこれはエヴァよりもゼノギアスの影響が強い気がします

かつて人類と堕天翅(だてんし)族との間で争われた大戦。“殺戮の天翅”として人類から恐れられていたアポロニアスは人間の戦士・セリアンとの恋に墜ち、堕天翅族を裏切り人類の側についた。囚われの身となったアポロニアスはかつて婚約者だった頭翅の目の前で自ら翅を引き千切り、彼を救出するため侵入していたセリアンを庇った。
大戦が神話となってから1万2千年後、地球環境の大変動により復活した堕天翅は再び人類の敵として立ち塞がった。堕天翅たちは荒廃したアトランディアの復興に必要なプラーナ収集のため、収穫獣により人類を拉致していた。地球が荒廃する中、エレメント能力という特殊能力を持った子供たちが次々に誕生する。人類は堕天翅と再び戦うため、「創聖の書」に記された伝説の機械天使「アクエリオン」を発掘する。

アクエリオンを運用する地球再生機構ディーバは預言者・リーナの予知夢により「太陽の翼」アポロニアスの生まれ変わりとされる人物を求め、エレメント能力者であるピエール、シルヴィアを派遣し捜索に当たらせていた。その頃、そうした事情を知らない野生児・アポロは相棒のバロンと共に食料庫に忍び込み戦利品を漁っていた。ピエールとシルヴィアがアポロと接触したそのとき神話獣が街を襲う。アポロの目の前でバロンら仲間たちが収穫獣に掠われ、アポロ自身も窮地に陥る。神話獣撃退のため初陣を飾るアクエリオン。「合体」による圧倒的な戦闘力でケルビム兵を撃退するかに見えたアクエリオンだったが、ディーバ本部司令室に一人の男の高笑いが響く、「笑止千万」。司令官代行であるジェロームをあざ笑うかのように現れたその男こそは、行方不明になっていたアクエリオン発掘調査団の一人・不動GENだった。彼の語る「三本の矢」の予言は的中。搭乗者の一人・麗花がパニックに陥ったことによりアクエリオンは一転して窮地に立たされ、「合体」は破られた。

ビルに同化した神話獣に囚われていたアポロは突如頭に浮かんだ言葉を声の限りに叫ぶ、「アクエリオーン!」。不思議な力に導かれ、戒めを解き放ったアポロは翼が生えたような姿で宙に舞う。さながらに「太陽の翼」のごとく・・・。アポロの声に呼応するかのように分離したアクエリオンの一機・ベクターソルがアポロを迎え入れる。搭乗席に座ったアポロに翼持つ謎の男が語りかける、「唱えよ、創聖合体」。半信半疑のアポロはベクタールナに搭乗したシルヴィア、ベクターマーズに搭乗したシリウスの懸念と疑念をよそに声を限りに叫ぶ。
「創聖合体!Goアクエリオン!」
アポロのかけ声に応じ、ベクターソルは鮮やかに他の2機を救出し、3機は創聖合体を果たす。神々しいまでの光を放ち大地に立つソーラーアクエリオン。「行くぜ友よ。我に力を」アポロの発揮する圧倒的な力でケルビム兵をねじ伏せるアクエリオン。その頃、アトランディアではアクエリオンの復活に呼応するかのように長き眠りについていた頭翅も目覚めようとしていた。
そして、新たなる神話が始まる。

「ゼーガペイン」(2006年)

舞浜市に住む高校生のキョウは、自分が中学時代に起こした暴力事件が原因で廃部寸前となった水泳部を立て直そうと必死になっていた。そんなある日、ミステリアスな雰囲気のシズノ先輩と出会う。そしてキョウは彼女に呼ばれ、生徒会長のシマが司令を務める戦艦「オケアノス」へと召喚され、人型兵器「ゼーガペイン・アルティール」に乗り、「ガルズオルム」と呼ばれる敵と戦うこととなる。

「ガサラキ」(1998年)

日本の経済を影で操る旧家・豪和家は、代々伝わる「骨嵬」(クガイ)の組成を研究応用し、自衛隊と共に「タクティカルアーマー(TA)」という二足歩行兵器を開発した。
余流能楽継承者である豪和家四男・ユウシロウは、「餓沙羅の舞」の実験途中にミハルという名の少女と精神接触をする。ミハルを擁する組織「シンボル」もまたガサラキ(ナダ)への接触実験を行っていた。
一方、豪和家長男である一清は、国学者・西田啓、自衛隊の広川と共謀し、反米クーデターに拠って日本の権力を手に入れようとする。同じ力を持つユウシロウとミハルは波瀾の運命に翻弄されていく。

「REIDEEN」(2007年)

「エヴァ」と「ラーゼフォン」の中間って感じでした

『超者ライディーン』と同じく、『勇者ライディーン』のリメイク作品。
しかし、あまり原型は留めておらず、主役ロボットのデザインはライディーンをオマージュした『ラーゼフォン』に近い。

時代は近未来の日本。立国高校に通う主人公「才賀淳貴」は、失踪した父・巧の遺体発見の連絡により、母(林檎)、妹(倉夏)と共に発見現場である「黒神山遺跡」へと向かう。 遺跡の中で意識を失った淳貴は黄金に輝く巨人の夢を見る。目を覚ました淳貴の手に残された腕輪には神代文字が刻まれていた。腕輪に呼応するかのように、突如現れた巨獣機によって壊されたダムの濁流に飲み込まれた淳貴を謎の光が包む。同じ頃、黒神山から黄金の巨人が現れて……。

「ZONE OF THE ENDERS Z.O.E」(2001年)

続編である「ANUBIS」の知名度と高評価とは対照的にこちらはあまり評価が高くなく、認知度も低いようです。

木星圏のスペースコロニー、アンティリア。ここに保管されているバフラムの新型オービタルフレーム「ジェフティ」「アヌビス」の2機を奪取すべく、連合宇宙軍はアンティリアを武装占拠した。これに対しバフラムは、ヴァイオラを隊長とする奪還部隊を差し向け、攻撃を開始する。それに巻き込まれた民間人の少年レオ・ステンバックは、自分をいじめていた同級生たちの死を目の当たりにする。これでもういじめられずに済むという安堵の気持ちと、知人を見捨てたという罪悪感の板挟みとなりながら必死に逃げ惑う中で、偶然ジェフティが隠された工場に逃げ込み、そのまま搭乗してしまう。

レオはジェフティに搭載されたAI「ADA(エイダ)」の言うがままに、バフラムの尖兵を撃退。その直後に連合宇宙軍特務部隊のエレナ・ワインバーグから、ジェフティを宇宙港に運んで欲しいという通信が入る。戦いに巻き込まれることを恐れるレオは拒否するが、ジェフティがコロニーから出ればバフラムもいなくなると説得され、渋々ながら承諾。途中で友人のセルヴィス・クラインを救出し、様々な戦いをかいくぐりながら宇宙港へ向かう。

しかし、ジェフティの真の任務は「バフラムが建造中の軍事要塞・アーマーンに侵入し、その中枢部で自爆して破壊する」というものだった。戦いの中でADAに惹かれていくレオは、自爆を止める方法を模索しながら奮闘する。

「アクエリオンEVOL」(2012年)

アポロ、シリウス、頭翅の三人による「創聖合体」によって地球が救われてから、1万2千年後の世界。
人類は「アルテア界」と呼ばれる異界から送られてくる巨大兵器「アブダクター」の脅威に晒されていた。アルテアでは「イヴの呪い」と呼ばれる現象によって女性が生まれなくなり、絶滅の危機に瀕した彼らは、種の存続のため地球(ヴェーガ)へと侵攻し女性を攫っていた。
アブダクターと戦うために「ネオ・ディーバ」の所有する伝説の機械天使「アクエリア」によって対抗していたが、過去に起こった事故以来、男女エレメントによる合体は禁じられていたため、アクエリアの本来の力を発揮出来ず苦戦を強いられていた。

ロボット系以外の「ポスト・エヴァ」や「セカイ系」

「ペルソナ3」(2006年)

非ロボット系ポストエヴァ作品の代表格。

2009年4月。10年前に両親を事故で亡くし、親戚に育てられた主人公は、家庭の事情で小中高一貫校「私立月光館学園」の高等部に編入することとなった。しかし、学生寮に入寮して間もなく、彼は異形の怪物・シャドウに襲われ、秘められていたペルソナ能力を覚醒させてしまう。それがきっかけで、主人公は隠された世界の真実の一端を知らされることになる。

①渚カヲルと望月綾時の設定
・知的で気さくな美少年
・コミュニケーションができない謎の敵が人の形になったモノ
・主人公に「僕を殺してくれ」と言う
・転校生
・声優は石田彰
②天田乾の声優が緒方恵美で、セリフに「シンジ」
③タナトスの暴走シーンとエヴァ初号機の暴走シーン
④主人公の趣味が携帯プレーヤーで音楽を聴くこと
⑤戦う目的
シャドウ(使徒)を倒して、滅び(サードインパクト)を 防ごうとしたが、むしろ促進してしまった
⑥人の液状化
人類補完計画と「滅び」
⑦非常時なのにほのぼのとした学校生活

ぶっちゃけエヴァを観たことある人は、すぐに綾時の正体に気付いたんじゃないでしょうか。
声優も一緒だし・・・

綾時のセリフ

綾時 「僕が生き続ける事が、僕の運命だからだよ。結果、ヒトが滅びてもね。
だが、このまま死ぬ事も出来る。生と死は等価値なんだ、僕にとってはね。
自らの死、それが唯一の絶対的自由なんだ」

綾時 「遺言だよ。さあ、僕を消してくれ。そうしなければ、君らが消える事になる。
滅びの時を免れ、未来を与えられる生命体はひとつしか選ばれないんだ。
そして、君は死すべき存在ではない。君達には未来が必要だ。ありがとう。
君に逢えて嬉しかったよ」

「未来を与えられる生命体はひとつしか選ばれない」これは全てのセカイ系作品に共通する重要なキーワードではないでしょうか。
「エヴァ」でも「ラーゼフォン」でも、他のどのセカイ系作品でも違う種族同士が和解することはありませんでした。

実は新劇場版のカヲル君と綾時は番号もちゃっかり一緒です。逆輸入orオマージュでしょうか?
それにしてもシャドウはタロットの22個の大アルカナがベースなのに、22体居ないのはおかしい気が・・・

第壱使徒 マジシャン
第弐使徒 リリス→プリースト
第参使徒 エンペラー
第四使徒 エンプレス
第伍使徒 ラミエル→ハイエロファント
第六使徒 ラヴァーズ
第七使徒 チャリオッツ
第八使徒 ジャスティス
第九使徒 ハーミット
第拾使徒 フォーチュン
第拾壱使徒 ストレングス
第拾弐使徒 ハングドマン
第拾参使徒 カヲル→デス(望月綾時)

デザインがなんとなく似てますね

「CASSHERN」(2004年)

現実とは異なる歴史を歩んだ世界。超大国大亜細亜連邦共和国はヨーロッパ連合との50年の長期大戦に勝利したが、国土・人心は荒廃しきっていた。環境破壊と汚染は深刻で公害病は蔓延し、人種階級差別を是とする政策へ反発する内紛も各地で起きていた。
遺伝子工学の第一人者である東博士は画期的な再生医療を可能とする新理論「新造細胞」を発表。実用化のため理解と支援を広く求めたが、学会の反応は冷たかった。しかし軍上層部が興味を示し、貿易商社・日興ハイラルの社員・内藤を通じ支援を申し出る。難病を患う妻ミドリのためにも、一刻も早く研究を完成させたい東博士は申し出を受ける。
東博士の一人息子の鉄也は、長年研究のみに没頭し続ける父への反発から従軍を決意する。東博士は鉄也の婚約者ルナや病のミドリのためにも思いとどまるよう促すが、鉄也は余計に反発してしまう。鉄也は激戦区の第七管区に派兵され、ある日上官に強要され無抵抗の女性住民を撃ち殺してしまう。

一年後、鉄也は作戦中に戦死する。陸軍本部に鉄也の遺体が届く頃、異形の稲妻が建物を貫き、同施設内の東博士の研究所では異変が始まる。新造細胞培養槽の生体部品群がひとりでに結合を始め、無数の人の姿となって蘇生を始めた。何かに気づいた内藤は即時に蘇生体殲滅を指示し、数百の蘇生体が再び惨殺される。
奇跡的に逃げ延びた蘇生体のリーダー「ブライキング・ボス」は仲間の「サグレー」[5]「バラシン」「アクボーン」と共に自らを「新造人間」と名乗り、人類への復讐を誓う。一方、東博士はなにかを確かめるように鉄也の遺体を培養槽に浸す。すると鉄也は息を吹き返した。放浪の末に大量のロボット兵器群を発見し、人類へ宣戦布告した新造人間。死から蘇ると同時に彼らと同じ超人的身体能力を宿した鉄也。運命は数奇にもつれていく。

キャシャーンは、エヴァと非常に似た構造の映画であるが、主人公の手を父親の血に染めさせることによって、エヴァが途中で放棄したテーマを完結させた作品であるといえる。

個人的にこの映画は過小評価されてると思います。
一部の層向けのセカイ系、エヴァ系作品なのにあたかも万人向けのアクション映画のように宣伝してしまったのが最大の失敗。
深夜枠のドラマなどにすればかなり評価は違ったのでは?

「キャシャーン Sins」(2007年)

原作の内容を思わせる情報の断片も語られているが、その世界観やストーリーは原作とは異なる独自のものとなっており、一概にリメイク版とは言い切れない作品。荒廃したペシミズムで占められた、暗い世界観となっている。
原作の持ち味であった “終末感漂う荒廃した世界で繰り広げられるシリアスなストーリー” を継承した本作は、俗に “山内節” と言われる山内重保監督の作風とのマッチングを見せており、ある意味、原作以上にシリアスでダークなストーリーが展開されている。人間がほとんど登場せず、人造人間側の視点から見た世界観が特徴。展開は比較的緩やかだが、毎回のように謎めいた問いかけが成されて物語は進んでいく。
なお、“sin” とは英語で(宗教・倫理上の)“罪” の意味で、“sins” はその複数形。

荒廃した世界にて、長い眠りから目覚めるもそれ以前の記憶を失っていたキャシャーンは、なぜか襲い掛かってくる敵と戦いながら自らの記憶を取り戻さんとする。
荒野をさすらうキャシャーンは、やがて様々なロボットや人間と出会い、自身の背負った “罪” を知ることになるのだった。

「最終兵器彼女」(2000年)

北海道のある街で暮らすシュウジとちせ。ちせは以前から好意を持っていたシュウジに告白、そのぎこちない交際は交換日記から始まり、二人は静かに愛を深めていく。
しかし、ある日、謎の「敵」に街が空襲される。戦火から逃げるシュウジが見たのは、腕を巨大な武器に変え、背から鋼鉄の羽根を生やし「最終兵器」と化して敵と戦うちせの姿であった。
戦争が激化していくにつれ、ちせは力が暴走していき、肉体も精神も人間とは程遠いものとなっていく。
壊れていく世界。壊れていく愛。シュウジはちせを連れて街を出る。

「ゲド戦記」(2006年)

世界は魔法使い・クモが永遠の命を求める魔法を使ったため、均衡を失い、荒廃していた。そして、魔法は喪失してしまった。
魔法使い・ハイタカ(菅原文太)とエンラッドの王子アレン(岡田准一)は、ホート・タウンでテルーに出会う。テルーがクモにより誘拐される。
テルーを救うべく、クモの城に向かうハイタカたち。竜に変身したテルーの力もあり、クモは倒される。そして世界は平和になったのだ。

「クロノ・クロス」(1999年)

遠い未来、前作のラヴォスの欠片である「凍てついた炎」を利用した実験の最中、
事故が起こって研究室ごと大昔の時代へとタイムスリップしてしまう。
そして別のパラレルワールドで同じように進化していた竜人達も、その余波を受けて同じ過去へ引き摺られてしまう。
そこで竜人&龍神vs人間の戦いが起こるが、人間側が辛くも勝利。龍神達は封印されてしまう。
その後、人間側のコンピューター「フェイト」は未来へ人類を存続させるため、人々の行動を監視するようになった。

出典ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki – クロノ・クロス

時は流れて現代、ふとした事故で主人公が「フェイト」の動力源である「凍てついた炎」に接触して「調停者」として選ばれてしまい、
「フェイト」はその機能を完全に利用する事が出来なくなってしまった。
なんだかんだで主人公の体を乗っ取り、「凍てついた炎」への接触に成功した「フェイト」だったが、
人類への監視が行き過ぎたために、間を置かずして主人公達に倒されてしまう。
しかしそれにより、封印されていた龍神達が完全復活。
今まで色々と手を貸してくれた龍神達だが、人類を滅ぼすためいきなり敵対行動に出てくる。
ところで時の彼方には「時喰い」と呼ばれる存在がいつの頃からかいるのだが、
それは怨念や無念といった負の感情を取り込みながら成長し、終いにはその世界を消滅させてしまう。
その「時喰い」と化していたラヴォスに、龍神達と前作のサラが融合してしまった。
消滅の運命から逃れるため、「調停者」として選ばれた主人公が「時喰い」を解放し、世界は救われるのだった。

「魔法少女まどか☆マギカ」(2011年)

鹿目まどかは見滝原中学校の2年生として平凡に過ごしていたが、ある夜に見た夢の中で、巨大な怪物に破壊された市街地で傷つきながら応戦する少女を目撃し、ネコ・またはウサギにも似た白い生き物から「僕と契約して、魔法少女になってほしい」と告げられる。翌朝、その夢で見た少女・暁美ほむらが見滝原中学へ転校してくる。ほむらはなぜかまどかのことをよく知っており、「今とは違う自分になろうだなんて思わないことね」と、謎めいた警告を残す。
その日の放課後、まどかは親友の美樹さやかと寄り道した際に、「助けて」と呼ぶ謎の声に導かれて迷い込んだビルの一角にて、夢の中で見た生物・キュゥべえとそれを殺そうとしているほむらに出くわす。その状況に戸惑いつつもまどかとさやかは傷付いたキュゥべえを助けるが、直後に魔女の結界に迷い込んでしまい「造園の使い魔」に襲われる。まどかとさやかは、同じ見滝原中学の先輩にもあたる魔法少女の巴マミに助けられ、魔女と魔法少女の戦いの一端を知ることになる。

「SPEC」(2010年)

出動中に部下を誤射したと疑われ異動命令を受けた警視庁SIT丙部隊長・瀬文焚流は、公安部公安第五課未詳事件特別対策係(通称:未詳)の一員となり、係長の野々村光太郎の下、天才だが変人の捜査官・当麻紗綾とコンビを組む。未詳とは、一見ひまな左遷先であるが、他部署で手に負えない事件や、超能力など科学的に説明のつかない事象に関わる難事件を捜査する部署である。当麻と瀬文は、予言者や千里眼を得たと称する死刑囚からの挑戦、他人に憑依する犯罪者などSPECを持つ者たちの関係する奇妙な事件に、当麻の天才的推理と肉体派の瀬文のコンビで次々と立ち向かってゆく。

劇場版に突入してからというものー
話が大げさにというか、スケールが 「人類の存亡」 とか 「世界の終わり」 とかいうところにまで広がって、SPEC本来の 『SPEC犯罪者 vs それを暴く側』 という図式がないがしろにされてしまった。
そこに、不満を持つ人が多いのだろう。

新世紀エヴァンゲリオンもそうだ。
最初は、EVA (ネルフ。人間側) と使徒という正体不明の敵との戦いというか、いかに通常倒せない敵を倒すか、ということろに面白さがあった。しかし、話が収束に向かうにつれ、内容は宗教がかったような哲学的な内容にどんどん傾いていく。そしてその結末の解釈は、難解である。

「ギルガメッシュ」(アニメ版)(2003年)

1976年に連載された石ノ森章太郎の漫画を原作とし、姉弟愛や遺伝子技術、テーマ性において共通の部分も持っているものの、内容は大きく異なっている。

見た感想としては、「原作は1パーセントぐらいしか関係ない、普通のセカイ系アニメ」って感じでした

十数年前の10月10日、遺跡調査施設「ヘヴンズゲイト」で大爆発が起きた。後に「XX (ツインエックス)」と名づけられた史上最悪の事件の日以来、空は「シェルタリングスカイ」と呼ばれる、鏡に覆われたような空になってしまった。そこから発生する磁気異常は、地上のコンピュータをはじめとするありとあらゆる電子回路をことごとく使用不能にした。
その混乱の結果、ネットワークに依存した社会は壊滅し、戦争や紛争を誘発、飢餓によって世界の人口を大きく減らす事になった。生き残った人々は、多くの科学技術を失い、一世紀前の生活を余儀なくされる。

そんな時代を生きる2人の主人公、円紀世子・竜也姉弟は、XX の首謀者エンキドゥとされる父親、円輝道とアルコールにおぼれて多額の借金を残したまま死んでいった母親のために、XX以降世間から恨まれ、迫害を受け、逃げるような生活を行っていた。
ある日、借金取りから逃げている途中に突然の雨に降られ、偶然通りかかった古びた洋館で雨宿りをすることにした。その洋館には3人の先客「ギルガメッシュ」がいた。彼らと関わったことで、2人は世界の命運をかけた戦いへと巻き込まれていく。

最後は、この種のアニメにありがちな凄惨ともいえる終焉となる。しかし、それに至る物語や、他人を傷つけるばかりの抑揚のない会話、音叉の音やピアノ、独特の挿入曲(「Shall we gather at the river」を始め、クラシック:「メリー・ウィドウ」、「皇帝」など)を用いた特異なアニメである。また配色も、1970年代のアニメを意識した灰色系が多用されている。前半に多い雨の場面も、登場人物たちの孤独感を強烈に浮き彫りにした。

ぶっちゃけ最後の救世主を妊娠→人類滅亡→救世主誕生の流れはイデオンまんまでした

「無限のリヴァイアス」(1999年)

2137年、大規模な太陽フレアによって出現した高密度のプラズマ雲が、黄道面を境に太陽系の南半分を覆いつくし、地球も南半球が壊滅、17億もの人命が失われる被害を受ける。このフレアは「ゲドゥルト・フェノメーン」、プラズマ雲は「ゲドゥルトの海」と名付けられた。
2225年、地球の衛星軌道にあった航宙士養成所リーベ・デルタは、何者かの襲撃によって制御不能になり、ゲドゥルトの海へ突入してしまう。しかしその時、リーベ・デルタ内部に隠されていた外洋型航宙可潜艦「黒のリヴァイアス」が起動した。
教官たちは全員殉職し、リヴァイアスに避難できたのは少年少女ばかり487人。なぜか彼らは、自分たちを救助してくれるはずの軌道保安庁から攻撃を受け、戸惑い、混乱しつつもこれと戦い続ける。閉鎖された極限状態にある艦内では、艦の指揮権や物資の配給を巡って、少年少女同士が陰惨な争いを繰り広げながら、火星圏から土星圏、天王星圏へと当てのない逃避行を続けていく。

「デビルサバイバー2」(2011年)

個人的には前作の方がはるかに良かったです。

平和な日本を突如襲った危機。悪魔を使役する力を得た主人公達・13人の悪魔使いは、謎の侵略者「セプテントリオン」と戦うことになる。しかし極限状態に追い込まれ、次第に仲間達との軋轢と対立が起こる中、主人公は未来への決断に迫られる。残された時間はあと7日間。

「真・女神転生IV FINAL」(2016年)

ルート分岐前と絆ルートのストーリーはフツーの少年漫画って感じでしたが、皆殺しルートは平坦なセカイ系でした。
デビルサバイバーもメガテンも次回作はセカイ系から離れないと厳しいんじゃないかと思います。

203X年(作中は2038年)、閉鎖空間・東京。
東のミカド国から降りてきたサムライ衆の一人、フリンの活躍によって八部連合阿修羅会、ガイア教団といった東京を支配していた勢力を壊滅し、フリンは「希望の星」と呼ばれるようになっていた。
しかし、同時期に悪魔王ルシファーと大天使メルカバーが現世に降臨し、東京を舞台に最終戦争を繰り広げようとしていた。
ある日、最終戦争に立ち向かうフリンをバックアップする人外ハンター商会の見習いであるナナシは、ハンターの師であるニッカリと共に定期の食料調達に向かう途中でルシファーの配下であるアドラメレクに襲撃され命を落としてしまう。
黄泉の国を彷徨う魂のひとつとなったナナシは黄泉平坂で魔神ダグザに呼びかけられ、ダグザの「神殺し」となる契約と引き換えに黄泉帰る事を選択する。

「ポケットモンスターオメガルビー・アルファサファイア エピソードデルタ」2014年

出典www.pokemon.co.jp

ゲーム「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」の追加短編ストーリー。
隕石による滅びの危機を回避する為、主人公やダイゴが奮闘する。
そして現れた謎の女性・ヒガナの目的とは…。

「ファイナルファンタジーXIII」(2009年)

世界は魔獣が闊歩する広大な地上世界「グラン=パルス」と、その上空に浮かび、超常的な存在「ファルシ」達によって支えられる巨大な球状の世界「コクーン」の2つに分かれており、2つの世界は互いに忌み嫌っていた。コクーンはグラン=パルスを「外界(パルス)」と呼び蔑み、グラン=パルスの人々もコクーンを「空に浮かぶ悪魔(リンゼ)の巣窟」と呼び、数百年前にコクーンと戦争を起こした。
その黙示戦争以来、コクーンは外敵を寄せ付けず繁栄を保っていた。ある日、コクーン内部に隠されていたパルスの遺跡が発掘され、その中に眠っていたパルスのファルシによって、主人公ライトニングの妹のセラがルシに変えられてしまう。ルシとは、ファルシによって使命を与えられた者のことであり、使命を果たせなければ「シ骸」という魔物にされ、使命を果たしたとしてもクリスタルになってしまう運命にある。

ちなみにこちらはよく勘違いされているが、エヴァより以前に完成した作品なので「ポスト・エヴァ」には該当しない

ゼノギアス(1998年)

ゼノギアス(1998年発売)の開発期間は4年。
つまり、ゼノギアスはエヴァ放送(1995年)以前の1994年に製作がスタートし、脚本・設定はエヴァ放送時には完成していた。

さらに、よくエヴァ旧劇の終盤と比較されますが、エヴァ旧劇は1997年7月19日、ゼノギアスは1998年2月11日と公開から一年も経っていません。もしエヴァを観て展開を変えたとするなら、ゼノギアスの話を根本的に変える必要があり製作にもっと時間を要します。

一万年前、星間戦争が行われていた時代。惑星ミクタムの衛星軌道を周回する工業衛星内において、開発段階にあった完全自立型の新兵器が意図しない暴走を起こした。その新兵器は工業衛星を破壊するにとどまらず、惑星ミクタムに侵攻し、人類側に甚大極まりない被害を発生させた。人々は新兵器を停止させ各ブロックごとに分解し、生き残った人々と共に恒星間移民船エルドリッジに収容し、移民と暴走事故の調査のために他星系に向けて恒星間移動していた。
しかしその途中、分解保存されていたはずの新兵器が突然再起動し、恒星間移民船エルドリッジの中枢システムへアクセスし、航行システムおよび火器管制システムを占拠した。さらに搭乗していた人々の殺戮と空間歪曲によるワープの実行を試みる。ワープ座標は、人類発祥の星「ロスト・エルサレム」であった。だが、エルドリッジの艦長が最後の手段として整備用システムを強制始動したため、エルドリッジはブロックに分割されてワープは失敗に終わった。そして幾多ものブロックに分解されたエルドリッジは、名も無き付近の惑星に墜落した。

それから年月が流れ、創始暦9999年。北の大陸イグニスの西に位置する国家アヴェと東に位置するキスレブは、約300年もの長い間、泥沼の戦争を続けていた。両国は過去の遺跡からギアと呼ばれる巨大な人型戦闘兵器を発掘し、技術解析をしながら戦争を拡大していった。戦局は遺跡の数が多かったキスレブが有利となっていったが、いまだ戦争を終結させるほどのものではなかった。永きに渡る膠着を憂いたアヴェの王はキスレブとの和平を実現させつつあったが、宰相シャーカーンがクーデターを起こし、頓挫した。さらにゲブラーと呼ばれる高度な科学技術を持った正体不明の組織がアヴェ側に付き、アヴェは圧倒的不利だった戦局を五分まで回復させた。
そんな中、戦争とは関係の無い辺境の村ラハンで暮らしていた主人公フェイは、ある日の夜に村を襲った事件がきっかけで世界を巻き込む戦乱に関わり、世界の真実を目撃してゆくことになる。

しかし、「旧エヴァ」後の続編であるこちらはポスト・エヴァ作品であるという見方が強い

ゼノサーガ(2002年)

人々の拒絶し合う精神や、ウ・ドゥと呼ばれる高次元の波動とかの影響で
宇宙は一般人の知らないところで徐々に崩壊しており
そのうち滅亡を迎えるのがほぼ確実になっていた。

有史以前から生きてる超人ヴィルヘルムは、宇宙の滅亡は不可避だと結論し
アンドロイドKOS-MOSを造って古代に居た「マリア」という能力者を復活再現しようとする
マリアの能力を利用すれば滅びかけた宇宙を原初までリセットすることができるのだ。
リセットしても記憶を失った人類は同じ歴史を辿ってまた滅亡に向かうのだが
滅びそうになるたびに再びリセットする「永劫回帰」という無限ループにすることで
未来が無いかわりに宇宙を延命できるのだという。
あるいは既にこの宇宙も、
何回も、ひょっとすると何千回以上もループした後の宇宙なのかも知れなかった。

ケイオスはカヲル君とよく似てましたね。

冒険の中でKOS-MOSは覚醒を果たすが、今までのループとわずかに違い、
単なるマリアのよりしろでもプログラムに縛られた機械でもなく、
自分の意思を持ったKOS-MOSという一存在として成長する。
KOS-MOSはヴィルヘルムの意図に反し、閉じたループではなく、
仲間達と共に未来に進み崩壊を避ける道を模索することを選ぶ。

KOS-MOSが離反したことで暴走した強制リセット装置(ラスボス)を叩いて止めて
崩壊の中心を宇宙の僻地に隔離封印する事で滅亡までの時間を引き延ばすことに。
ワープ封印には成功するがKOS-MOSは大破し、いつか仲間と再開することを信じて
ワープ先で長い長いスリープモードに…。

生還した仲間達はそれぞれのやり方で崩壊を阻止するために行動を開始。
幾人かはKOS-MOSのワープ先の星…
かつて「地球」と呼ばれた星を探す果てしない航海に旅立つのだった。

こちらもゼノギアス同様にしょっちゅう勘違いされている

「機動戦艦ナデシコ」(1996年)

放送時期が近く度々比較対象に挙げられた『新世紀エヴァンゲリオン』とは全く異なる方向性からスタートしている。

22世紀末。突如として木星方面より現れた謎の兵器群木星蜥蜴(もくせいとかげ)は、圧倒的な戦闘力で火星、月の裏側を次々に制圧。今や、地球各地にもチューリップと呼ばれる母艦を多数降下させるに至っていた。
2196年。そんな中、木星蜥蜴の支配下に置かれた火星に残された人々を救うべく、民間企業ネルガル重工は「スキャパレリプロジェクト」を計画し、その要となる実験戦艦 ND-001 ナデシコの艤装を終了させていた。クルーには「能力が一流なら性格は問わない」と言う方針の下、一癖も二癖もある人物ばかりが揃えられた。
ナデシコ発進の日、火星生まれの青年テンカワ・アキトは、偶然再会した幼なじみミスマル・ユリカを追って出港直前のナデシコに乗り込む。アキトはコックとしてナデシコのクルーに採用されるが、IFS処理をしていたため、人型機動兵器「エステバリス」のパイロットとしても戦っていくことになる。

こちらもよく比較される

「少女革命ウテナ」(1997年)

幼い頃に助けてくれた王子様に憧れ、王子様になりたいと願うようになった少女・天上ウテナは、入学した鳳学園で「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女・姫宮アンシーと出会う。エンゲージした者に「永遠」に至る「世界を革命する力」を与えるという「薔薇の花嫁」をかけて戦い続ける生徒会役員(デュエリスト)たちは、ウテナがかつて王子様から貰った指輪と同じ「薔薇の刻印」と呼ばれる指輪を持っていた。ウテナもまたこの決闘ゲームに巻き込まれ、その背後にある「世界の果て」へと迫っていく…。



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