声優の「石田彰」さんが演じているキャラクターのイメージといえば、よく言われるのが「黒幕」や「ラスボス」。でも、実はそんなに多くの「黒幕」キャラは演じていないのだそうです。では、何故ここまで強烈に「黒幕」イメージが多くの人の心に残ってしまったのでしょうか?
1990年から声優として活動しており、そのミステリアスな雰囲気などから、声優業界の妖精とも言われている。
ゲームの声優としての活躍も他に類を見ないほど多く、出演本数そのものの多さはもとより、「チェインクロニクル」では主人公を含む46人のキャラクターを一人で演じるという偉業を達成したことはもはや声優界の伝説となっています。
演技力の高さで有名。でないと1990年代から声優業界で生き残るのは不可能です。
石田彰といえば「黒幕」というイメージは何故なのか?
あと石田彰の声が出ると条件反射的に「犯人!」「黒幕!」「ラスボス!」って弾幕出るせいで、原作既読派が「いや、今回は違うよ」とナチュラルにネタバレコメントしてくるのに草。
ニコニコ動画では、石田彰さんが演じるキャラクターが登場すると「石田」とあわせて「黒幕」「ラスボス」「犯人」などの弾幕が流れるのがお約束となっている。
26年間で出演したTVアニメの本数は約「300本」
『2016年冬アニメ』声優の出演数まとめ!男性最多は石田彰さん「6作品」
デビューから20年以上経過した、2016年でも新番出演数はトップになったりする石田彰さん。
膨大な数のキャラを演じているので、当然「黒幕じゃないキャラクター」が殆どになるはず。
確かに完全な「黒幕」「ラスボス」キャラを演じることもあります。
しかし、石田彰さんの長いキャリアを見てみると、黒幕キャラはそんなに多くないらしい?
先ず、有名なキャラにそんなに黒幕が多かったっけ?
出典prcm.jp
「エヴァンゲリオン」の渚カヲル
石田彰さんのキャリアを代表するキャラの一人。
ミステリアスな存在で、確かに作品の鍵となるポジションにいるキャラクターですが、カヲル君が「黒幕」や「ラスボス」かというと…?
「銀魂」の桂小太郎
「ヅラじゃない桂だ!」の決めセリフで有名。
実力者だけど「銀魂」世界きってのボケキャラで、「黒幕」どころか、アホな言動で緊張した場を和ませるのが役目のような…?
「スレイヤーズ」のゼロス
1990年代に石田さんのミステリアスなイメージを決定づけた、元祖謎キャラ。
「敵か味方かわからない」という、石田さんが得意とする役どころで暗躍しますが、「黒幕」かというと…?
違います。
他に「ペルソナ3」の主人公、「NARUTO」の我愛羅、「ケロロ軍曹」のサブロー、「機動戦士ガンダムSEED」のアスラン、「ONEPIECE」のキャベンディッシュなどが有名だが…。
あれ、黒幕いなくないか?
「昭和元禄落語心中」の「菊さん」まで黒幕?
現在話題となっている、石田彰さん演じる最新作。
あの真面目で努力家で面倒見の良い「菊さん」すら、初見で「黒幕」にされてしまうという怪現象。
恐るべし「石田彰=黒幕」刷り込み。
何故ここまで極端な「黒幕」イメージが?
何故ここまで極端な「黒幕」イメージが?
「黒幕」じゃなくて謝ったり訝しんだり落胆したり
しかしやはり黒幕と呼ばれてしまう
アニメファンに学習能力がないのか?黒幕刷り込みが強すぎるのか?
キュアムーンライトの相棒コロンが石田彰だった時は「まさか……?いや、そんなまさか……?」って無駄に考えを巡らせたので石田彰黒幕の刷り込みは凄い
ここまで強烈に「黒幕」イメージを植え付けたのは誰なのか?
それは恐らくこのキャラクター!
世界的に名高い究極の「黒幕」ラスボスキャラです。
それは『ハリー・ポッター』のトム・リドル!
2002年11月23日公開『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
吹き替え版のトム・リドルを演じていたのが石田彰。
久しぶりに石田リドルなうぅぅぅぅ!!!! リドるーーーーん!!!!!!!!← pic.twitter.com/8nNxLRM0k4
トム・リドルとは?
J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズ、及びその派生作品に登場する架空の魔法使いである。
本名はトム・マールヴォロ・リドル (Tom Marvolo Riddle) 。ファーストネームは父トム・リドル・シニア、ミドルネームは母方の祖父マールヴォロ・ゴーントに由来する。しかし幼少期からトムという「平凡な名前」が好きではなく、後に自身の出生を知ると父と同じ名を嫌悪するようになり、自身のフルネームを並び替えて “I am Lord Voldemort” (私はヴォルデモート卿だ)と名乗るようになる。
クリスチャン・コールソンが演じるイケメンのトム・リドル。「秘密の部屋」のイメージはやはり強烈だった。
世界的ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズのラスボス「ヴォルデモート卿」こと「トム・リドル」。
映画版『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は2002年に公開された作品ですが、日本でも未だに何度もTVで放送されていますね。
地上波放送は「吹き替え版」の放送となるため、最初に登場したトム・リドル=「石田彰」というイメージを強烈に植えつけられてしまった人は「黒幕の中の黒幕」的イメージが根付くのは当然とも言えます。
ほら、また刷り込まれていく…
地上波放送されるたびに刷り込みが繰り返されていくのである
最近友達とハリポタを1〜見る会したんだけど、リドルいい声だ〜〜〜って思ってたら石田彰じゃんね???当時年齢的にも声優さんとかほぼ知らなかったけど、そりゃいい声だわ
地上波放送があるとトレンド入りするし
リドルよりも石田の方がトレンド上位なんだな… pic.twitter.com/CeMVsj7fho
石田彰の黒幕イメージは「トム・リドル」で不動のものとなった?
異論は人の数だけ認める。
ただ、自分の中で「石田彰=黒幕」イメージが定着したのは「秘密の部屋」でした。
ハリポタだとやっぱりリドルが一番好きなんだけど映画だと秘密の部屋の時のCV.石田のイメージが強すぎてそれ以外はリドルに似た人、みたいに思っちゃう。
トム・リドルの演技もさることながらアメイジング・スパイダーマン2のハリーことデイン・デハーンさんの吹替えをやっている石田彰さんも素敵なんだよな〜!!ハリーは家柄も良く頭も切れる美少年でただの小物に収まらない悪役なんだよなー! pic.twitter.com/mEWzX4y2CH