1960年代に放送された「ひょっこりひょうたん島」。見たことはなくとも一度は聞いたことがあるのでは?明るく愉快なストーリーですが、その裏にはブラックな設定があったようです。
NHK総合テレビで放送された人形劇
1960年代に放送された
一風変わった人形劇で有名なひょっこりひょうたん島。
個性豊かなキャラクターたちがミュージカル形式で笑いと風刺、冒険の物語を繰り広げる作品。
今の若い人には馴染みがないかもしれませんが、
昔は、子供から大人まで大人気の作品
【あらすじ】
ひょっこりひょうたん島は、火山の噴火により島が流され、
その島に取り残された子供たちが、色んな出来事に遭遇する様を描いた作品
ひょっこりひょうたん島併せいいと思ってんけどなぁみんな知らんのか(´・_・`)わたしむっちゃ好きやってんけどなあ。どんだけ遊んでても、ひょっこりひょうたん島始まる前に帰ってテレビ前で待機してたんやけどなぁ。話覚えてないけどな pic.twitter.com/qQFX1hS2mC
ひょっこりひょうたん島、おもしれーなーと思ったら、落語の要素めっちゃ強いんだなこれ。ギャグの端々に間違いなく落語の流れを感じる。
一度聞くと頭から離れないオープニングテーマ曲。
やっぱりこの曲だよね!
ひょっこりひょうたん島のテーマを口ずさみつつ寝るとします。 泣くのはいーやだ! わーらっちゃお! すっすめー!! ٩̋(๑˃́ꇴ˂̀๑) (`_´)ゞzzz…
■2003年にモー娘。によるカバーもありました
モーニング娘。初のカバーによるシングルタイトル曲。
NHK『みんなのうた』にて2003年2月から3月の新曲枠で放送された
ひょっこりひょうたん島のガチャ発見してテンション上がりまくってガバチョ出るまで6回もまわしてしまったwww そしてダンプの顔www組み立てクッソ楽しい…!! pic.twitter.com/YAJCE4XmYu
■そんなひょっこりひょうたん島に驚きの事実が!
作者井上ひさしが、故郷である山形県川西町で開かれた「ひょうたん島」を語り合う講座の席上で、井上はスタッフにも伝えていなかった衝撃的な事実の秘密を明かした
ひょっこりひょうたん島に登場する子供たちは既に死亡しており、
ひょうたん島は、死後の世界
実際の新聞記事がこちら。
この説は都市伝説とされていたが、作者の告白により事実と判明した
①火山の噴火で全員亡くなっている
子供たちは、第1話にひょうたん島へサンデー先生と遠足に行った時、
火山の噴火で死亡しました。
この設定は原作者2人の秘密であり、作中では明言されていないが、「御詠歌」(霊場で歌われる巡礼歌)や「四国霊場」など、死を連想させるものが劇中にたびたび登場していた
②こども達のユートピアとするため
この作品には、
子供はたくさん出てきますが、彼らの親は誰一人として出てこない。その理由もここに。
登場人物を全て「死んだ子供たち」としたのは、物語の場をユートピアとして設定するため
井上、共作者で78年になくなった山元護久、竹井ディレクターの3人とも、家庭の事情で親に頼れない少年時代を過ごした。
彼ら3人ともが、色々な事情で幼少期の頃、
家庭環境に恵まれず「親」に対する特別な思いがある
「大人たちに徹底的に絶望した」少年たちが、ユートピアとして考えた「ひょうたん島」は、「親も大人も存在しない、我々が新しい生き方を作って行かなくてはならない場所」になっていった
子供たちの親や大人に絶望したうえでもつ明るさを、
死んだ人間のもつ明るさを描きたかった
■作者が裏設定を語った理由とは?
井上 ひさし(いのうえ ひさし、1934年11月17日 – 2010年4月9日)は、日本の小説家、劇作家、放送作家である。文化功労者、日本藝術院会員。
忍者ハットリくん(1966年、実写版。「服部半蔵」名義。主題歌『忍者ハットリくん』の作詞も担当)やムーミンの作詞、ひみつのアッコちゃん(1969年『ひみつのアッコちゃんのテーマ』作詞)にも関わっている。
このことを聞かされた人たちは、ショックを受けた方やその内容に納得した方もそれぞれ居たとされています。奥が深いストーリーの「ひょっこりひょうたん島」を死後の世界としてもう一度見たいものです。