原作版・風の谷のナウシカ 、ナウシカちゃんの活躍を最初から 結末までまとめました! | 質問の答えを募集中です! 原作版・風の谷のナウシカ 、ナウシカちゃんの活躍を最初から 結末までまとめました! | 質問の答えを募集中です!

原作版・風の谷のナウシカ 、ナウシカちゃんの活躍を最初から 結末までまとめました!

ジブリ

そもそも映画版ナウシカは、全七巻構成である風の谷のナウシカの、二巻の時点で作成されたお話である。原作に比べて大幅に削られている(というかその時点で存在してない)し、登場しないキャラクター、描写されないエピソードも山ほどある。3巻以降のエピソードは全て丸々映画版には存在していない。(ネタバレ)

◎映画だけじゃなく原作版があるナウシカ

#ゴッドマーズよりも原作に遠い選手権 ナウシカ。映画と同じノリで漫画版を見てはいけない。 でも漫画版のクシャナ様は滅茶苦茶可愛いのでオススメです

@IntoRuin ナウシカ漫画版読んでみたいんですよねー 映画では描かれなかったらシーンや設定が色々あるとか

ナウシカの漫画読みたい。旅行終わったら買おっかなー

久々にナウシカの漫画読んだ 映画よりも、100万倍ぐらい深い長い そして胃がもたれるぐらい重たーい pic.twitter.com/qo6XY5zJn7

@DPiaTeesUjfIyhl かずヒット様 かあか!も大好きです「ナウシカ」 映画ももちろんですが漫画は更に深味があって大好きです。 全巻持ってます。 奇遇なことに家のとうと!も1セット持ってまして…我が家にはナウシカのコミックスが2セット有ります…(どんだけ好きやねん)

○起 土鬼(ドルク)諸侯国連合とトルメキアの二大列強国の対立する

王蟲(オーム)の抜け殻を見つけます。王蟲の抜け殻は、武器のパーツとなりますので、切り取ります。その時、銃声が聞こえます。王蟲の怒りの声が、ナウシカの心に響いてきます。ナウシカは王蟲の怒りを鎮めます。剣士ユパが、誤って撃ってしまったのです。

ナウシカは、ユパとの再会を歓びます。ナウシカは、王蟲を怒らせる原因となったキツネリスの子どもをもらい、”テト”と名付けます。ユパを風の谷に案内します。”腐海”が説明されます。

「腐海とは、滅亡した過去の文明に汚染され不毛と化した大地に生まれた生態系の世界をいう。蟲たちのみが生きる有毒の瘴気を発する巨大な菌類の森にいま地表は静かに覆われようとしていた。」

商船が地蟲に襲われているのです。乗客は、女子どもばかりです。ナウシカの救援も空しく、商船は墜落します。生き残ったものはただひとり、しかも虫の息です。ペジテのラステルと名のり、石(秘石)を兄に渡してくれと託されます。何かの部品のようです。

トルメキア軍がペジテの商船を追っていたのです。軍を率いるのは、トルメキア国王の娘クシャナです。クシャナは、秘石を渡すように言いますが、争いとなります。幸い、ユパの仲裁により、その場は収まります。

トルメキアと土鬼(ドルク)との戦争が始まったのです。風の谷をはじめ、周辺諸国は、クシャナ軍に従軍するよう強要されます。ナウシカの父ジルは、腐毒のため死の床についてます。ナウシカは、父に代わり戦地に向かいます。

土鬼の地へ向けて南下するクシャナ支隊の空中艦隊を、ラステルの兄「アスベル」のガンシップが単機で奇襲し、多大な損害を与えるもトルメキア軍に撃ち落される。乱戦の中で風の谷の無動力輸送船は、戦列を離れて腐海に不時着する。

ラステルの兄、アスベルが襲ってきたのです。

輸送船を回収するために降下したナウシカは、同じく腐海に墜落して蟲に追われるアスベルを救出したものの、蟲との接触事故を起こしてマスクが外れたまま腐海の下層部に迷い込む。

ナウシカはそこで、腐海下層部の大気が清浄であることを発見する。そして、自身が城の地下で地下水だけで栽培している無害な腐海植物との共通点を見出し、腐海は汚染された世界を浄化する目的で存在しているという仕組みに気づく

腐海の底は空洞で瘴気が無い。

○承 本格的な戦争トルメキア戦役が勃発する

2人は、胞子の噴出により生じる上昇気流に乗ることにより、腐海脱出を試みます。、アスベルは土鬼(ドルク)の浮砲台を見付け、援助を頼むことにします・・・・・。しかし、アスベルの知らない土鬼(ドルク)諸侯国連合のマニ族僧正に捕まります。

そこにミトのガンシップが現れ、ナウシカだけメーヴェで脱出する。
宿営地へ向かう途中、土鬼の飛行ガメが王蟲の子をつるして蟲を呼んでいるのを発見。王蟲が怒りを発し、集結地点に向かっているのを目撃します。ナウシカはメーヴェで王蟲救出に向かう。

ナウシカは、再度メーヴェに乗り、飛行がめを打ち落とします。幼虫は、酸湖の中洲に落ちます。風の谷の者たちは、集結地点に危険を知らせに向かいます。しかし、多くの艦艇と、人々が王蟲の犠牲となります。

ナウシカは、最初幼虫を安楽死させるつもりだったのですが、死ぬまで幼虫の側に止まることを決意します。しかし、王蟲の群れが、酸湖になだれ込もうとしているのです。ナウシカは、近くにいたクシャナのコルベット(戦闘艇)に乗り込み、中洲に着陸させます。幼虫を乗せたコルベットは王蟲の群れの中に着陸します。王蟲たちの触手がナウシカを取り囲み、浮遊させます。

蟲使いの村では、土鬼の指令で王蟲のクローンが作られていた。クシャナ軍を危機に追い込んだ幼虫もここで作られたものです。
ユパ見つかり戦闘に。ユパとアスベルと僧正、戦闘にまぎれ培養槽を壊し、混乱に乗じて脱出。しかしそこに土鬼皇弟が降臨。ユパとアスベルは別にしまして、僧正の行動は、神聖皇帝への反逆です。神聖皇帝が僧正を糾弾します。死に望み、僧正はマニ族のみんなの心に、メッセージを送ります。
ユパとアスベル、マニの娘ケチャはボロ船で逃走。

ナウシカは、クシャナと共に、南にある土鬼領に向かいます。一方、アスベル、ユパ、ケチヤの3人は、神聖皇帝の弟から、辛くも逃れます。今後行動を共にします。神聖皇帝の弟は、青き衣をまとったナウシカを恐れています。

ナウシカとクシャナは、南下すると土鬼の大艦隊を発見、これを密かに追う。
すると蟲すら死ぬ濃い瘴気に出くわす。

劣勢の土鬼軍は、腐海の植物を生物実験する過程で突然変異により生まれた強力な粘菌を生物兵器として使用した。この粘菌の出す毒は瘴気マスクでは浄化できず、蟲を死に至らせるほど強力であり、土鬼はトルメキア軍を撃退することに成功した。

しかし、粘菌は各所で突如暴走し始め、事態は収拾不能になる。かねてからこの粘菌の存在を察知していた蟲たちは、暴走した粘菌に向かって大量に集結した。蟲たちが粘菌に自らを吸収させることで粘菌はやがて無毒化され、暴走は収束していく。大量の蟲が移動する現象は物語中で大海嘯とよばれており、移動する虫から放たれた腐海の胞子が蟲の死骸を介して広がり、腐海の領域をより拡大してしまう。結果、土鬼の主要な国土はほとんど滅亡するに至った。

ナウシカは単独メーヴェで粘菌の合流地へ向かう。

○転 大海嘯によってトルメキア戦役は戦争どころではなくなる

大海嘯を前に奔走するナウシカは、土鬼の地を探索するうちに、「森の人」と呼ばれる種族に出会う。彼らとの関わりの中で、巨神兵や腐海の植物や蟲たちが旧世界で開発された人工生命であること、その目的は腐海システムによる環境再生であることが判明する

“森の人”は、一緒に森に行かないかと誘いますが、ナウシカは断ります。自分には、するべきことがあると・・・・。人間の世界で生きていく、と宣言するナウシカ。

腐海の秘密を知り、世界が甦ろうとしている事実を知った今、自分がすべきことは王蟲を追いかける事でも腐海の一部になる事でもなく、人類のさらなる愚行を制止し、緩やかに滅び行く旧世界に新世界の到来に備えた新しい秩序と黄金率を確立する事だ、と見出したものと考える

世界を完全に浄化したあと、火の七日間によって絶滅に瀕した動植物や、闘争本能を去勢改造した新人類を復活させ、地上に再繁栄させることを目的としているのだった。
ナウシカは、現在の人類は腐海に「軽度に汚染」された環境下で生存できるよう旧文明人類に改造を加えられた人工種であって、浄化の完了した清浄すぎる世界では生存できないという事実を知る。

ナウシカとチククは土鬼のトルメキア侵攻を止めるべく発つ。
皇兄は皇弟親派の僧会を惨殺、チャルカも張り付け。ナウシカはチャルカを助ける。

神聖皇帝となった”兄”は、クシャナの婚儀の出し物に、巨神兵を呼び寄せます。未だ覚醒はしていません。クシャナが黙ってみている訳はありません。艦内で反乱を起します。

“火の7日間”が何をもたらしたかを・・・・。ナウシカは、巨神兵に立ち向かうべく、メーヴェで飛び立ちますが、アスベルは隠し持っていた秘石をナウシカに投げます。ついに、ナウシカは巨神兵に向かいます。

土鬼軍がトルメキア軍から奪取していた巨神兵と遭遇したナウシカは、これを秘石によって起動させる。

ナウシカは、秘石を取り出します。その時・・・・。巨神兵は覚醒したのです。「・・・・ママ・・・・ダ・・・・ヤッパリアナタハワタシノママダッタノダ 」 巨神兵は、ナウシカをかばうように手のひらに乗せます

出典第六巻

巨神兵は人格を持っており、ナウシカは母性を象徴する存在として巨神兵をオーマと名づける[5]。

○結 土鬼の聖都シュワの墓所に乗り込むナウシカ

土鬼帝国の首都シュワにある「墓所」と呼ばれる施設は、内部に旧文明の技術を保存しており、土鬼の皇帝たちに旧文明のテクノロジーを与えることで世界を動かしていた。

物語は、必然的に墓所に収斂していきます。ナウシカも、クシャナも、アスベルも、チククも、剣士ユパも、僧官チヤルカも、墓所を目指します・・・・・。

出典第七巻

ナウシカは巨神兵とシュワへ行き、墓所の扉を閉めるという。

言うなれば彼がラスボスである。庭園の番人はヒドラ(人工の不老不死生物)の一種、旧世界が作った不死の番人。また、幽体離脱もできることが判明。

番人が言うには、毒の無い清浄の地では、人も草木も生きられなくなっている。
火の7日間の前後に人や他の生物がつくり変えられた。
腐海も浄化のために人工的に生み出された。
この庭は浄化の後に世界を再建するための種だという。
ナウシカは庭を出、シュワ中心へ向かう。

国王も、、ナウシカも、巨神兵も、亀裂から墓所侵入を果たします。待ち受ける者たちは、醜いながらも、永遠の生命をたもつ科学者たちです。

ナウシカは、蟲使いたちを帰らせます。「ここで見たことを、みなに伝えよ」 墓所に、ナウシカと国王のみが残ります。ナウシカの決意は固まっています。永遠に墓所を封鎖(破壊)すること・・・・。

というか、庭園の主が幽体離脱して、道化に憑依しただけだが。
彼の論理=墓所の主(または計画者)の論理であることから、主と番人はハードウェアとソフトウェア的な関係にあると推測される。
ナウシカもこの時点では彼と同等の視野を持っている。
異なるのはその解釈である。
これは思想の戦いである。

「墓所」はそれ自体が意識を持つ人工生命体でもあり、その人格である「墓の主」は、浄化が終わった後の戦争のない理想郷について語り、ナウシカたち改造種の人類も長年の再調整プロセスによって生存し続ける計画になっているとナウシカに告げる。しかしナウシカはその清浄のみを追求し一切の汚濁を認めない旧文明側の計画内容に反発、これを否定し、「墓の主」をオーマに握り潰させて殺し、「墓所」は新人類の卵や旧文明を研究する博士らを内部に収めたまま倒壊した。それが、作られた計画よりも自然と共に生きるナウシカの選択であった。

オーマはこのとき絶命、その後クシャナはトルメキア中興の祖となった。ナウシカは土鬼の民と共に暮らしたという。

○原作にしか出てこない土鬼(ドルク)の主要キャラ

土鬼は多数の部族の集合体であり、各部族の族長は僧侶がつとめます。
各僧侶を束ねるのが、聖都シュワを根拠地とする僧会であり、世俗と僧会両方を支配する神聖皇帝が土鬼の最高権力者です。

神聖皇帝(皇弟)。常人の2倍はあろうかという身の丈の巨漢で、100歳を超える長寿ながら沐浴などの化学的処置で長寿と若い姿を保っている。長時間外気に触れると急激に老化が進む為、普段は聖都シュワにある墓所にいる。その精神は熱く冷たい憎しみに覆われており、生きている闇と評される。神聖語を扱うことができる。超常の力を持ち、兄ナムリスを差し置いて帝国の実権を握っている。100年前にはナウシカにそっくりな人物だったとされ、帝位について初めの20年は実権を奪われたナムリスさえも名君と認める慈悲深い皇帝だったが、やがて愚かな民衆に絶望し恐怖政治へと移行した。

皇弟のことを知るには土鬼編のあらすじを知ることが、一番てっとり早いです。
あらすじを簡単に説明すると、 皇弟ミラルパは鬼(ドルク)の皇帝で強力な念動力を持っています。 ナウシカの存在を恐れて抹殺を企てますが、兄の皇兄ナムリスに殺されてしまいます。 死後は、悪霊となります。ドロドロの塊を身にまとい、暫くの間、現世を彷徨うことになってしまいます。

色々あって、皇弟は、ナウシカによりドロドロを剥ぎ取られてしまいます。ドロドロを剥ぎ取られたあとは、ナウシカと共に腐海の奥の清浄の地と呼ばれる所へ向い、彼方へと消えていきます。

神聖皇帝(皇兄)。超常の力が無かったため、実権を弟のミラルパに奪われていた。体が分解する恐怖を克服し、数度に渡る肉体移植により若いヒドラの体を得ている。身体能力は高く、ナウシカと互角に剣を交えることができる。
晩年のミラルパをも上回る冷酷な性格で、長年の虚無により狂気に支配されている。他人の命は元より自分の命にさえ興味を示しておらず、「その血をたぎらせず一生を終えること」だけを恐れる。巨神兵を最後の望みとしてトルメキアとの戦争を終わらせ、斜陽の人類の最後の砦を築こうとした。

ナムリス、ミラルパの父。超常の力を持っていたとされる。かつては民衆の救済を願う少年であり、200年ほど前、偶然に庭の主の元を訪れ、そこに古代文明のすべてが残されていることを知り、庭の主を師と仰いでいた。ある日「人間を救いたい」と書き残して庭の主の許から去り、共に連れ出した僅かな数のヒドラと共にクルバルカ家を滅ぼし、降臨と称して土鬼に君臨した。肉体移植により長寿を保とうとしたが、何らかの異常により身体が分解して死亡した。その有様をミラルパが目の当たりにしたことが、彼の移植による延命を拒む理由になっている。

軍司令官。平民出身の僧兵であったが、優秀なものは登用する皇弟ミラルパに取り立てられたため、彼への忠誠心は強い。トルメキア第3軍が立て籠るサパタ市の包囲戦を指揮していた。クシャナらの襲撃による攻城砲全滅の責任を負って、軍法に従い司令官を解任されるが、その後も重用された。ナウシカやチククとの出会いにより国土や国民を大海嘯から救おうとする。ナウシカに救出された際、右腕を骨折したため、それ以後作中ではずっと右腕を固定している。

元々は僧兵上がりで超常の力を持たなかったが、母艦墜落の危機という緊急事態に陥った際、ナウシカと協力して対処するうちに念話に開眼した。ミラルパに忠誠を誓いつつも、国と民のことを第一に考える良心的な人物で、あらゆる実務で有能だが、職業柄恨みを買うこともある。

死亡したと思われた際に僧会の幹部から「チヤルカを失ったのは皇弟様や我々にとって痛手となった」と言われ、ナムリスにも「殺すには惜しい人物」と評されている。

マニ族の長で、神聖皇弟より北上作戦の先遣隊として派遣されていた。宗教上の理由から光を捨てた盲官である。王蟲を使ってクシャナの艦隊を壊滅させたものの、王蟲を止めたナウシカが古き伝承にある「青き衣の者」であると感じて作戦を中断し帰還、土鬼軍の作戦に自滅の危険性があることを説いた。ユパ達を逃がすために壮絶な最期を遂げるが、死後もナウシカを守った。その超常の力は神聖皇弟に並ぶほどだった。神聖皇弟と同じく神聖語を扱うことができる。

マニ族の娘でエフタル語(当初は片言の男言葉)を解する。気性は激しく、徒手武術でトルメキア人を打ち倒す場面がある。僧正の死後、アスベルやユパと行動を共にする。当初は僧正を死に追いやったユパ達と対立していたものの、徐々に打ち解けていった。トルメキア人の抹殺を訴える過激な者が多いマニ族の中で、ナウシカや僧正、ユパ達と接してきたため、トルメキア人を嫌っているものの、無益な争いは避けるべきとの考えを持っている。

先代の土鬼神聖皇帝(ナムリスとミラルパの父)によって滅ぼされた土王の末裔(おそらくは王位継承者であったと思われる)。打ち捨てられた地方の僧院に住んでいたがナウシカとの出会の後行動を共にする。ミラルパに匹敵するとも取れる超常の力を持っていてナウシカやチャルカの心強いパートナーとなる。

先の土鬼王朝であるクルバルカ家の末裔の少年。本名ルワ・チクク・クルバルカ。砂漠の中のオアシスで土着宗教の僧達とともに暮らしていた。粘菌を積んだ土鬼の戦艦が瘴気を撒き散らしたせいでオアシスに蟲が来襲、腐海に没する危険があったため、ナウシカとともに脱出し、以降は彼女と行動を共にする。メーヴェに乗っていたナウシカを土着伝承の「白き翼の使徒」と確信し慕っている。

非常に強力な超常(念話)能力を持っているが、幼さゆえに能力をもてあまし気味で、彼らを庇う僧会の僧チヤルカを慌てさせる。人と接する機会が少なかったため、目上の人物に対しても敬語は使わない。吹き矢を武器として操る。

○ナウシカ達が誕生する遥か前の時代の話があるらしい

ナウシカ達が誕生する遥か前の時代。今の我々からすると先の時代という事になるでしょう。人類の文明はセラミック文明に到達し、更なる繁栄の時代を迎えていました。
それがセラミック文明の時代に入って、行き着く所まで行ったのでしょう。一部の人達は、このままでは人類も地球も滅びてしまうと悟り、一つの遠大なプロジェクトを実行に移します。
それは現在の文明を徹底的に破壊し尽し、その後に地球環境を元に戻して、また一からやり直しましょうという計画を実行する。

れは映画を見た方にも御馴染みの、巨神兵による「火の七日間」です。よくよく考えてみれば、なんで人間の生み出した巨神兵が、人間や人間の作り出した物を壊しまくったのか、詳しい説明はされていませんでした。
しかし真相は、リスタートするために巨神兵を使役して文明を破壊する事が目的だったのです。

そしてこの段階で注目すべき事実が発覚します。セラミック文明を生み出した人類、つまり我々の子孫に当たる人類は、この「火の七日間」で、事実上全滅しているのです。
ではナウシカ達は何?

文明人が戦争を繰り返した結果、大気が汚染されて生きていけないレベルまで深刻化する。巨神兵によって文明を徹底的に破壊する。

大気の汚染を浄化するために、大気を浄化する菌と蟲を精製

セラミック文明を破壊した所で次の段階に移ります。
これまでの人類の手によってすっかり汚染されてしまった大地の浄化作業です。

これも映画で語られている通り、「腐海」こそが汚染された大地の浄化マシーンであり、人類のばらまいた有毒物質を無害な物に変えて行くのです。そう、ナウシカとアスベルの落ちたあの場所です。あの様に長い年月をかけて大地をキレイにしていくというわけです。
そして巨大昆虫群はこの腐海を守るためのいわば番人として作り出されました。さらに彼らは体に胞子を付けて腐海を拡大させる役割も担っています。

、実はナウシカ達は旧人類を人工的に改造した強化人間なのです。なぜ旧人類を改造したのかといえば、浄化作業中の汚染された世界でも生きて行ける様にするためです。
確かにあの貧相なマスク一丁で猛毒の腐海を動き回れるというのは、まさしく強化を施された証と言えるでしょう。

では大地の浄化作業が終わった後、ナウシカ達「汚染適応型人類」はどうなるのでしょうか。結論から言えば、汚染適応型人類は浄化された世界では生きて行けません。血を吐いて死んでしまいます。
何とも酷い話です。なぜなのでしょうか?

腐海が大気を浄化するまでに数千年はかかるため、セラミック文明の人達は大気が浄化されるまで卵となり眠りにつくことを決めた。

全員が眠ってしまうと眠りを覚ます者がいなくなるため、眠る前に人造人間を精製(将来のナウシカ達)

汚染された世界が浄化され、キレイな環境が整った後、いよいよ一からやり直す再建の朝が来ます。しかしここで旧人類のようなエゴイスティックで思慮の浅い人間を大地に放てば、また以前と同じ失敗を繰り返すのは目に見えています。

そこで計画者達は考えました。遺伝子に改良を加えた、音楽と詩を愛する穏やかで賢い新人類を投入する事にしたのです。これで地球の環境は保たれ、人類の未来も明るく、全ては万々歳というわけです。

遺伝子組み換えの新人類は卵状態で墓所に無数にぶらさがっており、清浄な世に出る日を待っています。そして時が来たら孵化するという寸法です。

しかしここで問題となるのは、旧人類を汚染適応させただけのナウシカ達の子孫です。彼らを浄化された世界にそのまま残せば、また同じ過ちを繰り返すどころか、新人類と対立して争いが起こる可能性さえもあります。

それではマズイという事で、汚染適応型人類は浄化された世界では生きて行けないようにプログラミングされました。血を吐いて死ぬのはそのためです。浄化された世界が到来したら汚染適応型人類はバタバタと死んで、新人類との交替が平和裏に行われる手はずとなっているのです。

事実を知ったナウシカは、ブチ切れて前述のシステムをぶっ壊そうとしました。ナウシカの怒りを感じた計画者は、ナウシカの暴走を止めるため、交渉材料として「汚染適応型人類も再改造すれば清浄な世界で生きて行ける」と持ちかけます。
しかしナウシカはこれを聞き入れず、そのままシステムを破壊しました。

ナウシカのとった行動がこの地球に与える影響は、思いのほか大きいのです。つまり最後に残るのは動物のいない清浄な世界だけ、という事態になる可能性が非常に高いからです。

○主人公ナウシカのプロフィ-ル

16歳の少女。風の谷の族長ジルの末娘で、母や10人の兄・姉たちは腐海の毒で亡くなっている。父には深く愛されていたが、10人の兄弟を失ったがゆえか母から愛情を受けずに育った。谷の少女達を妹のように可愛がり、「姫姉さま」と慕われている。
愛とやさしさで子どもたちや人々を引き付け、強いリーダーシップで人々を導くカリスマ的ヒロイン。

「風使い」として大気の流れを読み、凧(メーヴェ)を自在に乗りこなす。「腐海辺境一の剣士」ユパ・ミラルダに師事し、トルメキアの精鋭装甲兵や土鬼の僧兵(原作のみ)を一騎討ちで倒すほどの剣術の腕前をもつ。トリウマのカイに乗り、キツネリスのテトを可愛がっている。

映画では
ナウシカ=正義のヒロイン
というイメージですよね。
原作では結構違いました。まだまだ不完全で精神的にも不安定。
戦争なんかもバンバンしてしまうんです。

映画と原作では内容が違う部分がある。

監督の宮崎駿はロマンアルバム「風の谷のナウシカ」のインタビュー内で「城オジやお婆さんたちなど、死んでいく人をその胸の上で抱きとめてあげるために大きい」と語っている。

漫画を読み進めていくと、主人公のナウシカについて少し映画版と異なる印象をもつかもしれません。物語の中盤以降、ナウシカは少々重たいものを抱え込みすぎてキャラクターとして人間味を失っているシーンもあります。世界や自分たちの存亡を賭けるような重たいものを背負わされたのですから、致し方ない部分もあるでしょう。これも漫画版ならではの設定ではないでしょうか。

漫画版のラストの方は世界の希望や慈愛を感じさせるような、聖母的な印象として描かれています。

主人公”ナウシカ”のモデルは、ギリシャ神話に登場する”王女ナウシカアー”と言われています。
そのナウシカアーはスケリア島の姫様で、その島こそが現在のギリシャにある「コルフ島」です。

この島は、地中海東部のイオニア海北東部に位置するギリシャの島で、高品質のオリーブの産地としても有名。
旧市街には、フランス風の通りや、ベネチア風の家並み、イギリス風の建物、ギリシャ聖教の教会など、様々な文化が調和しているリゾート地になっています。

王女ナウシカアのエピソードは残念ながら少ししかない。

家に眠ってたナウシカ原作全巻を引っ張り出して当時小学生だった私に読ませてくれた父母には感謝している。

人間というものを描き切った漫画は風の谷のナウシカを置いて他にない。

ナウシカとラピュタが混ざる現象が頭で起ってる ナウシカってどんな話だって…

○風の谷のナウシカの”腐海”のモデルがあった。

ウクライナ本土とクリミア半島の間は、回廊のような「ペレコープ地峡」をごく細く残し、腐海が深く切り込んでいる。

クリミア半島は西に黒海、東にアゾフ海と二つの海に挟まれていますが、舞台は東側、アゾフ海の干潟です。

「風の谷のナウシカ」の王蟲が住んでいる腐海。そのモデルになったと言われているのが、ウクライナのクリミア半島にあるシュワージュです。

とても浅く、夏になると熱せられた海水が悪臭を漂わせるので、その名の通り腐海と言われています。赤い色の藻の繁殖時期になると一面がピンク色になります。

鮮やかな赤い色は褐色藻類によるもので、アゾフ海の水温が上昇したために異常繁殖につながったそうだ。

ジブリの『風の谷のナウシカ』に出て来る“腐海”は、この干潟がモデルだとか。

正確には、腐海のモデルはパキスタンの「フンザ」とも言われているようですが、もう一つがウクライナ、クリミア半島の「シュワージュ」(腐海)。
「シュワージュ」とは~
⇒地域の先住民、各国語で、「腐海」、「腐った海」を意味する言葉。
〔シュワージュ(腐海) 〕

水深が浅い為、熱せられると悪臭を放つところから「腐海」と呼ばれるようになった。

腐海はダムの建設で水の流入量が減るなどして汚染が進んでいるそうです。このまま汚染が進めば、魚が住めなくなるなど環境に良くないとのこと。このように環境が破壊されているという点は現実でも映画でも変わらないのですね

この地域は、大陸性気候で冬は寒く 、夏は暑い 。
黒海沿岸地方は地中海性気候により近く、夏は乾燥し非常に暑くなる。
温泉 水の蒸発が激しく、そのために海水が濃縮されて塩分濃度が非常に高くなっている。
ドナリエラ藻 という、塩分濃度の高い場所で繁殖する藻が大量に繁殖する。
太陽光からエネルギーを吸収するのに赤い色素を体内で作る為、水がオレンジがかったピンクに染まる。ついでに、高い塩分濃度の為、ピンクの塩まで結晶化している。

クリミア半島は、黒海に突き出た半島になっている。

腐海の水深はごく浅い。いちばん深い場所でも3.5メートルほどしかなく、0.5から1メートルの底に足がつく程度の場所がほとんどである。底質は分厚いシルトから成っている。厚さ5メートル以上で、所によっては10〜15メートルも堆積している。とても浅いために、夏になると腐海の海水は強く熱せられて腐った強くて酷い悪臭を放つようになる。これが、各民族・各国語から「腐った海」・「腐海」を意味する名前で呼ばれる理由になっている。

○風の谷のナウシカ 原作版を読んだ方々の感想

やはり傑作、いい作品だなと思っています。 批判的内容でも構いませんからよろしくお願いします。

ナウシカと言う、一人の女の子(いや、人間と言うべきかな)が、民族を越え、種族を越え、自然と融合して生きるさまは、全ての人に読んで貰って、今の世界を考え直す礎として欲しいと思います。
結局、人の心を動かす事が出来るのは、人の力なんだと思いますね。
最後の墓の主と王蟲の体液が同じだった事は、セルムとナウシカだけの秘密にしておこうと言う台詞の意味がイマイチ理解しきれていないんですけどね。

やはりいい作品ですね。

あそこで墓を壊しても何の解決にもならないと思ったのですが、私の思慮不足でしょうか。

ナウシカの取った行動。
心情は理解できるのですが、果してあれで良かったのかという疑念もぬぐえないのです。
「優しくて、善良な人間」(大体、こんな感じだったと思う)
ヴ王はそれは人間ではないと言いました。私もそう思います。
でも、それでもいいのではないか?
その方が世界のためには良かったのではないかと。箱庭の中の幸せ、与えられた幸せでもいいじゃないかと。そう思うのは三月が生きることにしがみついているからでしょうか。
ナウシカを動かしたのは、生き物としての尊厳を踏み躙られたことへの怒りだったと思います。
彼女は人間の、生き物の強さを信じていたのでしょう。きっと、環境に適応できるようになると。そうあってほしいと思います。

滅びをも受け入れるというナウシカの考えが受け入れられないと言う意見もある。

漫画を読んだのはいつだっただろう。姉のを借りて読んだことだけは覚えている。そして、映画とはまた違う奧の深さを知ることになる。
度量が広く、部下への思いやりを持つ優秀な指揮官で、母親を廃人にされたことで兄弟逹に復讐を誓う、強い女である。
トルメキア、その指揮官であるクシャナ=悪、風の谷、ペジテ、ナウシカ=正義 という図式は存在しない。
漫画を読んで一番印象が変わったのはクシャナである。好きなタイプ。
映画のクシャナは何でこんなにかっこ悪いんだと、怒りすら覚えた(笑)

私はあの終わり方で納得しました。古代の人間達に都合よく造られた世界よりも、あるがままを受け入れ生きて行くことをナウシカは選んだのでは?だからこそ調停者であるオーマもナウシカを選んだのだと思います。
永い時間をかけて地球が再生するなら、人もその生命力でやがて進化していくでしょう。
最後は詳しく描かれてはいませんが、個人的にはやはり森の人と共に森で生きてほしいな。

結局墓を壊したせいで希望の朝が来たとしても、元の人間の体に戻ることは不可能となり、遠い未来地球が再生してもに滅びるしかないということですよね?



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