【物語シリーズ】登場する怪異の一覧

化物語

化物語をはじめとする西尾維新の「物語シリーズ」に登場する怪異をまとめてみました。一部ネタバレ有

化物語

九州の山間あたりでの民間伝承。地域によって「おもし蟹」だったり「重いし蟹」、「重石蟹」だったりするが、「人の重みを失わせる」、という点においては名前はどうあれ共通している。 「おもし蟹」とは、「おもいし神」、つまり「思いし神」、または「思い」と「しがみ」「しがらみ」ということでもある。
人間の思いを代わりに支えてくれる神様。

おもし蟹に遭おうと思って遭えるものではなく
心の拠り所を求めた人の前に現れる

作中では主に蝸牛と呼ばれる。目的地に「帰る」ことができず永遠に迷い続ける怪異。「家に帰りたくない」と思う者の前に現れ、ついてくる者を永遠に迷わせ、帰路を阻害する。迷い牛から離れれば迷うことはなくなる。

雨降りの悪魔。泣き虫の悪魔。階級にさえ入らない低級の悪魔。古くからヨーロッパに伝わる雨合羽を着た猿の悪魔であり、親と喧嘩した子供が雨の日に家を飛び出し、サルの群れに食い殺されたことが起源とされる。

契約を行使する際願った人間と同化するのが特徴で、人間のネガティブな感情や暗黒面を好んでエネルギー源とし、願った者の裏の願いを読んで暴力的な叶え方をする。願いは魂と引き換えで、叶える毎に成長し、3つ全て叶えると願った者は生命と肉体を奪われ、悪魔そのものとなる。

へびきり縄、蛇切(へびきり)、蛇縄(じゃなわ)、へびなわ、蛇(くちなわ)とも呼ばれる。悪意によって遣わされる怪異であり、呪われたものは見えない蛇に足から徐々に巻きつかれ、顔に到達した時点で殺される。触ることができれば巻きついた蛇切縄を引き剥がすことはできるが、そのとき引き剥がした当人に蛇切縄が襲い掛かり、それをやり過ごしても今度は呪いをかけた本人を襲う(呪い返し)。

尾なし猫、白銀猫(しろがねこ)とも呼ばれる。馬車(現代では車)に轢かれた尾のない白い猫を埋葬した善良な者に取りつき、性格を豹変させるという。

取り憑いた人物の体に憑依して
ストレス発散を肩代わりする

恩を仇で返す怪異で特性は常時発動型エナジードレインであり、触れた者は精も根も吸い尽くされ、その度合いによっては死に至る。

傷物語

「怪異の王」(ノーライフキング、キングオブアウトサイダー)と称される上級の怪異。高い再生力・不死性と身体能力を持ち、変身能力によって全身もしくは体の一部を武器や翼、霧などに変化させられる。また体液(血液や唾液)を患部に垂らすことで他者の回復を促すこともできる。弱点は日光、ニンニク、銀の十字架、聖水、毒。

文字通り吸血を行う怪異だが、それにはエナジードレイン(=食事)としてのものと眷族を作る目的のものがある。吸血をした人間をそのままにすると眷族となるため、通常は吸血後、肉体を残すことなく喰らう。ランクが高い吸血鬼は体の一部だろうと吸血することで眷属を作ることができる。

偽物語

『東方乱図鑑』に記載され、曰く「触れないハチに刺され全身が火で包まれたよう」。

室町時代辺りで発祥した怪異、元は原因不明の感染病である。高名な陰陽師によって鎮められるまで何百人と死人が出た怪異である。しかしその書物自体が偽史(偽物)であり実際には囲い火蜂は存在しない。

特性は「不死」であり、その不死性は吸血鬼をも凌駕する。ホトトギスの生態と同じく人間の母体に「托卵(憑依)」し、その子供として転生する。生まれたしでの鳥は人間に擬態し、親の子供として自然に、そして完璧に振舞う。

人に害を及ぼす怪異ではなく不死身というだけ。どんな怪我をしようとも回復しどんな病気もすぐに治癒する。そして寿命まで生き切りまた転生する。不死であっても不老ではない怪異。

100年経った器物が怪異となった存在。

人差し指をハンマーの如く巨大化させたり、驚異的な跳躍を行うなどの自身の体を爆発的に肥大化させる「例外のほうが多い規則(アンリミテッド・ルールブック)」という技を使う。基本的には表情に乏しく平板なしゃべり方をするが、怪異である性質上、出会った人間の影響を受け性格や口癖などが常に変化している。

猫物語

障り猫(さわりねこ)と呼ばれる尾のない白い猫の怪異が羽川翼に取り憑いたことで生まれた新種の怪異。

エナジードレインの能力を持ち接触しただけで対象の力を吸い取る。

嫉妬を燃料に「火」そのものと化して、嫉妬された者の家・住処を完全に燃やし尽くす。また、燃やそうとする物の前に一瞬で移動する能力も持つ。

羽川翼の前に突如現れた怪異。その正体はブラック羽川に続き彼が生み出した新種の怪異である。

傾物語

、吸血鬼に眷属とされたものの血が定着せず暴走したことで生まれた怪異。メメによると失敗した眷族、劣化した吸血鬼。自我も意思もなく、与えられた本能に忠実に行動する。日光と米を弱点とする。

花物語

人の悩を聞き入れ、それを「絶対」に解決するとされる相談屋。ただし行き過ぎた悩みは警察などの然るべき機関にまわす。その実、人の不幸話を蒐集する怪異。

悪魔(レイニー・デヴィル)のパーツの蒐集も行っている。
その正体は蠟花が死した後に怪異となった存在。

囮物語

北白蛇神社で祀られている神であり、白い蛇の姿をしている。撫子に蛇惨殺の償いとして自分の神体(死体)を探すよう要求してきた。

もとはひたぎに嫉妬し、神に祈った撫子の「神の声を聞いている」という妄想であった。

千石撫子が怪異になった姿。封印されていたクチナワの神体(伊豆湖が暦に渡したもの)を撫子が取り込んだことで神として完全復活を果たす。神となった撫子は髪の一本一本すべてが白蛇となり、髪から毒牙を形成して攻撃する。前述の通り毒に弱い吸血鬼の特性もあり物語中では暦と忍を圧倒し、何度も殺し続けた。

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