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最近の映画館は画質がとても綺麗なのですが、フィルムの時代は終わったのでしょうか? 今はDVDですか?

DVD 映画

最近の映画館は画質がとても綺麗なのですが、フィルムの時代は終わったのでしょうか?
今はDVDですか?

  1. 匿名 より:

    DVDは解像度が720X480しかありません。
    現在の家庭用の最高画質はブルーレイの1920X1080です。
    劇場の解像度は最低でも2K(横のドットが2000以上)で解像度的にはブルーレイと大差はありません。
    ただしあくまで解像度での話でブルーレイはデータが圧縮されていますが劇場のデジタル上映のデータ(DCP)はそこまで圧縮されていません。
    ですので同じデジタルでもDVDから比べると雲泥の差です。
    また一部の劇場では4Kの解像度に対応しており撮影が4K以上で行われている作品ではその解像度の高さがはっきりわかります。
    大作や話題作というのは全国で600~800スクリーン以上で上映されます。
    昔はそれがすべてフィルムでしたが現在はそのほとんどがデジタルでフィルムプリント数は多くても50セットというのが現状です。
    撮影もデジタルが主流で監督がこだわらない場合以外はフィルムでの撮影はほとんどありません。
    最近では「ダークナイト」がIMAX70ミリフィルム撮影されました。
    ただ一部です。
    しかももし撮影してもそれ以降の作業はデジタルで処理されます。
    アナログでやりたくともその機材と技術者がほとんどいない状態です。
    映像の合成も今はデジタルですが昔はオプチカル合成というフィルム上での合成でしたがその知識や技術をもつ技術者や機材がないというのが現状です。
    技術者はデジタルに移行に伴い 業界が新たな人材を育てていないわけです。
    現在のフィルムプリントも撮影がほぼデジタルですのでフィルム上映館のためだけにデジタルデータからネガフィルムを起こしてプリントしている状態です。
    しかしそれではフィルムはなくしてもいいのか?ですがそういう風潮で今まできました。
    私はアナログのフィルム撮影からその後処理、そしてデジタル処理まですべて現場で過ごしてきました。
    そこから最初から私が言っていたのはデジタルになったからとコストが必ずしも安くなっていない…ということです。
    それは自分がフィルムから知っているから比較ができたのですがデジタルからのスタッフはその意見を単に「アナログ懐古主義」的に見ていました。
    しかし家庭用でもデジタルデータというのはデータそのものは劣化なく保存できますがそれを保存しているメディアには寿命があるということはわかると思います。
    つまりメディアの寿命やフォーマットの変更にあたって保存しなおさないといけないわけです。
    このコストをまったく見ていなかったのです。
    原発がコストが安いという部分に破棄物の処理費用を載せていなかったのと同じことが起こっているわけです。
    そのコストが掛かるから必ずしもデジタルがコストが掛からないとは言えない…と私は言っていたわけです。
    フィルムは適切な温度と湿度で保管すれば500~1000年保存ができると試算されています。
    先ごろ「デジタルジレンマ」という言葉で発表された事柄にデジタルでデータをアーカイブ(保存)していく費用はフィルムの11倍だそうです。
    その証拠に過去の映画などの映像を保管している国立近代美術館はその映像の保管にデジタルデータではなくフィルムで保管しています。
    美術館側はデジタルでの保管も検討したそうですが私の意見と同じくフィルムのほうが保管には向いていると判断してフィルムで保管しています。
    問題は保管はできてもアナログですからまったく劣化ないということはありません。
    それも映像的な劣化以上に物理的な劣化もありますがこれは修復しないといけませんがその技術者そのものをすでに業界が育てていないという実情があります。
    劣化が進みすぎたフィルムは高度な補修技術を持つ技術者が補修しないとデジタル化のためのスキャナーも通らないのです。
    現状で業界もデジタルの危うさに気づきだしデジタル制作した作品もフィルム上映用にプリントするさいに保存用プリントも取るようになっています。
    フィルムの11倍のコストをかけてもデータ内容の保証がないのがデジタルデータです。
    もう失われた…と思っていた映像が見つかるのもそのほとんどがフィルムです。
    保存をちゃんと考えていない時代から残っているフィルムでも100年ぐらい前のものでも再生は可能です。
    デジタルデータではおそらくデータの移し替えを定期的に行っていなければ100年後にはまずそのデータは失われているでしょう。
    フィルムも残っているというのは本来は権利者に返さないといけないものがルーズに残っていたためにたまたま見つかったわけです。
    しかし現在のデジタルデータは著作権保護の観点からコピー保存をまったく認めていません。
    デジタルのままだと一般の家庭に録画されたデータは一代限りでコピーで残しておく術が違法行為以外にない状態です。
    つまり権利者がよほど管理をしっかりしなければ簡単にその映像は失われてしまう可能性があるということです。
    現在の原版フィルムの保管の現状を見るととてもそういう部分に気が向く業界ではありません。
    時代がデジタルに移行するのは間違いないですし客にしてみればたしかにきれいになるのでいいことづくめのように見えますがことアーカイブに関してはそうとう考えていかなければならない問題です。

  2. 匿名 より:

    わかったようなわからんような

  3. 匿名 より:

    個人の趣味で小さな映画館などを経営している人はフィルムを使う映写機をもっていると思います。
    今のデジタル映写機は便利ですが高価すぎます。
    今はデジタルの時代ですがアナログなりの味が好きな人は世の中に沢山います。
    昔のLPレコードなどは今になって復活しているのもそんなアナログが好きな人がいると言うことです。しかも高価でも売れています。
    アナログはアナログなりの特徴がありますからね。
    もう今はDVDではなくブルーレイの時代です。



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