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「齷齪」なんて言葉を有名にしたのは島崎藤村ですか。普通の人は読めませんよ。

昨日またかくてありけり
今日もまたかくてありなむ
この命なにを齷齪
明日をのみ思ひわづらふ

  1. 匿名 より:

    大衆文学から有名作家の名作まで、多くの人が使い、読まれてきています
    明治大正の人の日本語・漢語のリテラシーは今よりもはるかに高かったです

    だが其許のような人間を、そう齷齪と、功利に疲らせて、御自身勿体ないと思わぬかな。——山中人の人生にも、なかなか深い意義もある。
    新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)

    私はその頃心の中に色々な問題をあり余る程持っていた。そして始終齷齪しながら何一つ自分を「満足」に近づけるような仕事をしていなかった。
    小さき者へ (新字新仮名) / 有島武郎(著)

    事業本位で齷齪と膏汗を流して生き、且つ死ぬる事が、与へられた束の間の生のうちに次から次と美しき幻を追ひ
    青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死 (新字旧仮名) / 長与善郎(著)

    お前はよかろうが私ゃ詰らないよ、本当にお前の為に寝ないで齷齪と稼いでいる女房の前も構わず、女なんぞを
    怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)

    中等下等の婦女子に至っては、いずれも小商人根性があって些細な事に齷齪する心がその品格までに現われて、何となくこせこせしたような様子が見えて居る。
    チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)

    如何すれば旨い物を喰い好い着物を着られるだろうかと云うような事にばかり心を引かれて、齷齪勉強すると云うことでは決して真の勉強は出来ないだろうと思う。
    福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)

    欲をかわくな齷齪するなと常々妾に諭された自分の言葉に対しても恥かしゅうはおもわれぬか、どうぞ柔順に親方様の御異見について下さりませ、天に聳ゆる生雲塔は誰々二人で作ったと
    五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)

  2. 匿名 より:

    ありがとうございます。知りませんでした。

  3. 匿名 より:

    何をもって「普通」というのか不明ですが、漢字で書くから難解に見えるだけで現代でも普通に通用する語です。

    「齷齪」には「あくさく」という読みもあり、そちらは中世から、「あくせく」という読みであれば江戸時代前期から用例があります。
    近代では漱石、鏡花、蘆花、白鳥、啄木、露伴など、この語を用いていない作家はいないでしょう。日常語ですから。

    藤村が「齷齪」を有名にしたのではなく、今の中学生がこの語に接する機会が教科書にも載る藤村の『千曲川旅情のうた』ぐらいしかないということです。



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