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読む本が減ってきたので質問します。近代、現代日本の純文学作家で、絶対に読んだ方がいいという方を…

読む本が減ってきたので質問します。近代、現代日本の純文学作家で、絶対に読んだ方がいいという方を教えて欲しいです。

  1. 匿名 より:

    夏目漱石『こころ』、森鷗外『山椒大夫』、泉鏡花『高野聖』、谷崎潤一郎『春琴抄』、武者小路実篤『友情』、芥川龍之介『地獄変』、下村湖人『論語物語』、中島敦『弟子』、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』、石川淳『紫苑物語』、大岡昇平『野火』、三島由紀夫『金閣寺』、安部公房『砂の女』、辻邦生『夏の砦』、石牟礼道子『苦海浄土』

    ……などをきっかけに、以下の作家のものを、まず2冊ぐらいずつ読んでみてはどうでしょうか。

    ■夏目漱石
    全作品、読む価値あり。『坊っちゃん』『こころ』『二百十日』『三四郎』『それから』『門』『彼岸過迄』『行人』『道草』『明暗』『草枕』『夢十夜』『吾輩は猫である』など。リンク先では、漱石の作品を紹介し、作風の変化についても言及。
    https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10135114885?fr=and_other

    ■森鷗外
    簡潔で抑制のきいた文章の格調の高さは近代日本文学の最高峰。ぜひお読みください。作品は『高瀬舟』『山椒大夫』『最後の一句』『寒山拾得』『舞姫』『雁』『阿部一族』『渋江抽斎』など。リンク先は『舞姫』について。
    https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1065384795

    ■幸田露伴
    森鴎外、夏目漱石と並ぶ明治の文豪の一人。格調高く爽やかで慈味ゆたかな文章は何度も読み返したくなる。『観画談』『幻談』『太郎坊』『連環記』『五重塔』『運命』など。
    https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1345751878

    ■泉鏡花
    怪異と妖美を描いた作品が多い。繊細で個性的な美文。取っつきにくそうに見えて、読み始めると面白い! 『高野聖』『外科室』『春昼・春昼後刻』『草迷宮』『眉かくしの霊』など。

    ■国木田独歩
    胸をしめつけるような哀切な感じの美しい短篇が多い。『忘れえぬ人々』『春の鳥』『運命論者』『牛肉と馬鈴薯』『空知川の岸辺』『武蔵野』など。
    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10129383705

    ■樋口一葉
    『たけくらべ』『にごりえ』など。

    ■島崎藤村
    『破戒』『夜明け前』など。

    ⬛野上弥生子
    超人的な文章力。『海神丸』『秀吉と利休』『真知子』『迷路』『森』など。
    リンク先は『秀吉と利休』について。
    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13106762213

    ⬛谷崎潤一郎
    作品ごとに変わる変幻自在で華麗な文体。『春琴抄』『吉野葛』『盲目物語』『蘆刈』『細雪』など。リンク先は『細雪』について。
    https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11192717456?fr=and_other

    ■芥川龍之介
    構成美のある短篇。古典を題材にしたものが多い。晩年には鬼気迫る作品、読む側が滅入るような作品が目立つ。『藪の中』『羅生門』『鼻』『杜子春』『芋粥』『奉教人の死』『地獄変』『河童』『歯車』など。リンク先では、堀辰雄の「芥川龍之介論」を紹介。
    https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11193837531?fr=and_other

    ■武者小路実篤
    『友情』は青春時代の恋愛と友情の相克を描いた名作。私は涙が止まらなかった。『愛と死』
    もおすすめ。

    ■志賀直哉
    小説の神様。無駄のない正確で平明な文章。『清兵衛と瓢箪』『小僧の神様』『剃刀』『暗夜行路』など。リンク先は『剃刀』について。
    https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12202556272?fr=and_other

    ■梶井基次郎
    幻想的な月明かりの下の出来事を描いた『Kの昇天』が印象的。ほかに『檸檬』『闇の絵巻』『のんきな患者』など。

    ⬛中島敦
    劇的な物語の中で、身につまされるような苦悩、呻き、後悔、憧れ、誇りなどを漢文調の格調のある文体で真摯に、鮮やかに描き出す。『李陵』『弟子』『山月記』『名人伝』『悟浄出世』『悟浄歎異』『文字禍』など。

    ■宮沢賢治
    『注文の多い料理店』『貝の火』『ビジテリアン大祭』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』
    など。リンク先は『銀河鉄道の夜』について。
    https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11117124176?fr=and_other

    ■太宰治
    『駈込み訴え』『女生徒』『お伽草紙』『斜陽』『人間失格』
    など。
    https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13202233778?fr=and_other

    ■折口信夫
    『死者の書』

    ■下村湖人
    長篇『次郎物語』は運命と愛と永遠をテーマにした教養小説。短篇集『論語物語』は孔子が主人公。
    https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1260858997

    ⬛武田泰淳
    極限状況下での食人事件を題材にした短篇『ひかりごけ』。ほかに『蝮のすゑ』『森と湖のまつり』『富士』
    など。

    ⬛坂口安吾
    『桜の森の満開の下』は凄絶な幻想美が描かれた短篇。ほかに『白痴』『青鬼の褌を洗う女』『夜長姫と耳男』など。リンク先は『桜の森の満開の下』について。
    https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1027280670

    ⬛川端康成
    『伊豆の踊子』『山の音』『眠れる美女』『古都』『雪国』など。

    ⬛稲垣足穂
    『一千一秒物語』は、星や月がいっぱい登場する、詩のような短篇集。ほかに『弥勒』『人間人形時代』
    など。

    ■石川淳
    文体がカッコいい。思考の束縛を解き放つような、不思議な面白さ。『紫苑物語』『前身』『八幡縁起』『白頭吟』『六道遊行』『荒魂』『狂風記』など。リンク先は『紫苑物語』について。
    https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12194386687?fr=and_other

    ⬛山本周五郎
    時代小説家。どの作品を読んでも目頭が熱くなり、励まされる。短篇集では『松風の門』『おごそかな渇き』『日本婦道記』、長篇では『ながい坂』『樅ノ木は残った』など。
    https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q12112042502

    ■三島由紀夫
    格調のある美しい日本語。現代の古典。『憂国』『中世』『近代能楽集』『潮騒』『金閣寺』『豊饒の海』など。リンク先では『豊饒の海』に見られる仏教思想「唯識」の本を紹介。
    https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14105592274?fr=and_other

    ⬛大岡昇平
    『野火』は極限状況下の人間を緻密に描いた戦争文学の代表作。必読。ほかに『俘虜記』『レイテ戦記』など。
    https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q11112218231

    ⬛埴谷雄高『死霊』

    ⬛安部公房
    幻想的でシュールな作品が多い。海外での評価が高く、急死しなければノーベル文学賞を受けていただろうと言われる。『砂の女』『壁』『他人の顔』『燃えつきた地図』『箱男』『友達』など。

    ⬛井上靖
    『天平の甍』『蒼き狼』『敦煌』などの歴史小説には格調がある。

    ⬛堀田善衞
    まず、戦争に絡んだ短篇集『橋上幻像』を。ほかに『広場の孤独』『若き日の詩人たちの肖像』『方丈記私記』『ラ・ロシュフーコー公爵傳説』
    など。
    https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1440399844

    ■辻邦生
    絶望と再生と喜びの真摯な物語。文章も描写される情景も堪らなく美しい。『光の大地』『雲の宴』『夏の砦』『安土往還記』『ある生涯の七つの場所』『黄金の時刻の滴り』『西行花伝』など。
    https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q13172195753

    ■三浦哲郎
    透明な空気のような文章。『忍ぶ川』『白夜を旅する人々』『素顔』『みちづれ』『ふなうた』『わくらば』など。
    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1427247189

    ⬛石牟礼道子
    万葉びとが現代によみがえって綴ったような、みずみずしい詩的な文章。『苦海浄土 わが水俣病』『椿の海の記』『十六夜橋』『西南役伝説』など。
    https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q10151496015

    ■丸山健二
    緊迫感と美しさが調和した、解像度の高い詩的な文章。『夏の流れ』『夜釣り』『水の家族』『野に降る星』『争いの樹の下で』『ぶっぽうそうの夜』など。
    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10114804480

  2. 匿名 より:

    ベストアンサーにせざるを得ない回答ありがとうございます。,ありがとうございます。現代作家ばっかり読んでいたので、明後日神田の古書店街で買い漁りたいと思います。

  3. 匿名 より:

    川端康成『山の音』『千羽鶴』
    谷崎潤一郎『春琴抄』
    古井由吉『杳子』『槿』
    中上健次「岬」『枯木灘』
    森敦「月山」
    松本清張「或る「小倉日記」伝」
    徳田秋声『黴』『爛』
    個人的に好きな作品です。



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