【幸田露伴】の魅力を教えてください。
幸田露伴の文学の魅力を教えてください。
実は幸田露伴の文学についてまとめなければならなくなってしまいました。
今まで露伴は読んだことが無かったんですが、最近「五重塔」「幻談」だけ読みました。
お勧め本がありましたら是非教えてください。
できましたら簡単にあらすじもお願いします。
幸田露伴本人に関してでもいいので教えてください。
【幸田露伴】の魅力を教えてください。
幸田露伴の文学の魅力を教えてください。
実は幸田露伴の文学についてまとめなければならなくなってしまいました。
今まで露伴は読んだことが無かったんですが、最近「五重塔」「幻談」だけ読みました。
お勧め本がありましたら是非教えてください。
できましたら簡単にあらすじもお願いします。
幸田露伴本人に関してでもいいので教えてください。
随筆が素晴らしいと思います。
森羅万象を恐ろしく学識豊かな露伴が語っています。格調高い文章も魅力的(読みにくくはありません)。
「知の楽しみ」ということが本当に良く分かっていたひとなのだなあ、と思います。つい読者もその知的探求に巻き込まれ、いつまでも読んでいたくなります。
岩波書店から刊行された下記のものが良いと思われます。
露伴随筆 全5冊
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/09/3/090046+.html
露伴随筆集 上下
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/31/7/319032+.html
小説であれば「連環記」が良いと思います。 「幻談」の延長線上にある作品で本当に美しい作品。
連環記 他一篇
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/31/4/3101290.html
露伴ファンならば、「運命」「幽情記」の二篇も外せないでしょう。中国を舞台にした歴史小説です。 前者は非常に有名な作品ですから是非。 後者は露伴の漢文に対する造詣の深さがうかがわれる小品集。
http://www.amazon.co.jp/%E9%81%8B%E5%91%BD%E3%83%BB%E5%B9%BD%E6%83%85%E8%A8%98-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E8%8A%B8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B9%B8%E7%94%B0-%E9%9C%B2%E4%BC%B4/dp/4061975560
ちくま文庫「文豪怪談傑作選 幸田露伴」も一風変わって面白い。
http://www.amazon.co.jp/%E5%B9%B8%E7%94%B0%E9%9C%B2%E4%BC%B4%E9%9B%86-%E6%80%AA%E8%AB%87%E2%80%95%E6%96%87%E8%B1%AA%E6%80%AA%E8%AB%87%E5%82%91%E4%BD%9C%E9%81%B8-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B9%B8%E7%94%B0-%E9%9C%B2%E4%BC%B4/dp/4480427600/ref=pd_sim_b_15
これは非常に個人的な感想なのですが、「天うつ浪」はつまらない凡作だと思います。
また、同じ随筆でも「一国の首都」や「努力論」などの訓戒めいたものが、21世紀に生きる私たちにとってどれほど有用なるものかは、ちょっと疑問の余地があるように思います。
「露伴全集」などについての詳しいことは、カテゴリマスターの智慧袋一番さんへお聞きください。
智慧袋一番さんは、私に露伴の随筆の素晴らしさ・面白さを教えて下さった恩人です。
全日本蝸牛庵愛好会 yahoo知恵袋支部 会員 (←入退会自由) から回答でした。
お二人とも、今回はありがとうございました。また迷いこんでしまった時には糸口見つけてくださいね。よろしくお願いします。
岩波書店から刊行された「露伴全集」は、全44巻であるが、小説の巻は、少年文学を合わせても11巻分しか無い。残り33巻分は、小説家というよりは、国文学者の業績である。だから、小説という文学作品だけから露伴を語るのはつまらないことだと思う。
「俺の小説なんて古臭いから」と、早くに創作に対して消極的になってしまった諦めの良さは、すがすがしい。一般に小説家は長生きをすると愚作を書き続けて、老醜をさらすことが多いから困る。