仲直りの方法は「負けて勝 つ」相手に逃(に)げ道をつくってあげよう
夫婦喧嘩(ふうふげんか)はそもそも「勝負」ではありません。
でも、「謝ったら負け」と思ってはいませんか? 口を開くとまた口論(こうろん)になるから無視(むし)をす
るなんて余計にこじれるだけ。いやはや、なんとも面倒(めんどう)です
ね。
仮に夫婦喧嘩(ふうふげんか)を勝負ごととするなら、謝ったほうが勝者。対面的には「負け」
になるかもしれませんが、謝ることで夫婦喧嘩(ふうふげんか)は終焉(しゅうえん)を迎(むか)える
のですから、結果オーライというわけです。その喧嘩(けんか)は
離婚(りこん)を考えるほど深刻(しんこく)なものか、謝らないことでこのままギス
ギスした生活を続けることを想像してみてください。仲の良い
夫婦に戻(もど)れるのなら、謝ることぐらいどうってことはありませ
ん。
このとき、気をつけたいのが言いかたです。
「はいはい、俺(おれ)が悪かったよ」な
んて物言いは火に油を注ぐようなもの。「悪いと思って
いないのに謝らないでよ!」と、怒(いか)り
を倍増させてしまいます。喧嘩(けんか)というのは、批判(ひはん)されたうえに
考えを押(お)し付けられることで相手の怒(いか)りを買ってしまうもの。
「さっきは言いすぎたし、俺(おれ)も悪
かった、ごめん!」のたった一言でさ
さくれだった妻の心は冷静さを取り戻(もど)すはずです。妻から「わ
たしも悪かった……ごめんね」の言葉を引き出せてしまえばあ
なたの勝ちです。
妻だって仲直りの方法を探(さぐ)っているのは同じ。
先に折れることで、妻に逃(に)げ道をつくってあげるのが男の優(やさ)し
さだと割(わ)り切りましょう。
喧嘩(けんか)は愛情の裏返(うらがえ)し!?
夫婦喧嘩(ふうふげんか)はできることなら避(さ)けたいものです
が、お互(たが)いの感情をぶつけ合うのは悪いことだけではありませ
ん。
大切に思っているからこそ、喧嘩(けんか)は起こるのではないで
しょうか。どうでもいい相手なら、面倒(めんどう)な喧嘩(けんか)をしてまで理解
してほしいとは思いませんよね。
大切なのは、同じ理由で喧嘩(けんか)を繰(く)り返さないこ
と。自分に非がある場合はそれを直し、改善(かいぜん)していく努力が必
要です。
そして当たり前のことですが、自分が悪いとき
は素直に謝ること。妻の言いかたにカチンとくることもあるで
しょう。過去の喧嘩(けんか)の原因を持ち出してくることもあるかもし
れません。そこで逆ギレしては本末転倒(ほんまつてんとう)。まずは怒(おこ)っている理
由を聞いて謝り、妻が謝罪を受け入れたところで冷静に自分が
感じたことを話してみてください。仲直りの方法は冷静さを取
り戻(もど)すことできっと見えてきますよ。
女性は、「愛されている、大切にされている」
という思いに満たされていれば、穏(おだ)やかな心でいることができ
ます。満たされていない不安が喧嘩(けんか)につながるのです。生産性
のない夫婦喧嘩(ふうふげんか)はつまらないだけ。早めに仲直りの方法を見つ
けて、平和な日々(ひび)を取り戻(もど)しましょう!
