「ゾッとするほど中二病が考えたっぽい武器名書いた奴が優勝」とは、約4年間に渡り2chで開催された厨二病決定戦である。
【概要】
その名の通り、スレ民で各々中二臭い設定の武器を書き込んでいき、最後にスレ民の投票でどれが一番強烈な武器かを競う熱いバカたちの祭典。
シンプルで短いものからとんでもなく長い代物、果ては攻略本風などバリエーション豊か。
開始は2008年で、2012年までに7回ほど開催された。
一応第八回大会も開催されたが、優勝者は決まることなくスレが終了してしまった。
シンプルで短いものからとんでもなく長い代物、果ては攻略本風などバリエーション豊か。
開始は2008年で、2012年までに7回ほど開催された。
一応第八回大会も開催されたが、優勝者は決まることなくスレが終了してしまった。
圧倒的な熱量と負のオーラ、センスある中二力が見る者の心を打つ。
この項目では優勝作品のみをまとめているため、他にどんな猛者たちがいたのかは検索して調べてみよう。
なおここで書かれた文章は基本原文ママである。
この項目では優勝作品のみをまとめているため、他にどんな猛者たちがいたのかは検索して調べてみよう。
なおここで書かれた文章は基本原文ママである。
【歴代優勝者達】
◆『第壱回優勝者』 剣帝・森羅
並列に存在している大量の宇宙を材料として作り上げた剣
存在しうる可能性のある全ての存在を内包しているため全てを切れる
そして宇宙というものには重さが無く、限界も無いので重さは0、射程は無限大である
記念すべき最初のトップバッター。3行という短さながら、シンプルかつ分かりやすい厨二っぽさが売り。
投稿者曰く「昔ノートに書いていた小説の主人公の剣」。
投稿者曰く「昔ノートに書いていた小説の主人公の剣」。
◆『第弐回優勝者』 侘助
切り付けた物の重さを倍にする刀
一度切れば倍、二度切ればそのまた倍
やがて重みに耐えかねた相手は地に這い蹲り、詫びるかのように頭を差し出す
ゆえに侘助
漫画『BLEACH』の登場人物「吉良イヅル」の斬魄刀が第弐回大会の勝者に。
我らが師匠のセンスの塊とも言うべき台詞がスレ民の心を射抜いた。
ちなみに商業作品がノミネートしたのは侘助が最初で最後。
やはり商業作品のプロが考えた設定らしく、そのシンプルさとセンスから人気も高い。
我らが師匠のセンスの塊とも言うべき台詞がスレ民の心を射抜いた。
ちなみに商業作品がノミネートしたのは侘助が最初で最後。
やはり商業作品のプロが考えた設定らしく、そのシンプルさとセンスから人気も高い。
◆『第参回優勝者』 エクセレント・ハウンド(黒鋼(くろがね)された猟犬)
ある魔術師が所有していた、漆黒の二丁拳銃。
装填される弾丸は「餓死させられた犬の霊」であり、
目標に命中するまで疾走をやめない。
発射中は以下の呪文を唱える必要がある。暗黒を暗躍する魔弾を装填。(COUNT A NUMBER OF DEATH.)
我が身を以って鉛となし(COLLECT A NUMBER OF BODY.)
我が血を以って火薬となす。(CURSE A NUMBER OF ALL.)
妖獣よ(now)
汝の疾走を――(let’S――)
――歓迎する。(――start)
素晴らしいルビと詠唱でスレ民の心を魅了した一品。
投稿者が昔書いてた小説から引っ張り出してきた代物。
投稿者曰く「中二病なんて概念がなかった時代のはやっぱすげぇな…色々な意味で」。
投稿者が昔書いてた小説から引っ張り出してきた代物。
投稿者曰く「中二病なんて概念がなかった時代のはやっぱすげぇな…色々な意味で」。
◆『第肆回優勝者』 忌神終月刀『夜刀神』:Ex
全長:1270mm
刃渡:984mm
柄長:286mm
刃幅:47mm
刃厚:23mm夜刀神の名を冠する大刀。忌神宵月刀と併せて二振りで王権神威を顕す夜刀神の神器、神刀の一。
常軌を逸した切れ味を誇る玲瓏鋭利な刀身には刀なら有って当然の刃文、鋩子、反りなどが存在せず、
虚無的なまでの静謐さを湛える煌く暗黒色という矛盾した色彩を持つ。光沢があるようで何も反射せず、
暗黒の結晶とでも形容するのが相応しい質感があり、神性を黒い陽炎の様に刀身周囲に揺らめかせている。
柄は艶の無い木材のような質感を持った黒い材質で出来ており、刀身との接続部からは鋭角的な直線と柔らかな曲線が混在する、
暗金色をした樹木の枝に似た形状のものが複数本生えており、
刀身を外して見ると黒い幹に暗金色の枝を持つ樹木のような外観をしている。
鍔はこの暗金色の枝のようなものが歪み捩くれて複雑に絡み合う事で形成されており、これが接続部となって刀身を抑えて固定している。
刀身は勿論、柄や鍔も含めた忌神終月刀を構成する全てが夜刀神の始祖の遺骸から造られている。
一個の存在として固定されているため、破壊する事は勿論形状を変える事すら不可能。
常陸国風土記に伝えられる忌神、夜刀神の根絶の神威を顕す神刀であり、刀身から無尽蔵に生成、
湧出されている神性は所持者以外から作用する魔力等の一般的には観測不可能なエネルギーや熱、電気、光等のエネルギー、運動エネルギーや
其の他の力場を含むありとあらゆる力に対し反発する性質を持つ。
この神性はかつて世界から異物として放逐された忌神、夜刀神の神性そのものであり、ありとあらゆる力に反発するという性質は
万物と相容れない世界にとっての異物である始祖夜刀神の神性と世界の双方が互いに反発し合い刀身の周囲を
時間的、空間的、確率的、存在的に歪める事によって常時起きている現象。そのため神性はそれが起こす世界歪曲によって、因果事象の地平が光を呑み込む事で色を持たず暗黒となるのと同様に、
神性及びそれが発生させる世界の歪曲は光を歪曲面に飲み込むため、揺らめくような黒い陽炎として視認、知覚される。
刀身から湧出される神性は細かな制御、調節が可能であり、神性を抑制する事による従来の刀としての運用は元より、
湧出される神性をより強くする事によって魔術やそれに類する物を弾く事や、細かく制御する事で魔術師にとっての魔力のような、術式のリソースとしての運用も可能。
封印制限は安全装置としての意味合いもあり、開放した状態では神性の力が所持者の許容量を凌駕するため完全に制御しきれず、
力を消滅させる特性が所持者にも有効となる。この状態は所持者の体力や魔力を極度に消耗するため、神性開放状態を維持する事は極めて難しく、開放は短時間に限られる。
基本的には一般的な刀として運用されるが、神性の性質を発動し反発力を高めた場合、その場にある全ての力に対し反発するようになるため刀身が異様に重く感じ、
神性を開放した状態では刀身に掛かる力を全て消滅させる為、神性を強くした場合とは逆に異様に刀身が軽く感じられるようになる。
玲瓏鋭利な刀であると同時に夜刀神の始祖から造られた神器であり、謂わば刀の形をした神そのもの。
世界の異物であるが故にただそこに在るだけで世界を歪め、極限点を仮想的に構築する、放逐された神の化身。
2年ぶりに開催された第四回大会優勝者。
他の追随を許さない圧倒的スケールと事細かに書かれた設定、文量が売り。
他の追随を許さない圧倒的スケールと事細かに書かれた設定、文量が売り。
◆『第伍回優勝者』 重量無視(ウェイトレス)
敵を倒すために、鋭い刀身は必要無い。高性能な銃も必要無い。ただ重量が無ければいい。この白い手袋に触れたものの重量は無くなる。いらっしゃいませ敗者様(おきゃくさま)大気圏外(VIPルーム)へお連れ致します
第四回大会とは打って変わって非常にシンプルな能力、フレーバーテキストチックな内容が特徴。
長いだけが中二じゃないことを実感させてくれる作品。
長いだけが中二じゃないことを実感させてくれる作品。
◆『第陸回優勝者』 エターナル=メモリー(再び会い見えし悠久の追憶)
それは初め、原始泥を傷つけた一振りの刃。
その刃は時を超え 時代を見つめ 様々な姿を現世(うつしよ)にさらしてきた。
ある時は 神の枝として ある時は円卓の上座に ある時は聖処女の右手に…そしてまたある時は…
したがってこの刃に形状は無く、ゆえに最強無比
「守りたいと思った」
何を?「君を、そして、君が愛し、守ろうとしたこの世界(ホシ)を」どうして?「…愛していた…! 誰よりも、この世界よりもずっと!!」そして今再び 彼の者は願いを携え 一人の男(ミコト)の手に留まる。
その刃は優しく煌めき かつて愛した誰かを思い起こす。夢を見せよう 素敵な夢を 世界を救い みんなが笑える世界の夢を儚く散りゆく人夢なれど 我は刻もうそのうちにさあ 我を振るえ 気高く 悠々と永い歴史に埋もれぬような 一夜の夢を我に魅せよ
まさかの台詞付き。
何処となく小説の地の文と内容を感じさせる猛者。
何処となく小説の地の文と内容を感じさせる猛者。
◆『第漆回優勝者』 陸花伍志獅光
攻撃力SSSS 攻撃速度SSSSS+ 射程距離∞ 無属性 武器種【吼】必殺技……【Das Schneeweis von sechs Illusionen】威力SSの攻撃を連続で49発叩きこむ。焔、凍、疾、霹、淵、冥属性×8+無属性×1付加効果……敵攻撃無効、敵能力無効、MP消費0、装備しているだけで味方全ての戦闘能力が12倍に1,第二部第5章前半の自由行動中に、第五隔離施設前でミヒロに遭遇し「追いかける」を選択する2,第8章の戦闘イベントにて蒼雷王麒麟を倒す前に、三度以上会話コマンドで説得する。3,第9章の会話イベントでシコウを選択し、会話途中の選択肢で「そのときは、俺が止める」を選ぶ4,第16章の戦闘イベントで蒼雷武神麒麟を倒さずに、17ターン目の撤退イベントまで持ちこたえる5,第18章で黒帝クルゲルシュライヴァを倒した後の選択肢で「皆と帰る」を選ぶ6,第三部第2章突入までに「無双剣バルガレド」を入手しておき、第2章冒頭でミヒロに渡す7,第14章のマリアンヌとの会話で、選択肢「そんなことできるか」を選択8,第15章の戦闘イベントで陸花の麒麟を説得し仲間にする9,第四部第3章で行けるようになる「希望を失った街」のミニゲームをノーミスクリアしたときに貰える「友情の証」をミヒロに渡す10,第6章のクロウとの会話イベントで「君を失う訳にはいかない」を選ぶ11,第7章の自由行動中にミヒロと会っておく(選択肢はどれでも良い)12,第六部第一章冒頭の回想にて「A」を選ぶ13,第3章の戦闘イベントで、アルパカ以外のすべての敵を「焔系の技で」倒す
その後アルパカが変異するので三ターン以内に倒す14,第11章の自由行動中にミヒロに会う(必須ではないがこれを聞いておくと「陸花伍志獅光」が生み出されてしまった経緯が見れる)15,第七部第4章の戦闘イベント中に第一神帝と主人公が戦闘したときの会話イベントの選択肢で「6つの幻想がこんなに雪のように白い」を選ぶと主人公が覚醒し「陸花伍志獅光」入手
前代未聞の攻略本風フローチャート形式を投げつけたことで栄冠をもぎ取った熱意ある作品。
スレ民もまさかガチのフローチャートが飛んでくるとは思わなかった模様。
スレ民もまさかガチのフローチャートが飛んでくるとは思わなかった模様。