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Amazonやらせレビュー、クローズアップ現代の感想「日本人は自分で判断できない人種」

転売・せどり

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クロ現の「やらせレビューのリアル」見た。

この件に関して、プラットフォーム側(今回だとAmazon)は、あまり詳細なコメントは出してない。というか、めちゃ出しにくい。

ユーザー側からすると、「Amazon、もっとちゃんとして!」と思うけど、実際にはマジムズイ問題だと思う。

■やらせレビューを見抜く難易度

クロ現のやらせレビューの番組で放送されていた下記のようなやらせであれば・・・

・特定の期間に集中的にレビューがある
・特定の評価(星5とか)に集中的にレビューがある

やらせを特定するのは容易(実際、サクラチェッカーでもある程度できている)。

ただ、これに対応したところで、やらせは止まらないだろうなぁ。

プラットフォーム側で一番の懸念は「やらせレビューの巧妙化」なんですよね(多分)。

アマゾンの対応が雑(?)なおかげで、「巧妙化されてないやらせレビュー」がまだまだ存在するんだと思う。

まじで、どう対応するのが良いのか。

(1)雑な対応をし、わかりやすいやらせレビューを溜めてから訴訟で大ダメージを与える。

(2)真摯に対応することで、一時的にやらせレビューは減るが長期的には巧妙化したやらせレビューが出てくる。

さぁ、どっちの方が良いでしょうか?(その2択?という気もするが)

まぁ、どっちも厳しい。

(1)を選択して、仮に訴訟して勝ったところで、やらせ業者なんて、社名・商品・代表者を替えて何食わぬ顔で復活ですよ。奴らに守るべきブランドなんて無いんだから。

それに、景品表示法の罰金なんて売上の3%で、粗悪商品をやらせレビューで販売するような超高利益率な場合、効果的かは怪しい。

(2)を選択したところで、巧妙化ですよ。
だってさ、例えば「特定の期間に集中的にレビューがある」ものを「やらせ判定」したところで「1日に0〜3件程度(ランダム)のやらせレビューを、長期間(半年〜数年)投稿し続ける」なんてのは、やらせ業者からすれば、簡単に実行可能でしょ。

やらせレビューを発見するための、銀の弾丸はまじで無いんですよね。

もういたちごっこでやらせ業者と血みどろの戦いをするしかない。
しかし、大企業といってもアマゾンは「1社」。やらせ業者は、わからんけど「多数」いて、手法も様々。めっちゃ大変。

■やらせ業者との血みどろの戦い

番組でやらせ業者が出ていたが、彼らには良識は通用しない。
金のためなら、脅迫も普通にするし、デメリットの方が大きくない限りは何だってする覚悟だろう。そんな連中と渡り合うにはこちらも相当の覚悟が要求される。

しかも、プラットフォーム側は世間からあくまでもクリーンな姿勢が求められる。
どんな手でも使ってくる相手に、こちらはクリーンな姿勢を貫きながら対抗するってのは、本当に至難の業。

ボクシングだっつってんのに、こちらはあくまでもボクシングルールで、相手はピストルを持った複数のヤンキー。

ボクシング世界チャンピオンでも勝てないでしょ。
まぁ、変な比喩だけど、それくらいプラットフォーム側は大変ってこと(そして、僕も大変で労ってほしいってこと)。

話ずれた。

じゃー、Amazonはどう対応するのが良さそうか。

■対策1:マーケットプレイスの廃止

思うねんけど、やらせレビューってさ、ほとんどが「マーケットプレイス」で行われているよね?

Amazonには「Amazonによる販売」と「マーケットプレイスによる販売」があって、やらせレビューを(続

行うインセンティブは基本的に「マーケットプレイス」にあるわけよ。

というわけで、Googleを見習ってマーケットプレイスは廃止しよう。
「なぜここでGoogle?」って話だけど、Googleはスパムとの戦いを回避するため、YMYL領域でな「大企業」「公的機関」という信頼できる組織のサイトを優遇し始めた

そして、「どこ?」みたいな中小零細企業・個人のサイトは圏外に弾き飛ばした。
これをAmazonに置き換えると「マーケットプレイスの廃止」になるわけ。そして、Amazonは厳重な審査を通過した大手のメーカーや小売業者としかビジネスしないという方法を取る。これで、やらせレビューは相当減るはず。

しかし、現在Amazonの総売り上げに占めるマーケットプレイスの割合はAmazonによる販売よりも遥かに大きくなってるらしい。
https://digiday.jp/platforms/amazon-chasing-growth-shifting-resources-third-party-sellers/

この状況では、マーケットプレイスの廃止に踏み切ることはできないだろうなぁ。

Amazonの株価ダダ下がりで存続の危機レベルかも。無理ゲー。

■対策2:罰則の強化

あとは罰則の強化。

理屈の上では「やらせレビューの実施がバレた時のデメリット」が「やらせレビューをするメリット」を上回れば、やらせは終わる。

しかし一企業であるAmazonができる対策は「アカウント廃止」くらい。めちゃ弱い。こんなもん新しくアカウント作られて終わり

となると、法律で罰を与えるしか無いけど、前述の通り、やらせレビューは景品表示法違反。罰則はせいぜい売上の3%。利益率が3%以上なら罰金払ってもお金は残る。そして、失うブランドも無い。厳しい。

法律がもっと厳しくなるしかない・・・、かなぁ。
少なくとも、これまで売上から役員に支払った給与までは没収したいところ・・・だけど、うまく資金を隠されたりされると、それも不可能か。てか、ここまでノリで書いてきたけど、変なこと言ってないかな(言ってたらごめん)。

まぁ、結論としてはマーケットプレイス、やめよかってところになりそう。やらせ業者のメリットが強すぎる。



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