相撲の新弟子検査 かつての仰天合格法とは | 質問の答えを募集中です! 相撲の新弟子検査 かつての仰天合格法とは | 質問の答えを募集中です!

相撲の新弟子検査 かつての仰天合格法とは

相撲

大受や舞の海は身長が足りず、頭にシリコンを入れて身長を伸ばし合格するという驚きの方法をとった。

相撲の新弟子検査

大相撲力士を志望する者が受検する検査のこと。合格すると、日本相撲協会に登録され正式な力士として認められる。

受験資格:中学校卒業以上、かつ年齢が23歳未満
合格基準:健康であること以外に、身長167cm以上、体重67kg以上

2012年3月場所までは身長173cm以上、体重75kg以上という基準でこの基準に満たない受検者は第二検査(体力検査)を受検することになっていた。

驚きの検査突破法

以前に、身長が足りず不合格になった大受や舞の海は頭にシリコーンを埋めて身長を高くして合格した(現在では健康への悪影響を危惧して禁止されている)。

また、兄弟子に頭を殴ってもらいこぶを作ったり、床山にすき油で髪を高く盛り上げてもらい受検する者も多くいた。

過去には髪の中にコルクを隠して受けた新弟子もいるが、検査担当の親方に見つかってしまい不正行為で不合格になった(翌場所は髪を持ち上げる方法で合格)。

舞の海秀平

当時身長が168cmであり新弟子の合格基準(173cm)に満たなかったため、手術で頭部にシリコンを入れて身長を高くして合格。

シリコン注入は頭皮を頭蓋骨から剥がして袋を入れ、その袋にシリコンを少しずつ1カ月かけて注入していく手術。

後頭部を切った手術の痛みで当時は不眠やめまいに苦しんだと告白。「調子が悪いと傷跡が今でも痛むけど、後悔していない」(舞の海)

大受久晃(朝日山親方)

「身長170cm以上」という基準を満たせず苦労し、最終的にはシリコーンを頭に入れ新弟子検査を受けて合格した。

大受の時代の技術では一旦入れたシリコーンは除去不能であったため、全体的に頭の形状自体が変形し頭頂部が突き出ていた。

その後頭痛に悩まされるようになったため、2009年春に除去手術を受けた。

見習時代になかなか新弟子検査を通過できないことを指して「ただ飯食い」と馬鹿にされて泣いたこともあった大受としてはシリコンによって尖った頭は誇りであったという。

新たな奥の手は「背伸び」!?

舞の海の合格以後、同じ方法で検査パスを試みる希望者が増えたが、健康上の理由ためシリコンを入れる方法は禁止された。

力士の爆羅騎源氣(ばらき げんき)は新弟子検査では160cmの身長がネックになった。

身長計測時に背伸びをするなど様々な手を打った結果、基準ギリギリの「167cm」として合格となった。



 ⬇人気の記事!⬇

タイトルとURLをコピーしました