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ウェブデザインの歴史 昔のウェブサイトはどう見えていたか

ネット歴史

ウェブデザインの歴史をご紹介します。

 

1990年代のウェブサイトを2010年の今振り返ると、思わず眉をひそめてしまいます。
当時のサイトは、まるで何かの残骸のようにすら見えてきます。

どのウェブサイトにもNetscape(ネットスケープ)のアイコンがあった時代を思い出してみましょう。
ほとんどのサイトがTripod(トライポッド)やGeoCities(ジオシティーズ)のサービスを使っていた時代。
まだGoogle(グーグル)という単語が綴り間違いだと馬鹿にされていた時代。
インターネットがまだ一部の人しか使用しない、小さな世界だった時代のことを。

1990年代は、ウェブ検索というのは読み込んだ大量のページから検索するものにすぎず、
まさか検索結果の上位3つを争うものだとは誰も思っていなかった時代でした。
WWW(ワールドワイドウェブ)が立ち上がった頃で、現状はまだひどい状態でしたが、将来への期待だけはとても大きかったのです。

2010年現在、「あなたのサイトはまるで90年代初期に作られたもののようですね」と言われて嬉しい人はいません。
1990年代に作られたサイトは、色遣いが暗い上にけばけばしく、あちこちでポップアップウィンドウが立ち上がり、
どう見てもド素人が作ったようにしか見えず、褒められたものではありません。

どうしてこんなにひどかったのでしょうか。
お金をかけなかったから? それとも知識が足りなかったから?

そう、足りなかったのは知識の方です。
当時の多くの人は、見栄えの良いサイトを作る方法を知っていましたが、それを作ることはありませんでした。

彼らはテンプレートやデザインを作るための適切なソフトウェアを持っていなかっただけでなく、その難しさもわかっていたのです。
彼らはいつも、フロントページやメモ帳といったソフトを使って、コードを直に打ちこんでいました。

 

スプラッシュページについて

1998年ごろ、サイト上で画像や文字のアニメーションを簡単に扱える唯一のソフトウェアであるFlash(フラッシュ)が広まり、
いろんなサイトで使われるようになりました。
しかし、ロゴが回っていたり、スクリーン上を文字が滑ったり跳ねたりするのを30秒も見せられるのに飽き飽きしていました。

スプラッシュページは昔はとても人気がありました。
自分の個人のホームページにフラッシュを載せることがみんな大好きでしたが、他人のフラッシュをじっと座ってみるのは嫌いでした。

どのサイトにも載せている、「ようこそメッセージ」も問題でした。
どのサイトもタイトルは「ようこそ、私のホームページへ」だったし、ウェブサイトには「ようこそ」しか書いていませんでした。
ようこそメッセージどころか、画像や背景だって同じでした。
多くの人が背景に自分の子どもの写真を使っていましたが、まさに素人丸出しです。

最も悪いサイトの例をあげるとすれば、画像だけでテキストが全くないサイトです。
サービスや製品を全て画像だけで表示しているのです。
他にも、ビデオだけのサイト、フラッシュ画像やテキストがサイト中を動き回り、目に刺激を与えるだけのサイト・・・。
もう見ていられません。

2010年の今では、素晴らしいグラフィックデザイナーのおかげで、素敵なサイトが豊富にあります。
とてもプロフェッショナルかつ、目に優しいサイトもありますね。

今後もウェブデザインの進化に期待しましょう。



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