悪口ばかり言う人の心理と対処法について解説します。
職場で一人や二人、人の悪口ばかり言っている人っていますよね。
他人が言われているのを聞くのもストレスですし、自分が言われるのも嫌だから、どう対応したら良いのかも分からない。
そのような悩みを抱えている人って多いです。
でも、悪口ばかり言っている人の心理を知り、対処法を知ればストレスなく付き合っていくことができるようになりますよ。
本文では、職場にいる悪口ばかり言っている人の関わり方をお伝えしていきますね!
悪口ばかり言う人の知られざる心理とは?
人の悪口ばかり言う人はいったい何が目的なのでしょうか?
実は悪口をいう人には、知られざる心理があったのです。
共通の敵を作ることで仲間の結束力を強めたい
悪口を言う人は共通の敵を作ることで仲間の結束力を強めたいと考えています。
基本的に悪口を言う人は自分に自信がありません。
そのため他人を蹴落とすことで、自分を安全な場所に置きたいと考えます。
そこで特定のターゲットを決め、その人をグループの敵と仕立て上げることで、そのグループを確固たるものにしようとするのです。
共通の敵がいることでグループの結束力が強まることは心理学でも証明されているのですが、無意識にその心理を利用しようとしているわけです。
相手より自分が優位に立ちたい
悪口を言う人は相手の悪口をいうことで相手より優位に立ちたいと考えます。
悪口を言う人は自分に自信がないので、周囲に「○○さんより自分の方が優れている」ということを知らしめたいのです。
なので時には職場でみんなから信頼されている人が標的になることもあります。
「なんで、あの人があんなに評価されるの?こないだなんてこんなミスをしたのよ!」という具合です。
実はこれは実際に私が以前の職場で聞いた悪口なんですが、その人は周囲から信頼されているAさんを羨ましく思うのと同時に、自分が評価されていないことに不満を感じたようです。
そのためAさんの揚げ足をとるように悪口をいうことで、自分の方が優れていると周囲に知らしめたかったのだと思います。
このように悪口は自分を優位に立たせたい時にも利用されます。
このような悪口は、優位に立つどころか自分で自分の評価を下げるだけなので、あなたは絶対にしないでくださいね
自分が正しいと確認したい
自分の意見が正しいのか確認する意味を込めて悪口を言う場合もあります。
女性は自分の意見と合わない人に出会うと、自分の人格まで否定されたと思う傾向があります。
たとえば「保育園に子どもを預けて働くなんて子どもがかわいそう」という意見があったとします。
これは単に1人の意見にすぎないはずなのに、働くママは自分の生き方や子育てまで否定されたように受け止めてしまうのです。
この逆パターンも然りです。
このように女性は自分と違う意見を聞くと、自分の生き方や人格を否定されたように受け止めてしまいます。
そうなると腹立たしく感じると同時に、不安にもなりますよね。
「みんなは本当はどう思っているんだろう?」って。
そこで出てくるのが悪口です。
「Bさんは保育園に入れるなんて子どもがかわいそうって言ってるけど、Bさんの過保護っぷりの方が問題あるよね。」というような悪口です。
そして自分の意見に賛同してくれる人を見つけては、自分は間違ってないんだと安心するのです。
悪口で自分が傷つかないための対処法
悪口が蔓延している職場というのは色んなストレスがありますよね。
その中でも一番あなたがイヤだなと思っているのは、自分自身が悪口を言われることではないでしょうか?
やはり誰だって悪口を言われていい気をする人はいません。
あの人はみんなの悪口を言っていると頭では分かっていても、実際に言われていると知ったら傷つきますよね。
悪口を真に受けない
まず他人の悪口を真に受けないようにしましょう。
悪口を言う人は自分に自信がないから言っているだけ。
自分を優位に立たせるための材料を集めてはみんなにお披露目しているだけに過ぎません。
なのでもし自分や自分の仲の良い人が悪口を言われていたとしても真に受けてはいけないのです。
また、ここで注意したいのが悪口を言っている人の話は事実ではないということです。
物事って解釈の仕方は100人いたら100人違うんです。
例えば、物静かな人を見て「謙虚で良い人だ」という人もいれば「黙り込んで何考えてるのか分からない」という人もいます。
物事というのは見る側のフィルター次第で内容が180度変わってしまうのです。
そのため悪口を言っている人は、その人の偏ったフィルターで物事を解釈しているに過ぎないのです。
なので悪口を言っている人の話が事実かどうかは、その人の話だけでは全く分かりません。
またそこの話に「そうそう」と賛同している人がいたとしても、その賛同でさえその人のフィルターで見ていることなので事実かどうかは分からないんです。
そのため、もし自分のことを悪く言われていたとしても、その話を真に受ける必要はありません。
あなた自身に問題があるわけではなく、悪口を言う側の物事をみるフィルターに問題があるのです。
そのことを知っているだけでも気持ちがスッと楽になりますよ。
悪口に参加しない
職場で平穏に過ごすためには、人の悪口には乗っからないというのが鉄則です。
自分が悪口を言われたくないばかりに、悪口を言っている人達の話に一生懸命入っていこうとする人がいますが、そのような態度は周囲の人たちからの信用を失います。
というのも、悪口に乗っかった時点で周囲の人はあなたも「悪口を言う人」と認識するようになってしまうからです。
人の悪口を言う人は誰からも信用されません。
現にあなた自身も、職場の悪口ばかり言う人のことを信用していませんよね?
その感情は周囲の人たちも同じなので、悪口に参加した時点で「この人はきっと影で私の悪口を言っているんだろうな」という目で見られるようになってしまうんです。
自分が悪口を言われるのが嫌だからと言って、一生懸命に悪口についていこうとすればするほど、周囲からの信頼をなくし逆に傷ついてしまう結果になるんです。
だからあなた自身は絶対に悪口に参加しないでくださいね。
悪口を言う人達にとって「圏外」の人間になる
悪口を言う人達にとって「圏外」の距離に身を置きましょう。
自分の悪口を言われたくなかったら、相手が自分の悪口を考える機会すらないくらい関わりを減らしてしまうことが上手に付き合っていくためのコツといえます。
悪口を言う人は自分が優位に立ちたいという気持ちが強いので、関わる回数が増えれば増えるほど粗を探してきます。
そのため中途半端に関わると、自分の個人的な話を公開したことがきっかけで勝手に妬まれるなどして悪口を言われてしまうのです。
逆にあなたが影を潜めて淡々と仕事だけこなししているだけなら、粗を探されることもありません。
自分が傷つかないためには、悪口を言う集団から「圏外」と認識されてしまう距離に身をおくことがポイントです。
悪口を言われることを恐れない
悪口を言われることを恐れてはいけません。
悪口を言われたくないと思えば思うほど、相手の顔色を伺ってしまいますよね。
そうなるとあなたの言動はその時々で変わってしまうため一貫性がなくなり、時と場合でブレが生じてきます。
そして言動にブレが生じると「あの人、こないだは○○だって言ってたよ。言ってることがコロコロ変わるよね。」と言い出す人が出てきてしまうんです。
このように一貫性のない態度は、人からの信用を得ることが難しいだけでなくかっこうの悪口のネタになってしまうんです。
逆に「別に何と言われてもいいし」と割り切ることができれば、自分の意見をしっかり伝えることができるので言動にブレがなくなります。
そうするとあなた自身に一貫性が生まれるので、自然とみんなから信頼されるようになるんです。
意外かもしれませんが、人の顔色を伺っている人よりも自分の意思をしっかり持っている人の方が悪口を言われないんですよ。
悪口をいう人と同じ土俵に乗らない
悪口を言っている人たちと同じ土俵に乗ってはいけません。
同じ土俵に乗るというのは、悪口を言われたことを知って本人に弁解したり、逆に抗議したりすることを指します。
他にも、仕返しで周囲の人に悪口を言いふらしたりすることも含みます。
このようなことをすると、さらなる悪口の原因になり対人関係を悪化させるだけですし、あなた自身の周囲からの評価も下がってしまいます。
先程も言いましたが、悪口を言うのはその人のモノを見る際のフィルターの問題です。
なのであなたが弁解したり、抗議することで改善できる問題ではないのです。
そのため同じ土俵にたっても衝突するだけ、無駄なエネルギーを消耗するだけなんです。
あなた自身が傷つかずに過ごすためには、悪口を言っている人達の土俵には上がらずにスルッとかわすことが必要なのです。
もし自分の悪口を言われていることを知っても「この人は、このような物の見方しかできないんだな」と受け止めて受け流すようにしましょう。
悪口を振られたら「知らなかった」で通す
もし悪口を振られても共感してはいけません。
共感した場合、下手をすればあなたも悪口を言っていたという形で噂を流される可能性があるのです。
そのような展開を回避するためには、悪口には一切乗らないことが大切です。
理想としては目の前で悪口大会が始まったらそ~っとその場を去るのが一番です。
もし悪口を振られ、返答に困った時は「そうなんですね。知りませんでした」と返しましょう。
他にも「私、そういう話にうといんで」とか「私、自分のことで精いっぱいで他の人のこと全然見れてないんですよ~」と返すのもいいでしょう。
そう返すと嫌味に取られる心配もなく、また相手はあなたに話しても面白みを感じないため、悪口を言わなくなります。
ちなみに、もしこの時に相手が不機嫌な顔をしても気にしてはいけません。
このような場面で不機嫌になる人は、おそらくあなたの態度について影で悪く言うかもしれませんね。
ただこの手の人間はあなたがどのような返事をしても、何かしらの悪口を言っていますので、どっちにしろ悪口を言われるなら周囲の人たちの信用を失わないような態度を一貫しましょう。
仕事の付き合いと割り切る
悪口が蔓延した職場では、深入りすることなく仕事の付き合いだと割り切るようにしましょう。
悪口をいう人達に嫌気がさしても、それを良くしようと考えてはいけません。
悪口をいう人達は悪いのはあくまでも相手であり、自分たちは「正論」を言っているだけと思い込んでいます。
そのため悪口を言っている人に注意しても反省するどころか「○○さんがきちんとしないからいけないんです」とか「○○さんのせいで私が悪者みたいになった」という具合にさらに悪口がエスカレートしていくだけなのです。
そのため相手を変えようと思うのはやめ、仕事上の付き合いだと割り切っていく方がストレスなく仕事ができますよ。
相手にとって安全な存在だと認識させる
悪口を言う人にとって「無害」と思われたら悪口を言われなくなります。
というのも、悪口は相手が自分にとって脅威だと感じるから発生するんです。
ここでいう脅威というのは、「この人のせいで自分が評価されない」とか「この人のせいで自分の仕事が増やされた」というような不満のことを指します。
悪口を言う人の視点でいうと「この人のせいで私の平穏が奪われた」と本能的に思ってしまっている状態です。
だから悪口を言うことで、自分のポジションを守ろうとしているんです。
そのため相手にとって「この人は無害な人間だ」と思われると、途端に悪口を言われなくなります。
誰からも悪口を言われることなく、自然体に過ごせている人っていますよね。
そのような人というのは、相手の警戒心を解き「安心感」を与えることができているから、悪口を言われないんです。
自分の脅威にならないから、わざわざその人の悪口を言う必要がないんですね。
あなたも相手にとって「無害」だと思われるような振舞いをしましょう。
こちらの記事では、なぜかみんなに愛される自然体な人の特徴を書いています。
自然体な人になれば、悪口を言う人たちからも愛されキャラとして親しみを持ってもらえるようになりますよ。
悪口が息苦しいのは本来のあなたの居場所じゃないから。
ここまで悪口ばかり言う人の対処法についてお話しましたが、悪口が息苦しいと感じるのはあなたの本当の居場所がここではないからではないでしょうか?
きっと、あなたは悪口をいうようなレベルの低い人達とは違うから、一緒に行動することが苦痛なんです。
ほとんどの人が悪口を言っている人たちの話を真に受けて、いつしか悪口をいう集団に染められていくのに、あなたは染められていない。
それって本当に立派なことですよ。
あなたのような人は、もっとレベルも意識も高い人達と一緒に行動した方が、イキイキと仕事ができるようになるはずです。
それなのに、今の職場に居続けるなんて本当にもったいない。
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また単に年収が高いだけでなく、出産や子育てなど女性のライフワークバランスにも力をいれているので、女性にとって働きがいのある会社を紹介してもらえるんです。
年収が高く、社員への待遇もいい会社というのは、社員の意識も高い人が多いので、人の悪口ばかりいって時間を消耗しているような人はいません。
きっと、あなたのような人は、そのようなレベルの高い人たちと一緒に働く方がストレスなく、そして自分の力を発揮できると思いますよ!
悪口ばかりの人に嫌気がさしたら転職もあり!
悪口を言う人は思い込みが激しく、自分の偏ったフィルターを通して人を見ています。
そのためどのような状況でもネガティブな受け止め方をするのです。
なので、もしあなたが悪口を言われていたとしても、あなた自身に問題があるのではありませんので安心してください。
悪口は悪口を言う人間の物事を見るフィルターに問題があるんです。
そのため悪口を真に受けて自信をなくしたり、振り回されたりしないようにしましょう。
また悪口をいう人から「圏外」と思われるくらいの距離をとることで、悪口という攻撃から身をまもることもできますよ。
それでも今の職場の人間関係が辛いなら転職することで、嫌な人達との人間関係を清算することができますよ。