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姫の反対は彦? 対義語が彦の理由は?王子ではないは本当?嘘?

日本語の意味 歴史

姫(ひめ)の反対は彦(ひこ)です

彦とは?

「日子」を意味すると言われ、男子の美称。多く男の名につけて使われる
優れた人、才徳のある人、男子の美称、という意味がある。〔説文解字〕には「美士に文有り、人の言ふ所なり」とある。〔詩・鄭風・羔裘〕に「邦の彥か」とある。
旧字は彥。音読みはゲン、訓読みは、ひこ。
関連語に海彦・山彦など

なぜ彦なの?

古代に日本各地で成立したとされるヒメヒコ制が元になりました。

ヒメヒコ制とは古代日本社会の統治形態で、一地域に軍事的男性の長と祭祀的女性の長が共立して支配していたことを意味する。古代社会や原住民社会、とりわけ恒常的戦闘状態の地域では男性集会所(メンズハウス)の展開と別居する女性(子供や老人を含む)集団の形成が見られる。ヒメヒコ制はこうした社会状態の反映と考えられる

王子ではない?

「ヒメ=姫(ひめ)」の対義語は「王子」ではありません。それを言うなら「ヒコ=彦(ひこ)」であって、「姫(ひめ)」「彦(ひこ)」と呼(よ)び合うなら、それは正しい日本語と言えます。昔話の「海彦(うみびこ)・山彦(やまびこ)」は、女であれば「海姫(うみひめ)・山姫(やまひめ)」と、こうなるわけですね。

また、旦那(だんな)をどうしても「王子」と呼(よ)びたいなら、その場合奥(ばあいおく)さんは「王女」になります。

それ以前の問題として、結婚(けっこん)しているなら「殿(との)」「奥(おく)」あるいは「王」「妃(きさき)」とか、そうなるのが正しい言葉使いではないでしょうか。

とにかく、あの夫婦のことを考えるときに、この問題だけは前からひっかかっていたんですよ。万一、今でも互(たが)いを「姫(ひめ)」「王子」と呼(よ)んでいるようなら、周囲の誰(だれ)かが指摘(してき)してあげて欲(ほ)しいです。まあ余計なお世話でしたらすいませんと言っておきますが。

姫の反対の言葉まとめ

1.大和言葉で「ヒメ」とは女性を意味して、男性は「ヒコ」
2.1姫2太郎でいえば「太郎」
3.武家で姫の兄か弟を呼ぶなら「若」
4.姫宮なら内親王のことなので「親王」
5.姫妾(きしょう=唐代は妃妾)には第2婦人以降の意味があるので「正室」
6.姫=媛とすれば美人のことなので「ブ○」
7.姫には姫百合・姫小松など小さくて可愛いの意味があるので、反対語は【和田アキ子】

『ヒコ』は『日子』と書き太陽の子

『姫』を『ヒメ』ならば『ヒコ』。

やまと言葉からいえば『ヒメ』とは太陽の女という意味。
文字で書くと『日女(ひめ)』。
天照大御神や卑弥呼(ひみこ:日の神子(みこ))など太陽の女。

男の場合は『ヒコ』。
この『ヒコ』は『日子』と書き太陽の子。
そして現在の漢字では『彦』

女性の姫=ヒメならば、男性はヒコ=彦となる。

元々は『ヒメ』も『ヒコ』も日本の神様と繋がりのある言葉。



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