言わずと知れた伝説的なドライバー、アイルトン・セナの生誕50周年を記念して、セナの名言集をお届けします。
【テクノロジーの拡大】
「マシンは特性がなくなった。でもそれはスポンサーとファンが探し求めている特性だ。上位勢では対立する個性的な特性を持つところもあるけど、他はいい結果を出せなければどんな信ぴょう性もない。僕たちはコンピューターじゃなく人の力を重視する時代に戻るため、コストを削減しなきゃいけないんだ」
【F1マシンのコンピューター】
「僕は自分自身の限界に挑戦したいんだ。それから、コースに対する知恵と経験と順応性は違うけど同じように肌と骨でできた人に挑みたい。コンピューターとなんか戦いたくない。自分のドライビング――僕の趣味であり仕事――に全力を捧げられるのなら、誰とだって競争できる。ただし、それはコンピューターじゃない」
【神様との関係】
「神様が味方してくれればすべてがはっきりする。僕は彼の加護を受けている。でも、もちろん、他の人と同じように傷つけられたり殺されたりすることだってあるかもしれない。自衛本能に必要なこの知識があるから気持ちをしっかり保っていられる。知識を会得したり理解したり、平和をより深く追求することに終わりなんかないんだ。習慣だからというのではなく、僕の人生を革新してくれたから僕は日頃から祈るのさ。教会に行くことはほとんどない。僕が教会で心地良くなれるのはそこに誰もいない時だけだからね」
【1988年モナコGP予選】
「僕は他の誰よりも2秒近く速かったね。突然、自分が意識してマシンをドライブしていないことに気づいたんだ。自分の意識的な理解を超えていたんだと分かってギクッとした」
【他のドライバーとの関係改善】
「もし他のドライバーたちと、もっといいコミュニケーションがとれれば、いろんなことを話せるし、自由に話すことができる。お互いに尊重し合わないといけないと思うし、競争に誠実さがあると信用しなきゃいけない。それを疑えばかなりアグレッシブになってしまう」
【レース後の人生】
「引退したときに向けてモチベーションになるように、何か新しい活動を探そうとしているんだ。ビジネスの場に何かしら本当の選択肢を見いだせると思うんだけどな」
【マクラーレンとの契約条件はロン・デニスとコインを投げ合って決定】
「ロンが譲らなくて”OK、コインを投げよう”と言ったんだ。かなりバカげていたし、僕が賭ける必要はなかったんだけど、僕は”OK”と答えた。その結果、3年間で200万ドルさ」
【自身を駆り立てるもの】
「僕にとって最も重要なのは勝つこと。オーバーテイクしたり、ポールポジションをとったり、レースに優勝する瞬間の喜びが僕のモチベーションだ」
【勝つこと】
「2位になるということは敗者のトップになるということ。勝つというのはドラッグみたいなもの・・・。状況がどうあれ2位や3位じゃ満足できない」
【F1での生活】
「友達のほとんどは5年から10年くらいの付き合い。新しい友達はいないけど、F1の若手たちともうまくやっているよ」
【1987年ベルギーGPで接触したナイジェル・マンセル】
「のど元につかみかかろうとする奴が謝りに来たとは思えない」
【恐怖】
「グランプリレーシングで生き残るには恐れる必要がある。恐怖は重要な感情だ。それによって競技生活が長くなるし、長生きもできる」
【1994年シーズン開幕前日の談話】
「マシンはかなり速くて扱いにくい。アクシデントの多いシーズンになる気がする。もし重大なアクシデントが何も起こらなければ僕たちは幸運だと、思い切って言うだろうね」
【イモラのレース前日】
「路面の表面がこういう感じだと僕のマシンの反応がちょっとナーバスなんだ。特別仕様の空力が原因なんだけど、サスペンションの問題も対処しないといけない」
【ローランド・ラッツェンバーガーの事故死後、レース欠場を助言されて】
「僕たちには制御し切れないものがある。僕は辞められない。進むしかないんだ」