和風 詠唱 Dies Irae / 神咒神威神楽 覇道神の理・詠唱まとめ | 質問の答えを募集中です! 和風 詠唱 Dies Irae / 神咒神威神楽 覇道神の理・詠唱まとめ | 質問の答えを募集中です!

和風 詠唱 Dies Irae / 神咒神威神楽 覇道神の理・詠唱まとめ

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Dies Irae / 神咒神威神楽で使われた覇道神の詠唱まとめ。理は第一天・第二天・明けの明星・水銀の蛇・黄金の獣・黄昏の女神・永遠の刹那・第六天波旬・曙光八百万の合計九つの理。(例外としてゾーネンキントも)

設定のみ

我が討ったのは悪しき者。滅ぼされてしかるべき邪な者。ならば我は正当なり。

※詠唱無し。

其者、善を行う魂なれば、悪無くして生きられぬ。己を善なる者と信じねば、築上げた屍山血河に圧殺されると恐怖する故。我が討ったのは悪しき者。滅ぼされて然るべき邪な者。ならば我は正当なり。罪の意識等持っておらぬし持ってはならぬ。世には正義と悪がある。我が滅ぼして良い邪悪が要る。人は二種のみ。で無くば戦乱を許容出来る筈も無い。
故に其者、天を二つに分断した。善なる者と悪しきもの、光と闇が喰らい合いながら共生する空を流れ出させた。人が神座という巨大な力を生出した時代、その争奪によって疲弊し切った世に生まれた身であればこそ、二元論に逃げ込まねば生きて行けなかった哀れな女。これぞ始まりの理、始まりの座、初代の神が背負った真実の総てである。

以降、神座が奪い合いを常とするようになったのも、或いはこの神の呪いやも知れぬ。戦乱は無限に続く。始まりの座がそうした理を生んだのだから、この宇宙に真なる平和は有り得ない。その結果を見届ける為、女と共にあった男は永劫の流離を自身に課する。あらゆる宇宙、あらゆる座、あらゆる戦乱期の中枢に関わり続け、さりとて主演には断じて成らず、女に操を捧げたまま、不能者として物語を流れていく者。
どのような座の理からも、ある意味で外れている特異な存在。我等はこの男を、観測者と呼んでいる。そしてこの男が現れた時こそ、輙当代の座が亡滅する兆しである。故に、この文を読んだ者に強く願う。どうか御身よ、観測者と出会っていてくれ。アレは滅びるのだと言ってくれ。我らが生み出したあの者は、存在してはならぬ者だったのだ。

我と我が民たちは善ゆえに、縛る枷が無数にある。犯せぬ非道が山ほどある。善では悪を打倒できぬ、 故に我が民よ、巨悪を喰らう悪となれ。

其者、二元論に於ける善側の王の一人として生まれるものの、完全なるその善性から、悪を滅ぼし尽くせぬ己に悲憤を抱く。我と我が民たちは善故に、縛る枷が無数にある。犯せぬ非道が山程ある、それは戦に於いて致命的な遅れを生むと判っていても、善である以上は決行できない。事実、善の側は開闢以来、常に劣勢へと立たされていた。善とはそうでなければならないという理の元、世界の覇権を狙うのは常に悪。敗亡の淵で足掻き続ける光こそが善なれば、男は常勝の王たり得ない。
民を守れぬ、兵を生かせぬ。善たる己が悪を一掃出来ずにいる。その不条理に掛ける憤りが有した重量は、悪が無ければ存在できぬという始まりの理を凌駕した。我が民達よ、悪を喰らう悪と成れ。一つで良い、その魂に獣を飼うのだ。
聖者の堕天──新たな理は、天下万民に刻込まれた原罪として具現する。男の法はある意味、二元論以前の状態に世を戻したとも言えるだろう。人は誰しも、心の中に一塊の闇を持つ。そうした自然さを取戻したという意味でなら、男は偉大な存在だった。彼こそ尤も人に近い神座であろう。罪を抱いて堕天せよ。禁断の果実を食さねば、人は人たりえない。これぞ二代目の理、二代目の座、二代目の神が背負った真実の総てである。

PARADISE LOST(パラダイスロスト)

我はなんと罪深い悪なのか。我のような者を生んだ存在は、なんと底知れぬ痴愚なのか。

ネロス・サタナイル(明けの明星)

其者、ただ何処までも潔癖だった。他者は元より、己に宿る罪それ自体が許せ無かった。原罪という獣を魂に持つ人の世は、文明の爛熟と共に腐り始める。それは当然の事であり、破壊と再生の円環こそが二代目の理なのだが、男はそれを許容できない。
一度目の過渡期に於いて中心に立った男は、既存文明を破壊するという所業を前に極限を超えて悲嘆した。我は何と罪深い悪なのか。我のような者を生んだ存在は、何と底知れぬ痴愚なのか。罪を拭わんとするその祈り、救済の嘆きを持って男は座を塗り替える。あらゆる罪業の駆逐された、穢れ無き純白の天上楽土。
歴代の座に於いて、人の悪性を完全に駆逐したのは彼一人。その清さ、その聖性。彼こそ神と言う概念に対する、尤も普遍的な印象を具現させた者と言えるだろう。清らかであれ。罪を犯すな。我欲を捨てろ。だがその徹底した潔さ故、この治世に人間性は存在しない。完璧な管理社会であり、数理的な整然さのみが満ちている。合理的、かつ論理的。人の愚かさを理解しないし認めない。
それは男の性質そのままであり、ならばこそ亀裂が走れば退陣する事を迷わない。我の法に過ちが有ったなら我は要らぬと、責任感という我執が欠如した在り方。万象、まるで電子の機械の如く。これぞ三代目の理、三代目の座、三代目の神が背負った真実の総てである。

Dies iraeにて
作中に登場するわけではないが、Dies iraeにて登場するメルクリウスなる人物の超新星爆発によって滅却された旧神に該当する人物であるらしい。

アクセス――我がシン
まず感じたのは『悲嘆』――求めしものは救済
なぜ奪い なぜ殺し なぜ憎む人の子よ ああなぜ 私はこんなに罪深い
ならば清めん 原罪浄化せよ――悲想天

ケララー ケマドー ヴァタヴォー ハマイム ベキルボー ヴェハシェメン ベアツモタヴ
されば六足六節六羽の眷属 海の砂より多く天の星すら暴食する悪なる虫共
汝が王たる我が呼びかけに応じ此処に集え
そして全ての血と虐の許に神の名までも我が思いのままとならん! 喰らい 貪り 埋め尽くせ
来たれゴグマゴォォグッ!

アルファ オメガ エロイ エロエ エロイム ザバホット エリオン サディ……
汝が御名によって 我は稲妻となり天から墜落するサタンを見る
汝こそが我らに そして汝の足元 ありとあらゆる敵を叩き潰す力を与え給えらんかし
いかなるものも 我を傷つけること能わず
おおグロオリア 永遠の門を開けよ
永遠の王とは誰か 全能の神 神は栄光の王である
ネツィヴ・メラー

Dies irae~Acta est Fabula~(ディエス・イレ アルゾ・シュプラーハ・ツァラトゥストラ)

「こんな結末は嫌だ」「納得できる結末を寄越せ」「やり直したい」

其者、特異な存在なり。コレまでの座は、総て前任者の理に対する歪として発生し、善悪の交代でしかなかった状態に終止符を打つ。男が要する特殊性の中でも最たるものは、彼の渇望が時間軸を無視していた事。何某かの経験によって強烈な思いを抱き、そこから神域の念を発生させるという原因と結果が入れ替わっている。即ち、既に神座にある己を知覚したからこそ、そこに至った。それまで単一時間、単一宇宙のみで構成されていた座の機構を、破壊し書き換えたのが彼である。
現在、過去、未来の内包、多元的並行宇宙の同時掌握。それを成したこの男は、過去三代を上回る最大の支配領域を獲得した中興の祖と断言できる。簡潔に述べるならば、三代目の座にとってこの男は、別の時間軸と宇宙から飛来して来た怪物に他ならない。原因と結果を入れ替えた事によって発生した彼の宇宙は、歴代で類を見ない程摩訶不思議なる物と化す。
神座となった彼が、原因不明の既知感に苛まれながら放浪すること幾星霜……。その果てに出合った女へ抱いた激烈なまでの恋情。我はこの女の手によって生を終えたい。その刹那に、至上至高の未知をくれ。男の渇望はその一点。しかもそれが発動したのは、神座にあって己が自滅因子に討滅された瞬間である。
意味がわからない。理屈が通らない。神となった彼が、死の間際に神となって流れ出すなど、誰が見ても筋道として破綻している。しかし、彼はそれを可能にする者なのだ。多元時間、多元宇宙、あらゆる領域に手を伸ばしてその不条理を成立させる。
彼の数多ある持論の一つに、以下の様な物が有る。特異な者が何故特異であるか等と疑問を持つな。そこに意味は何も無い。それは単に、大した理由もなく己に付与していた超越性……それに対する自嘲と自憤なのだろう。我を殺して良いのは彼女のみ。故に嫌だ。故に認めぬ。我はこんな死に方などしたくない。爆発する恋情と悔恨によって流れ出したのは、万象あらゆる者が無限に同じ生を繰り返す回帰の理。男は理想の死に辿り着くまで、何度も同じ生を反復する。
愛する宝石よ、我を討て。どうかその手で、喜劇に幕を引いてくれ。その結果を得る為ならば、森羅万象あらゆる物は、彼女を主演として機能する舞台装置。我が脚本に踊る演者也。さあ、今宵の劇を始めよう。これぞ四代目の理、四代目の座、四代目の神が背負った真実の総てである。

「ここも多元宇宙から切り離して留めておこう」
「聖母に接した大気など、それだけでもはや至高の聖遺物」
「異論は認めん」
「断じて認めん」
「私が法だ」
「黙して従え!」

まず感じたのは『諦観』――求めしものは未知の祝福
飽いている 諦めている 疎ましい 煩わしい
ああ何故 総てが既知に見えるのだ
輝く女神よ 宝石よ どうかその慈悲をもって 喜劇に幕を引いておくれ
あなたに恋をしたマルグリット! その抱擁に辿り着くまで
那由多の果てまで繰り返してみせん――永劫回帰!

Et arma et verba vulnerant Et arma
(エト アルマ エト ヴェルバ ウルネラント エト アルマ)
Fortuna amicos conciliat inopia amicos probat Exempla
(フォルトゥーナ アミコース コンキリアト イノピア アミコース プロバト エクセンプラ)
Levis est fortuna id cito reposcit quod dedit
(レビス エスト フォルトゥーナ イド キト レポスキト クオド デディード)
Spem metus sequitur
(スペム メトゥス セクィトゥール)
Disce libens
(ディスケ リィィィベェェンス)

武器も言葉も(人を)傷つける
Et arma et verba vulnerant Et arma
順境は友を与え、欠乏は友を試す
Fortuna amicos conciliat inopia amicos probat Exempla
運命は、軽薄である 運命は、与えたものをすぐに返すよう求める
Levis est fortuna id cito reposcit quod dedit
運命は、それ自身が盲目であるだけでなく、常に助ける者たちを盲目にする
Non solum fortuna ipsa est caeca sed etiam eos caecos facit quos semper adiuvat
僅かの愚かさを思慮に混ぜよ、時に理性を失うことも好ましい
Misce stultitiam consiliis brevem dulce est desipere in loc
食べろ、飲め、遊べ、死後に快楽はなし
Ede bibe lude post mortem nulla voluptas
未知の結末を見る
Acta est fabula

理:修羅道至高天

メルクリウスの自滅因子。
決して座につき流れ出すことはない理。

私は総てを愛している。ゆえに総てを破壊する

「私は総てを愛している。

ゆえに総てを破壊する。

涙を流して、この怒りの日を称えるがいい!」

流出

我が愛は破壊の情
まず感じたのは『礼賛』――求めしものは全霊の境地
ああ なぜだ なぜ耐えられぬ 抱擁どころか 柔肌を撫でただけでなぜ砕ける なんたる無情――
森羅万象 この世は総じて繊細にすぎるから
愛でるためにまずは壊そう 死を想え 断崖の果てを飛翔しろ
私は総てを愛している――修羅道至高天!

怒りの日 終末の時 天地万物は灰燼と化し
Dies irae, dies illa, solvet saeclum in favilla.
ダビデとシビラの予言のごとくに砕け散る
Teste David cum Sybilla.
たとえどれほどの戦慄が待ちうけようとも 審判者が来たり
Quantus tremor est futurus, Quando judex est venturus,
厳しく糾され 一つ余さず燃え去り消える
Cuncta stricte discussurus.
我が総軍に響き渡れ 妙なる調べ 開戦の号砲よ
Tube, mirum spargens sonum Per sepulcra regionum,
皆すべからく 玉座の下に集うべし
Coget omnes ante thronum.
彼の日 涙と罪の裁きを 卿ら 灰より 蘇らん
Lacrimosa dies illa, Qua resurget ex favilla
されば天主よ その時彼らを許したまえ
Judicandus homo reus Huic ergo parce, Deus.
慈悲深き者よ 今永遠の死を与える エィメン
Pie Jesu Domine, dona eis requiem. Amen.
流出
Atziluth――
混沌より溢れよ怒りの日
Du-sollst――Dies irae

その男は墓に住み あらゆる者も あらゆる鎖も
Dieser Mann wohnte in den Gruften, und niemand konnte ihm keine mehr,
あらゆる総てを持ってしても繋ぎ止めることが出来ない
nicht sogar mit einer Kette,binden.
彼は縛鎖を千切り 枷を壊し 狂い泣き叫ぶ墓の主
Er ris die Katten auseinander und brach die Eisen auf seinen Fusen.
この世のありとあらゆるモノ総て 彼を抑える力を持たない
Niemand war stark genug, um ihn zu unterwerfen.
ゆえ 神は問われた 貴様は何者か
Dann fragte ihn Jesus. Was ist Ihr Name?
愚問なり 無知蒙昧 知らぬならば答えよう
Es ist eine dumme Frage. Ich antworte.
我が名はレギオン
Mein Name ist Legion―
創造
Briah―
至高天・黄金冠す第五宇宙
Gladsheimr―Gullinkambi fünfte Weltall

総軍の渇望・能力の詠唱

ヴィルヘルム・エーレンブルグ

ああ、日の光は要らぬ。ならば夜こそ我が世界
夜に無敵となる魔人になりたい
この畜生に染まる血を絞り出し、我を新生させる耽美と暴虐と殺戮の化身――闇の不死鳥
枯れ落ちろ恋人――
死森の薔薇騎士
Der Rosenkavalier Schwarzwald

ルサルカ・シュヴェーゲリン

この身は悠久を生きし者。ゆえに誰もが我を置き去り先に行く
追い縋りたいが追いつけない。才は届かず、生の瞬間が異なる差を埋めたいと願う
ゆえに足を引くのだ――水底の魔性
波立て遊べよ――
拷問城の食人影
Csejte Ungarn Nachtzehrer

エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグ

我は輝きに焼かれる者。届かぬ星を追い求める者
届かぬ故に其は尊く、尊いが故に離れたくない
追おう、追い続けよう何処までも。我は御身の胸で焼かれたい―逃げ場無き焔の世界
この荘厳なる者を燃やし尽くす――
焦熱世界・激痛の剣
Muspellzheimr Laevateinn

ウォルフガング・シュライバー

接触を恐れる。接触を忌む。我が愛とは背後に広がる轢殺の轍
ただ忘れさせてほしいと切に願う。総てを置き去り、呪わしき記憶(ユメ)は狂乱の檻へ
我はただ最速の殺意でありたい――貪りし凶獣
皆、滅びるがいい――
死世界・凶獣変生
Niflheimr Fenriswolf

ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン

我は終焉を望む者。死の極点を目指すもの
唯一無二の終わりこそを求めるゆえに、鋼の求道に曇りなし――幕引きの鉄拳
砕け散るがいい――
人世界・終焉変生
Midgardr Volsunga Saga

蘇る そう あなたはよみがえる
Auferstehn, ja auferstehn, wirst du,
私の塵は短い安らぎの中を漂い
Mein Staub, nach kurzer Ruh
あなたの望みし永遠の命がやってくる
Unsterblich Lebin wird,
種蒔かれしあなたの命が 再びここに花を咲かせる
Wieder aufzubluhn wirst du gesat!
刈り入れる者が歩きまわり
Der Herr der Ernte geht
我ら死者の 欠片たちを拾い集める
und sammelt Garben Uns ein, die starben.
おお 信ぜよわが心  おお 信ぜよ 失うものは何もない
O granbe, mein Herz, o glanbe. Es geht dir nichts verloren!
私のもの それは私が望んだもの  私のもの それは私が愛し戦って来たものなのだ
Dein ist, dein, was du gesehnt Dein, was du geliebt, was du gestritten!
おお 信ぜよ  あなたは徒に生まれて来たのではないのだと
O glaube , : du wardst nicht umsonst geboren!
ただ徒に生を貪り 苦しんだのではないのだと
Hast nicht umsonst gelebt, gelitten!
生まれて来たものは 滅びねばならない
Was entstanden ist, das muβ vergehen.
滅び去ったものは よみがえらねばならない
Was vergangen, auferstehen!
震えおののくのをやめよ
Hor auf zu beben!
生きるため 汝自身を用意せよ
Bereite dich zu leben!
おお 苦しみよ 汝は全てに滲み通る
O Schmerz! du Alldurchdringer!
おお 死よ 全ての征服者であった汝から 今こそ私は逃れ出る
Dir bin, o Tod! du Allbezwinger, ich entrungen!
祝えよ 今こそ汝が征服されるときなのだ
Nun bist du bezwngen!
流出
Atziluth――
壺中聖櫃 不死創造する 生贄祭壇
Heilige Arche――Goldene Eihwas Swastika

理:輪廻転生

抱きしめたい。包みたい。愛しい万象、我は永遠に見守ろう

其者、神によって改良された神座なり。本来、求道の神格であったものの、先代の座によって見出され、彼の後継者となるべく喜劇の主演に引き立てられた。ある意味で、尤も先代に玩弄された存在だが、彼女に憤りや嘆きは無い。何故ならその生涯で、他者と関わる事が一切出来なかった身である故に。強固な呪いを宿して生まれ、触れれば首を刎ねてしまう。ならばこそ、誰も近寄らぬ永遠の宝石として在り続けたが、その本心では他者との触れ合いを切に切に望んでいた。
先代が演出した喜劇、その主演として立ち回る日々が彼女を溶かし、変えて行く。愛する者を見出して、守りたく思う輝きの尊さを知り、真に完全なる覇道の神へ、劇的変貌を遂げて行く。抱きしめたい、包みたい。愛しい万象、我が永遠に見守ろう。
完成した彼女は慈愛の女神。過去、例を見ない程柔らかなその治世は、総ての生命が生まれ変わるという転生の理を具現する。世に悲劇や争いは無くならない。しかし、斯と言って異なる物を排斥すれば、過去の座がそうであったように、必ず歪が生じてしまう。
故に女神は抱きしめた。善も悪も何もかも、悲劇そのものは無くせ無いが、転生の果てに必ず救いが訪れると、遍く総てを慈しんで。その愛、子を見守り成長を望む母性の具現と言えるだろう。優しき母を嫌う者等存在する筈が無く、それを証明するかのように、彼女は彼女だけの驚異的な特性を有していた。本来、絶対に共存できぬ覇道神を、同時に存在させ得る事。抱き締めるという渇望通り、彼女の腕に抱かれた者は、例え荒ぶる戦神であろうと安らかに微笑んで矛を収める。黄金、水銀、刹那と言う、何れも劣らぬ強大な覇道神が、彼女を守護すると誓う程に女神の治世は揺るぎない。これぞ五代目の理、五代目の座、五代目の神が背負った真実の総てであり──

みんなの願いを抱きしめたい

まず感じたのは『慈愛』――求めしものは触れ合い
触れば首を刎ねてしまう 愛し愛されることができない
ああ なんて罪深い罰当たり
だから願う 来世の果てにある希望を それはきっと 遍く総てに降り注ぐべき光だから
私がみんなを抱き締める 生まれていく命たちを 永久(とこしえ)に見守ろう――輪廻転生

流出

す べ て の 想 い に  巡 り 来 る 祝 福 を
Amantes amentes―Omnia vincit Amor(アマンテース・アーメンテース=オムニア・ウィンキト・アモール)

理:無間大紅蓮地獄

時よ止まれ 君は誰よりも美しいから。

「 おまえ達は逃げたんだ 」
「耐えられなかったんだろう、現実に生きることが」
「俺達は永遠になれない。
幻想になったおまえ達は――
結局、今でも、何をしても――
その手に、掴むことができないんだ!」

流出

07年度
我が身 地上の生活の痕跡は
Es kann die Spur
幾世を経ても滅びるということがないだろう
von meinen Erdetagen
そういう無上の幸福を想像して
Im Vorgefuhl von solchem hohen Gluck
今 私はこの最高の刹那を味わい尽くすのだ
ich jetzt den hochsten Augenblick. Genies’
時よ止まれ おまえは美しい
Verweile doch, du bist so schon!

完全版
海は幅広く 無限に広がって流れ出すもの 水底の輝きこそが永久不変
Es schaeumt das Meer in breiten Fluessen Am tiefen Grund der Felsen auf,
永劫たる星の速さと共に 今こそ疾走して駆け抜けよう
Und Fels und Meer wird fortgerissen In ewig schnellem sphaerenlauf.
どうか聞き届けて欲しい 世界は穏やかに安らげる日々を願っている
Doch deine Bnten,Herr, verehren Das sanfte Wandeln deines Tags.
自由な民と自由な世界で どうかこの瞬間に言わせてほしい
Auf freiem Grund mit freiem Volke stehn.Zum Augenblicke duerft ich sagen
時よ止まれ 君は誰よりも美しいから
Verweile doch du bist so schon―
永遠の君に願う 俺を高みへと導いてくれ
Das Ewig-Weibliche Zieht uns hinan.
流出
Atziluth――
新世界へ語れ超越の物語
Res novae――Also sprach Zarathustra

創造

美麗刹那・序曲

日は古より変わらず星と競い
Die Sonne toent nach alter Weise In Brudersphaeren Wettegesang.
定められた道を雷鳴の如く疾走する
Und ihre vorgeschriebne Reise Vollendet sie mit Donnergang.
そして速く 何より速く
Und schnell und begreiflich schnell
永劫の円環を駆け抜けよう
In ewig schnellm Sphaerenlauf.
光となって破壊しろ
Da flammt ein blitzendes Verheeren
その一撃で燃やしつくせ
Dem Pfade vor des Donnerschlags;
そは誰も知らず  届かぬ  至高の創造
Da keiner dich ergruenden mag, Und alle deinen hohen Werke
我が渇望こそが原初の荘厳
Sind herrlich wie am ersten Tag.
創造
Briah――
美麗刹那・序曲
Eine Faust ouvertüre

涅槃寂静・終曲

日は古より変わらず星と競い
Die Sonne toent nach alter Weise In Brudersphaeren Wettegesang.
定められた道を雷鳴の如く疾走する
Und ihre vorgeschriebne Reise Vollendet sie mit Donnergang.
そして速く 何より速く
Und schnell und begreiflich schnell
永劫の円環を駆け抜けよう
In ewig schnellm Sphaerenlauf.
光となって破壊しろ
Da flammt ein blitzendes Verheeren
その一撃で燃やしつくせ
Dem Pfade vor des Donnerschlags;
そは誰も知らず  届かぬ  至高の創造
Da keiner dich ergruenden mag, Und alle deinen hohen Werke
我が渇望こそが原初の荘厳
Sind herrlich wie am ersten Tag.
創造
Briah――
涅槃寂静・終曲
Eine Faust Finale

神咒神威神楽 曙之光(かじりかむいかぐら あけぼののひかり)

時よ止まれ 君は誰よりも美しいから。

魅せろ新鋭――主役を気取りたいんだろうが!
その何たるか、 先人 おれが教えてやるから掛かって

大極

海は幅広く 無限に広がって流れ出すもの 水底の輝きこそが永久不変
永劫たる星の速さと共に 今こそ疾走して駆け抜けよう
どうか聞き届けて欲しい 世界は穏やかに安らげる日々を願っている
自由な民と自由な世界で どうかこの瞬間に言わせてほしい
時よ止まれ 君は誰よりも美しいから―
永遠の君に願う 俺を高みへと導いてくれ
アティルト
レースノウァエ・アルゾ・シュプラーハ・ツァラトゥストラ

理:大欲界天狗道(森羅万象滅尽滅相)

俺はただ、一人になりたい。俺は俺で満ちているから、俺以外のものは要らない。

「ある日、気が付いたときから不快だった」
「何かが俺に触っている。常に離れることなくへばりついてなくならない」
「なんだこれは。身体が重い。動きにくいぞ消えてなくなれ」
「俺はただ、一人になりたい。俺は俺で満ちているから、俺以外のものは要らない」

太極

――罨――
(――オン――)
阿謨伽尾盧左曩 摩訶母捺囉摩抳 鉢納摩 人嚩攞 鉢囉韈哆野吽
(アボキャベイロシャノウ マカボダラマニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤウン)
地・水・火・風・空に偏在する金剛界尊よ
(バサラダトバン)
今ぞ遍く光に滅相し奉る!
(ナウマクサマンダボダナンアビラウンケンソワカ)
天地玄妙神辺変通力離――
(てんちげんみょうしんぺんへんつうりきり――)
卍曼荼羅ァ――無量大数ゥ!
(まんじまんだら――むりょうたいすう)

宿星:卍曼荼羅・無量大数

罨 有摩那天狗 数万騎 娑婆訶・罨 昆羅昆羅欠 昆羅欠曩 娑婆訶
(おん あろまやてんぐ すまんき そわか・おん ひらひらけん ひらけんのう そわか)
下劣畜生――邪見即正の道ォォ理
(げれつちくしょう――じゃけんそくしょうのどぉぉり)

理:曙光八百万

未来を見据えて明日を信じ、他者を理解することで共に歩みを重ねて欲しい。私が愛し導こう。

いいだろう――惚れたぜ、久雅の姫さん。あんたのために俺は死のう

太極

――唵――
(――オン――)
阿謨伽尾盧左曩 摩訶母捺囉摩抳 鉢納摩 人嚩攞 鉢囉韈哆野吽
(アボキャベイロシャノウ マカボダラマニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤウン)
地・水・火・風・空に偏在する金剛界尊よ
(バサラダトバン)
今ぞ遍く光に帰依し奉る!
(ナウマクサマンダボダナンアビラウンケンソワカ)
天地玄妙神辺変通力治――
(てんちげんみょうしんぺんへんつうりきじ――)
曙光曼荼羅ァ――八百ォォ万ゥ!
(しょこうまんだら――やおよろず)

異能:坂上覇吐

伊邪那美命言 愛我那勢命 爲如此者 汝國之人草 一日絞殺千頭
(いとしきわがなぎのみこと なのくにのひとくさ ひとひにちがしらくびりころさん)
爾伊邪那岐命詔 愛我那迩妹命 汝爲然者 吾一日立千五百産屋
(いとしきわがなみのみこと ながそをなせば われはひとひにちいほのうぶやをたてよう)
是一日必千人死 一日必千五百人生也
(これをもちてひとひにかならずちいたりしせば ひとひにかならずちいほたりうまるるなり)
禊祓――黄泉返り
(みそぎはらえ――よもつがえり)

動画で見る詠唱



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