劇場向けアニメの歴史にその名を(悪い方向に)刻みこんでしまった伝説…「ガンドレス」
1999年3月20日公開開始
キャラクター&ロボデザインに「攻殻機動隊」の士郎正宗を起用した。
公開と同時にそのクオリティでアニメ界に伝説を残すことになる。
この映画の最初の山場は入場前にやってくる。
映画館の前にはこんな看板が立っている。
「本日はご来場ありがとうございます。
今回上映いたします映画「ガンドレス」は、鋭意製作を進めてまいりましたが、
誠に残念ながら不完全な形で公開せざるを得なくなりました。深くお詫び申し上げます。
ご覧頂く方は複数箇所に不完全な部分があることをご納得の上、ご入場下さい。
(ご入場いただいてからの料金の返却はいたしかねます)
本日ご覧頂いた方には、後日完全版ビデオを送らせていただくことで、お詫びと代えさせていただきます。」
オープニングからいくらかは普通な映像が続く。
全体から見れば本当にわずかだが・・・
予兆:セル画のズレ
ロボが妙に小さくなる。
実は背景とセル画の重ねる順序を間違えていて
背景→ロボ→手前のコンソール の順が
背景→コンソール→ロボ になっている。
これでもヒロインです。
口がひん曲がってますが
そして伝説へ…:単色塗り
これぞガンドレスが伝説となった瞬間。
このあとミサイルが発射されるが、その動きもおかしい
恐ろしいことにこんな塗り方のシーンがいくらでも出てくる。
人間だって容赦はない。
そのくせ主人公のヌードシーンは綺麗に塗ってあったりする。
この色数ですら塗り分けが怪しい
ついた呼び名が「キン肉マン消しゴム」
色分けぐらいはしてくれよ
公開後に一応の完成状態にはなったらしい
恐ろしいことにゲームにもなってる
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