異次元騎士カズマとは?
タイトルだけ聞くと、ものすごい子供向け作品に聞こえますが、内容はかなりガチですw
戦いの描写や性的な描写が結構なまなましく書かれていて、子供ながらにドキドキしながら読んだものです。
あらすじ
あらすじとしては、普通の高校生「桜木カズマ」が異世界に召喚され、国を救う為に戦うというわりと王道もの。
中世フランスが舞台モデルとなっていて、ジャンヌ・ダルクの活躍した、いわゆる100年戦争が舞台になっている為、戦いもかなりガチで魔法なんかはほぼ出てきません。
テキストも主人公の一人称で書かれている為読みやすく、感情移入しやすいです。
登場人物
そして何より登場人物が魅力的☆
なんといっても、美しく聡明な姫騎士エトワール率いる星の騎士団がカッコイイ!
勇猛果敢で頼りがいのある「黒髪のロラン」に、ニヒルな天才騎士オリビエ。
後のジャンヌ・ダルクであるジャネットもけなげで可愛いし、さんざん敵対してたガストンも、最後の方にはスゴイ良い味出すキャラになってて良かった!
ちなみにロランとオリビエは、フランスの叙事詩「ローランの歌」に出てくる英雄ローランとオリヴィエがモデルのようです。
このシリーズは現在第3部まで展開しており、上記の星の騎士団は第1部の「黄金拍車」に出てくるキャラなのですが、第2部「ジョリー・ロジャー・トラベル」、第3部「剣奴王ウォーズ」にも魅力的なキャラがたくさん出てきます☆
骸骨旗のネタバレが悲惨すぎる!
この編で登場するツンデレ系のヒロインが海賊にさらわれまして
主人公のカズマは当然助けにいくわけです。
ここまでは至って普通。
海賊どもを蹴散らした主人公がヒロインを助け出します。
感動の再会なわけです。
なんだったらここでフラグ発動でラブラブ展開もありですよね。
・・・なんでしょうか?
ヒロインの様子がなにやらおかしいですよ・・・
というかこの女性が誰なのか主人公が当惑してます・・・
衣服はボロボロ・・・逃げられない様に足の腱は切られ・・・
海賊どもに散々暴行(もちろんレイプ含めの暴行です)されたせいで前歯は無く
文字通りずたぼろな姿のお姫様キャラだったヒロインがカズマに語りだします・・・
「私いつもね海賊どもにやられてる時思ってたの。今度の相手こそカズマだったらいいなって。やっと会えた!嬉しい!」
(台詞うろ覚えだが大体こんな意味の台詞)
この後もさらにヒロインの生々しいレイプ描写が結構なボリュームで描かれてます・・・orz
あげくの果てに何の救いもないままカズマは次の世界に飛ばされる始末。
ちょwwwこの作者絶対頭おかしいよwwwwなんだこの仕打ちwww
ライトノベルでまさかここまでの鬱になる展開が用意されているとは
夢にも思わなかったおっさん(当時少年)は
リアル世界に影響を及ぼすほどの精神的ダメージを受け
立ち直るのにかなりの時間を要しました。
これの影響で人気が落ちたせいなのかわからないけど
次のシリーズが2冊刊行したところで
この作品の続編が発表されることは永遠になくなりました。チーーーン
人にトラウマ刻み付けて
風呂敷も畳まずにケツまくりやがってw
みなさんもこういうトラウマ作品には気をつけましょうね。
完結は?
とまあ、知らない人はなんのこっちゃわからない文になってしまっておりますが、実はこの異次元騎士カズマシリーズは、なんといまだに完結しておりません。
つまり何が言いたいかと言うと、早く続きが読みたいっ!!
剣奴王ウォーズの第3巻、待ってますよ王領寺先生ーっ!
(ちなみに第2巻が出たのは、10数年前です)
昔のライトノベル
私もいつの間にかいい大人になってしまい、小説といえば推理小説くらいしか読まなくなってしまった昨今なのですが、ふと先日、昔読んでいたファンタジー小説を思い出しました。
今時のラノベといえば、ハルヒやらなんやらの現代ファンタジーっぽいものが主流のようですが、私が子供の頃といえば、まさにガチファンタジーノベルの全盛期。
ロードス島戦記を筆頭に、フォーチュンクエスト、スレイヤーズ、ゴクドーくん漫遊記など色々読んだものですが、中でも私が一番影響されたライトノベル・・・
それこそが王領寺静(藤本ひとみ)先生の「異次元騎士カズマ」シリーズなのです!