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ネトゲ廃人のリアルが怖い!ハマり過ぎて失うものはお金・時間そして…

ゲーム

休職、鬱病、育児放棄など社会生活に支障をきたすネトゲ廃人。最悪ケースでは過労死、現実とバーチャルの区別がつかず事件さえ引き起こしてしまう社会問題です。それほど大きな問題となっているにも拘らず、ネトゲ廃人はトイレに行く時間さえ惜しみ、ゲームにハマっているようです。

■ネットゲームにハマる人の特徴

これといった趣味もなく、寂しかったり、リアルが充実していない人ほどゲームにハマってしまいやすいようです。

現実逃避の一種になりますが、現実の世界と違って優しい世界なのでインターネットの世界に逃げ込んでしまった人たちがネットゲーム依存になることはよくあることです。

また、ネット上では直接顔を合わせることがないために思い通りの自分を作り出すことができます。

そして現実の世界に戻ることができなくなってしまうほどネットゲームの世界の居心地がよくなりネットゲーム依存になってしまうということです。

趣味を始めようと思っても色々道具をそろえたり教室に通ったりするとお金がどうしてもかかってしまいます。

一方、ネットゲームは課金しなければ強くなったりアイテムを集めることができないといった問題点はあるものの基本的に無料であるので非常に始めやすく、インターネット環境さえそろっていれば無料で十分遊べるのではまってしまう人も多いです。

ネットゲームを始めるきっかけは色々あると思いますが、友達に勧められたり友達がやっているのを見てはまったという人も多いでしょう。

周りがこういうことをやっているから自分もやってみよう、相手が課金しているから自分も課金しようなどと人に影響されやすい人です。

このような人たちは課金に歯止めが効かず、いつまでもお金を使ってしまいがちです。

難易度が低いためストレスも少ない

昔のゲームなどは難しいものが多く、クリアしたひとが数えられるほどしかいないゲームもいくつかあります。

一方でネットゲームは難易度はそれほど高い物ではなくほかのプレイヤーとの協力や課金すればクリアできるといった点から暇つぶしのつもりが生活の一部になるということがあります。

誰にでも遊べるといった気軽さから依存してしまう人も多くなってしまうのです。

・28歳の妻を絶望させた夫の「異常」なゲーム依存

「離婚の原因は、夫のネットゲームです。夫はFF11 (ファイナルファンタジーイレブン)のネトゲ廃人だったんです。FFで知り合って結婚したカップルを何組も知っていますが、離婚したのは私くらいかなぁ」

そう言って鈴木由美さん(仮名・35歳)はガクリと肩を落とした。

由美さんは、9歳年上の信田良一さん(仮名・当時28歳)と19歳で結婚し、28歳で離婚した。

由美さんが19歳だった当時は、ネット黎明期で、まだネット人口は少なかった。

ネットをさまよううちに、由美さんは、すぐに巨大掲示板の2ちゃんねるに夢中になった。当時は、オフ板にスレッドが乱立し、オフ会が頻繁に開催されていた。2ちゃんねるでは、女性の書き込みはまだ珍しかったこともあり、今でいう、「オタサー(オタクサークル)の姫状態」を味わえた。由美さんは、楽しくなり、毎晩のように、2ちゃんねるのオフ会に参加した。 

「当時は、特にオフ関係の板をよくウォッチしてました。その中でも、突発オフのスレは活気があって、『今から来られますか?』『とりあえず暇なやつ、今から集まろうぜ!』というノリでバンバン人が集まるんです。ルックスはオタク的な人が多いんですが、若者から中年まで、いろいろな人に会える。

『女です』と書き込むと、人がぶわっと群がるんですよ。元旦那さんは、コテハン(固定ハンドルネーム)をやっていたので、オフ会で会った後にスレで見つけてチャットをして、仲良くなっていったんです」

当時1人暮らしだった由美さんが、印刷会社の正社員だった良一さんのアパートに転がり込む形で同棲生活が始まった。

休日は、朝から晩までパソコンの前からほとんど動こうとはしなかった。誰よりも早く起き出し、リビングにあるパソコンの電源に手を伸ばし、あぐらをかいて、定位置を陣取った。

「朝起きると、まずは私が夫にコーヒーを配膳しなきゃいけないんです。そして、『今日はどこにいくの?』と聞くんです。普通は外出の話だと思いますよね? ゲームの中の話なんです。ゲームの中で、今日はどこに行くのかを尋ねるんです。

そしたら、返事が返ってくる。だから、デートらしいデートは1回もありませんでした。ずっとゲームして、寝て起きて、ご飯食べて、仕事に行くと言う日常の繰り返し。私は何のためにここにいるんだろうと思うようになっていきましたね」

昼ごはんの時間がきても、良一さんはパソコンの前から動こうとはしない。レベルを上げるために、武器を買ったり、道具を買ったりしなくてはいけないので、ゲームの中でお金をためる必要があり、片時も目を離すことができないからだ。

「モンスターを狩ったり、買った武器をいくつか合わせて、合成を繰り返したりするとキャラが強くなる。ゲーム内の街の探索をしてボスの討伐に行って、仲間を作る。

その繰り返しなので、滞在時間が半端ないんですよ。当時は課金要素がまったくなかったので、ゲームをしまくっていないと、レアアイテムも取れないし、『つねにゲームの中にいる必要があるんだ』と力説されましたね。元夫にとって居住空間は、完全にゲームの中なんですよ」

「子どもが産まれても、驚くほどに興味を示してくれなかったんです。元夫は、子どもを珍しい動物みたいに扱ってました。子どもをつついたりして遊ぶという程度のことしかできないんですよ。

子どもが『パパ~!』と飛びついても、『今忙しいから! 今忙しいから!』と言ってゲームから目を離さないんです。そのうち、『パパは今ゲームしてるから、そっとしておいてあげて』と私も制するようになっていきました」

1日中パソコンの前に陣取ってうつろな目をしている良一さんに「ゲームやりすぎじゃない?」と何度も由美さんは訴えた。しかし、良一さんはその度に激怒し、「じゃあ、ほかに何をしろっていうんだ!」と怒鳴り散らした。

「元夫の言い分としては、『月に4000円くらいで、いくらでも時間が潰せるんだからいいじゃないか』『これ以上ないエンターテインメントなんだから、それを取り上げられたら、ほかでどれだけお金使うかわからないぞ』と。それもそうかなと、無理やり自分を納得させていました」

良一さんの年収は350万~400万円程度で、生活はギリギリだった。子どもがまだ小さいこともあり、由美さんはすぐに働くのは難しかったため、良一さんの趣味をしぶしぶ我慢することにした。

「でもせめて、ご飯を食べているときはゲームを止めてほしい。そして、休日は昼間に近所でいいから一緒に出かけたい」。そう由美さんが懇願すると、良一さんはしぶしぶそれを受け入れた。

しかし、1カ月も経つとその約束はあっけなく破られていく。

「ゲームの中の裏ボスを討伐するという大きなイベントがあるので、『俺もどうしても討伐に行きたい』って言うんです。『行かないと友達がいなくなってしまう』と涙目で訴えてくるんですよ。『だから外出は、無理だ』と。結局、休日も裏ボスの討伐のために家にいることが多くなり、外出することはめっきり少なくなってしまいました」

「ステージのレベルが高くなるにしたがって、夫のゲームの拘束時間がどんどん長くなっていきました。モンスターが8時間後とか5時間後に出現するから、『その前にレベル上げようぜ』となるんです。アイテムがないとゲームに参加できなくて、それを取るのに4~5時間を費やす。リアルの時間がどんどん削られていく。今思うと、完全に廃人でしたね」

あまりの入れ込みように、もうこれは、労働のようだと思った。「1日8時間ゲームって、労働だよね?」と良一さんに聞いたら、「本当だね」とコントローラーを片手に、返事が返ってきた。夫とリアルで話すよりも、ゲームの中でチャットしている時間のほうが圧倒的に長いという事実に気づき、由美さんはあぜんとした。

「お風呂に入っている間もずっとゲームにインしたままなんです。仲間とのチャットでは、『風呂離席します』といって退席するんですが、風呂から上がると、『戻りました』と言って、また再開する。

チャットは、たびたび注意はしていたんですよ。どこで何々が出たとか、新しいレアアイテムがすごいとか、ゲームの中でうれしそうにしゃべってる。私とは、ほとんど会話なんてしないのに。毎日が寂しくて苦しかった。全部ゲームのトレンドの話で、私と子どもは置いてきぼりなんです」

離婚を突きつけると、良一さんはとたんに弱気になり、「子どもがいるから別れたくない」と泣きついてきた。しかし、由美さんは、最終的に荷物をまとめて、子どもとともに出ていくことにした。その様子を見た良一さんが最終的に根負けする形で、離婚が成立した。その後、良一さんから、子どもの養育費はまったく払われていない。

離婚後、由美さんは別の会社で正社員として働きながら、おっとりとした性格の男性と再婚し、幸せに暮らしている。

・現実とバーチャルとのギャップで

FINAL FANTASY XI(以下、FF11)やFINAL FANTASY XIV(以下、FF14)にはウェディングサポートという、所謂プレイヤー同士が結婚式を行えるサービスがありました。(FF14では別名称)

勿論「中の人」ではなく、プレイヤーが日頃操作しているゲームキャラクターがゲーム内で式を挙げるというものです。私も参加したことがありますが結構よく出来ていて、FF11では運営スタッフが式を取り仕切ってくれたり本格的な内容になっていました。

二人は非常に仲が良く、ゲーム内では婚約済み。先程の二人と違うのは、リアルでの付き合いが一切無く、お互いリアルには恋人がいなかったことです。

彼らは電話で会話はしたことはあったものの、リアルで会ったことはない状態でした。そして、ゲーム内で親睦を深めるにつれ、リアルでも付き合おうという話に発展していくのですが、ここでもまた悲惨な結末を迎えてしまいます。

出典理想と現実の狭間で – ネトゲ廃人の末路

二人はリアルで初めて出会うことになったのですが、実際顔を合わせた日以降、二人はゲーム内で疎遠になってしまいました。それまでは毎日ゲームにログインする度に常に二人で行動し、離れることは一日たりとも無かった二人に一体何があったのか。

このケースはリアル性別は確認済みだったので、何が原因だったかは定かではありませんが、どちらかが、もしくはお互いが自分の中で抱いていた想像とのギャップによるものだったのかもしれません。ゲームのキャラは美男美女しかいませんから…。

・仕事で得られなくなっていた達成感ややり甲斐がゲームに…… T子さん(36歳・マーケティング

T子:リーマンショックの後くらいかな。急に会社の業績が落ちて、仕事自体が少なくなったんです。わたし、会社のそのチームの中ではリーダー的存在だったのもあって、部下に仕事を振れば、ほとんどやることはないって状況になってしまって。

しかも、その頃、ちょうど席替えがあって、窓を背中にした所長席みたいな位置に座ることになって。パソコンを誰に覗かれることはないし、やる仕事もないから、ずっとネットサーフィンしてたんです。

それがキッカケではありますね。それ以前から、友達に誘われたオンラインの戦国シミュレーションゲームに参加はしていたんです。でも、仕事が忙しかったから、ただの歩兵としてゆるーく参加してるくらい。それが仕事が暇になったものだから、いつでも戦闘に参加できる状態になってしまって。

で、そのゲームの中ではめちゃくちゃ必要とされるわけですよ。仕事で得られなくなっていた達成感ややり甲斐がそこにはあったんです。それで、どんどんとハマっていって。もうとにかく時間もお金も使いました。ハマっていた3年間で総額200万くらい。

T子:ある時から、リーダーを任されることが増えてきて。で、負けるわけにはいかないじゃないですか。だからやむを得ずに課金したんです。その時点で、一緒の陣営でやってる友達が課金済みだったのも大きかったかな。で、勝てば勝つほどやりがいが出てきて、とにかく時間とお金を費やしてゲームしている間に、いつの間にか3,000人の軍隊を率いる存在になってしまっていて(笑)。

オンラインゲームって責任感を煽るんですよ。やってる人たちはみんな、辞めたりするのは無責任って価値観になっちゃうんで、退会したりすると「あいつ辞めやがって」って悪口言われたりするんです。オフ会とかも盛んにやっていたから、オンラインとリアルが繋がってる部分もあって、一層辞められない状況で。

友達、時間、体型を失い、リーダーシップを得た

T子:友達、時間、体型……やっぱり太りました(笑)。休日は家に閉じこもってずーっとゲームしているわけですから。でも、お金については、トップランカーの中には3,000万くらい課金した人もいるから、わたしなんて大したことがない方で。それに、ゲームに費やしていた分の時間、外で遊んだり飲みに行ってたら3年間で200万くらいは使ってるかもしれないじゃないですか。だから、そこはあんまり気にしてないです。

止められたわけは

T子:会社の席替えと給料の遅配です。そんなオンラインゲームばっかりやってる社員がいる会社、ダメになっていくに決まってるじゃないですか。物理的にゲームができなくなって、で、会社もダメになりそうだから、転職活動しなきゃってことで、すっぱりと辞められました。辞められて本当に良かったです。

・オンラインゲームに青春を奪われた乙女

高校3年生の頃に、オンラインゲーム『リネージュ』を始めた女性Aさん。
始めた当初は受験生だったこともあり、プレイ時間はそれほど長いわけではありませんでした。
しかし、夏休みが訪れると事態は一変。
自由な時間が増え、プレイ時間はどんどん増えていきました。

そのうち、頭の中は『リネージュ』のことでいっぱいになり、もうやめなければと思う気持ちとは裏腹に、ずるずるとゲームを続ける生活に。その結果、当然ながら受験は失敗。滑り止めの大学に進学することになりました。
ですが、彼女は大学生になっても『リネージュ』から抜けられず、どこがおいしい狩場か、誰が強いか……など、ゲームの世界での価値観に支配される生活を送り、ついには他のプレイヤーとゲーム内のみの恋愛関係を楽しむように。

実生活とはどんどん疎遠になっていきました。
そんな彼女がゲームから足を洗うきっかけとなったのは、現実社会の彼氏の存在。
現在は資格試験のための勉強に精を出しつつ、恋を謳歌しているようです。しかし、彼女が失った三年間はもう二度と取り戻せません。もしもゲームにハマらなければ、きっと違った未来を得ていたはずです。

彼女は言います。
「睡眠時間、すべすべの肌や髪、学力、恋愛経験、学生時代の思い出……『リネージュ』で失ったものはあまりにも多いけど、得られたものはタイピングの早さだけでした」

・子どもよりもゲームが大事な主婦

子を持つ専業主婦のCさん。
学生時代の友人に誘われ、コミュニケーションツールとしてネットゲームを始めました。飽きっぽい性格ゆえ、ハマることはないだろうと思っていたそうですが、実際に開始してみるとチャットやゲームの内容が性に合い、どんどんハマっていきました。

仕事から帰宅し、ご飯を作っては朝方までネットゲーム。休日になれば一日中、子どもをほったらかしてネットゲーム。当然のごとく、旦那にも呆れられる始末。それでもCさんはゲームのことで頭がいっぱい。家族のことなど考えもしない状態になっていきました。
しかしある時、ひとり遊びしかしなくなり、ほとんどしゃべらなくなった子どもの姿を見てCさんは目を覚ましました。

Cさんの子どもは当時2〜3歳。母親が一番接してあげなければいけない大切な時期です。
その大切な2年間を、Cさんはゲームに捧げてしまったのです。
現在、Cさんはきっぱりとネットゲームから足を洗ったそうですが、2年も子どもに愛情を注がなかったことを、今さらながらに後悔し続けているそうです。



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