しかし、見てみると気のせいだったりする。
スマホやケータイがブルっと震えたような気がしたのに違った――こんな経験ありませんか?
実際には電話もメールも来ていないのに、ポケットに入れた携帯の振動を感じた、もしくは着信音が聞こえた気がするといったこと
アメリカでは80%の大学生たちが一日に数回は幻想振動を体験しているという調査結果が発表
実はこの現象に名前があって・・・
ファントム・バイブレーション・シンドローム
「幻想振動症候群とは心身症のひとつで『ポケットの携帯電話が振動しているように錯覚する』症状です。
もともと、携帯電話が普及する約22年より前には、このような症状はありませんでした。
なぜこんなことが起こるのか
感覚がスマホと一体化してるとか。
ジョージア工科大学の哲学准教授ロバート・ローゼンバーガー氏は、体が振動を学習したために起きるものだとの見方をしています。
端末が自分の一部になり、端末の振動を着信通知として知覚することに体が慣れてしまう
服の擦れや筋肉の痙攣をバイブと勘違い
服の擦れや筋肉の痙攣などから受ける刺激を携帯電話のバイブと勘違いするようになってしまうのだ。
スマホはもはや「臓器」・・・?
「スマホはもはや俺の臓器」と、同タイトルでキュウソネコカミも歌っています。
「スマホはもはや俺の臓器!!!」というキーワードのキャッチーさたるや。一回聞いたら頭から離れない。
この現象は・・・
交感神経と副交感神経は、体の内外の状況や部位に応じてアクセルとブレーキの役目を交代して働きます。
「幻想振動症候群の一番の原因は、携帯の着信に対する緊張で交感神経が長時間高ぶっていることだといえます。
上司や友人、恋人など、気になる相手からの連絡に過敏になっている、ストレスフルな状況で起こりやすくなっています。
スマホ依存と関係してるとの指摘も
SNSの世界からの通知やメッセージを求めている人が、スマートフォンに過度に敏感になっているが故の反応
ファントム・バイブ・シンドロームは、たまに起こる程度であればいいのですが、頻繁に起こるようだと問題です。
スマートフォン依存の状態にあるかを判断する1つの基準になる