「人間が巨人に食われる」という衝撃的な内容が話題となった『進撃の巨人』。2009年に「別冊少年マガジン」で連載が開始され、その後アニメ化・実写映画化するなど異例の人気を誇る作品です。今回はあらすじをはじめ、巨人の正体や人を襲う理由をまとめてみました。
「人間が巨人に食われる」という衝撃的な内容が話題となった『進撃の巨人』。2009年に「別冊少年マガジン」で連載が開始され、その後アニメ化・実写映画化するなど異例の人気を誇る作品です。今回はあらすじをはじめ、巨人がひとを襲う理由やその正体をまとめてみました。
『進撃の巨人』とは?
出典ciatr.jp
原作は、2009年から「別冊少年マガジン」にて連載された同名コミックス。
巨人と人類の壮絶な戦いを描いた作品で、人間が巨人に食べられるという過激な描写が話題を呼び、一気に人気作品へと駆け上りました。
原作の累計発行部数は7800万部(2018年時点)を超える、異例の人気を誇る作品です。
2013年にはTVアニメ化され、2019年4月には第3期の後半が放送。
2015年には三浦春馬主演の実写映画化され、さらにハリウッドでもリメイク化が予定されているという、その人気ぶりは今も健在です。
『進撃の巨人』のあらすじ
進撃の巨人の世界でははるか昔の100年前に人類は巨人によって絶滅の危機に至っており、人類は巨人から逃れるためにとてつもない壁を建設して壁の中で怯える日々を過ごしていました。
そのとてつもない高さを誇る壁はこれまで突破されることはなく、時代が進むにつれ人類に平和が訪れたものと思われていました。
しかしある日突如超大型巨人と言われる人類を守る壁よりも大きな巨人が人類が住む街に攻撃を仕掛ける事件が発生します。
超大型巨人はいとも簡単に人類を守る壁を破壊、城内に多くの巨人が侵入してしまいます。
その中で主人公エレンは自らの母を目の前で捕食されてしまい、エレンは深い復讐心で溢れることになるのでした。
母の復讐から巨人を駆逐するという意思を固めたエレンは幼馴染であるミカサやアルミンと共に壁の外の調査を行う調査兵団に志願。
時が経ち、エレン達が訓練兵として腕を磨いている中またしても超大型巨人が襲来し、訓練兵であるエレンは超大型巨人に立ち向かいます。
しかし奮戦虚しくエレンは敗北、アルミンを庇って巨人に捕食されてしまいます。
アルミン達はエレンが死亡したものと思い絶望します。
そんな中巨人を倒す巨人が出現。
アルミンはその巨人を利用し、巨人を撃退することに成功するのですがその巨人を倒す巨人は倒れてしまいます。
そしてその巨人のうなじからは死亡したと思われていたエレンが姿を現します。
実はエレンは死亡したのではなく、体に眠る巨人化の能力が発動して生きながらえていたのです。
エレンが巨人化した巨人は超大型巨人と同じ知性があると判明。
巨人化したことにより、多数の巨人がエレンを拉致しようと何度も攻撃を仕掛けてきます。
戦いに明け暮れたエレンはついに壁の外の巨人を駆逐することに成功。
しかし壁の外には人類が住んでおり、壁の中の人類の正体などを知るとともに新たなる敵と戦うことになっていきます。
そしてエレンは仲間たちとともに新たなる戦いに挑んでいくのでした。
巨人の正体は「ユミルの民」という人間!
単刀直入に言えば、巨人の正体は人間です。
進撃の巨人で登場する巨人は大きく分けて
・無知性巨人
・知性巨人
の2種類です。
進撃の巨人の世界で当初から噂されていた巨人は壁内にいた人間(エルディア人)。
グリシャの仲間であるエルディア人達が次々と注射を打たれ、何十人もの人間たちを巨人化させていました。
全ての巨人が人間だったのです。
作品のタイトルにもある”巨人”は、人間の脅威として描かれています。
見た目は、裸体の人間とよく似ています。
ただ、顔の一部が歪んでいたり、目が異様に大きかったり、身体の構造バランスがおかしかったり、その姿は個体によって様々。
巨人はなぜ人間を襲うのか?
巨人になってしまった人間は、元の知性や記憶を失ってしまいます。
体を思い通りに動かすこともできなくなり、ほとんど無意識のまま人間を襲う怪物と化します。
つまり巨人は、別に人間を襲いたくて襲っているというわけではないのです。
そもそも巨人には消化器官がなく、お腹に入りきらなくなると人間の遺体をすべて吐き出してしまうのがよい証拠です。
人間を食べる習性には「九つの巨人」と深い関係があると思われます。
“九つの巨人”は、”無垢の巨人”とは違って知性を持つ特殊な巨人です。
この能力を持つ人間は最大で9人しかいないため、”九つの巨人”になるためには”無垢の巨人”が前任者を捕食して能力を奪う必要があります。
つまり目の前の人間を自動的に襲うという巨人の習性は、九つの巨人の継承に役立っているのです。
最も強いのは誰?!『進撃の巨人』強さランキング:【1位】エレン・イェーガー
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本作の主人公で、第104期訓練兵団卒業生。
トロスト区攻防戦で巨人に喰われ、初めて巨人化の能力を発現させます。
それ以来、知性を持つ“人類側”の巨人として対巨人の戦いに従事することに。
九つの巨人のうち「進撃の巨人」と「始祖の巨人」の能力をすでに持っており、その上マーレ編のレベリオ強襲作戦で、新たに「戦鎚の巨人」の能力も継承したエレン。
知性を持つ巨人の中でも最強といって良いでしょう。
最も強いのは誰?!『進撃の巨人』強さランキング:リヴァイ・アッカーマン
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“人類最強の兵士”として調査兵団の兵士長を務めるリヴァイ。
その戦力は一個旅団並みとされ、精鋭ぞろいのリヴァイ班を組織し、エルヴィン団長からは絶対的な信頼を得ていました。
王都の地下街で育ったリヴァイは、生き抜く術をケニーに、立体起動を自力で学び、エルヴィンにくだる形で調査兵団に入団。
トロスト区の攻防戦では窮地に陥ったエレンたちを救い、女型の巨人からエレンを奪還するなど度々エレンを助けています。
知性を持つ巨人たちにも臆さず、真っ向から立ち向かっていくリヴァイ。
特にその強さを知らしめたのが、ウォール・マリア奪還作戦での獣の巨人=ジークとの戦いです。
獣の巨人を切り裂き、ジーク戦士長を巨人体から引きずり出しました。
最も強いのは誰?!『進撃の巨人』強さランキング:ジーク・イェーガー
ジーク戦士長とも呼ばれるマーレの戦士のリーダーで、ライナーたちの上官。
グリシャ・イェーガーとフリッツ王家の血を引くダイナ・フリッツの息子であり、エレンとは異母兄弟です。
九つの巨人の一つ「獣の巨人」の継承者でもあります。
初めて物語に登場したのは獣の巨人として。
始祖奪還作戦を遂行するライナーとベルトルトとシガンシナ区で合流し、ウォール・マリアでエルヴィン率いる調査兵団を投石攻撃で全滅させています。