私はコレだけはオススメしたくなかった...いや、正直オススメしてません!直視できないシーンがあったり、あまりにも変態だったり残酷だったり、ショッキング過ぎて観賞するには勇気が必要となる伝説の映画作品を集めてみました。観賞する方はくれぐれもご注意を。いや、予告編だけにしといてもいいかも...。
▼ソドムの市
お馴染み最凶の地獄絵図が展開される悪夢の様な1976年の芸術映画。マルキ・ド・サドの『ソドム百二十日あるいは淫蕩学校』を原作とする。パゾリーニ自身が作品に込めた現代社会への批判を消し去るがごとくに展開される変態、俗悪、残酷な地獄の様な醜悪な作品集。コレを芸術と取るか、単なる悪趣味映像集と取るか...。本作の完成後、パゾリーニ監督はローマの海岸で謎の多い死を遂げており、この作品が遺作となった。
全精力を傾けてこの作品を作ったパゾリーニ監督は、映画が完成してまもなくローマ近郊の海岸で激しく損傷した遺体となって発見される。
二つの異なる魂から世界の再構築を謀る。一つの世界を通してまた違う別 の世界を浮かび上がらせる。『ソドムの市』の徹底した地獄絵は、人間本来の生 を再び強く光り輝かせる為のものだったのではないだろうか‥‥。
出典ソドムの市
「観客の忍耐の限度を凌駕するために」と言い、「新たなる闘いの第一歩」と語ったパゾリーニ。その直後にまるで映画のように死んでしまった彼は、やはりマジメな人であったと思う。
出典ソドムの市
「ソドムの市」の日本初公開時はTVでがんがんCMを流していて、ヤコペッティとか「食人族」とかの仲間だと思っていた。
@gore_gore_girls さすが!あの作品は、まさに芸術!芸術性なら、私の中では「ソドムの市」を越えるものはありません。まるで絵画を眺めているかのような美しさ…。パゾリーニは、この作品を一つの転機として撮ったそうですが、遺作に…。悔やまれます。
そもそも「後味悪そう」と思ったら絶対見ないけど、ソドムの市は色々狂ってて気になってやっぱ見なきゃ良かったと後悔した。意味もわからんし面白くもねーし。映画の最高傑作と言えばロバと王女がなんつーても最高峰だぜ私の中じゃ。
▼地獄の貴婦人
フランシス・ジロー監督、ミシェル・ピッコリ、ロミー・シュナイダー主演。フランスの実在した人物ジョルジュ・サレと、その情婦と妹による保険金目当ての連続猟奇殺人をベースとした1974年の犯罪実録映画。その凄惨すぎる殺人描写があまりにもヒドい。○○に浴槽で○○をかけて○○した後、○○○で庭に捨てる。んで途中でお食事。ああ、悪趣味満開で観るに耐えない...。本当に閲覧注意ですよ!しかし音楽は巨匠エンニオ・モリコーネだったりするのだ!
全編ブラックユーモアのテイストかというと、そうでもない。ホラーなテイストや怪しいエロなテイストも真面目に盛り込み、作品としてはある意味“風変わり”な作品になっているわけです。
陽気な旋律に乗って展開されるドラマはブラック・コメディ調でフランス映画としては典型的な印象も受けます。しかし、あの空恐ろしいラストで一変にして恐怖の淵に堕としてくれます。
ロミー・シュナイダーといえば、この当時でも第一級の女優さんですが、彼女はなんでこの映画に出演したんでしょ?
▼最後の晩餐
マルコ・フェレーリ監督、マルチェロ・マストロヤンニ、ウーゴ・トニャッティ、ミシェル・ピッコリ、フィリップ・ノワレの中年男4人が主演の1973年のフランス映画。食道楽趣味で結ばれた4人が、食欲と性欲の本能に殉じた酒池肉林の地獄の様な日々を謳歌し、最後の晩餐に向かって狂気の世界を突き進むのであった...。お話しそのものも異常ですが、何と言ってもその描写がヒドイ。美食の集まりのハズなのに、観た後には食欲減退間違いなし!
食べてる場面はフェリー二の「サテリコン」に、出してる場面ではパゾリー二の「ソドムの市」に匹敵するほど、大悪趣味描写がスゴすぎて、笑うしかないのです。
カンヌ映画祭ではブーイングの嵐だったとか。そりゃそうだわなあ。フランス人グルメを思いっきりバカにしているんだから。それでも審査員特別賞を受賞した。
私には狂気には思えなかった。実に人間的な欲望にしか見えなかった。すべての欲望はつまりは食欲と性欲に帰着するのではないか?
出典最後の晩餐
▼鬼が来た!
チアン・ウェン監督、主演、香川照之、澤田拳也、チアン・ホンポーなど出演による2002年の中国映画。カンヌでグランプリを受賞するなど、世界で絶賛されながらも、本国では共産党当局によって発禁処分を受けた。ひょんな事から中国の小さな村で保護される事となった日本兵。罵詈雑言をまくし立てる彼を、村人は困惑しながらも世話をする。しかし、彼が日本部隊に戻ると、サディストの上官の激情による村人たちへの残虐極まりない報復行為が始まる。その様子は、あまりにも非人道的。ラストも…。ちなみに、反日映画ではない。社会的メッセージや批判、芸術性やコメディ要素もある優れた作品だが、それは気休めにしかならない...。
スゴい映画ですね。カンヌ映画祭でグランプリを受賞したのは伊達じゃないというか。でも、精神的にはやっぱりキツかったです…。
非常に怖かった。最後のクライマックスはある程度予想できました。でも、最後の最後は、ああいう展開になるとは予想もつきませんでした。終わった後も、しばらく席を立てませんでした。
出典鬼が来た!評価
映画の衝撃的なクライマックス、全ての複線を粉々に打ち砕くどんでん返しの展開には舌を巻きました。
出典鬼が来た!
もう一度「鬼が来た!」観たいな。結末は置いといて、前半から後半にかけてのコメディタッチが好き。
▼悪魔のしたたり
1974年に後悔...いや、公開された史上最凶のモンドでビザールな変態ホラー映画。狂った舞台演出家が、誘拐してきた女性を相手に、夜な夜な狂気の残酷非道の限りを尽くす。殺人、洗脳、カニバリズム、拷問、ギロチン...。そして彼が目指したアートは完成するが、あまりにもバカバカしい。彼の悪事に気付いた刑事がいたが、賄賂を要求して自業自得な目に。そして演出家自身も因果応報な目に合うのだった。全く観る必要はないかもしれませんが、世界一最低な映画の一つであることは間違いない。ラストシーンはあまりにもひど過ぎる!
ハッキリ言います。長い人生の中でこの映画に出会えなかったとしても全く後悔する必要がない映画です(というか、出会わないほうが幸福な人生を送れることでしょう)。
とにかく、あらゆる意味で最低な映画。これよりもシドい映画は世界中探してもあまりない。
やってることに嫌悪感が走るのは必至なので観る方がいましたらそのつもりでの鑑賞を勧めます。
▼シュウシュウの季節
かの『ツインピークス』でパッカード未亡人を演じたジョアン・チェンが初監督を務めた1998年の作品。ヤン・ゲリンの小説『天浴』を映画化。1970年代の文化大革命末期、都会の少年少女に労働を学ばせようと辺境の地に送る下放政策により田舎に送られた少女が辿る数奇な運命を描く。物語前半は綺麗に健気に生きる娘とチベット人の男との爽やかな心の触れ合いを描く...までは良かったのですが、両親の元に帰るために必要な許可書を手に入れるため、自身が取った行動によって、彼女の運命は一気にどん底まで堕ちていくのだった...。このコントラストが見事すぎてあまりにもヒドイ話になっている!
いい映画だと思うけど、観終わるとなんともやるせない気分になり、落ち込んでしまう。
人間の醜い部分を覆い隠すような美しい風景描写が非常に印象的でした。出来が悪い作品ではありませんが、私は嫌いです。
前半のみずみずしさと、最後の方の展開が、全く違っていて、見終わった後は、確かに虚脱感・・・・。
昨日の映画祭、たしかに『シュウシュウの季節』も『縞模様のパジャマの少年』も『レクイエムフォードリーム』も全部ヤヴァイ映画だったんだけど、、ヤヴァイと思いながら観るとヤヴァさが半減するし、ぶっ続けで観るのもあまり良くなかったな
▼セルビアン・フィルム
旧ユーゴスラビアの映画監督って言えば、エミール・クストリッツァ(彼はサラエヴォだって!)ドゥシャン・マカヴェイエフ(彼はベオグラード)位で、セルビアは映画辺境の地だと思っていた。が、ここまでフリーダムにヒドイ所とは...。あまりにも過激な内容でに世界各国で上映の際に多くのシーンがカットされたセルビア製の変態ハードゴア・スリラー。元ポルノ男優が、謎の女から芸術的なポルノ映画への出演を打診され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。その先は口に出すのもおこがましい、キチガイ変態倒錯殺人戦慄の性行為のオンパレード。こりゃ直視できません。こんな描写を美しい映像で撮る事自体が異常でしょう!
世の変態にマジキチ行為ランキングを問うならば上位にランクインすると思われる。とんでもないクソ映画かと思いきや、結構撮り方も丁重で、役者さんも上手で、悔しいですが魅入ります。
何が一番恐ろしいって、意外としっかり作られているから、こんな陰惨なシーンばかりで救いのないオチの映画なのに、実は結構面白く観られちゃったんですよね。
絶望のラストまでクライマックス一直線。キチガイ映画の本領発揮の真性キチガイ映画。
▼ネクロマンティック2
「死」「死体」「死姦」と言えばドイツの鬼才ユルグ・ブットゲライトの『ネクロマンティック』!ってのは皆知ってる(?)。こちらはその続編!前作の主人公であった故シュマトケの死体を掘り起こしたファンの変態女が、彼を愛するあまりに屍姦の魅力に溺れ、遂には...。前作を上回る滅茶苦茶な残酷悪趣味表現のオンパレード!しかしストーリーはしっかりと..やっぱダメ!
クドい様ですが、ユルグ・ブットゲライトという人は、『ネクロマンティック』2作に挟まれた『死の王』『シュラム 死の快楽』といった作品では、人間ドラマ作家としても見事な才能を発揮してるんですから、早く真っ当な道を歩んでほしいものです。
※YouTubeに予告編はありますが、充分にヒドイ内容なので、自粛しました...。ジャケットで充分。
残虐性ばかりが話題になるが、でも私は恋愛物語だと思うんだが、理解する者は少ないだろう。表現がイッちゃってるからな。
続き物で同じテーマを扱っておきながら、まったく違った楽しみ方ができてしまう。アングラ物の一言で片付けるには惜しい、でも同時にアングラじゃなくなったらやだな、と思える映画。
前作で見た目のインパクトのみを好んだ向きからはあまり高く評価されていないようだが、ひとつの物語としての完成度はこの2作目のほうが格段に上といえる。
ネクロマンティック2も見たいけど古いから買わないとレンタルないし
▼エンタメ・カルチャー関連まとめ
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