相向かい飛車の序盤についてお尋ねします。お知恵をお借りしたいです。宜しくお願いします。
初手から7六歩 3四歩 6六歩 3三角 6八銀 2二飛 6七銀 4二銀 7七角 2四歩 4八銀 2五歩 3六歩 5四歩 3七銀 5三銀 8八飛 4四銀 3八金 3五歩 と速攻で棒銀されて困りました。
後手が25歩まで飛車先の歩を伸ばす時は先手が36歩ー37銀の形にしてから飛車を振るのが定跡だと思ってたんですが、この棒銀を喰らうんでしたら使えない気がします。どこを改善すれば先手が大丈夫になるか教えていただけませんか?
4四銀に対して、3八金がぬる手ではないでしょうか?
4四銀の瞬間、6五歩と角道を通すべきです。
それでも3五歩なら同歩 同銀 3三角成 同桂 3四歩で先手勝勢ですよ。
あと▲3七銀と先に組んでからする飛車を振るのも定跡であるのですが、対△5四歩型は四間飛車にする形が最近よく指されており、しかもこの形は四間飛車から矢倉崩しに組みやすいので、先に3七銀と組むと若干損です。
△5四歩型に対しては、▲3八銀から美濃で間に合いますので、この形では美濃囲い安定です。局面が進めば矢倉に組み替えることもできます。
また、△5四歩型に対して、早めの▲5六銀で△4四歩を強要させれば、このような乱戦にならずに済みますが、このようにけん制する場合、ある程度早い駒組が必要なので、角道を止めたり、▲3七銀としてから振ると間に合わなかったりします。
そういう意味でも「よくわかる相振り飛車」という棋書はなかなかオススメできます。
相振り飛車は序盤が何より大事です。
戸辺誠六段も相振り飛車では時間が10あったら8ぐらい序盤に使うと言っていました。
一度相振り飛車の本を読まれるとすごくわかるようになりますよ。
よくわかる相振り飛車
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4839940754/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&tag=anyaalstreime-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4839940754
角道を止めない相振り飛車。最新型。入門書レベル。
相振り飛車 基本のキ
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相振りの基本がすべて学べる超良書。質問者さんが掲載している図の似た戦型も全部載ってます。
ただし、基本のキのほうはなぜか売り切れで入手できなくて、高い値段がついてますね;;出す価値はあると思いますが、もったいないですね。
たしか、マイナビからこの本はスマホ用電子書籍が800円で売られていましたので、iPhone等お持ちでしたら、そちらで読むことができますよー。序章を試し読みできる見本もありました。
iPhoneで読むと図面を再生できるので、盤いらずで読めて快適です。
とりあえず、よくわかる相振り飛車だけでも読んでみてくださいな。
なるほど!65歩と角道を通すのは全然考えてませんでした。同じ局面が出たら試してみます!
分かりやすく丁寧な回答ありがとうございました。