電子書籍 ゴキゲン中飛車超急戦研究の変化について
ごく最近出版された 電子書籍からの疑問について質問させていただきます。
この電子書籍の第1章の内容からいうとゴキゲン側が先手の▲5八金右に対して超急戦の決戦は、必須ということが言いたくて、超急戦を避けるとゴキゲン側がよくなるとの変化を解説した本です。
居飛車VSゴキゲン中飛車の定跡において後手が超急戦をさけて、いったん△5六歩を見送って△9四歩と端歩を突いた際 ▲9六歩とおつき合いする場合 後手が得をして超急戦がやりやすくなるとの定説があります。 その解説に対する質問です。
初手より ▲7六歩△3四歩▲2六歩△5四歩▲2五歩△5二飛▲5八金右△9四歩▲9六歩△5五歩▲2四歩△同歩▲同飛△5六歩▲同歩△8八角成▲同銀△3三角▲2一飛成△8八角成▲5五桂△6二王▲9七角（この本で解説された真新しい手）
ここで、この本では、以下のように進んで、後手よしになっています。
△9七同馬▲同香△2二飛▲同竜△同銀▲5四角△5二銀▲4三桂成△7二王以下後手が指せるように解説されていますが
上の変化で△2二飛（局面図）に対して▲6三桂成△同玉▲1八角 と指せば先手がさせるように思うのですがいかがでしょうか？
△2七歩は、▲2二竜から▲2七角があるので△5四歩あたりと思いますが▲1一竜が後手の歩切れ突いて味がよく1八角のために後手は△2九飛成がきかず 先手がさせるように思いますがどうでしょうか？
ご購入頂きありがとうございます。
著者のmus-musculusです。
とても鋭い狙い一手ですね。
気付きませんでした。
さて、図から▲６三桂成△同玉▲１八角には△５二玉と逃げてどうでしょうか。
①▲２二龍△同銀▲８一角成には△９九飛が厳しい反撃です。
▲７九金にも△７七桂があるので受けになりません。
②▲１一龍には△７二銀とすれば局面は収まるでしょう。
駒割りは▲香△銀の交換で先手の指し手が難しいところです。
次にぼんやりと△８四角くらいで受けが難しい様に思います。
ご指摘頂きありがとうございました。＾－＾
【補足】
▲３三香には△２一歩で十分だと思います。
▲３一香成△同金となると、やはり△９三角が受けにくいと思います。
①▲２二龍△同歩▲１一飛は△２一桂。
②▲２二龍△同歩▲３三飛は△３二香▲１三龍△９九飛。
③▲１三龍には△３五角（次に△５七香）▲２二龍△同歩となり、
△９九飛や△５七香などの狙いを一度には受けきれません。
以下、▲４六銀なら△７一角が△９三角の活用を見て味が良いです。
ご丁寧にありがとうございました。補足の③の変化で▲2二竜と飛車を取らずに▲1四竜等でまだ難しいと思いますが、いろいろ参考になりました。頑張ってください。