1980年後期に活躍したアーケードシューティングをまとめてみました。昔のシューティングの話になるとよく出るタイトルを多く揃えてます。STG群雄割拠でタイトルも多め。シューティングに詳しくなりたい人は参考にしてみてください。なお、抜けているタイトルについてはご容赦願います。
セガの横スクロールシューティング。自機である「オパオパ」を操作、ショットとボムを駆使してステージ上に散らばる基地を全部破壊し、最後に登場するボス敵を倒す。これまでリリースされたシューティングとは違い、スクロールを左右任意で転換できるのが特徴的。
特筆すべきはグラフィックの美しさで、当時の観点で言えばこれ以上のグラフィックは見られない!というほどの綺麗さを持っている。背景は太い線や幾何学模様が使われながらも、色合いが実に美しい。グラフィックの綺麗さは背景だけでなく、敵の細かい動きやボスキャラのデザインの奇抜さなどからも伺える。
集めたコインを使って武器をショップで買うシステム、ボスの一風変わった攻撃方法、ステージにマッチした音楽など、ゲームとしての完成度も非常に高い。まさしく、現在でも語り継がれる不朽の名作として相応しい出来となっている。
ファンタジーゾーンを象徴するボスといえば、2面ボスの「ボランダ」。花のようなデザインながらも、種を降らせる攻撃が手強く、前半ボスにしては結構強かったりする。他にも「コバビーチ」「ポッポーズ」「ウインクロン」といった独特のデザインのボスが襲い掛かる。
名作だけあって移植作や続編が非常に多く、新旧ハード問わず、数多くの機種に移植されている。また、主人公のオパオパは「赤い光弾ジリオン」というアニメにも登場していた。
ここ最近ではメダルゲームにもなっている模様。シリーズ化の波は未だ収まりを見せない。
ファンタジーゾーン 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 このページのノート に、このページに関する 議論 があります。 議論の要約:2012年3月19日(月)の大幅な削除について ファンタジーゾーン ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード [ AC ] セガ・マークIII [ MkIII ] ファミリーコンピュータ [ FC ] …
SEGAの往年の名作シューティングゲーム 「ファンタジーゾーン」 。 明るくパステルチックな画面と、軽快なサンバミュージックで僕の心をかっさらった。生まれて初めて「クリアするまで練習したアーケードゲーム」だ! 現在(2002年)迄、様々な家庭用マシンに移植され、そしてついに携帯電話へも移植されたのである! 携帯電話でゲームをするのは正直「?」なんですが、これがまた小さいながらに非常によくできてお…
業務用・家庭用のファンタジーゾーンの比較が事細かに記されている。必見。
ちなみに上の魚のようなボスは、マークIII版オリジナルのボス。
名前は「ウルトラスーパービッグマキシムグレートストロングトット」。長い。
アーガス(ジャレコ/NMK・1986)
「アーガス」はジャレコ発売の作品だが、開発はNMKというメーカーによるもの。NMKは当時はあまり目立っていなかったが、後になって激ムズシューティングを多数リリースしたことで、シューターの一部で話題になることに。
水晶玉のような弾の形、メタリックに彩られた敵キャラや要塞「メガ・アーガス」など、その当時の基準で見ると、かなり綺麗なグラフィックを誇る。しかし綺麗なグラフィックに対し、難易度が相当高いことでも有名で、正攻法では先へ進むことすらままならない。空中に浮かぶ障害物と弾幕との連携が非常に嫌らしい。
ステージによって武装が変わるのも本作ならではの仕様。ただ、中には使い勝手の悪い装備も含まれており、特に斜めにしか発射されない「特殊ビーム」は語り草となった。
クセになる音楽と綺麗なグラフィックで印象を集めた作品だが、やはりこの作品の場合に持ち上がりやすいのは「難易度」。全16ステージのループゲームなのだが、16面クリアは数えるほどしか居ないというカオスぶり。
本作にはファミコン版が存在するが、やはり当時の移植らしく難易度は低めに収まっている。その代わり、ファミコン版では新たに「ロボ変形」ができるという要素が加わることとなる。
ファミコン版はテレビCMがガンガン流れていて、自機のヴォルアーグがロボットに変身するシーンがやたらと強調されていた。
アーガス 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 イギリス海軍の航空母艦については「 アーガス (空母) 」を、イギリス海軍の航空支援艦については「 アーガス (航空支援艦) 」を、九州のスーパーマーケットについては「 マックスバリュ九州 」を、その他の用法については「 アルゴス (曖昧さ回避) 」をご覧ください。 アーガス ジャンル シューティン…
ダライアス(タイトー・1986)
タイトーの大型筐体シューティング。ベルサー軍の侵略から逃れるため、パイロットであるプロコとティアットがシルバーホークに乗り込み発進する、といったストーリーを持つ。シルバーホークはショットとボムを発射でき、パワーアップによってレーザーやウェーブといった兵器を発射することができる。
大型筐体という体裁は取ってあるものの、実際は3画面の広さのある横スクロールシューティング。しかしながらも、ハーフミラーを使用した3画面にも及ぶ画面の広さや、大型筐体による「ボディソニック」は印象的で、大音響で流れるBGMと共に臨場感の高まる仕様が功を奏し、人気作にのし上がる事となる。
ダライアスといえば、やはりボスとして立ち塞がる魚戦艦の存在。もはや魚戦艦はダライアスシリーズの代名詞ともいえる。見た目のわかりやすさと共に、強力な攻撃を兼ね備えており、ボスとしてのインパクトは高い。シーラカンスをモチーフにした「KING FOSSIL」や、鯨をモチーフにした「GREAT THING」はシリーズ通しての顔のような存在。
また、ボディソニックと合わせて、小倉久佳(OGR)氏によるBGMもまた、ダライアスシリーズの代名詞とも言える。シリーズを重ねるに連れてクオリティに磨きがかかるが、原点でもある初代の音楽も、歴代シリーズの音楽に引けを取らない。中でも1面のBGM「CAPTEN NEO」や、ラスボスのテーマでもある「BOSS 7」は有名どころ。
ダライアスを代表するボスといえば、やはり「グレートシング」。耐久力のバカ高い強敵であり、大半のシリーズでラスボスを務めている。シリーズを経るにつれて強さに磨きがかかり、最近リリースされた「ダライアスバースト(アナザークロニクル)」でも最強のボスとして立ち塞がる。
家庭用移植ではPCエンジンCD-ROM版「スーパーダライアス」が有名。1画面ではあるが、原作の雰囲気を壊しておらず、CD-ROMから響く原作そのままの音楽や、本作ならではのオリジナルボスが人気だった。
ダライアス 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 ダライアス筐体 ダライアス ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード [AC] PCエンジン [PCE] ゲームボーイアドバンス [GBA] 開発元 [AC] タイトー [PCE] ビッツラボラトリー [GBA] ラディック 発売元 [AC] タイトー [PCE] NECアベニュー […
純正筐体は現存数がかなり少ない。
TAITOのSTGダライアスシリーズのwikiです
ダライアスシリーズの攻略・ストーリーを詳細にまとめ上げたWiki。
最新の「ダライアスバーストアナザークロニクル」についても、網羅されている。
沙羅曼蛇(コナミ・1986)
コナミの「グラディウス」の続編。グラディウスとは違い、パワーアップがカプセルでなくアイテム取得で行う点、2人同時プレイが可能な点など、差別化が行われている。スクロールが縦横混成になっているところもまた、沙羅曼蛇の特徴の一つ。
グラフィックもBGMも続編として相応しい程の味を持っている。グラフィック面では3面のプロミネンスステージに注目が集まった。ド派手に噴き上がる爆炎はプレイヤーの心に深く突き刺さったことだろう。また、BGMもステレオサウンドを駆使して非常にクリアに聞こえていたのが特徴。プレイ時には、常に音声合成が鳴り響いていた。沙羅曼蛇はグラディウスシリーズの中でも人気の高い方で、それはひとえに初期にリリースされた頃の「クオリティの高さ」に注目が集まっているのかもしれない。出た当時はそれだけ衝撃的だったのである。
難易度はやや高いが、レーザー装備を維持できていれば、パターンで1周ぐらいは出来るバランスに仕上がっている。高次周のステージ5の弾幕は、現在の弾幕シューティングにも影響を与えている。
沙羅曼蛇の1面ボス「ゴーレム」。シリーズに度々登場する名物ボスの一つ。ボスは他にも「テトラン」「ゼロスフォース」が有名どころにあたる。
沙羅曼蛇には兄弟作として「ライフフォース」という作品が存在する。海外版の沙羅曼蛇と同名だが、国内版はデザインがやや変化し、グラディウス同様にカプセルでパワーアップさせるシステムに変更された。
続編として「沙羅曼蛇2」が存在するが、当時のシューティング群に比べるとやや見劣りする理由で、前作ほどのインパクトは得られなかった。また、「沙羅曼蛇」は過去にOVA化された事もある。
沙羅曼蛇 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 この項目では、コナミのコンピューターゲームについて説明しています。 MSX版については「 沙羅曼蛇 (MSX) 」をご覧ください。 本作をモチーフとしたOVA作品については「 沙羅曼蛇 (OVA) 」をご覧ください。 沙羅曼蛇 ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード [AC] ファミリ…
沙羅曼蛇にも、実は専用筐体が存在していた。
1P・2Pボタンがキーボードの太めのキーみたいな形になっている。
スラップファイト(タイトー/東亜プラン・1986)
東亜プランが「タイガーヘリ」の後にリリースしたシューティング。未来の世界が舞台になっており、敵キャラのデザインがやや未来的なものになっている。パワーアップは「グラディウス」の形式を採用しており、取得した装備によって攻撃方法が違ってくる。
弾数は速度が緩く、量的に多め。何となく90年代の弾幕シューティングに近い趣がある。装備アイテムであるホーミングミサイルが強力で、これさえあれば大半のステージは楽に進めるようになっている。ただし、一部ショットの連射を使わないと難しいポイントもあり、そう安々と遊ばせてはくれない。
隠しギミック・隠しキャラクターの多さが話題に登ることがあり、あの「インベーダー」まで隠しキャラとして登場する。
この骸骨を象ったボスキャラに、東亜プランのデザインらしさを見ることが出来る。ショットの連射を使って速攻で片を付けたいボス。なお、この後に控えるラスボスを破壊することで1周クリア。周回すると弾速が徐々に上がってくる。
この作品はメガドライブに移植されており、移植は海外メーカーのテンゲンが担当している。メガドライブ版にはオリジナルモードが存在し、BGMには古代祐三氏が関わっている。
スラップファイト 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 スラップファイト ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード [AC] メガドライブ [MD] 開発元 東亜プラン 発売元 AC: タイトー MD: テンゲン 人数 1人~2人交互プレイ メディア AC:業務用基板 MD:ロムカセット 発売日 AC:1986年 MD: 1993年 …
ダーウィン4078(データイースト・1986)
データイーストが繰り出す縦スクロールシューティング。「ダーウィン」というタイトルが示すように、「進化」「退化」をモチーフにした作品になっている。敵を破壊することで出現する「EVOL」を取ることで自機を進化させ、様々な攻撃を繰り出すことができる。
進化することで自機は巨大化していくが、無闇に進化したからといって、強力な攻撃ができるわけではない。例えば最強形態の「GYASHARRU」はかなり強いショットを放てるが、一歩手前である「ZUGOGA」という形態はショットが激しく弱体化。そのため、時間で退化すると一気にピンチになるというリスクを背負うこととなる。また、中期段階に強い形態があったりと、ショットの強さの極端な違いが、ダーウィンの特徴とも言うべき点である。
また、本作ならではの仕様として「突然変異」というギミックがある。特定の段階を踏むことでなれる特殊な形態で、自機の形がこれまでとは違う形となる。中でも最強形態である黒いコウモリを象った「BLACK DEAME」の分裂攻撃は必見。
最強形態である、逆進化形態「BLACK DEAME」。同じく突然進化形態「DEAME」から敵弾を喰らうことでなれることから、「逆進化」と称されている。コウモリ状の分裂弾を放つ強力無比な形態だが、退化すると最弱形態まで戻ってしまう。そのため、EVOLが暫く出ないポイントでは確実にピンチになる諸刃の剣。
本作には続編として「SRD」「アクトフェンサー」が存在する。また、メガドライブでは、本作と続編「SRD」をミックスさせた「ダーウィン4081」という作品がリリースされている。
ダーウィン4078 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 『 ダーウィン4078 』(だーうぃんよんぜろななはち)は データイースト が 1986年 に発売した アーケードゲーム 。オーソドックスな『 ゼビウス 』式上下撃ち分けの縦スクロール シューティングゲーム 。 チャールズ・ダーウィン の名を冠する通り 進化 をモチーフにしたゲームシステム…
怒(SNK・1986)
SNKの任意スクロールシューティング。大ヒット映画の主人公である「ランボー」をモチーフにしたラルフ大佐・クラーク少尉を操り、ループレバー1本と2つのボタン(ショット・手榴弾)で敵軍を殲滅させていく。途中のゲートを突破しながら、最終目的地目指し、前進する。
特殊デバイスである「ループレバー」の存在が光る作品。細長いレバーにダイヤルが乗ったデバイスで、ダイヤルを回転させることで攻撃方向を45度単位で変えることができる。このデバイスのおかげで、別方向に移動しながら攻撃方法を固定させる、などの戦略的な立ち回りが可能になっている。
展開は非常に緩慢ではあるが、戦場の緊張感を持たせてるという意味では、本作は成功しているともいえる。難易度は非常に高いものの、ド派手な爆発がそこら中で起こるため、理屈抜きで楽しめるのが強み。
ド派手な爆発は「怒」の代名詞。赤い手榴弾を取ったり、戦車の砲撃を浴びせることで、大量に敵を巻き込む爆発を起こすことができるが、敵も爆発する兵器を駆使するため、とにかくそこら中で爆発が起こる。実に気が抜けない。
続編には「怒号層圏」「怒III」が存在し、どちらもループレバー使用のゲームとなっている。両作品共に「怒」同様、難易度が高い。
また、主人公のラルフ・クラークは、対戦格闘ゲーム「キングオブファイターズ」シリーズの顔としても有名。ラルフはより熱く、クラークはよりクールに変貌した。
怒 (ゲーム) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 怒 ジャンル アクション 対応機種 アーケード[AC] ファミリーコンピュータ[FC] 開発元 SNK 発売元 AC:SNK FC:ケイアミューズメント 人数 1~2人 メディア AC:業務用基板 FC:ロムカセット 発売日 AC:1986年2月 FC:1986年11月26日 価格 AC:16…
ハレーズコメット(タイトー・1986)
タイトー純正の縦スクロールシューティングゲーム。76年毎に地球で目撃されるという「ハレー彗星」をモチーフとした作品となっていて、彗星の中に侵入して敵の基地を破壊するのが目的。ショットと、小型機をまとった時のみ使用できる「緊急回避」を駆使して敵を殲滅していく。
シンプルにショットを撃つ爽快感を得られるのが利点であり、パワーアップしていくと巨大なビームや斜めに飛ぶ弾などを大量に撃ちまくることができる。ただし、敵の攻撃も派手で、弾を広範囲にぶちまける敵が多くいる。力の押し合いを直に感じ取ることができる良作である。
本作の開発は、故・三辻富貴朗(MTJ)氏によるもの。後の名作「バブルボブル」「レインボーアイランド」「サイバリオン」などの開発に携わることとなる。
敵を逃すことで画面右側のパーセンテージが増えていき、100%になると強制的にゲームオーバー。また、巨大彗星が惑星まで達してもゲームオーバーになる。ただし、ミス無く敵を残さず撃ちまくるように心掛ければ、これらの条件でゲームオーバーになることは少ない。
本作には通常アイテムの他に、球状のアイテムが出現することがあり、バリアを張ったり、小型機をフルに充填する効果がある。球状のアイテムの中には、赤地に黄色く光ったマークのボールが存在し、これは三辻富貴朗作品に度々登場することから「MTJボール」と呼ばれる。
ハレーズコメット 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 ハレーズコメット ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード [AC] 開発元 タイトー 発売元 タイトー 発売日 [AC]: 1986年 テンプレートを表示 『 ハレーズコメット 』(HALLEY’S COMET)は、 1986年 に タイトー が制作・販売した アーケードゲーム…
ドラゴンスピリット(ナムコ・1987)
ナムコの空地撃ち分け式縦スクロールシューティング。守衛隊長アムルが変身したブルードラゴンを操り、アリーシャ姫を救うべく魔王ザウエルを倒すというストーリー。本作は「ロマンシングシューティング」として銘打たれた。
通常、シューティングというものは飛行機を操るものが主体であるが、本作では自機としてドラゴンを操る、という点が新鮮。敵キャラも生物をモチーフにしたものが多く、これまでのシューティングとは趣が明らかに異なっている。背景の作り込みが上手く、その背景に適した敵キャラが登場するため、臨場感はかなり高い。
ステージ背景だけでなく、クオリティの高いBGMも売りの一つ。音楽担当は、以後のゲームミュージックシーンを大きく牽引する細江慎治氏によるもの。当時は、フュージョン系のBGMをメインに手掛けているが、この頃から数多くの作品でクオリティの違いを見せつけてくれていた。
ファンタジーをモチーフにしているだけあり、ボスも生物系で固められている。このボスは砂漠ステージの最後に待ち受ける「デスガーデアン」。骨を分裂させつつ、独特の攻撃を展開させてくる。
攻略面では、6面の道中と7面のアンコウボス「シーデビル」が鬼門。また、8面は暗黒ステージとなっており、自機の真正面しか視界が見えないという特殊な仕様となっている。
移植はファミコン版、PCエンジン版の他に、X68000というパソコンにも収録されていた。X68000版の移植は電波新聞社が担当。移植の完璧ぶりは話題に上るところである。
ドラゴンスピリット 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 ドラゴンスピリット ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード [AC] X68000 [X68k] PCエンジン [PCE] ファミリーコンピュータ [FC] 開発元 ナムコ 発売元 ナムコ 人数 1〜2人(交代プレイ) メディア [AC]: SYSTEM I [X68k]:5…
1943(カプコン・1987)
カプコンの初期作品「1942」の続編。自機は前作同様「P-38ライトニング」。前作は複葉機のみを相手にしていたが、今回は艦隊戦が加わり、より重厚な戦いを繰り広げることとなる。戦艦には、日本の実在の戦艦が数多く用いられている。
本作の特筆すべき点は、エネルギーを消費して使う「メガクラッシュ」の存在。少量のエネルギーと引き換えにピンチを切り抜けるというものだが、艦隊戦は攻撃が苛烈なために、メガクラッシュの使いこなしがほぼ必須となっている。この作品を皮切りに「メガクラッシュ」は今後のカプコン作品では欠かせないものとなった。
ゲームのコツを掴めば先へ進むのは容易なのだが、最終面の「大和」ステージに限り、別次元の難しさを誇る。艦隊の攻撃に加えて、中型機の体当たり、嫌らしいバックアタック攻撃の末に、最奥部に待っている「大和」がデカい砲台を持って襲いかかるという非道っぷり。15面までは安定して進めても、最終面で為す術もなくやられたプレイヤーも多いようである。
1943といえば、やはり「大和」。体力がボロボロになった末に辿り着いた先は巨大砲台が待つ地獄だった・・・。これまでの非道ボスにも負けないほどの絶望っぷりは半端ない。残存体力が少なければ間違いなく終了する。さらに最終面に限りコンティニューも不可能なので、練習もできないという・・・
なお、本作にはマイナーチェンジバージョンとして「1943改」という作品が存在する。変更されている点は、ステージ数の減少、武装の変更、BGMの追加など。ただ、本作はショットガンがあまり強力過ぎて、装備すると「大和」すら鉄屑同然と化すという有様。
1943 ミッドウェイ海戦 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 1943 ミッドウェイ海戦 ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード [AC] ファミリーコンピュータ [FC] 開発元 カプコン 発売元 カプコン 人数 1〜2人 メディア [FC]1M+64Kbit カセット 発売日 [AC] 1987年 6月 [FC] 1988年…
飛翔鮫(タイトー/東亜プラン・1987)
東亜プラン開発によって作られた複葉機が主人公のシューティングゲーム。複葉機を操り、ショットとボンバーを駆使して、重厚な敵の軍隊に立ち向かうといったもの。敵弾の速さが印象的であり、タイガーヘリやスラップファイトに比べ、これまでになくスピーディな展開になっている。
タイガーヘリから登場した「ボンバー」がより強化され、一撃必殺の兵器と化した。投下から若干のタイムラグはあるものの、爆発してしまえば、敵に大きな大ダメージを与えたり、敵弾を防いだりと、強力さに拍車がかかっている。派手に回転する爆炎も見栄え良く、使ってて気持ちいい兵器になった。
今後のボンバー式シューティングの礎とも言うべき存在で、大半のボンバーシューティングは本作がほぼベースになっていると言っても過言ではない。東亜作品もまた、後の「究極タイガー」や「TATSUJIN」などに飛翔鮫のシステムが盛り込まれることとなる。
とにかく敵弾が速いのが印象的。弾は見てから交わすのは簡単ではないため、敵が撃ってくる弾道をあらかじめ読んでおいて避けるという、先読み能力が試される。
本作はショットはたったの1種類だけなので、アイテムをさほど気にせずシューティングに専念しやすい。その分狙い撃ち能力も多少はいるものの、独特の緊張感を持っている点で言えば、シューティングとしての出来はかなり高いレベル。
飛翔鮫 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 飛翔鮫 ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード [AC] 開発元 東亜プラン 発売元 タイトー 人数 1~2交代 発売日 [AC] 1987年 テンプレートを表示 『 飛翔鮫 』(ひしょうざめ、海外名は FLYING SHARK , SKY SHARK )は、 1987年 にアーケードに…
R-TYPE(アイレム・1987)
地形ギミック有りのアイレムの横スクロールシューティングゲーム。もはや説明不要というべき、シューティング界の金字塔。プレイヤーは「R-9」を操り、独自の兵器「フォース」を駆使してバイド帝国を撃滅するのが目的。本作ならではの、ありとあらゆる要素が盛り込まれ、当時のプレイヤーは熱狂したことだろう。
この作品の売りは、独自のオプション兵器「フォース」。フォースは敵弾を防ぐ役割を持ち、合体することで強力な攻撃を発射することができる。また、分離して別方向から攻撃させることもでき、まさにフォースの使いこなしこそが、本作を攻略する上での鍵になってくる。
他にも、溜め撃ちである「波動砲」、「ドブケラドプス」「ゴマンダー」に代表されるバイド帝国が誇る敵キャラクターのデザイン、「ドップ」などの仕掛けによる巧みなる地形ギミックの多さなど、本作ならではの見所は果てしなく多い。R-TYPE以前のアイレム作品が興行的に振るわなかったこともあり、本作はまさにアイレムにとっての起死回生の一撃になったと言っても過言ではない。今もって語り継がれて然るべき名作である。
R-TYPEを象徴するボス「ゴマンダー」。卑猥なデザインに目が行きがちだが、インスルーという蛇みたいな物体を使って地形を狭める攻撃は、これまでのシューティングに見られないだけに斬新だった。
R-TYPEは家庭用での貢献度も非常に高い。PCエンジン版の移植が特に有名で、移植はTVアピールも名高いハドソンが担当。そのためか、R-TYPEをTV番組で見掛ける事もかなり多かった。
さらに本作はシリーズ化も著しい。「II」「III」「Δ(DELTA)」「LEO」「FINAL」「TACTICS」など、数々の続編・派生作品が生まれていく。
R-TYPE 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 R-TYPE ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード (AC) PCエンジン (PCE) MSX (MSX) セガ・マークIII (MKIII) プレイステーション (PS) 開発元 アイレム PCE: (I,II) ハドソン MKIII: コンパイル 発売元 アイレム PCE: …
レトロゲームしま専科 このサイトは、レトロゲームの攻略とレビューを中心にしたゲームサイトです。 R-TYPE 攻略 このページでは、アーケード版「R-TYPE」の攻略情報を掲載しています。 基礎知識編 STAGE1攻略 STAGE2攻略 STAGE3攻略 STAGE4攻略 STAGE5攻略 STAGE6攻略 STAGE7攻略 STAGE8攻略 レビュー R-TYPEのレビューを見る 関連商品 (…
R-TYPEの攻略法が細かに掲載されている。
難易度は一般的に高めなので、行き詰まったら参照すべき。
ラビオレプス(ビデオシステム・1987)
ビデオシステムの横スクロールシューティング。ビデオシステムといえば、主に脱衣麻雀をメインをリリースしている印象が高いのだが、たまにアクション・シューティングをリリースしている点が見逃せない。しかも、その中に一部大ヒット作が混ざっているというのもスゴい点(ソニックウイングス、スーパーバレー’91など)。
「ラビオレプス」はウサギ型のロボットを操り、ラビット王国の王女達を助けるために奮闘する、といったもの。自機はショットとミサイルを撃つことができるが、敵に接近するとショットの代わりに高威力のパンチを繰り出したりと、後期のシューティングに多く使われる要素も含まれる。
石像をモチーフにした敵に混じってメカが出てきたり、果てはてるてる坊主が出てきたりと、背景だけ見ると独特のカオスさが溢れる作品。しかし、ゲーム性は非常に巧みに出来ており、攻略性はかなり高め。シューティングとしての体裁が整った良作に仕上がっている。
ラビオレプスを代表するボスといえば、やはりこの「テヌキーチャウド」というボス。デザインは手抜きだが、攻撃は手を抜いてくれない、ある意味非道ボス。石像がメインのボスの中に、こんなボスが出てきたら否が応にも目立とうというもの。
本作はステージ最初に「ノーマルモード」と「エキスパートモード」から選択できる。エキスパートモードは難易度が高い代わりに、得点が2倍。ただ、ノーマルモードでも難易度は高めなので、腕に自信が無いとあっさりとやられる事だろう。
ラビオレプス 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 ラビオレプス ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード [AC] PCエンジン [PCE] プレイステーション2 [PS2] 開発元 ビデオシステム 発売元 ビデオシステム 人数 1~2人 発売日 [AC]:1987年 [PCE]:1990年10月19日 [PS2]:2006年3月2…
究極タイガー(タイトー/東亜プラン・1987)
東亜プラン開発の「タイガーヘリ」の続編。ヘリコプターを操作して、大量の敵を薙ぎ倒す縦スクロールシューティング。前作の「タイガーヘリ」よりは「飛翔鮫」に近い形となっている。東亜プラン作品の中では金字塔レベルの大作であり、本作がシューターに与えた影響というものは限りなく大きいものがある。
遅い自機に速い弾速が最たる特徴。1面から既に容赦無いレベル。難易度は高いのだが、自機の攻撃が強力に育つと、それこそ撃ちまくりのカタルシスを感じることができるのが利点。特に青色アイテムを取得した時の最強段階では、多方向に大きめの青い玉を散らすことができ、それこそ全方位攻撃同然の威力を有する。
後の「雷電」というヒット作も本作に影響されてできたほどであり、究極タイガーの力はプレイヤーだけでなく、開発者側にも及んでいた事が伺える。
敵の広範囲攻撃と自機の広範囲攻撃の押し合い。青装備は初期段階はレベルが弱いものの、5方向に散らばるようになると、押しまくれるようになる。逆に上下左右4方向に飛ぶ黄色アイテムは、他の武器に比べて頼りなく、永遠のアンチアイテムとしての烙印を押されている始末。
続編に「究極タイガーII」があるが、雷電などと比べてもテンポが悪くなった感が否めず、究極タイガーの偉大性にも押されてか、そこまで話題にされることも無かった。
究極タイガー 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 究極タイガー ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード [AC] PCエンジン [PCE] ファミリーコンピュータ [FC] メガドライブ [MD] X68000 [X68] FMTOWNS [TOWNS] プレイステーション [PS] 開発元 [AC] 東亜プラン [PCE] エー…
のお部屋 (C) TOAPLAN, TAITO 1987 究極タイガーは、1987年に東亜プランが開発した縦スクロールシューティングゲームです(発売はタイトー)。同社が85年に開発したタイガーヘリの続編で、細かく書き込まれたグラフィック、画面を覆いつくすフルパワー時の自機の弾、それに匹敵する敵弾の数、デカくて固い敵ボスキャラ、そして強力なボム等、以降の縦スクロールシューティングのスタンダードにな…
アーケードの究極タイガーから、家庭用の究極タイガーまで、移植作を網羅。
匠(TAKUMI)からリリースされた、究極タイガーIIの紹介もある。
A-JAX(コナミ・1987)
コナミの2D・3D混成シューティング。音速ヘリの「トムタイガー」と、ジェット戦闘機の「ジェリーマウス」を操作し、エイリアンと手を組んだ敵軍に立ち向かう。ショットと、ボンバーに該当するスーパーシェルを駆使して敵を倒しまくるシューティングゲームになっている。
元々はコックピット筐体でリリースされる予定だったらしいが、急遽テーブル(アップライト)筐体のシューティングになった、という経緯がある。3Dステージは恐らくその名残かと思われる。ただ、ゲームとしては、難易度が無駄に高かったり、インストカードに書いてあるアイテムが出現しなかったりと、完成度はそこまで高くない。
このゲームが引き合いに出されるのは、大抵は音楽面であり、オーケストラヒットを最大限に駆使した派手なサウンドのインパクトが強く残る。地味に音ゲー(BEATMANIA II DX)にもメドレーが移植されていたりする。
A-JAXの特徴の一つとして、途中で3D面が挟まるというものがある。3D面は一つの売りではあるが、ステージ2の3D面ではぐるぐる回転するシーンがあるため、結構酔いやすい。この要素は、後にリリースされる「グラディウスIII」にも引き継がれることとなる。
移植作品としてはX68000のみに行われている。家庭用ゲーム機種では現在プレイできない。
A-JAX 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 この項目では、コナミのアーケードゲームについて記述しています。 Asynchronous JavaScript + XML については「 Ajax 」を、その他の AJAX については「 アイアース 」をご覧ください。 A-JAX ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード X68000…
グラディウスII(コナミ・1988)
「沙羅曼蛇」に続く、グラディウスの続編。バクテリアンのさらなる猛威・特殊部隊ゴーファーの攻撃に対抗するため、再びビックバイパーが飛び立つというもの。「グラディウス」のシステムを完全に踏襲し、パワーカプセルによるパワーアップで自機を強化させる。
今回はパワーアップの種類を4種類の中から選ぶことができ、さらにシールドも2種類から選ぶことができる。沙羅曼蛇の要素も一部含まれており、自機装備のリップルレーザーや、ボスラッシュのゴーレム・テトランといった面々などに、それが伺える。ギミックも強化され、「人工太陽」「エイリアン」「水晶」といったステージが襲い掛かる。グラディウスシリーズ名物の「モアイ」も登場。赤くなって振り向きざまにイオンリングを連射するモアイや、プチモアイを吐き出す巨大モアイには度肝を抜かされた。
一度やられたら復活が難しいのがグラディウスシリーズの定石ではあるが、装備を維持できればしっかりと攻略できるゲーム性が功を奏し、人気作としてのし上がることとなる。全シリーズと比較しても、バランス的には非常に整っている部類であり、1周ぐらいなら無理なくこなせるように出来ている。
音楽・ビジュアル・ゲーム性が全て噛み合っていて、さらに当時リリースされた時のインパクトの高さから、本作を「不朽の名作」として見る人も非常に多い。
グラディウスIIを象徴するギミックといえば、やはりこれ、「クラブ」。前作グラディウスの電磁バリアに相当する物体だが、愛嬌よく足を上げ下げする姿が可愛い。抜け方は色々あり、画面前方中央で上下に避ける「チャンチャン避け」なるものもあった。
グラディウスIIについては、他にも、オプションハンター、高速面、最終面中盤の要塞の安地など、あらゆる場面に対して話題の尽きない作品でもある。これも名作の成せる業だからこそ、と言えるかも。
ファミコン版グラディウスIIもそれなりに有名。ローリングオプションなど、独自要素も含まれていた。また、PS版・SS版のグラディウスデラックスパックには、アーケード版が収録。
グラディウスII -GOFERの野望- 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 「 グラディウスII 」はこの項目へ 転送 されています。 MSXで発売された作品については「 グラディウス2 」をご覧ください。 ゲームボーイで発売された『 コナミGBコレクション 』に収録された作品については「 ネメシス (ゲーム) 」をご覧ください。 グラディウス…
アーケードゲームの歴史に燦然と輝くグラディウスシリーズ。 ここは、そんな伝説的名作を語っていくページです。 グラディウスゲーム紹介 攻略編 サウンドトラックCD紹介 FC版 PCE版 GB版 DP版 PSP版 沙羅曼蛇ゲーム紹介 1周目攻略編 サウンドトラックCD紹介 FC版 PCE版 DP版 PSP版 グラディウスIIゲーム紹介 1・2周目攻略編 サウンドトラックCD紹介 FC版 PCE版 G…
グラディウス関係の攻略サイトに注目。グラIIについてもバッチリ網羅。
イメージファイト(アイレム・1988)
アイレムの地形ギミック有りの縦スクロールシューティング。速度変更が可能な機体「OF-1ダイダロス」を操り、仮想現実空間での訓練を経て、エイリアン撃退のために実戦に飛び立つというもの。タイトルの「イメージファイト」とは、まさに訓練課程のバーチャル空間での戦いを指し示している。
ステージ1~5が訓練ステージで、ステージ6~8が実戦ステージ。訓練ステージでは、敵の撃破数に応じてパーセンテージが示される。5ステージの平均パーセンテージが90%以上であれば合格で、そのまま実戦ステージに飛び立てるが、90%を割ると「補習」ステージをクリアできない限り、実戦に行く事が許されない。補習ステージはかなり難しいため、通常はこれを避けるために敵を多く撃ち取るパターンが要求される。
R-TYPEとは違って波動砲といった溜め撃ちの類は無く、己の連射こそが物を言う世界になっている。連射ができればそれだけ有利になれるが、できなければ敵を簡単に討ち取れないため、強力なパーツを装備して戦う必要が出てくる。
3面ボスである「MICHEAL」。このボスは屈折レーザーを大量に展開するため、正面で戦うのは無謀に近い。なので、初期段階で後ろに回り込む必要がある。大半のボス敵はまともに戦うと無茶な攻撃が多いため、速攻で倒せるよう、連射がどうしても必要となる。
無茶といえば「補習」ステージはかなり無茶なステージ。自機は裸一貫で戦わなければならず、それでいて耐久力のある敵がガンガン出現するため、連射が無いとほとんど終わってる内容となっている。まさに連射至上主義。
続編に「イメージファイトII」があるが、PCエンジンCD-ROM専用ゲームとなっている。
イメージファイト 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 イメージファイト ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード [AC] ファミリーコンピュータ [FC] PCエンジン [PCE] セガサターン [SS] 開発元 アイレム 発売元 アイレム 人数 1人(2人交互プレイ可能) メディア [AC]業務用基板 [FC]2Mbit+64K…
P-47(ジャレコ/NMK・1988)
ジャレコ販売・NMK開発の横スクロールシューティング。P-47サンダーボルトを操り、幾多の航空機や戦車・戦艦といったものを破壊していく。ハードな難易度を売りにしているNMK開発作品の中では、非常に落ち着いた雰囲気のシューティングとなっている。
80年後期から派手なシューティングが増え始めてきたが、この作品は派手さとは無縁であり、自機の攻撃も敵の攻撃もスマートに落ち着いている。派手さが無いのはややアピールポイントとしては薄いのだが、逆に言うと、ゆっくりと腰を据えて遊べる作品でもあり、安心して入り込めるという強みがある。これぞ、シューティング界のいぶし銀。
P-47最大の見所は、戦艦「ビスマルク」。1画面に収まりきれず、ゆっくりとしたスクロールで周囲からの攻撃に晒されることとなる。地味な雰囲気に見られがちな本作における、随一の迫力を見せてくれるポイントでもある。
続編に「P-47 Aces」が存在しているが、難易度がNMKらしい極悪難易度。弾速が早く、大量に散らばる上に避けにくいので、凄腕シューターでも手を焼く作品になってしまっている。
P・47 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 この項目では、コンピュータゲームのP-47について記述しています。戦闘機のP-47については「 P-47 (航空機) 」をご覧ください。 P-47 ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード [AC] PCエンジン [PCE] 開発元 NMK(日本マイコン開発) 発売元 ジャレコ 人数 1…
ロストワールド(カプコン・1988)
カプコンCPシステム第1弾で銘打たれた、全方位型シューティング。レバーとローリングスイッチで超戦士を操作し、天帝「バイオス」を撃破するのが目的。CPシステムという新基板の力により、これまでのカプコン作品に比べて段違いに綺麗なグラフィックになっているのが象徴的である。
本作の特徴は何と言っても「ローリングスイッチ」と呼ばれるデバイス。「怒」のループレバーのダイヤルがボタン側に移ったようなデバイスで、360度回転させて攻撃方法を決めることができる。ボタン押しっぱなしか否かで、「サテライト」と呼ばれるオプションの挙動が変化する。扱ってみると非常に快適なデバイスなのだが、耐久性に難があり、故障中の張り紙が成されたゲーセンも少なくなかった。
他にも「ファンタジーゾーン」みたいな買い物システムを取り入れているのが特徴的。ゼニーを集めて、ステージに必ず一度は登場するSHOPに入ることで買い物ができるようになっている。
ラスボスの天帝バイオス。腕を振り上げて発射する5WAYレーザー×2が非常に避けにくく、安定して避けられない場合はプロテクターを維持して挑むのが定石である。
ロストワールドで話題になる事といえば、ステージ幕間の超戦士の掛け合い。「クレオパトラとのデートが台無しだぜ!」といったようなキザな台詞が多いが、棒読みなのが変に印象に残る。
その他、「服」アイテムを買った時の、店番シルフィーの「あなたってとってもHなのね」という台詞も有名どころ。
ロストワールド (ゲーム) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 この記事は 検証可能 な 参考文献や出典 が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加 して記事の信頼性向上にご協力ください。 このタグは 2011年11月 に貼り付けられました。 この記事には「 独自研究 」に基づいた記述が含まれているおそれがあります。 これを解消するために…
ユーザー登録 ログイン ヘルプ Fotolife > 矢尾の写真館 > 天野ゲーム博物館 > スライドショー next> <prev ロストワールド です。 ローリングス イッチの 純正 コンパネ は貴重ですね 20080330 E4200 7.8mm f/2.8 ゲーム アーケード Trackback – http://f.hatena.ne.jp/yaonata/20080330162309…
ローリングスイッチの純正コンパネはこんな形。
ボタンに開いた3つの穴に指をはめて、くるくる回す。
ローリングスイッチが使われたゲームは「ロストワールド」のみと言われるが、同じくローリングスイッチ専用として開発された作品「アルティメットエコロジー」にも使われていたという報告もあり(アルティメット~は通常3ボタン形式)。
サンダークロス(コナミ・1988)
コナミの横スクロールシューティング。ブルーサンダー(レッドサンダー)を操作し、オプションを駆使して敵を粉砕していく。グラディウスのような障害物ギミック有りのシューティングだが、オプションの挙動が少し変わっていて、上下に展開された形になっている。
武器もグラディウスとはやや異なり、地形に当たると跳ね返るブーメラン、前後にレーザーを発射するツインレーザーなどがある。グラディウスに比べると、生物のようなキャラクターが居ない分、同時期のグラディウスIIよりは無機質な印象を受けがちである。
ブーメランやツインレーザーが強力なため、難易度はこれまでのコナミシューティングの中では低い部類にあたる。
地形ギミックの厄介さはグラディウスにも負けないが、ブーメラン装備をしっかり維持できていれば、敵に撃ち負けることが余りないため、そこまで嫌らしさを感じない。ビギナーにはオススメできるシューティング。
続編に「サンダークロスII」があるが、特定の武器が弱体化している以外は、特徴としては前作とさほど変わらない。
また、この作品は家庭用移植として「オレたちゲーセン族」のタイトルでPS2に移植された経歴があるが、移植レベルに相当問題のある出来で、現在廃盤となっている。
サンダークロス 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 この項目では、 コナミ が開発した シューティングゲーム について記述しています。イタリアのバンドについては「 ラプソディー・オブ・ファイア 」をご覧ください。 サンダークロス ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード(AC) プレイステーション2(PS2) 開発元 コナミ 発売元…
TATSUJIN(タイトー/東亜プラン・1988)
東亜プランのスペースバトルシューティング。究極タイガーの「究極」に続いて「達人」ということで、何とも挑戦的なネーミング。タイトル通りの達人向けの、本格的な超硬派シューティングに仕上がっている。
武器はパワーショット・サンダーレーザー・達人ビームの3種類だが、その中でもサンダーレーザーの派手な攻撃が光る。最大パワーになると5方向に太い稲妻を放出するため、ド派手な攻撃が展開される。また、ボンバー「達人ボム」は押した瞬間から発動することもあり、究極タイガーに比べると、使い勝手は格段に良くなっている。
敵弾の速度は非常に速めだが、自機の速度もアイテムを取ることで相当速くなる。スコアを稼いで残機を増やす意味でも、速い自機を制御できる事が求められる。敵は耐久力のある中ボス系がかなりの割合を占めており、パワーショットで挑む場合は連射が必要不可欠。
攻略としては、パワーショットの第2段階を維持するのが有効。Pアイテムも4つ取得したところで止めておかないと、復活が難しくなる。サンダーレーザーはザコ戦では有効だが、中ボス戦では威力の低さのせいで押されがちになる。
本作は中ボスが多く配備されているが、安全地帯が数多く仕込まれているのも印象的。安全なポジションを知ることで、攻略が楽になる場面も多い。
続編は「達人王」。グラディウスIIIと並んで、凶悪な難易度を誇る作品として有名である。
TATSUJIN 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 TATSUJIN ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード [AC] メガドライブ [MD] PCエンジン [PCE] 開発元 東亜プラン 発売元 [AC]: タイトー [MD]: セガ [PCE]: タイトー 人数 1~2人 メディア [AC]:業務用基板 [MD]: ロムカセ…
フェリオス(ナムコ・1989)
ナムコのギリシャ神話がモチーフになった縦スクロールシューティング。騎士アポロンを操作し、妹であるアルテミスを救うため、邪獣デュポンに戦いを挑む・・・といったストーリーを持つ。そこかしこに、ナムコの基板システムIIによる、拡大回転機能が使われているのが印象的。
この作品で話題に上りやすいのが、デモ画面のアルテミス。巨大な画面に現れては、デュポンに炎を浴びせられたり、電気責めされたりと散々な目に合う。色気有り、ボイス有り、アニメーション有りでよく動くので、とにかく印象に残りやすい。シューティングゲームであるにもかかわらず、ギャルゲーとも言われる所以でもある。
ただ、シューティング部分も骨のある出来であり、攻略性は高め。3面のグリフォンナイトとの追いかけっこや、4面の撃ち返しを大量に放つボス・アンタイオス戦など、本作ならではの見所も実は多い。どうにもアルテミスが全て持って行ってる感があり、少々残念なところではある。
幾度となく見ることであろう、アルテミス。デモをスキップしようとすると「触らないで!私のこと見たくないの?」と怒られてしまう。そこまでしてアピールしたかったのだろうか。
タイトルの「フェリオス」とは、最終面で取得できる光の剣のこと。EASYモードでは最終面で必ず使えるようになるが、HARDモードでは特定のパーツを全て集める必要がある。溜め撃ちが極太レーザーになるため、非常に爽快感がある。
家庭用では、ナムコのメガドライブ第一弾として移植された。業務用よりは簡単。アルテミスが胸を強調してたり、へそ出しビキニになってたりしてた。
フェリオス 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 フェリオス ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード [AC] メガドライブ [MD] Wii ( バーチャルコンソール ) 開発元 ナムコ 発売元 ナムコ 人数 1~2人 メディア [AC] SYSTEM II [MD]4M ROMカートリッジ [Wii]ダウンロード販売 発売日 […
「フェリオス」 (アーケード版 1988年 ナムコ) 第1期・脱衣シューティングともいわれる問題作…って言うと、言い過ぎか(脱ぐわけじゃないし)。ナムコの色んな意味で名作の、アーケード縦シューティングゲームです。 「デュポン」に捕らえられた「アルテミス」を「ペガサス」に乗った「アポロン」が救いに行く…と、 ギリシャ神話 をモチーフとした世界観になっています。 冒頭で 「脱衣シューティングといわれ…
オメガファイター(UPL・1989)
UPLからリリースされた縦スクロールシューティング。地球に襲いかかる超巨大戦艦を撃退するために、1機の戦闘機が立ち向かう、というもの。ショットは広範囲に攻撃できるワイドと、パワーアップするごとに威力が増して飛距離が縮まるアイアンの2種類の武器を使い分ける。
このゲームでは、自機より近い位置で敵を撃破すると、倍率がかかるシステムが取られている。最大で10倍のスコア。10倍を取る場合は、ほとんど密着した状態で敵を倒さないと取ることができない。高いスコアを取る場合は危険を冒さないといけない、というシステムは、本作がその先駆けとも言える。
他にも、自機以外の敵の動きを遅くする「スロー」アイテムの存在や、自爆によって敵に大きなダメージを与えるなど、倍率システム以外にも光る部分が見える。ゲーム的には振るわなかった所があるが、本作の斬新なシステムは、近年のシューティングゲームにも多少は影響を与えている。
10倍のスコアを取ると、画面上の矢印ゲージが伸びていき、画面上全ての敵を破壊する「オールクラッシュ」アイテムが出たり、はたまたエクステンドしたり、の特典がある。ただし、そのためには危険行為を繰り返さないといけないこともあり、そう簡単には特典までありつけない。
本作は、ゲーム中ずっと一つの巨大戦艦の上で戦っている、というのも斬新な点。巨大戦艦のパーツを徐々に落としていき、最終的には心臓部を狙う。ゲームオーバーになると、巨大戦艦が地球を爆撃するという悲しいデモが流れるが、落とした戦艦のパーツがちゃんと消えてたりと、芸が細かい。
オメガファイター 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 『 オメガファイター 』(OMEGA FIGHTER)は、 1989年 に UPL から発売された アーケードゲーム 。ジャンルは シューティングゲーム 。 [ 編集 ] 概要 自機を8方向レバーと2つのボタンで操作する。レバーで自機を移動、ボタンはそれぞれショットとアイテム使用に用いる。 …
グラディウスIII(コナミ・1989)
コナミが誇るシューティング「グラディウス」シリーズの一作品。バクテリアン最後の攻撃に対抗すべく、ビックバイパーが再び飛び立つ。グラディウスII同様にカプセルによるパワーアップで、自機を強化させる。武器の量がこれまで以上に増えており、後方に飛ぶスモールスプレッドや、溜め撃ちを放つエナジーレーザーなど、バラエティに富んでいる。
難易度はグラディウスシリーズ最難・・・というか、横スクロールシューティング史上、激辛の難易度を誇る作品である。前半面からすでに難しく、慣れないと1面クリアすらさせてもらえない。他にも2面の泡地帯や、3面のビッグコアマークIIIに潰された人は数知れず。復活もカプセルが少ない事から、たとえ腕の立つ人でも攻略するのは至難の業。横スクロールシューティングでは、激難シューティングとして、必ず名前が挙がるタイトルである。
しかし、ステージの展開やBGMが過去最高のクオリティを誇ることから、難しくてもやり続けるプレイヤーは結構多かった。「泡」「モアイ」「細胞」「炎」「植物」面など、バラエティに富んだ展開は健在。先へ進みたくなるような要素が数多く含まれている。
過去作品すら凌駕する激辛難易度を持ち、しかしながら、グラディウスシリーズ最高峰の展開をも馳せ持つことから、評価が大きく分かれるゲームの一つとなる。展開が最高に素晴らしいゲームと言われる一方で、このゲームがシューティングの終焉を招いた、と言う人も居るほどである。
前半面のビッグコアマークIIIなどに注目が集まりがちだが、後半面にも見所が存在する。それがこの「キューブラッシュ」。ボス前に飛んでくる100個のキューブを凌ぐポイントが極めて難しく、アーケード版最大の山場として語り継がれる。避け方としては、通常は「かまくら」を作る戦法が一般的だが、開発者は全部避けさせようと考えていたとか・・・
グラディウスIIIは後にスーパーファミコンに移植されるが、難易度はやや抑えられており、随分とやりやすくアレンジされた。オリジナルの展開があり、そして非常にプレイしやすいため、SFC版を愛でる人も結構居る。
グラディウスIII -伝説から神話へ- 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 「 グラディウスIII 」はこの項目へ 転送 されています。スーパーファミコン版については「 グラディウスIII (スーパーファミコン) 」をご覧ください。 グラディウスIII -伝説から神話へ- ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード [AC] スーパー…
B装備1周で攻略です。2周目も・・という方はCassis氏による こちら をどうぞ。装備は違いますが、 基本はそう変わらないので役に立つと思います。 1面攻略 2面攻略 3面攻略 4面攻略 5面攻略 6面攻略 7面攻略 8面攻略 9面攻略 10面攻略
B装備による、グラIII1周クリア解説。
2連射スプレッドボムのおかげで、攻撃力の高さが売りの装備。
ダライアスII(タイトー・1989)
タイトーのシューティング「ダライアス」の続編。ベルサーの再度にわたる侵略を食い止めるため、前作主人公であるプロコとティアットの子孫が、シルバーホークに乗り込み立ち向かう、というもの。IIもまた大型筐体でリリースされている。一般的には2画面筐体用がスタンダードだが、旧筐体にも搭載できる3画面バージョンもリリースされることとなる。
初代ダライアスの売りであった魚戦艦は健在。ミノカサゴ、アンコウ、ハリセンボン、ウニなど、様々な海洋生物が巨大戦艦として襲いかかる。また、前作ボスが中ボスとして登場するなど、見所は多い。ただし、本作はミスした時に最弱装備まで戻されるため、一度ミスすると復活させてもらえないまま終了してしまう、という事態が起こりやすい。
小倉久佳(OGR)氏によるクオリティの高い音楽も健在。ボディソニックと共に、ダライアスを盛り上げる一つの要素として、もはや完成されていると言っても過言ではない。1面の音楽である「OLGA BREEZE」、最終面の音楽である「say PaPa」は有名どころ。背景と共に音楽がシンクロしている場面もあるため、ライブの感覚で楽しめるのが良かった。
ボスの一つ「YAMATO」。ヤドカリと戦艦大和の合体が実に斬新。かなり強いボスで、ピンク色の弾が非常に避け辛い。ボスは他にも、タコや蟹、熱帯魚、稚魚の卵や巨大なシルバーホーク(マザーホーク)といったものまである。
ステージ開始時にティアットヤングが言い放つ台詞「I ALWAYS WANTED A THING CALLED TUNA SASIMI.」も有名。「ツナサシミ」の日本語が何とも味わい深いが、その後のカウントダウンとBGMがしっかりとシンクロしているため、否が応にも盛り上がる事間違いなし。
ダライアスII 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 ダライアスII ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケード [AC] メガドライブ [MD] PCエンジン [PCE] セガサターン [SS] プレイステーション2 [PS2] [1] 開発元 [AC] タイトー [PCE] A-Wave 発売元 [AC] タイトー [PCE] NE…
R-TYPE II(アイレム・1989)
アイレムの誇るシューティング「R-TYPE」の続編。グラディウス・ダライアスの続編がリリースされる中、満を持してR-TYPEの続編も登場することとなった。前作同様、フォースを使いこなすゲーム性は健在。アイテムにサーチレーザーとショットガンレーザー、対地ミサイルが加わっている。また、自機の波動砲にも「拡散波動砲」が追加されている。
ステージ数は減っているが、前作以上に濃密なグラフィックが印象的で、ボスもより強力さに磨きがかかっている。グラフィックが非常に美しく、特に水の流れる様は、アイレムグラフィックの真骨頂。重厚なグラフィックは、今後のアイレム作品でも十二分に発揮されるところとなる。
しかしながら難易度は非常に高く、ステージ2辺りから難易度が急上昇する。フル装備ですら油断するとやられやすい事もあり、攻略には非常に手を焼く。ましてや復活はグラディウスIII並みに難しいという有様。大半が対空レーザーを使用しないと抜けにくいということもあり、バランスはやや崩壊気味だった。グラディウスIIIの件もあり、「続編は強烈な難易度」という印象を強く植え付けさせた作品の一つとして数えられる。
R-TYPEといえば、もはや卑猥なデザインはつきもの。IIの代表格は、2面ボスの「バラカス」。中央に突き出したコアが象徴的で、前作ボスのゴマンダーの対になるような存在とも言える。体当たりで身体ごと押し潰してくるため、意外と強い。
出た当時は、アイレムが謎の情報規制を敷いてたためか、攻略はかなり難航していた事が予想される。そのため、積極的な攻略が見られない地方のゲーセンなどでは、売上的にも苦戦してたようにも思える。背景などが深く描き込まれているだけに、実に惜しいところである。
R-TYPE II 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 この項目では、 アイレム が 1989年 に発売した アーケードゲーム について記述しています。 ハドソン が 1988年 6月3日 に発売した PCエンジン 用ソフトについては「 R-TYPE#移植 」をご覧ください。 R-TYPE II ジャンル シューティングゲーム 対応機種 アーケ…
ゼロウィング(東亜プラン・1989)
東亜プランの横スクロールシューティング。東亜プラン作品といえば縦スクロールメインだが、独自ブランドを確立してから、横スクロールシューティングにも積極的に意欲を見せつけている。自機である「ZIG-01」を操作し、宇宙海賊「CATS」の野望を食い止めるために立ち向かう。
R-TYPEのような地形有り横スクロールシューティングでありながらも、超連射でショットを撃ちまくれる辺りが、いかにも東亜プラン作品らしい。特に緑アイテムを装備した時に超連射すると、大量のホーミングミサイルがぶちまけられる。何とも「究極タイガー」の青アイテムを彷彿させるものがある。
ゲーム自体はさほど振るわなかったが、10年ほど過ぎた辺りから、海外メガドライブ版のゼロウィングのデモ画面にて現れる「All your base are belong to us」というフレーズ(誤訳)が、ネット上を賑わせることとなった。このフレーズが「ゼロウィング」が原点という事を知らない人も居るらしいとか。
何とも言えない奇妙奇天烈なデザインこそが、東亜プラン作品の真骨頂とも言える。この1ボス「ハデス」が、その代表格。他のステージにも、こういった変わった形状の敵キャラが出現する。
また、本作は東亜プランのマスコット「ピピル星人」が初登場した事でも知られる。ギラついたピンク色、妙に太ったその身体は東亜プランならではのデザインを有する。
ゼロウィング 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 ゼロウィング ジャンル シューティング 対応機種 アーケード [AC] PCエンジン [PCE] メガドライブ [MD] 開発元 東亜プラン 人数 1人(2人交互プレイ可、2人同時プレイバージョン有) 発売日 [AC]: 1989年 テンプレートを表示 ゼロウィング ( Zero Wing )は…
画像は何の関係もありません。多分。
エリア88(カプコン・1989)
カプコンの横スクロールシューティングゲーム。中東の国・アスランの動乱を描いた、新谷かおるの戦記漫画「エリア88」がベース。主人公である風間真、そしてその仲間であるミッキー・サイモン、グレッグ・ゲイツのうち一人を選び、軍事組織「プロジェクト4」を壊滅させるために奮闘する・・・といったもの。
完全に原作に沿っているわけではないが、所々に原作をモチーフにした場面が登場する。例えばステージの幕間に登場するサキ・ヴァシュタールを始め、ショップの店員として死の商人マッコイじいさんが登場する。また、原作でエリア88の面々を苦しめた地上空母、それに付随した対空地雷なんかもゲームとして登場している。
難易度はさほど高くなく、非常に遊びやすい。シンプルに落ち着いたゲーム性が功を奏し、うるさいところの無いシューティングとして見事にまとまっている。家庭用で代表されるように、良く版権物は駄作として仕上がりがちなのだが、エリア88は非常にバランスの整ったゲームで、初心者にも安心して遊べるように作られている。実際に、ゲーメストという雑誌でもシューティング大賞の栄冠に輝くほどの人気っぷり。高難易度化の止まらないシューティング界における、一つの良心でもあったのだろう。
アーケード「エリア88」の最終ボスは空中要塞。レーザーを避けつつ、コアに撃ちこんで破壊せよ!破壊したら3人の機体の勇姿を拝みつつハッピーエンド。「二度とここには帰らん!」「さらば!エリア88!」
しかし、原作「エリア88」のラストシーンでは、こんなハッピーエンドが曇るほどの悲愴な宿命が3人に待ち受ける。風間真は宿敵・神崎悟との戦いの末に・・・
スーパーファミコンにも「エリア88」が移植されているが、ゲーム性は全くの別物。原作を意識した機体の買い物がシステムとして取り入れられている。また、アーケードでは、エリア88のシステムを踏襲した「USネイビー」という作品がリリースされている。
エリア88 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 移動: 案内 , 検索 この項目では、 新谷かおる の漫画作品について記述しています。作中に登場する架空の基地および外人部隊については「 エリア88 (架空の基地) 」をご覧ください。 エリア88 ジャンル 傭兵 戦記 ・ 戦闘機 アクション 漫画 作者 新谷かおる 出版社 小学館 掲載誌 少年ビッグコミック レーベル …
原作について触れられている。
アーケード・SFC版のゲームについては、ゲームの項を参照。
1980年後期のシューティングをまとめてみて・・・・・
1970~80年前期に比べると、クオリティ面でも磨きを増し、さらに量的にもかなり多くのシューティングがリリースされており、この頃のゲーセンは、まさにシューティング全盛期と言うのに相応しい時期でもあった。実際、ここで紹介したシューティングはまだ1/3~1/4程度であり、本当はもっともっと数多くの魅力的なシューティング達がリリースされている。
しかし時期が進むにつれて、シューティングに高難易度化の波が押し寄せ、ついて行けないプレイヤーも出てきた。80年代も終わりに差し掛かると「グラディウスIII」「R-TYPE II」などといった名作も超絶な高難易度を有していたことから、プレイヤー離れも進んでいたように思える。
加えて、ベルトフロアアクション、そして「ストII」に代表される対戦格闘ゲームといった新しいジャンルの台頭も、シューター離れに拍車をかけていった。徐々にシューティングというジャンルの火が弱り始めた頃でもある。
とはいえ、シューティングは衰えていたか?というと、そんな事は全然なく、90年代に入っても、まだまだシューティングゲームが精力的に出されている。演出もシステムもほぼ円熟に達したとはいえ、実際90年代にも大ヒットした作品は存在し、魅力的なシューティングは未だ出し続けることができる、ということを証明してみせている。
というわけで、次回「知っておきたいアーケードシューティング(1990年代前期)」へ続く。