心理戦・頭脳線が凄い、お勧めのサスペンス漫画をまとめています
売れない漫画家藤沼悟は、“再上映”(リバイバル)と呼ばれる特殊能力を持っていた。それは、事件が起きると、その事件の原因が取り除かれるまで、事件の直前の場面に何度もタイムスリップしてしまうというものだった。
タイトルからただ暗い話だけの話かと思っていたけど、主人公がピンチに追い詰められるはらはら感とか謎解きのおもしろさとか見どころが結構多い。
タイムリープもの、最近あまり見かけなくなっていたテーマです。
気になっていたものの、なんとなくそのままになっていました。が、読んでみてとてもおもしろかったです。
先が見えるものが増えているような作品が多い中、これは本気で楽しめます。
今際の国のアリス
落ちこぼれの高校生・有栖良平(アリス)は友人のカルベやチョータと共に自堕落な日々を過ごしていた。どこか知らない場所へ行って好きに生きてみたい。そんな願望を抱くアリスたちは夜明け前の空に咲いた巨大な花火を見る。
気がつくとアリスたちは荒廃した街の中にいた。これは夢か、あるいは自分の望みが叶ったのか。自分の身に起きたことへの不安を押しのけ、アリスは奇妙な世界で自由を満喫する。
しかしアリスはまだ知らない。この「今際の国」で生きる術を。そこで繰り広げられる残酷な日常を。
「シリアス」「絶望からの再生」「理不尽物」
この辺のキーワードに何か感じるものがあれば買ってみてもいいと思います。
私はかなり漫画を読みますが、発売日に新品で買う数少ない漫画ですね。
この漫画の凄い所は”生”という事を基本的なテーマとして描かれていて、しかもそれが巻が進んでいってもまったくぶれないという所です。
普通のデスゲーム物といえば人の”死”をメインにして書かれていると思うんですが、この漫画では”死”よりも”生”に重点に置いた物語となっています。
警視庁のネット犯罪の対策部署として設立されたサイバー犯罪対策課。ある日、動画サイトYOURTUBE に、新聞紙を頭に被った男が、某食品加工会社に放火の予告をしている動画が発見される。その後も幾度となく犯罪予告を繰り返す男。警視庁はこの男を“新聞男”と名付ける。サイバー犯罪対策課は新聞男は複数犯であると睨み、新聞男らの正体や動機を探るべく本腰を入れて調査を始めるようになる。
理不尽な世の中や暗く濁った人間の心が.上手く表現してあり.興味深い作品だと思います……
この社会の仕組みや複雑な人間関係に「疑問」や「不満」や「不安」を持つ大人が読むと.面白いと面白います。
このマンガの面白いところは悪人が悪人になりきれてないところです。
刑事たちよりも犯人のほうにドラマが重点をおかれています。
天才的な技術を持つ日本人脳外科医・Dr.テンマは、ハイネマン院長の娘エヴァと婚約し、ゆくゆくは外科部長から院長という出世コースを掴みかけていた。
そんなある日、西ドイツ(当時)・デュッセルドルフのアイスラー記念病院に、頭部を銃で撃たれた重傷の少年ヨハンが搬送されてくる。Dr.テンマは、院長の命令を無視してオペを執刀し、ヨハンの命を救う。しかし、院内の政治力学によって、テンマの順風な状況は一変し、出世コースから転落する。そんな中、院長、外科部長らの殺害事件が発生。同時に、入院中だったヨハンと彼の双子の妹が失踪する。
もうホントに、言葉は要らないくらい面白いです。15巻まで徹夜で一気に読んでも読み足りないくらい、続きが3ヶ月後と知ると泣きたくなるくらい、面白いです。
これほど完成された漫画が他にあるだろうか?
映画や小説では表現できない漫画だからこそできるそれも最高峰の表現力に脱帽です。
自分の漫画観もこの作品によって変わったと思います。
ONE OUTS
プロ野球チーム「埼京彩珠リカオンズ」の児島弘道は、実力はありながらも一度も優勝をしたことがないという不運の天才打者。優勝するために必要な何かを探すためシーズンオフに沖縄で自主トレーニングに励んでいた。そこで児島は賭野球「ワンナウト」で無敗を誇るピッチャー、天才勝負師渡久地東亜と出会う。
二度のワンナウト勝負の末、捨て身で勝利をもぎ取った児島は、東亜にリカオンズ優勝への光明を見出しチームにスカウト、1999年のプロ野球の世界へと導く。そしてこの東亜の入団が、万年Bクラスの弱小球団「埼京彩珠リカオンズ」の運命を大きく変えていくことになる。
根性でも努力でも才能でもなく、頭脳と駆け引きを使った野球マンガ。実に異色。
この漫画と他の野球漫画で決定的に違う点は、一般の野球漫画が野球を「スポーツ」としているのに対し、この漫画は野球を「勝負」だとしている点です。
一見、この違いは大したものではないと思うかもしれませんが、非常に重要な違いです。実際に漫画を読んでみればわかります。
イカサマを武器にするものは必ず そのイカサマで自分の首を絞める これは勝負の常道だよ 漫画『ONE OUTS』渡久地東亜
DEATH NOTE
高校生の夜神月(やがみ ライト)は、ある日ノートに名前を書かれた人間が死ぬデスノートを拾う。犯罪者が存在しない新世界を作るため、月は世界中の犯罪者名を次々とノートに書き込んで葬る。
一方、キラの存在を察したICPO(インターポール)は、謎の名探偵L(エル)にキラ事件の調査を依頼。
犯罪者の抹殺を続けるキラを連続殺人犯と見なすLは、日本に捜査本部を設け、キラに挑む。こうして“キラ”と“L”は、それぞれの正義を掲げて対峙することになる。
私の知る限り、ここまで「天才同士の複雑な心理戦」を描いたサスペンス作品は、古今東西のミステリー小説やハリウッド映画にも無いだろう。
この作品の一番の魅力は、、”夜神月”の”善意の犯罪”と、その所在をつきとめようとする鬼才探偵”L”達との、相手の裏の裏をかくような、緻密で周到な推理小説的な攻防プロットだと思います。”デスノート”の、様々な使用条件により、その攻防は複雑に絡み合い、見る者を釘付けにして離しません。
買ったのに読んでない漫画がとうとう100冊いったからこのイベ前の休暇で読み始めたけどDEATH NOTE面白い
DEATH NOTEにかつてどハマりしたのは小6とか中1くらいの時やったな あんな素晴らしい漫画はない
嘘喰い
パチスロで偶然出会った青年・梶とギャンブラー・貘。梶の助言で儲けさせてもらった礼に、貘は梶の借金返済を手伝うことにする。そしてこの後、梶は貘と共に、賭博の世界で生きていくことになる。
命さえ賭けることを厭わないイカれたギャンブラー達。それらを中立の立場として取り仕切る「賭朗」なる組織。そして斑目獏、通称「嘘喰い」の目的は何なのか?まだまだ深層は謎だらけですが一回一回の勝負が迫力あります。
物語の大半は、ギャンブルでの闘いですが、格闘漫画にも引けをとらないシーンもあります。
特に、主人公の斑目 獏の仲間マルコが強くて格好良いです。
まだ謎が多い分引き込まれます。
ガンツ系の面白さ、お前たちの中に鬼がいる、のような異次元ゲーム感。
まだまだ謎が多く、読んでみたいという気持ちになります。
「ヒト喰イ」と呼ばれる謎の敵に
研修医が挑むという、面白い頭脳戦が
繰り広げられる漫画です。
ACMA:GAME
織田照朝は、8年前に両親が相次いで他界したことで破綻したグループをわずか3年で再建し、父が残した社員すべてを「家族」として愛し、会長として守っていた。そんなある日、「ゲームの勝者が要求するものを敗者からなんでも奪う」という「アクマゲーム」を発動する「悪魔の鍵」を持つ者が目の前に現れたことで、照朝は「アクマゲーム」に巻き込まれる。そして、「アクマゲーム」で政界を操る謎の組織「グングニル」の存在を知り、その正体に迫る。
話は単調です。しかしひとつひとつのゲームの設定がすごく凝っていてカイジ、ライアーゲーム、嘘喰いとも違う頭脳バトルを繰り広げています。
非常に読みやすく、バトル自体も程よい長さでシンプルな心理戦を楽しめる漫画です。
ネタバレになっちゃうので多くは語れませんが、心理戦のトリックもシンプルながらも楽しめました。
マガジンのさ、アクマゲーム人気上がってるのかな?上杉潜夜ってキャラめっちゃ好きでさ、コスプレしてみたい
PLUTO
人間とロボットが共生するようになった時代。スイス最強のロボット、モンブランが殺された。同じ頃、ドイツのロボット法擁護団体の幹部が殺害された。
二人の遺体の頭部には“角”の様な物がほどこされていることからユーロポールが誇る高性能刑事ロボット、ゲジヒトは同一人物による犯行と考え捜査を進める。ゲジヒトは犯人の標的が自分を含めた7体の、大量破壊兵器になりうるロボットたちだと考えるが、その裏に隠された陰謀に巻き込まれていく。
置き、期待を持たせる導入部分から謎が謎を呼ぶ展開で、一気に全巻読みきりました。
浦沢直樹が鉄腕アトム?、それもキャラは浦沢カラーそのものの劇画タッチ.あまり期待せずに読み始めましたが、連続ロボット破壊事件をおうミステリタッチの内容、湾岸戦争をモチーフにしたアメリカ批判、そしてアシモフ以来、人間が恐れているロボットへの恐怖感(人間が作った物に人間が支配される)、そして憎悪と復讐のむなしさなどがしっかりとしたストーリの中にまとめられ完璧な作品になっていました.