迷信のルーツ理由10選! 『雷が鳴ったらヘソを隠せ』『蜘蛛は縁起がいい 』【意外と深い!】誰でも知っ… | 質問の答えを募集中です! 迷信のルーツ理由10選! 『雷が鳴ったらヘソを隠せ』『蜘蛛は縁起がいい 』【意外と深い!】誰でも知っ… | 質問の答えを募集中です!

迷信のルーツ理由10選! 『雷が鳴ったらヘソを隠せ』『蜘蛛は縁起がいい 』【意外と深い!】誰でも知っ…

歴史

人々に信じられていることのうちで、合理的な根拠を欠いているものは多くあるが、一般的には、そのなかでも社会生活を営むのに実害があり道徳に反するような知識・俗信を「迷信」と呼んでいる。

小さい頃、雷が鳴るとおへそを隠さないと!雷様に取られるよ!って言われませんでしたか?

雷が鳴って・・・おへそを取られるよ!って言われたのは、いつのことか覚えていますか?
何歳なのかではなく、どの季節なのかってことですよ。
もちろん、雷が鳴るってことなので天気は雨ですよね。
そして、薄着あるいはお腹が出るような格好だったのは!?
つまり、大抵の人は夏のお話ではないかと思います。
夕立の前、雷が鳴り始めます。雨が降り始めると急激に気温が下がります。
お腹を出した格好でいると、冷えて風邪をひく原因になってしまいます。

おへそやおへその周辺(有名なのは丹田:たんでん)は体の中心で、大切な臓器がたくさんあります。
昔は、医学が発達していなかったため風邪は命に係わる病気でした。
こじらせて悪化させることで、亡くなってしまうことも少なくありません。
特に子どもは、免疫力が低いため・・・お腹を冷やさないためにも子どもに雷様を例えにして話をしたようです。

雷は雨が降ってくる前兆・・・雨が降ると気温が一気に下がる。
おへそを出しているとお腹が冷えてしまう。
冷えてしまうと体調を崩す原因となるから、きちんと服を着て暖かくしておくようにということが言いたかったのです。

おへそを隠そうとすると、どんな体制になりますか?
背筋を伸ばして・・・お腹に手を当てる人はいないのではないでしょうか。
ほとんどの人が背中を丸めて、小さくなると思います。
これは、雷から体を守るためと言われています。

雷は高いところに落ちる性質があります。
よく高い木や塔などに雷は落ちますよね。
おへそを守るために、かがみ・・・体を伏せることで落雷から体を守ったのです。

昔、着物を着ていた時代のお話です。
帯の中にお財布を入れて歩き、落雷にあった人がいたそうです。
その人のおへそは黒く焦げてしまい、おへそが取られたようになってしまったそう。

おへその周りは皮膚が薄いため、裂けてしまうことや・・・電気が体に入って感電してしまいます。
落雷が原因のため、雷様がへそを取った!とかへそが好きと言われるようになったのです。

『夜爪を切ると親の死に目に会えない』

その歴史は、戦国時代や江戸時代にまで遡ります。

この戒めのルーツのひとつとして挙げられるのは、戦国時代の”世詰め”から来ているという説。戦乱の世にあって、夜間に城を警備する重要な役目だった世詰めは、たとえ親が亡くなってもその持ち場を離れることができませんでした。この”世詰め”と”夜爪”の語呂合わせから、夜爪を切ると親の死に目に会えないと言われるようになったのだといいます。

あるいは、江戸時代の儒教の教えから来ているという説も。江戸時代、仏教と並び、もっとも影響力があった儒教では、爪といえども親からの大事な授かりものであるため、照明器具も満足にない暗闇で粗末に爪を扱うことは、親不孝な行為になると戒められていたとのこと。

いずれにせよ、古くから爪は神聖なものだと捉えられていたそう。ものの尖端には生命力が凝縮されており、なかでも爪や髪は生きている限り生涯伸び続ける部分であることから、ことさら霊的な力が内在すると考えられていたようです。

爪を焼くことによって相手の霊魂を抹殺するという理由から、人を呪い殺す儀式には、爪を燃やす行為が欠かせないとも言われているほど、爪の歴史は意外にも深いようです。

【ちなみに】夜爪を切ると『早死する』という迷信にはこんな理由が

ツメ切りのない時代に、人はハサミや小刀を使っていた様子。それを薄暗い部屋の中で使えば、うっかり手を切ってしまう可能性も十分にあり得ます。そして傷口からバイ菌が入って傷を悪化させてしまうことも、衛生状態が今ほどよくない当時では、大げさな話ではなかったのかもしれません。

そう考えると、爪きりって便利ですね〜

『朝の蜘蛛は縁起がいい、夜の蜘蛛は殺すべし』

朝蜘蛛が縁起が良い理由

朝の蜘蛛はなぜ人々の好印象を与えるのでしょうか? それは、蜘蛛は晴天になる日しか網をはらないので、朝、蜘蛛が網をはっているということは、晴天になる、つまり「天気が良くて気持ちのいい1日になる!」という良い印象があるからです。

↓また、別の説で「陰陽論」と言われるもの。

朝の蜘蛛を退治しない方がいい理由として、もうひとつ納得したのがこの陰陽論によるもの。この陰陽論は世の中全てのものが「陰」と「陽」に分けられて、その中で「陰」と「陽」の2つのものが存在しているときがバランスが取れていて状態といて最も良いとされているんです。太陰太極図を思い浮かべてもらえば分かりやすいかと。

これをベースにして1日の中で朝は「陽」夜は「陰」に分けられていて、蜘蛛の存在は「陰」になるので、朝の蜘蛛は「陰」と「陽」のバランスが取れるから良いとされているんですね。

その理由は、夜薄暗いところに網をはる……という悪いイメージがついてしまったからです。薄暗い場所で獲物を待っている強盗のような印象を与えてしまったので、それが影響し「夜の蜘蛛は悪い蜘蛛……」というイメージになってしまったのです。

夜蜘蛛は泥棒が入る前兆、なんて言い方もされますよね。

起源は中世・ヨーロッパにありました。

黒猫=不吉のイメージは、中世ヨーロッパの時代に起源があります。
当時ヨーロッパでは、難病である「ペスト」が大流行し、これが民衆の不安を大きく煽りました。医療が未発達の時代です。原因不明・完治の難しい病気の流行は、怒りの行き場がなく大混乱を引き起こします。
という事で民衆は「これは魔女のせいだろ!」と思うようになり、手当たり次第に「あいつ魔女では?」と勝手に決めつけ、処刑を開始。俗に言う「魔女狩り」ですね。

出典黒猫が不吉・縁起悪い!な理由:イギリスでは幸運の猫だと?

この魔女狩りが、黒猫に飛び火します

「猫は、足音を立てず歩き、目の形も変わるし…なんか怪しい!悪魔みたいだ!黒い猫は、魔女が羽織ってるマントと同じ色だし…黒猫も不吉だ!やばいぞ!処刑しなきゃ!」
という理由で、黒猫はもちろん、猫を飼っている人まで「魔女だ!」と決めつけられ火あぶりになったとされています。
この大きな出来事が「黒猫=縁起悪い説」の起源とされています。

とんだとばっちりですね・・・
これが15世紀・今から500年以上も前の話です。今の今まで語り継がれている事を考えると、当時黒猫がどれだけ人々に怖がられ、縁起の悪い生き物とされてきたかが想像できますね

【ちなみに】イギリスでは幸運の猫!?

さすがイギリス。猫にまで紳士。

そんな中イギリスは
「黒猫通り過ぎたぜ!超ラッキーじゃん!」というように捉えるようです。
前述の魔女狩りの話は、もちろんイギリスにも伝わっています。ではなぜ、縁起が良いと捉えられるのでしょうか。
これは「魔女狩りで有名な黒猫が自分の前を通り過ぎた!という事は不幸な事も通り過ぎたって事だ!」という意味だそう。

ポジティブ〜〜

これは、実は茶上人の販売戦略なのです。お茶は新芽の一番良いところを使って玉露などの高級でおいしいお茶が作られます。そして一番摘みを終えた茶の木は更に成長して次の葉を出します。これを摘んで作るのが二番茶です。一番茶とはちがって葉だけでなく茎も混じるという特徴があります。
ある時、駿河の茶商人は、二番茶が売れ残ってしまうことを案じて、「そうだ、『二番茶に入っている茎、つまり茶柱が立つと縁起がいい』ことにしよう」と一計をたてて売り出しました。すると二番茶は飛ぶように売れて行きました。そのころから、茶柱が立つことが幸運を招くと信じられるようになったのでした。

知らなくてよかった・・・

↓もうひとつの説

「縁起がいい」家の柱=大黒柱が立つ、という連想から、一家の安寧や繁栄につながる、と考えられるようになりました。その他に茶柱が立つ→柱=家の中心を成すもの→それが立つ→良い事というとらえ方もあるようです。確かにあちこちで家の柱を大事にする風習は昔からみられますね。

ルーツは遥か昔にあった。

まず、前提として↓

かつての日本では、くしゃみは不吉な予兆であり、恐れられていました。たとえば、鎌倉時代に記された「徒然草」には、「子供がくしゃみをしたときに、親が「くさめ」と唱えないと死んでしまう」という一節があります。

この「くさめ」という言葉の由来には、3つの説があります。

・「休息万命 急急如律令(くそくまんみょう きゅうきゅうにょりつりょう)」の短縮
「休息万命」とは、サンスクリット語で「長寿」を意味する言葉を由来としています。くしゃみをすると健康が損なわれる、とかつて仏教では考えられていました。そのため、長寿を意味する言葉を口にする習慣ができたのではないでしょうか。

・「糞はめ」という罵倒語の訛り
「糞はめ」とは「糞食らえ」の意。なぜくしゃみに対して罵倒するのかは定かでありません。邪悪だとされるものへの、せめてもの抵抗でしょうか。

・くしゃみの擬音
くしゃみをしたときの呼気が「くさめ!」と聞こえたことに由来するという説もあります。

そして、「噂されている」となった理由↓

今でこそ、くしゃみを抑える裏ワザなどが紹介されていますが、かつてくしゃみは自分で抑えることができないものでした。
さらに、呼気は命と考えられていたことも相まって、「何者かによって命を吐き出させられている」、つまりは呪われていると考えていたという説があります。先述の、くしゃみをした子供に親が「くさめ」というのは、ある種の呪文返しだったのかもしれません。
その後、時代の流れとともに「呪い」が「噂」となり、現代のような形になったと考えられています。

結構深い歴史があったんですね。おもしろい!

【ちなみに】回数によって噂の種類が違う!?

くしゃみの回数によって種類が違うという話があります。
その内容は、下記の通り。
1回……褒められ
2回……憎まれ
3回……惚れられて
4回……風邪をひく

回数によって、立っている噂の種類は地域によって違うようです。



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