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実はスピンオフだった!?意外と知らない人気ゲームのルーツ

ゲーム

スピンオフといえば、人気作品の外伝的位置づけにありますよね。でも中には本編を超えるほどの人気を獲得したスピンオフもあるんです。そんな本編より人気が高くて、意外とスピンオブだと知られていないゲームをまとめてみました。

マリオシリーズ

1981年稼動のアーケード版「ドンキーコング」に登場した無名の主人公がマリオ。続編の「ドンキーコングJR.」では敵として登場し、マリオの名前が与えられた。

1983年の「マリオブラザーズ」で初めてマリオの名を冠したタイトルで主人公となり、社会現象にもなった1985年の「スーパーマリオブラザーズ」で一躍人気キャラとなった。

現在はアクション系の「スーパーマリオシリーズ」だけでも累計3億を超え、すべてを合わせると世界累計は5億を超える。

なお初代ドンキーコングは「スーパードンキーコングシリーズ」でクランキーコングという名で登場している。

『マリオシリーズ』自体が元々『ドンキーコング』のスピンオフ作品として生み出されたもの

任天堂が1981年にリリースしたアーケード版「ドンキーコング」がマリオのデビュー作。初期シリーズの「ドンキーコング」ではマリオは常連だったが、「スーパードンキーコングシリーズ」に移行してからはゲスト出演くらいでほぼ出ていない。その代わり2代目ドンキーコングがマリオの親友兼ライバルという立ち位置になり、「マリオシリーズ」に出演している。

初出は業務用の「ドンキーコング」。当時はまだマリオという名前が付いておらず、「ジャンプマン」等と呼ばれていた

AC版『ドンキーコングJR.』で個人名が付いて敵役となった後、G&W版『マリオブラザーズ』で正式な主人公となっている

この「マリオブラザーズ」が今日における「マリオシリーズ」の第1作目。

バンジョーとカズーイの大冒険

「スーパードンキーコングシリーズ」のスピンオフ「ディディーコングレーシング」に登場するディディーコングの親友バンジョーを主役とした派生作品。

クマのバンジョーと鳥のカズーイが大冒険を繰り広げる作品で、アクション性よりも謎解き要素に重きを置いている。

「ドンキーコング64」は本作を発展させたシステムであるため、操作方法やゲーム性に似ている部分が多い。

『ディディーコングレーシング』に登場したキャラクター、バンジョーと今作初登場であるカズーイを主役とした作品

後年、レア社はこの作品のシステムを発展させて『ドンキーコング64』を開発した

「バンジョーとカズーイの大冒険」は「スーパーマリオ64」を参考にしており、ストーリーとキャラクター、システム面は優れた評価を得ている。評論家によっては「スーパーマリオ64」より優れているという声もあり、数々の賞を獲得している。

■「ボンバーマン」の1作目に秘められた「ロードランナー」のストーリー

ボンバーマン

「ロードランナー」のスピンオフストーリーという位置づけにあるのが「ボンバーマン」。本作を制作しているハドソンが「ロードランナー」をファミコンに移植した。

8ビット用パソコンゲーム「爆弾男」をアレンジしたのが「ボンバーマン」で、1作目は人気作品の「ロードランナー」と関連のある世界観とストーリーになっている。

「ボンバーマン」の主人公は爆弾製造をしているロボットで、地下迷宮を抜けて人間になるため、様々な試練に挑む。
こうして試練を乗り越え人間になった「ボンバーマン」は、「ロードランナー」として地下に入り、かつての自分と同じ姿のロボットと戦うことになるという関連付けがなされている。

1作目ではFC版『ロードランナー』のプロローグ的なストーリー、主人公のボンバーマンはロードランナーに登場した敵のロボットの1体という設定

なお「ロードランナー」のスピンオフストーリーの位置づけにあったのは1作目だけで、後の「ボンバーマンシリーズ」では設定自体なかったことになっている。

主人公ランナー君が、かつては悪の手先として働かされていたロボット(グラフィックはこのゲームの敵キャラのもの)だったというスピンオフストーリーが、後に人気シリーズとなる『ボンバーマン』

つまり「ロードランナー」の主人公は元々はロボットで、「ボンバーマン」のストーリーを乗り越えたことで人間になったのです。だからこそ「ロードランナー」の敵と「ボンバーマン」の主人公のグラフィックはほぼ一緒になっています。

桃太郎電鉄

「桃太郎伝説」の派生シリーズ。

誕生のきっかけはさくま氏と堀井雄二氏の「すごろくベースのゲームを制作したい」という話にある。さくま氏は堤義明氏をリスペクトしていて、彼の「リゾートを買い取って鉄道を通す」という理論をすごろくゲームに組み合わせたものが「桃太郎電鉄」となる。
堀井氏はボードゲームの「いただきストリート」のアイデアをこの話し合いで思いついた。

また「桃太郎電鉄」を開発し始めたときは、「桃太郎伝説」とは関係がなかった。タイトルを決める際に、ファミコンソフトとして人気を博していた「桃太郎伝説」をもじることになり、桃太郎のキャラを登場させることになった。

鉄道会社の運営をモチーフにしたボードゲーム形式のコンピュータゲーム・テレビゲームシリーズであり『桃太郎伝説』の派生シリーズ

「桃太郎伝説」「桃太郎電鉄」どちらも監督はさくまあきら氏、イラストは土居孝幸氏、音楽はサザンオールスターズの関口和之氏となっている。

■人気伝奇ゲーム「ペルソナ」のルーツは「女神転生」にあり!

ペルソナシリーズ

「女神転生シリーズ」の派生シリーズ。独自のシステムや要素を数多く導入しているが、やりこみ度やテーマ性は共通している。

岡田耕始氏いわく「女神転生」にドラマ性と強力なキャラクター性を加えた作品とのこと。

1作目の「女神異聞録ペルソナ」は元々は「真・女神転生シリーズ」の1つとして作られたもの。50万を超えるヒットもあって、「ペルソナシリーズ」として独立した。

なお「真・女神転生シリーズ」と魔法やアイテムの名前、悪魔やペルソナのデザインなどが共通している。

『女神転生』シリーズの派生作品

「女神転生」が悪魔で戦うのに対し、「ペルソナ」ではペルソナ能力(もう1人の自分が具現化した能力のこと)を駆使して戦う。仲間は悪魔ではなく人間や動物になっており、キャラクターボイスも採用されている。

対戦格闘ゲーム、ダンジョンRPG、ダンシングアクションなど別ジャンルの派生作品が発売されたりしている

「ペルソナシリーズ」からも派生作品は数多く販売され、さらには漫画や小説、ドラマCD、テレビアニメや劇場版、演劇など、多方面の分野にも進出している。

■落ち物パズルの金字塔「ぷよぷよ」のルーツは「魔導物語」だった!

ぷよぷよ

3DダンジョンRPG「魔導物語」に登場するキャラクター、ぷよぷよ(ぷよ)をメインとした落ち物パズルゲーム。

元々は「どーみのす」というパズルゲームだったが、プレイしてみると面白くなかったため、作り直すことになった。このとき「魔導物」のスタッフも新たに加わり、ブロックをぷよに置き換えてルールも一から作り直して生まれたのが「ぷよぷよ」である。

「魔導物語」の主人公アルルが「ぷよぷよ」の主人公も務めて折り、キャラや連鎖ボイス、BGMやフィールド、表情モーションなど、複数の要素を引き継いでいる。

『魔導物語』の派生作品である落ち物パズルゲーム『ぷよぷよ』

現在は「ぷよぷよ」のほうが圧倒的に知名度が高いため、「魔導物語」にも大きな影響を与えている。

各キャラクターはもともとMSXのゲーム魔導物語のキャラクターである

ただし「魔導物語」とはキャラの設定が違う。



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