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【悪用禁止!】死亡例もある身近にある危険な”毒”

食べ物

どこにでも普通にある身近なもの、でも摂取しすぎると危険な毒となりうるんです。そんな毒の致死量をまとめてみました。(一部情報不足の為、書ききれなかった部分があります。)※絶対に興味本位で摂取したり悪用したりしないで下さい。

◆ジャガイモの芽◆

ジャガイモの芽にはアルカロイドである”ソラニン”と呼ばれる解毒できない毒が含まれています。

・中毒症状

嘔吐、下痢、腹痛、目眩、動悸、耳鳴、意識障害,痙攣、呼吸困難。
ひどい時は死に至る。

子供の場合は特に重篤な症状になりやすいので注意。

実際に日本でもジャガイモの芽による食中毒の事例もあります。
海外では死亡したケースも、、、

芽だけでなく、光にあたり緑色になったジャガイモも危険。

・致死量

基準は、体重1kgあたり200mgと言われています。

体重50キロの人が「メークイン」を中毒をおこすほど食べるには一度に2.5kg食べる必要があるそうです。

栽培条件等で大きさ・重さはまちまちですが、中サイズ程度のメークインが約15~17個分くらいが約2.5kgとなるようです。

◆桃の種(未成熟)◆

未成熟の桃の種には”アミグダリン”と呼ばれる物質が含まれている。”アミグダリン”そのものには毒性は無いが、アミグダリンを動物が大量摂取すると体内で加水分解されて猛毒の”シアン化水素”が発生する。

アミグダリンは桃以外にもウメ、アンズ、ビワ、サクランボ等のバラ科植物の未成熟な果実や種子、葉などに含まれる。

・中毒症状(シアン中毒)

症状の発現は急激で、シアンが体内に入ってただちに、あるいは長くて数分以内に症状が現れます。軽症では、頭痛、めまい、嘔吐のほか、特徴的な症状として、顔面紅潮、呼吸促進、頻脈(ひんみゃく)、代謝性アシドーシスなどが生じます。シアンの量が多く重症の場合は、血圧低下、呼吸困難、心房細動(しんぼうさいどう)、肺水腫(はいすいしゅ)、けいれん、意識消失が生じ、やがて呼吸停止、心停止につながります。

・致死量

タネに入っている毒物はごく微量であるため、死亡する可能性は非常に低く、致死量は体重60kgの成人で2.4kgである。これだけのタネを一度に胃袋に入れるということは、まずありえないだろう。

致死量は遊離した青酸の状態でおよそ60mgとされており、この量を満たすためには多くのアミグダリン(未成熟なウメで100~300個ほど)を必要とするため、少量であれば死に至るほどの効果は表れない。

未成熟のバラ科の植物の種を大量に食べなければ安全なようです。

◆モロヘイヤ◆

モロヘイヤ(別名:シマツナソ)の葉にはカルシウムやカロチン等の栄養素を豊富に含む為、原産地であるエジプトでは「王様の野菜」などと呼ばれ健康面は勿論、美容面にも優れている。
しかし、一定期間の若葉や、収穫期を越え完熟した種子や茎には”ストロファンチジン”という猛毒が含まれている。

※市販されているモロヘイヤは安全性が確認されている。
しかし、家庭菜園でモロヘイヤを育ている場合は注意が必要。

・中毒症状

モロヘイヤには、ストロファンチジンと呼ばれる毒性成分を含む部分があり、取り扱いには注意してください。ストロファンチジンには、心臓の収縮を増強させる効果があり、毒におかされた際の症状として以下があげられます。

・動機、息切れ
・めまい
・全身倦怠感
・食欲不振
・嘔吐
・下痢
・尿量の減少・むくみ
・呼吸困難

ストロファンチジンは、摂取するとめまいや嘔吐を引き起こし、また、心不全から死亡することもある非常に強い毒性です。

かつて、アフリカの原住民が矢毒に使用していたほどの毒性で、少量でも、死に至ります。

出典モロヘイヤの毒性は致死量?茎や若葉に毒がある? | 今日からはじめる、美容と健康のマメマメ通信

摂取しすぎると最悪の場合、死亡することもある。
現在のところ人間での死亡例は報告されていないが、1996年に長崎県で種子を食べた牛の死亡例がある。

・致死量

ストロファンチジンの半数致死量はマウスで2000 mg/kg以上、モロヘイヤ種子換算でおよそ36 kg相当

半数致死量とは、物質の急性毒性の指標の一種。投与した動物の半数が死亡する用量をいう。この値がが小さいほど致死毒性が強いことを示す。

◆チョコレート◆

チョコレートにはアルカロイドの1種である”テオブロミン”という物質が含まれている。
主にカカオなどに含まれているためココアやチョコレートなどのカカオ加工製品に含まれている。

・中毒症状(人間の場合)

テオブロミンは、摂取後2時間以内に最大血中濃度に達し、カフェインと同様の生理作用を
起こします。
すなわち、アデノシンレセプターに作用し、ホスフォジエステラーゼ阻害にもとづくcAMPの
上昇、その結果として
心拍数の増加、血管拡張(脳血管では収縮)、気管支拡張、および利尿作用を誘発
します。

・中毒症状(犬・猫の場合)

吐や下痢、興奮、不整脈、抑うつ、息が荒くなる、高体温(発熱)、
多尿、フラフラする、ふるえる、腹痛、痙攣、ときに血尿、ひどい場合はこん睡状態、または死に至ることもあるようです。

近年では上記のような効能を利用して血管拡張薬、中枢神経刺激薬、利尿薬としても用いられるようになった。
人間であれば、一度に大量のチョコレートを食べなければ中毒は起こさないが、テオブロミンの排泄能力が低い犬や猫等にチョコレートを与えると少量でも中毒を起こす可能性がある。

・致死量

大量に摂取すれば人間にとっても有毒で、テオブロミンの致死量は1000mg/kg。

↑こちらは人間の致死量。
板チョコで約85枚。

1kgあたりの致死量は、テオブロミン250~500mg。

例えば…10キロのワンちゃんがスウィートチョコレートを100g以上食べると重篤になる可能性があるということです!!
※個体差があるので、大量に食べても症状が出なかったり、少量食べただけでも重篤になってしまう子もいます。

↑こちらは犬や猫の致死量。

◆塩◆

食塩を過剰摂取すると”食塩中毒”を引き起こし死亡する可能性がある。

・中毒症状

食塩中毒の症状ですが、発熱や嘔吐、下痢、盲目に心機能障害や遊泳運動といった神経症状が認められます。

病理学的には、大脳皮質の水腫、好酸球浸潤が認められます。

遊泳運動とは手足を無意識にばたばたさせることなのですが、私たちは塩はすごく身近なものですから、たかが食塩と思ってしまう人もいるかもしれませんが、摂りすぎてしまうとそんな症状になってしまうのですね。

最近では、岩手県盛岡市の無認可保育園に預けられた1歳の女児が食塩中毒で亡くなるという事件が発生しています。

・致死量

つまり、60kgの体重の人は約30~300gの塩を摂取すると致死量となる。
大さじ16杯程度。

◆ツツジ◆

ツツジの蜜吸い。経験したことがある方も多いと思いますが実はツツジの蜜には”グラヤノトキシン”という毒が含まれています。
特にアザレア、カルミアレンゲツツジなどで毒性が強い。日本産はレンゲツツジ。

・中毒症状

グラヤノトキシンは,はじめ迷走神経を刺激し,後でこれを麻痺させます.採食後数時間で発症し,嘔吐や泡沫性流涎を起こし,軽症では,沈衰,四肢開張,蹌踉,知覚過敏となります.また重症では,四肢の麻痺,起立不能,さらに間歇性の疝痛,腹部膨満,呼吸促迫,脈の細弱不整,そして全身麻痺に陥る場合もあります.ただし回復は早く,致命率は高くありません.

出典ネジキ

大抵の場合は、24時間程度で症状は治まり死亡例はない。

・致死量

グラヤノトキシンⅠのマウスでの半数致死量は1.31mg/kg(内服)。グラヤノトキシンには血圧降下作用がある。

◆白インゲン豆◆

インゲン豆には”レクチン”という糖結合タンパク質が含まれており生や加熱不足のまま食すと中毒症状を起こす。

・中毒症状

生のままや加熱不足のインゲン豆を摂取すると、数時間(1~3時間)以内にひどい吐き気、嘔吐を呈した後下痢、腹痛等の症状を発症します。しかし、重篤化することはなく、患者のほとんどは発症から数時間後に回復するといわれています。また、年齢や性別に関係なく全ての人に等しく中毒を起こすと報告されています。

平成18年にテレビ番組で紹介された調理法により調理した白インゲン豆を摂取した者が、嘔吐、下痢等の消化器症状等の健康被害を訴える人が続出した事例がある。

通常の調理法(十分に水に浸して戻した後、沸騰状態で柔らかくなるまで十分に煮る)を行えば食品安全上全く問題がないと厚生労働省が発表している。

・致死量

情報不足のため不明

◆ナツメグ◆

香辛料として有名なナツメグだが実は自殺目的で飲用された事例もある。生のナツメグには精神活性物質”ミリスチシン”が含まれている。

・中毒症状

生のナツメグには毒性があり、モノアミン酸化酵素阻害薬やミリスチシンなどが含まれています。これらは強力な精神錯乱を引き起こし、痙攣や嘔吐、動悸、全身の痛み、脱水症状などを引き起こします。

適量であれば整腸作用により腸内のガスや毒素を排出させたり腹痛・下痢、便秘を改善する。
過去には堕胎薬として使用されていた事もあるため、妊婦は特に注意が必要。

・致死量

死亡例はナツメグ二個。二個は、だいたい10gです。すなわち、このラインがナツメグの致死量だといえるでしょう。

8歳の男子がナツメグ2個を摂取し24時間後に死亡した例がある。

◆トウゴマ◆

ひまし油の原料となるトウゴマ、その種には”リシン”という毒性のたんぱく質が含まれている。

・中毒症状

症状が現れるまでに数時間の潜伏期があり、吐気、嘔吐、下痢、疝痛があり、重 症では血性嘔吐、血性下痢が見られる。腎臓、肝臓、脾臓に障害が現れる。体温は当初上昇後に下降する。初期には急性胃腸炎、末期には敗血症性ショックに似る。

解毒剤は存在せず、対処療法しかない。

・致死量

リシンというのは、世界でも最も強力な毒物としてトップ10をカウントすると、ランクインは間違いないと言われる超猛毒で、ラットでのLD50(半数致死量)は0.7μg(マイクログラム)/Kgというもので、サリンのヒトLD50であり約30 mg/kgに比べても何千倍も強力であるというのが分かります。

過去にイギリスでリシンを使用した殺人事件が発生した事例がある。
また、日本でも陸上自衛官の夫の焼酎にリシンを混入させ殺害しようした妻が殺人未遂で逮捕された事例もある。種でいうと4、5粒を経口摂取すると死に至るとされている。



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