『Fate/Grand Order』シリーズについての質問です。 かなり大雑把な質問ですが、よ…

※注
解説は出来ますが、その発言の内実については「与太イベのギャグ」の一言で済みます。
まともに聞くとなんか色々馬鹿らしくなってきますが、それでも良いなら下へ。

…というわけで。
それに関わる台詞が出たのは、昨年の秋頃にあったイベント「虚数大海戦イマジナリ・スクランブル」での事です。
イベントのストーリーは終盤までは真面目なもので「カルデアが手に入れた船『ノーチラス号』の試験航行の為、亜空間『虚数の海』に入ったところ異常事態が多発、そして謎の『ゴッホ』を名乗るサーヴァントが現れ…」といった感じ。先に言っておくと件の発言をしたのはヒロインxxではなくこのゴッホです。
で、この発言がなされたのは、もう黒幕も倒して大団円か、と思われたその時に仲間だった筈の楊貴妃が突如暴走、フォーリナークラスのサーヴァントを召喚して虚数の海に解き放ち、なんかおいおいのストレスを発散せんがごとく暴れ始めたので渋々回収せざるを得なくなった…という展開の中での事。この暴走フォーリナー共の一人にヒロインxxが混じっていたと。

そも、フォーリナーとはなんぞやという話ですが
「外宇宙からの侵略者」「人類の外敵」などとされ、一番基本的な造形を言えば、クトゥルフ神話に登場する邪神「旧支配者」「外なる神」の力を借り受けたサーヴァント、となります。作中ではクトゥルフからの名前が直接出る事はありませんが、特徴から背景にある邪神が推察されています。

ではヒロインxxは何の邪神に取り憑かれているのか？…んな邪神いません。
先の方が「星の戦士」が元ネタと回答してますが、それにしたって邪神じゃないですし、そもそものキャラ造形をまとめて言うなら「ギャグキャラの派生の派生キャラ」としか言いようがないんです。

最初に謎のヒロインxが登場したのは2013年タイプムーンのエイプリル・フールイベント「路地裏さつき ヒロイン十二宮編」で、あまりにも増え過ぎたセイバー(顔)を抹殺するためアルトリア・ペンドラゴンがバレッバレの変装をして主人公達の仲間に加わったというものでした。
で、そっからfgoのイベントでサーヴァント・ユニヴァースなるギャグ時空の出身という設定をひっつけて再登場。
それが、2018年の水着イベントで、コスモ刑事にジョブチェンジしてブラック企業のOLが如き雰囲気を放つようになったのが謎のヒロインxxです。
…なんかもうお腹いっぱいって感じですが、こんななのでクラスがフォーリナーになってる理由は「ノリ」で解釈した方がいいかと…

で、話を戻しますが、イマジナリ・スクランブルで暴走したヒロインxxが何してたかというと、虚数の海の海域に引き篭もり背景に「やだ、私の虚数低すぎ…！?」などどっかで見た広告を大量に浮かばせながら、虚数ファンド、虚数ネズミ講など別に違法じゃないけど意味なくない…？って言いたくなる謎の裏取引に死んだ目で取り組んでました。
そんな彼女を叩きのめし、正気に戻した後「結局何の邪神に取り憑かれてたんだ？」という疑問に対して「お分かりでないですか…？あれは…邪神ですよ。資本という名のね…」とゴッホがオチをつけたと。

間違いです。

ヒロインXXの属するフォーリナークラスは外宇宙からの降臨者という立ち位置のクラスであり、外宇宙に存在する神性が組み込まれ憑りついている英霊などが多く属する特殊なクラスとなっている。
この神性というのがいわゆるクトゥルフ神話の邪神に相当する存在と設定されている。

ただし、ヒロインXXはこの枠組みではなく、サーヴァントユニバースという別世界宇宙からやって来たフォーリナーという立ち位置で、邪神とは無関係。
クトゥルフ神話の星の戦士が憑りついているのではという考察がされることもあるが、これは公式に明確に否定されている。

そして2部4.5章にあたるイベント「虚数大海戦イマジナリ・スクランブル」が開催。
このイベントは「外宇宙の神性」達によって引き起こされたもので、イベントの終盤フォーリナークラスのサーヴァントが集められたのだが、この中にヒロインXXも数合わせに巻き込まれていた。
集められたフォーリナーたちは邪神たちの性質を強く引き出されたことで暴走し、関係ないはずのヒロインXXも架空の投資にはまったかのようなトンチンカンな言動で暴走。
その様について主人公たちが疑問に思ったところ、主要人物のゴッホが資本という名の邪神に取りつかれていたのだと表現した、というオチ。