テレビ朝日『Qさま!!』にて「外国人が選んだ “世界に影響を与えた日本人ベスト25」が発表されていました。番組をもとにランキング・外国人の反応などをまとめました。一位は新作小説「騎士団長殺し」発表した村上春樹です。
■第25位:紫式部
『源氏物語げんじものがたり』を書いた平安時代の女流作家・歌人。
紫式部と清少納言(せいしょうなごん)はライバルであったようである。紫式部と清少納言が宮仕え(みやづかえ)をした時期は違っているため、お互いが顔をあわせることはなかったと思われる。しかし、紫式部の書いた紫式部日記には「清少納言は、大変りこうそうな顔をして漢字を書いているが、その文章を見ると、そう上手とは言えない。」などと書いている。顔は知らなくても、お互いライバルとして争っていたのであろう。
■第24位:新渡戸稲造
教育家。岩手県生。国際平和を主張し、日米親善に尽力した。愛国心強くその著英文『武士道』は各国語に翻訳された。
発行開始日 1984年(昭和59年)11月1日[2] 支払停止日 2007年(平成19年)4月2日
新渡戸は、義と勇、礼や仁など、様々な武士道の徳目について解説している。新渡戸は、特に大事なものは、義と勇であり、流されずに正義を守る勇気を持つ者こそが、真の武士だと記した。また武士が目指すべき究極の目標として、忠義をあげた。新渡戸は、忠義を守ることによって名誉を得ることが、武士の到達点であるとした。つまり武士にとって、忠義とは、他人から強制されるものではなく、自己実現のあり方だったのである。
■第23位:嘉納治五郎
道の創始者、嘉納治五郎(1860~1938年)は近代体育の父とも言われる。
柔よく剛を制す。相手の力を利用して投げる術理を、分かりやすい言葉で説明した柔道は人心をつかみ、1882年に講道館を設立すると、一気に国内外に広まった。
■第22位:岡倉天心
新渡戸稲造「武士道」とほぼ同じ時期に英語で出版され、日本文化の啓蒙書として世界中で読み継がれている岡倉天心著「茶の本」。
■第21位:杉原千畝
杉原千畝(すぎはらちうね)、「東洋のシンドラー」とも呼ばれる外交官です 。彼は、第二次世界大戦中、日本領事館領事代理として赴任していたリトアニアのカウナスという都市で、ナチス・ドイツによって迫害されていた多くのユダヤ人にビザを発給し、彼らの亡命を手助けしたことで知られています。
■第20位:宮本武蔵
巌流島の決闘
宮本武蔵といえば佐々木小次郎との決闘、そして決闘の舞台となった巌流島が有名である。小次郎から決闘を申し込まれた武蔵は、約束の時間からわざと遅れて到着してから決闘に臨んだ。武蔵は鞘を捨てた小次郎に対し、戦う前から「小次郎敗れたり」と発言し、その言葉の通り決着は武蔵の勝利で決まった。
というのが大まかなあらすじだが、なんせ決闘相手の佐々木小次郎は武蔵以上によくわからない人物(そもそも実在したかさえ怪しいレベル)なので、巌流島の決闘に関する記述も「武蔵一人で向かった」「弟子たちとともに向かった」「約束の時間に遅れた」「約束通りに現れた」など書物によってバラバラである。
宮本武蔵が、剣術と兵法を語った指南書であり、海外でも、マーシャル・アーツの指南書として、またビジネス書として広く読まれているベストセラーです。
■第19位:芥川龍之介
芥川龍之介(1892-1927)の作品は、40を越える国と地域で翻訳されるなど国際的な評価も高く、海外における日本文学・文化受容に大きな役割を果たしています
■第18位:福沢諭吉
天は人の上に人を造らず
人の下に人を造らず
福沢諭吉の『学問のすすめ』に書かれた名言です。
出典福沢諭吉の学問のすすめを解説!あの名言の意味は? | なぜなぜぼうやの冒険
発行開始日 1984年(昭和59年)11月1日
支払停止日 2007年(平成19年)4月2日
■第17位:松尾芭蕉
松尾芭蕉の有名な俳句
・古池や蛙飛びこむ水の音
ふるいけや かわずとびこむ みずのおと
・閑さや岩にしみ入る蝉の声
しずかさや いわにしみいる せみのこえ
・五月雨をあつめて早し最上川
さみだれを あつめてはやし もがみがわ
■第16位:谷崎潤一郎
谷崎潤一郎の代表作である『細雪』は、関西の旧家・蒔岡家の四姉妹(鶴子・幸子・雪子・妙子)をめぐる人間模様を描いた、典雅な長編小説である。
出典名作に見る住まい
■第15位:野茂秀雄
トルネード投法や日本人初メジャーリーグでのホームラン、メジャーリーグで2度のノーヒットノーランを達成するなど、様々な伝説を残してきた野茂英雄選手。
■第14位:吉本ばなな
海外では、九一年にイタリアで『キッチン』が刊行されたのを機に二十カ国以上で刊行され、その後も多くの作品が翻訳され出版されている。九三年にイタリアのスカンノ賞、九六年にはフェンディッシメ文学賞を受賞する。
出典よしもとばなな論
■第13位:東郷平八郎
東郷平八郎といえば、最強の海軍の司令長官として有名です。 日露戦争で大活躍した東郷平八郎は、世界的に人気があります。
■第13位:野口英世
発行開始日 2004年(平成16年)11月1日
発行中
■第12位:安藤忠雄
独学で建築を学び、69年に安藤忠雄建築研究所を設立。
代表作に「光の教会」「アルマーニ・テアトロ」「フォートワース現代美術館」「地中美術館」など。
■第11位:坂本九
日本から世界へと言葉の壁を超えて届けられた最初の歌が、坂本九の「上を向いて歩こう」だったことは良く知られている。
坂本九の「SUKIYAKI」は日本オリジナル曲で唯一ビルボード週間100の1位を獲得した曲
ビルボード週間100の1位を獲得した日本オリジナルでは唯一の曲
■第10位:川端康成
日本初のノーベル文学賞受賞作家、小説家。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。」
恐らく知らない人はいない川端康成『雪国』の冒頭です。
松雪泰子、橋本愛、成海璃子出演する川端康成の名作「 古都」が公開。山口百恵の引退映画が36年ぶりに映画化
■第9位:葛飾北斎
「富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)」は、葛飾北斎の代表作にして、浮世絵風景画の代表作です。「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」は、余りにも有名です。このシリーズは天保初年ごろより、西村永寿堂から出版されました。
パリと北斎の関係も意外に長いもので、印象派の画家モネやマネなどにも大きな影響を及ぼしたとされています。
「すみだ北斎美術館」が11月22日にオープンします。ゴッホにも影響を与えたと言われる葛飾北斎の作品が沢山みることが出来ます。見所や展示情報などをまとめました。建…
■第8位:織田信長
ドラマやアニメ・ゲームなどで織田信長を知る外国人の方も多い。
■第7位:夏目漱石
高師・中学教師を経て英国留学後、一高教授・東大講師として英文学を教える。高浜虚子の勧めで写生文を手がけ、『吾輩は猫である』を手始めに多彩な創作活動を展開した。
代表作に『三四郎』『それから』『門』『こゝろ』、遺作の『明暗』など多数の著がある。俳句は約三千句をなし、また晩年気品のある文人画を描く。作品の追求した問題は広く深く、日本の巨匠として世界に広く紹介されている。
発行開始日 1984年(昭和59年)11月1日
支払停止日 2007年(平成19年)4月2日
■第6位:三島由紀夫
『金閣寺』(きんかくじ)は、三島由紀夫の長編小説。三島の最も成功した代表作というだけでなく、近代日本文学を代表する傑作の一つと見なされ、海外でも評価が高い作品である。
■第5位:北野武
映画監督の北野武ことタレントのビートたけし(68)が、仏シャンパーニュ騎士団から『シャンベラン・ドヌール(日本語訳:名誉侍従)』を叙任されることが4日、明らかになった。所属事務所が発表した。
今回は、昨年5月に叙任されたフランスの芸術文化勲章『オフィシエ・ドヌール(同:名誉将校)』より上の階級となり、過去にモナコ公国の大公アルベール2世、仏政治家のフランソワ・バロワン氏しか叙任されてなく、たけしは史上3人目の快挙となる。
第4位:徳川家康
徳川家康は、どちらかと言うと、日本よりも海外で高く評価されている。
260年戦争のないパックス・トクガワを生み出したからです。
西欧で二世紀以上も戦争のない時代はありません。
■第3位:宮崎駿
2003年に『千と千尋の神隠し』はアメリカのアカデミー賞の長編アニメーション映画賞やドイツのベルリン国際映画祭の最高賞「金熊賞」を受賞したこともあり、ジブリ映画の作品や宮崎駿監督は海外でも高い評価を受けています。
三鷹の森ジブリ美術館 小さな子供から大人まで幅広く人気のジブリ。ジブリシリーズのとなりのトトロ、魔女の宅急便、耳をすませばなどジブリ作品が沢山展示されているリニ…
■第2位:黒澤明
1990年に日本人初のアカデミー名誉賞を受賞。1999年には米週刊誌『タイム』アジア版の「今世紀最も影響力のあったアジアの20人」に選出されている。
スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、フランシス・F・コッポラ、マーティン・スコセッシ…ハリウッドを代表する映画監督である彼らは、『kurosawa’s son=黒澤の子供達』と呼ばれています。そう、彼らは、日本が生んだ偉大なる映画監督・黒澤明の熱烈な信奉者なのです。
■第1位:村上春樹
村上春樹が書いた小説の人気は、日本だけではありません。作品は海外向けに翻訳され、外国にいる多くのファンの心も掴んでいます。
▽最新作「騎士団長」は早くも期待の声が世界中から
村上さんの長編小説としては2013年4月に発売された「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(文芸春秋)以来。「色彩-」は発売7日目で、発行部数が100万部を突破する大ベストセラーとなった。また複数巻に及ぶ本格的な長編としては、09年5月から10年4月にかけて全3部が刊行された「1Q84」以来約7年ぶりとなる。
今回の新作刊行の発表に海外からは「春樹の新作!? こんな嬉しいことはないね」「おーーー待ってたよ! 春樹の新作が読めるなら仕事も頑張れるってもんだ!」「久しぶりにワクワクするニュースじゃないか! どんな世界に連れてってくれるのか楽しみにしてるよ」と期待の声が。