古の頃より語り尽くされてきた「血液型トーク」ですが、そもそも根拠は何だよ!?いい加減飽き飽きだよ!という方も多いのではないでしょうか。今回、最新の科学をもって血液型あるあるを再定義してみようと思います。題して、最新の血液型別特徴と性格の違い「あるある」の決定版!!
血液型トークにウンザリしている方は、必見!?根拠があるのかないのかわからない血液型トーク、最新科学での結論は?
◆はじめに ◆時事あるある ◆ネタあるある ◆真面目あるある ◆Sitemap ホーム 真面目あるある 血液型別性格の違い「あるある」最新科学を元にした決定版! 2019/07/09 2019/07/10 SHARE ツイート シェア はてブ Google+ Pocket LINE Contents 血液型による性格の違いあるあるを、今こそ科学する! 血液型の性格の違いは?根拠は? 既存の血液型…
血液型による性格診断は日本人が大好きな話題のひとつといえます。飲み会などで、「血液型は何型?」などと質問するのも定番の会話です。
朝の情報番組では血液型占いが人気を集め、雑誌やウェブサイトなどでも必ずといっていいほど血液型に関するコーナーが見受けられます。
おおまかには、真面目で融通が利かないA型、気分屋なB型、おおらかで騙されやすいO型、マイペースで二重人格なAB型などと性格を分類することが多いようです。
それを基にして、「A型の男性とO型の女性は相性がいい」「B型同士は相性が悪い」という具合に相性診断する記事も古くから現在に至るまでよく見かけます。
特に女性は、そのような話題を好きな人が多いようです。
一方、医者や科学者の中には、「血液型による性格診断は科学的根拠がなく迷信だ」という否定的な見解が大勢を占めています。
液型は性格形成に影響を及ぼさないとする説明は、確かに論理的で一定の説得力があります。
しかし、科学的根拠の有無はさておき、これだけ日本人の中で血液型による性格診断が市民権を得ているのは、当てはまると感じることが多いからではないでしょうか。
実際、複数のアンケート調査で、6割以上の人が「血液型性格診断は当たっていると思う」と回答しています。
@mizukingyo1017 よくありますよね~。 僕は生まれてからずっと、関係ある人達はB型ばっかりです。 根拠ないと思いますが…やっぱり、血液型も相性とかあると思います(*゚▽゚)ノ
「わたしA型の男だけはマジ勘弁なんだけどー」 科学的根拠のない血液型診断で仲間を判断する愚かな女リスナー! 血液型にバリエーションのない黒木道尚が逆上して襲いかかる! 「ニンゲンノチ ドレモ オナジ アジ 」 女リスナーを、TTT2のディスクを、雑巾のように絞りその血を飲み干す!
血液型によって性格が決まってくるというのはまったく根拠のない話なの。AB型が二面性があるとかO型が大雑把だとか、そういうのは迷信ね。 ⇒ bit.ly/18Mwui7pic.twi…
まずは、各血液型の特徴あるあるをまとめました。(主観アリ)
A型の特徴
A型(人口の約40%)
コツコツ真面目、几帳面、慎重
中途半端が嫌で諦めが悪い
他人に尽くしてる自分大好き
ナイーブ過ぎてちょっと面倒臭い
○総評
「メンヘラとぶりっこ女子は大体A型」
B型の特徴
B型(人口の約20%)
自己中心的、主観に偏る
感受性に富みアイディア力が高い
行動力があり頼り甲斐がある
一人の時間大好き
マイペース過ぎて空気が読めない
○総評
「ジコチューマイワールド社長」
O型の特徴
O型(人口の約30%)
おおらか、ルーズ、大雑把
集中した時はモノ凄い集中力を発揮する
笑いのツボがどこかズレている
常に眠そう、たまに毒舌スイッチが入る
○総評
「趣味はピザ食いながらネットで悪口書いて寝る事」
AB型(10%)
変わり者、二重人格、変態
天才肌で想像力に富んでいる
気分屋だが好きな事には一途
八方美人で本心が掴めない
○総評
「二重人格で変態なヤバい奴」
…すみません、あくまで主観であり、偏見的な見解です。
実は、過去に同じテーマでNHKで特集が組まれていた!
結論から言うと、血液型による性格の違いは、根拠がありません。
もっと言うと、血液型による性格の差というのは、主に日本人にしかない特殊な考え方です。
1984年に行われた心理学者の大村政男氏の実験が、NHKの番組で特集されました。
まず、上に書いたような血液型あるあるを別の血液型にすり替えても、90%以上の人が一致している、という感想を抱いた、というものでした。
これを「フリーサイズ効果」という言い、フリーサイズのTシャツのように、誰にでも応用出来るという意味です。
例えば、B型の特徴であるマイペースという性格ですが、「あなたはマイペースですか?」と質問されれば、7割近くの人は当てはまると回答するそうです。
また、これがB型の特徴ですよ!という風に見せられると、そう思い込んでしまうという、ある種の洗脳というか、思考のバイアスがかかってしまうのです。
決定打の研究として、ごく最近の研究ですが、京都文教大学の縄田健吾氏率いる研究チームにより、1万人のデータを元に、血液型と性格の無関連性の根性を調べた論文が発表されました。
そもそもの話なのですが、血液型による性格の違いという概念は、日本特有のものです。
確かに、海外に行くと血液型占いなんて見た事ないし、有名な外国人のプロフィール欄に血液型は書いてないですよね。
一部、韓国や台湾では日本に影響を受けて文化としてはありますが、やはり日本がルーツです。
そもそもそもそも、血液型は国や地域により偏りがあり、ヨーロッパはA型とO型だけで9割型を占め、なんと北米はA型かO型の人しかいないそうです。
極め付けには、ペルーとブラジル人は、全員O型だそうです。
そうなると、全員大雑把でルーズな国という事になってしまいますね!全員プレーが大味なフォワード気質なサッカーチームしかいない、という話になります。
ちなみに、外国人は自分の血液型を知らない人が多いらしいです。
国によって割合が違う!
病院で輸血が必要になったり、日本に移住して初めて知ったという外国人も多いそうです。
家族で血液型を知らないのが当然のレベルで、日本の挨拶のような「血液型、何型?」という問い自体が意味がありません。
それに、プライバシーに敏感な欧米の人はそうしたことを聞かないでしょうね。
でも、どの血液型が多いかという統計はあります。
国別に4種類の血液型でどれが何割を占めているのか調べてみた結果がこちらです。
日本では、A型が4割、O型が3割、B型2割、AB型1割というのが基本です。
でも、世界で一番多い血液型は「O型」だといいます。
特に西ヨーロッパではO型とA型だけで8割近くにもなってしまうんです。
日本を含めたアジア圏はバランスが良く、中国は、A型とO型が約3割ずつ、その他の国もO型が多いものの、AB型以外は極端な偏りはありません。
が、驚くべきは、ペルーとブラジルです。なんとO型が100%でした!
もっとも、統計なので国民全員を調べたわけではないでしょうが、それでも驚きです。
血液型あるあるは、悪い意味で根深い文化でもあった。
ここまで話すと、血液型の違いは都市伝説に近いものがあるのですが、実際に昔は血液型だけで企業の人事採用を左右するという事が横行していたそうです。
今でもどこにでも一人はいますよね、血液型で全てを決め付けてくる奴。
「ブラッドタイプハラスメント」なんて言葉が出来たのは最近ですが、ある種の差別と言っても良いかもしれません。
今では考えられないですが、人事の立場に立って考えた場合、情報が少ない履歴書が大量に目の前にあった時、何かにつけて振るいにかけたくて、横着して落選させる理由に血液型をこじつけたのではないでしょうか。
出典血液型別性格の違い「あるある」最新科学を元にした決定版! | 「あるある」だいじてん! By Kzblog
とはいえ、最近でもキラキラネームが人事採用に影響を及ぼすというニュースもありましたし、一部で血液型人事はまだ残っているという話もあります。
そういう意味では、昔も今も本質は変わらないのかもしれません。
とはいえ、医学的な根拠を唱える学者もいる。
『血液型の科学』(祥伝社)という著書の中で、「血液型と性格は医学的に関係がある」ということが明らかになっています。
その主な理由としては「血液型によって免疫力が異なる」ということが挙げられています。
血液型によって免疫力が異なるということは、罹りやすい病気と罹りにくい病気があるということです。
つまり、病気に罹らないようにするために生活の仕方が血液型によって異なっていたのです。
そして、それぞれの生活スタイルがそのまま根付いていきました。
「A型」の血液型のルーツ
A型の血液型のルーツは農耕民族でした。
農耕には、毎日水や肥料をやったり雑草を抜いたりと地道な作業が欠かせません。
それらをすべて行うには、きめ細やかな計画が必要だったと考えられます。
また、農耕は周囲の人との協力も欠かせません。
農耕民族であったというルーツがA型の「計画性がある」「几帳面」「周囲の目を気にしやすい」という性格の根拠とされています。
「B型」の血液型のルーツ
B型の血液型のルーツはヒマラヤの山岳地帯にある遊牧民族でした。
遊牧民族は常に移動を繰り返し、ヒマラヤという厳しい環境の中で生きてきました。
その厳しい環境では素早い決断力が必要だったと考えられます。
また、遊牧のタイミングは自分のペースで図っていたようです。
遊牧民族であったというルーツがB型の「決断力がある」「気持ちの切り替えが早い」「マイペース」という性格の根拠とされています。
「O型」の血液型の根拠
O型の血液型のルーツは狩猟民族でした。
主に動物を狩り生きてきました。
生きていくためには動物を狩らなくてはならず、周囲を気にしている暇はありません。
また、動物の肉をそのまま食べるという生活に適応していたので感染症に強いとされています。
感染症に強いということは、細かいことにこだわらず、多くの人との付き合いがあったことが考えられます。
狩猟民族であったとされるルーツがO型の「自己中心的」「細かいことにこだわらない」「おおらかで人付き合いが多い」という性格の根拠とされています。
「AB型」のルーツ
AB型はその名の通り、A型の人種とB型の人種が混ざり合いできたとされる、一番新しい血液型です。
A型の誕生が紀元前25,000年~15,000年頃、B型が紀元前10,000年頃、O型にいたっては約10万年前ですが、AB型は1,000年前に誕生しました。
2種類の血が混ざっているということで、その時によって考え方が異なることがあるようです。
B型の特徴であるマイペースさ持っていながら、それが過ぎることのないA型の周囲への目を気にしているというのが、AB型なのです。
A型とB型の2種類の血が混ざり合っているというルーツがAB型の「つかみどころがない」「二重人格」「天才肌」という性格の根拠とされています。
また、免疫の違いから、かかりやすい病気に差があります。
■A型
胃がん1.2倍
唾液線がん1.36倍
■B型
すい臓がん1.7倍
糖尿病1.2倍
口膣がん1.49倍
■AB型
脳卒中1.83倍
血栓症2.24倍
■O型
胃潰瘍1.15倍
十二指腸潰瘍1.3倍
(あくまで、統計の話です)
どちらかというと、医学的な観点から、統計を元に結論付けた理屈ですね。
話が180度変わってしまう気もしますが…。
それを性格の違いと呼んで良いかはそれぞれの主観になると思いますし、こじつけっぽいところもあります。
例えばザックリ言うと、
A型はO型より卵子量が多い傾向があり、妊娠しやすい→妊娠しやすいため慎重な性格になる。
みたいな、血液型による身体的な傾向の統計を元に、性格にも影響を及ぼしている、という論調です。
基本的にA型は免疫力が弱く、故に几帳面な性格になるのではないか。
逆に、O型が最も免疫力が高く、故に開放的で大雑把な性格になるのではないか、という風なこじつけ的な考え方です。
他にも、AB型は最も免疫力が弱く、人を避けるため内向的になるが、外面は良く繕うため、二重人格っぽくなるのではないか。
B型はインフルエンザなどの感染症に弱く、人混みを嫌い一人を好むようになったのではないか、等々。
ほとんどの場合は、個々の生活スタイルや環境などの後天的な要素が大半だし、あくまで医学的な側面から統計を無理やりこじつけたような話ばかりで、イマイチ真実味に欠けます。
とはいえ、完全に0%とも言い切れない気もします。
占いって何かしら根拠あるから迷信とかやのうて普通に当たるんよなあ。 信じる信じないとかいう話ではないと思う。 血液型とかは除く。
アメリカの人って自分の血液型を知らない人も結構いて、血液型と性格を関連付けて話すことってあんまりないんだよね。 その代わりに星座聞いて「うわー!っぽいわー!」みたいな会話が良くあって、当時は「同じ時期に生まれただけで性格似るわけあるかい」と思ってたけど、最近思う。絶対にあるわ。
ノーベル賞受賞者の血液型比率 A型:49% B型:34% O型:5% AB型:12% pic.twitter.com/8nNSwwyaDi
血液型別リーダー A型:向上心に溢れ、先進思考の持ち主。 B型:独特かつ奇抜なアイデアで未知の世界を切り開く。 O型:決断力に少し欠けるものの部下の意見を積極的に取り入れていく。 AB型:人材の見極めが上手く、統率力に長ける。 pic.twitter.com/xbq65OWjB3
無理に結論を述べるなら「科学的根拠はない」となりますが、それを明確に100%否定出来る根拠も揃っていない、というところでしょうか。