Firefox は長期間使っていると何かと重くなりがちです、なので特に難しいことはせず簡単なメンテナンスで軽くしましょう。
最近 Firefox が重くなってきた、軽くできないだろうか?
Firefoxをある程度の期間使っていると、突然動作が重くなったり、応答しなくなったりすることがあると思います。
Firefox は長期間使っているとどんどんキャッシュがたまったりデータベースが肥大化して重くなってしまいます、また拡張性の高さ故それらの関連ファイルがメモリを消費してしまいがちです。
しかし軽くするための高度な設定は知識が必要ですし何より手間です。
なので特に設定は弄ったりせず、簡単なメンテナンスで Firefox を軽くしましょう。
まず必要なソフトを用意します
Firefox のプロファイルをバックアップするソフトです。
簡単にプロファイルの保存/復元ができるので、メンテナンスに限らずFirefoxの必須品です。
PC内の不要なデータを削除するシステムクリーナーです。
今回は Firefox のメンテナンスのために使います。
メンテナンスの開始です
念のためまず最初にプロファイルのバックアップを取っておきましょう。
メンテナンスの結果何かしら問題が起きても、バックアップから簡単に復元できるので安心です。
プロファイル自体は通常なら
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\(ランダム).default
フォルダ内にあるので手作業でバックアップすることもできます。
Firefox のヘルプメニュー内にあるトラブルシューティング情報から直接プロファイルフォルダを開くことも可能です。
CCleaner で不要なデータを削除します、画像では
「インターネット一時ファイル」
「インターネットの履歴」
「データベース(SQLite)の最適化」
を選択しています(*付きの項目は環境によってはありません)。
基本的にはこの3つをクリーニングすれば大丈夫ですが、必要と思えば他の項目を選択しても問題ありません。
※実行するときはFirefoxを終了させておいてください。
基本作業は以上で完了です
長期間メンテナンスを行っていなかったFirefoxならばこの程度の作業でも軽くなります、なるべく日常的にメンテナンスを行った方が望ましいです。
これだけでも充分効果は表れますが、もっと軽くしたい方は後述の方法も試してください。
不要な拡張機能関連のファイルを削除する
ここからは応用です、注意して行ってください。
Firefox の拡張機能は削除してもファイルをそのまま残したり、妙に巨大なファイルを作成して無駄にメモリやストレージを消費することがあります。
そうしたファイルの中から不要なものを削除して軽くしましょう。
前述したフォルダをエクスプローラで開きます(管理権限が要ります)。
開いたらフォルダ内を更新日時でソートして下さい、長期間更新されていないファイルは不要な可能性があります。
調べた結果(ここ重要!!)不要だと判明したら削除しましょう。
実際に殆ど不要なファイルの一例。
Webページの保存を行うアドオン「ScrapBook」は削除してもファイル類はそのまま残してしまいます。
WebクリップをEvernoteなどに移行し、ScrapBookのデータがそのままになっている方も多いと思います。
意外に容量を喰っている事が多いので、必要なデータをバックアップしたらファイルはすべて削除してしまいましょう。
フォルダはプロファイルフォルダの直下にあります。
プロファイルフォルダの中を調べると意外と不要なファイルが多いことに気づくと思います。そうしたファイル類がメモリ消費の増大やブラウザの重さに繋がります。
不要なファイルを減らして Firefox をスリム化させましょう。
問題が起きたら MozBackup で復元すれば簡単に元通り、色々試しながらメンテナンスを行ってもリスクは意外と低いです。