戦国BASARAについて質問です。 BASARA自体ありえない話ばかりなのは知っているのですが…

ゲームのストーリーって無双やバサラに限らず全体的な年表というかシナリオの流れ？がある程度決まってると思うんですが、無双の場合そこは史実に近い流れにしてると思うんです。
たとえば川中島の戦いなどの群雄割拠の時代、信長の台頭と包囲網、そして本能寺の変、続いて山崎や賎ヶ岳に始まる秀吉の天下統一事業、のちに関ヶ原・大坂の陣で徳川が天下を取って戦国の終幕、っていうような。
質問者さんの言う、
＞例えば無双のように実際あった戦の順番に物語があるとかです。
ってのはこういう意味でよろしいでしょうか。

無双の場合はそこに誰がどういう思惑で参戦するか、というところでゲームの仕様とか顔有りキャラ数の関係で本来参戦するはずのない武将が参戦することや、どうあがいても滅亡する勢力の一部キャラのシナリオ後半IFルートってのはありますが。
たとえば3までのガラシャの無双演武は細川ガラシャという史実の人物の生涯からすればとんでもファンタジーですけど歴史の大きな流れは史実とそう変わってませんし。

バサラの場合、そのおおまかな流れがまずほぼファンタジーだと思います。
よく言われる史実要素というのはキャラクターの外見などの設定であったり台詞や各武将が率いる兵種などといった肉付け部分であって、シナリオの骨格自体は歴史にほぼ関係ないと思います。
合戦名は名前と要素を借りただけで時代はかなり前後していますし、質問者さんのおっしゃる歴史に沿った内容はほぼないと思います。
もちろん戦国を冠しているので伊達政宗が眼帯してるとか、史実で身に着けていた鎧モチーフの衣装を着ているだとか、そういうのはありますが。

BASARAは歴史に沿っているという感じのゲームではなく、小ネタを散りばめた「分かる人には分かる」って感じのゲームなんですよね。だから一見すると「何だこれ。戦国武将バカにしてんの？」となります。しかしゲームを進めていくと逸話を元にした小ネタがたくさんあって、歴史に詳しい人なら「あ、これってあれが元なんかな？」ってなります。例えば竹中半兵衛が仮面なのは知らぬ顔の半兵衛という慣用句からだと思われますし、黒田官兵衛が手枷をされているのは一年間幽閉されていたという史実から、片倉小十郎のお楽しみ武器の笛は小十郎が笛の名手だったから、BASARA3の伊達政宗第二衣装の陣羽織の柄は史実通り、などなどたくさんあります。

BASARAはPC武将が複数いるんだから天下統一しようと思ったら絶対に史実通りになんてなりません。史実通りにしようと思ったら誰かの部下になるか、秀吉or家康を主人公にするか討死するかしかありませんからね。ゲームに忠実さを求めてはいけません。あと、ゲームでは秀吉を倒したのは家康です。まあこれもありえないですけど…

言っておきますが、質問者さんの知っている『ありえない話』の大部分は『ありえる話』だと思った方がいいです。実際にゲームを遊んだ事すらないのに、アンチの言ってる事をうのみにして、大して歴史にくわしくない人がいらん事を言って恥をかき、腹いせにアンチ化して、また別の無知な人間にいらん事を吹き込む負のスパイラルです。

「上杉謙信が女だなんてありえない！」

ＢＡＳＡＲＡの謙信は女じゃありません。中性的な男です。女性説がある事をネタにしたのです。史実でも不識庵謙信（意訳：よくわからない人☆謙信）と自称してるし。

「長曾我部元親が海賊なんてありえない！」

『サン＝フェリペ号事件』をググれ。その話は二度とするな。

「毛利元就が若すぎる！」

ＢＡＳＡＲＡの元就は、小早川隆景や毛利輝元の設定込みな事くらいわかるだろ。むしろ大部分が小早川隆景だろ。

「真田幸村が武田信玄の家臣だなんてありえない！」

真田三代の活躍をひっくるめたのがＢＡＳＡＲＡの真田幸村です。

「猿飛佐助は実在しない！」

真田幸村が実在する世界には、猿飛佐助も実在するんだよ。

「『戦国ＢＡＳＡＲＡ３』は関ヶ原の戦いなのに、もう死んでるはずの人物が…」

だから息子や孫の設定も含めてだっつってるだろ。

「大谷吉継…」

大谷吉継はウソをつきまくって東軍に人が流れないよう牽制してました。死に際に「おのれ許さん。呪い殺してやる。死ね死ね死にくされ」って言ったって話も、事実かどうかは別として有名だよな。

そもそも、『戦国ＢＡＳＡＲＡ』は元々、東北から九州まで、全ての領土を我が物にする、天下統一ゲームです。「史実通りに戦え。史実より長生きするな。史実通りに死ね。史実にない台詞をしゃべるな」などと言っていたらゲームが成立しません。