美肌(びはだ)とキレイのためのプラセンタ、現代医療(げんだいいりょう)にも
昔から漢方の世界では有名だったプラセンタですが、現代では
研究が進み、いろいろなことが明らかになりました。医療機関(いりょうきかん)
で処方(しょほう)される注射薬(ちゅうしゃやく)は、プラセンタ療法(りょうほう)として肝疾患(かんしっかん)や更年期(こうねんき)
障害(しょうがい)、乳汁分泌不全(にゅうじゅうぶんぴつふぜん)などが保険適用になっています。
さらに、抗炎症作用(こうえんしょうさよう)、抗(こう)ストレス作用、基礎代謝向上作用(きそたいしゃこうじょうさよう)、内
分泌調整作用(ぶんぴつちょうせいさよう)、自律神経調整作用(じりつしんけいちょうせいさよう)、免疫賦活(めんえきふかつ)・調整作用、強
肝(きも)・解毒作用などさまざまな薬理作用から漢方の世界だけでな
く現代医療(げんだいいりょう)の世界でも幅広(はばひろ)く使われるようになりました。
そして今一番注目されているのが、プラセンタの「美肌作用(びはださよう)」
です。
プラセンタには、たんぱく質・脂質(ししつ)・糖質(とうしつ)・ビタミン・ミネラ
ルなど美肌(びはだ)の素となる５大栄養素が豊富に含(ふく)まれているだけで
なく、最近では皮膚科(ひふか)の領域(りょういき)でも、“エイジングケア”や“シ
ミ対策(たいさく)”、季節や体調により揺(ゆ)らぎやすい肌(はだ)の“肌質改善(はだしつかいぜん)”な
どにも有望とされ、プラセンタが積極的に使われるようになり
ました。
年齢(ねんれい)を重ねても若々(わかわか)しく美しい肌(はだ)を保ち続ける上で重要な要素
が「血行促進作用(けっこうそくしんさよう)」「抗酸化作用(こうさんかさよう)」そして「線維芽細胞増殖作(せんいがさいぼうぞうしょくさく)
用」の３つ。
実は、素晴らしいことにプラセンタはこの３つの要素を全て兼(けん)
ね備えた、まさに美薬。
皮膚科(ひふか)の専門医(せんもんい)が多用するのも納得(なっとく)です。
１）肌(はだ)に栄養を届(とど)け美肌(びはだ)の再生を助ける「血行促進作用(けっこうそくしんさよう)」
肌(はだ)の栄養は血液から送られて来ます。血行が悪くなると肌(はだ)の細
胞(ほう)に栄養が届(とど)かず細胞(さいぼう)が衰(おとろ)える原因となります。また、元気な
細胞(さいぼう)も作れなくなってしまいます。
プラセンタは血行を促進(そくしん)することで肌(はだ)の細胞一(さいぼうひと)つひとつにまで
栄養を届(とど)け、肌(はだ)のターンオーバーを促(うなが)し、美肌(びはだ)の再生を助けま
す。さらに、肌(はだ)の老廃物(ろうはいぶつ)を押(お)し流すのも重要な役目です。血行
が悪くなると肌(はだ)に老廃物(ろうはいぶつ)が溜(た)まりやすくなり、シミやくすみ、
クマなどの原因になります。プラセンタは血行を促(うなが)すことで、
これらのトラブルを改善(かいぜん)します。
２）肌(はだ)の弾力(だんりょく)を保ちシミも防ぐ「抗酸化作用(こうさんかさよう)」
近年、美容や健康の話の中で老化因子としてよく耳にするよう
になってきた活性酸素。
紫外線(しがいせん)など外的刺激(がいてきしげき)にさらされることの多い顔まわりの肌(はだ)は、
カラダの中でも特に活性酸素による老化ダメージを受けやすい
部位です。
肌(はだ)への影響(えいきょう)としては、シミの原因となったり、ハリ・弾力(だんりょく)を支
えるコラーゲンへダメージを与(あた)え、シワやたるみの原因になる
ことが知られています。
プラセンタは、抗酸化作用(こうさんかさよう)により、肌(はだ)のハリ・弾力(だんりょく)を支えるコ
ラーゲンのダメージを抑制(よくせい)し、さらにシミの原因になるメラニ
ンの発生を抑(おさ)えることで、肌(はだ)を老化ダメージから守ります。
３）内側から輝(かがや)くような美肌(びはだ)の基礎(きそ)を作る「線維芽細胞増(せんいがさいぼうぞう) 殖作用(しょくさよう)」
「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」をご存知(ぞんじ)でしょうか。
実は美しい肌(はだ)を手に入れる上で欠かせない細胞(さいぼう)で、この細胞(さいぼう)が
「美肌(びはだ)の鍵(かぎ)」を握(にぎ)っていると言っても過言ではありません。
線維芽細胞(せんいがさいぼう)は肌(はだ)の真皮層(しんぴそう)にあり、肌(はだ)の弾力(だんりょく)やハリを作り出す
「コラーゲン」や「エラスチン」、肌(はだ)の水分を保ち潤(うるお)いを作り
出す「ヒアルロン酸」などの美肌成分(びはだせいぶん)を産み出している、とて
も重要な細胞(さいぼう)です。しかしながら悲しいことに、加齢(かれい)や活性酸
素の影響(えいきょう)により、線維芽細胞(せんいがさいぼう)の自己増殖能力(じこぞうしょくのうりょく)は２０歳後半(としこうはん)から
低下し始め、３０代ではその低下に拍車(はくしゃ)がかかると言われてい
ます。まさに、年齢(ねんれい)の下降曲線(かこうきょくせん)と同じです。
実は、肌(はだ)の真皮層(しんぴそう)にある「コラーゲン・エラスチン・ヒアルロ
ン酸」は、外から化粧品(けしょうひん)などで補(おぎな)うことはできません。
真の美肌(びはだ)を手に入れる上で一番重要なことは、「これらの美肌(びはだ)
成分を自ら産み出す力」をはぐくむこと。つまり、元気な線維(せんい)
芽細胞(めさいぼう)を増やすことが美肌(びはだ)への早道となるのです。
そこでプラセンタの登場です。
プラセンタには線維芽細胞(せんいがさいぼう)の増殖(ぞうしょく)を促(うなが)す働きがあり、美肌成分(びはだせいぶん)
の生成を助け、内側からハリと潤(うるお)いが溢(あふ)れ出る肌(はだ)をサポートし
ます。
注射(ちゅうしゃ)だけでなく、より手軽なドリンクタイプも登場
かつてプラセンタといえば、「病院で注射(ちゅうしゃ)」が主流でしたが、
最近ではドリンクタイプも登場し、より身近で気軽に使えるも
のになりました。従来(じゅうらい)のものは独特の臭(くさ)みがあり、飲みにくい
ものが多かったのですが、最近ではおいしく飲めるものが開発
され、続けやすくなっています。市販品(しはんひん)も数多くありますが、
品質とエキスの含有量(がんゆうりょう)から、やはり病院で扱(あつか)われている製薬
メーカーの提供(ていきょう)する製品がおすすめです。まずは気軽に、お近
くの医院やクリニックに相談してみましょう。
